アリオスガンダム

登録日:2009/06/03 (水) 03:55:08
更新日:2020/11/03 Tue 14:47:03
所要時間:約 7 分で読めます




ヴェーダに依存しっ放しでぇ……

俺達に勝てるわけねぇだろぉ!!!




機動戦士ガンダム00』に登場する機体。


型式番号:GN-007
頭頂高:19.1m
本体重量:55.4t
装甲材質:Eカーボン
動力機関:GNドライヴ
所属:私設武装組織 ソレスタルビーイング

武装
  • GNツインビームライフル
  • GNサブマシンガン×2
  • GNビームサーベル×2
  • GNバルカン×2
  • GNビームシールド×2



ガンダムキュリオスの強化発展として開発されたアレルヤ専用機。
ケルディムガンダムセラヴィーガンダムと同じく第3.5世代相当に類し、飛行形態への変形機能も引き継がれている。

その上で飛行性能の強化、固定武装の増加など基本スペックの向上が図られており、変形機構はキュリオスよりも簡略化されている。
キュリオスは「ガンダムという存在を知らしめる」為に飛行形態でもフェイス部は露出した状態だったが、
その必要性が無くなった為、本機は空気抵抗を考慮し収納される形になった。

本機は攻撃力やそれを行使する方法に主体を置く他のガンダムと違い、「速さ」に主眼が置かれており、
特性上能力を発揮出来るミッションは限られるが、反面この機体でなければクリア出来ないプランも多い。

太陽炉は股間のフレームに設置されており、
飛行形態時には支援機であるGNアーチャーの機首がダイレクトに接続され、円滑なGN粒子の供給が行える。
これは設計段階からGNアーチャーとの相互運用が考慮されていた為と思われる。


○武装
  • GNツインビームライフル
垂直2連装ビームライフル。
GNサブマシンガンの連射性能を維持しつつ、単発の威力が向上している。
また、飛行形態時用の地上攻撃の為の砲身可動機能があるが、
太陽炉対応機が多く利用されている西暦2312年時では、旧型MS相手の使用に限定されている。
アニメ15話では二丁持って戦闘に参加した。

  • GNサブマシンガン
キュリオスの主武装であったGNサブマシンガンを両腕内蔵式に改修したもの。
短銃身なので射程距離は落ちているものの火力の底上げに一役買っており、最終決戦でもこの武装が大活躍。

  • GNビームサーベル
左右フロントアーマー裏に1基ずつ格納されている。
GN-XⅢのGNランスを両断する性能がある。

  • GNバルカン
機首に内蔵された迎撃用火器。飛行形態時のみ使用可能。

  • GNビームシールド
GN粒子によるバリアフィールドを形成する防御システム。
GNフィールドと異なり、展開されたビームシールド自体が攻撃力を有している。
このパーツが機首を構成する飛行形態では、機首を大きく開き、間に敵を挟み込んで切断する能力を持つ。

この装備はキュリオスのGNシールドが持っていた機能を強化拡大したもので、
飛行形態ではこれが使用出来ずにデッドウェイトになっていた事から、撤廃する事で軽量化にも一役買っている。

本来超兵としての脳量子波を駆使した見切りによって、
防ぎ切れる攻撃とそうでない攻撃を見切ることがこの機体を乗り熟す上での前提となる。
が、アレルヤ当人が諸事情で絶不調だった所為で本編では防御には使用されず、
本来の用途はどこ吹く風となった。




準備はいいかい?

何時でもいい。やってくれ。

分かった。……君を守るよ、マリー……。

アーチャーアリオス、アレルヤ・ハプティズム、ソーマ・ピーリス…迎撃行動に向かう!





ARCHER ARIOS



●アーチャーアリオス

型式番号:GN-007+GNR-101A

飛行形態時にアリオス用支援機「GNアーチャー」とドッキングした形態。
特に大気圏内では高い機動性を発揮し、アリオス側にパイロットが居れば運用可能だが、
GNアーチャーにパイロットを置く事で戦闘中の分離・合体等より柔軟な戦術が可能。

後のガンダムハルートのモデルにもなった。

また、GNアーチャー搭載の武装はGNアーチャー側のパイロットに制御を一任される為、
性能をフルに発揮するには双方のパイロットの連携が必要不可欠である。




余所見してんなよアレルヤァ!!

ハレルヤ!?

マリーだけ見てりゃいいんだよぉッ!!!





ARIOS GUNDAM GNHW/M



●アリオスガンダムGNHW/M

型式番号:GN-007GNHW/M

武装
  • GNキャノン(GNバルカン×2)
  • GNミサイルコンテナ×2
  • GNビームライフル
  • GNビームサーベル×2
  • GNビームシールド×2
  • GNサブマシンガン×2

イノベイター勢力との決戦に向けて、アリオス用に用意されたGNヘビーウェポン。
GNキャノンで火力が、GNミサイルコンテナで面制圧力が強化され、これらは装着したまま変形可能。
GNHW/Mの「M」は「ミサイル」の意味。

基本的な戦術は、GNキャノンで正面の敵を撃破しつつ敵部隊に飛び込みGNミサイルで攪乱、
僚機が戦いやすい状況を作り出す事にある。

本来は後述の「アスカロン」として開発が進められていたが、
過度の武装追加による機動力低下やGNアーチャーとの連携を考慮した際にも相対的に不利になる事から、
本装備が実戦で運用された。


○武装
  • GNキャノン
ツインビームライフルに代わって装備された大型ビーム砲。
威力は絶大だが代わりに連射力が低下した為、GNバルカンが銃身側面に2門設置されている。

  • GNミサイルコンテナ
MS形態時は背部に2基、飛行形態時は両腕側に配置される。
この装備自体はアスカロンから流用したもの。

  • GNビームライフル
新型ノーズユニットに内蔵されたビーム砲。
飛行形態時のみ使用可能。
作中未使用のため影が薄い。



◆劇中の活躍(?)

初戦闘では無人のままプトレマイオス2から射出され、
反政府勢力収監施設に激突させる形でアレルヤ・ハプティズムに届けられダブルオーガンダムらと連携を取り、GN-XⅢを撃破する。

しかしその後の戦闘からは不遇っぷりを披露。
アレルヤが不調な所為でソーマ・ピーリスアヘッド・スマルトロンとの戦闘では一度撃墜されかかり、二度目は一緒に墜落。
ラグランジュⅢでの強襲戦では離脱するソレスタルビーイングの工員の護衛に回り画面からも離脱。

またメメントモリ攻略戦の際、トレミーの緊急回避用のトランザム要員として唯一戦闘に参加していなかった。
格納庫の片隅で赤く光るだけのアリオスは哀愁を誘う…。
そうした様子から、「トレミー(トランザム)専用GN電池」等と言う不名誉な綽名も付けられたり。
まぁ、パイロットが担った作品のテーマ的な意味でも、そういう役割なんでしゃーないが……。

地上に降りてからはガデッサを機体相性で追い払ったり*1ブレイク・ピラー事件では最も多くピラーの外壁を破壊していた可能性がある、と地味ながら活躍している。

その後の戦闘においてはあまり見せ場と呼べる場所が無く、突出するGNアーチャーに振り回されどっちが支援機かわからなくなったり、レグナントの湾曲ビームを避けきれず左腕を吹き飛ばされる等、不遇っぷりに拍車を駆けた。

最終決戦ではアレルヤが覚悟を決めた内面的な変化や、ピーリスの関係改善もあり、
アリオスとGNアーチャーの本来在るべき連携、GNヘビーウェポンを駆使した活躍が見られた。
その後プトレマイオス2の護衛にあたり、大量のガガ部隊の攻撃でGNアーチャーが大破し、GNヘビーウェポンも欠損してしまう。

しかしトランザムライザートランザムバーストにより、ハレルヤの叱咤を受けたアレルヤはトランザム。
GNサブマシンガンで大量のガガを撃破した。ガガ部隊を一掃する様は少しだけ無双に見える。
トランザムバーストの脳量子波干渉でガガの動きが急激に鈍ったお陰というのは内緒である。

最終回では応急修理を受けた後にヒリング・ケアガラッゾと戦闘に入るが、アレルヤとハレルヤは再び人格統合を果たし、
イノベイドらがヴェーダとのリンクの断絶に慣れず反応が鈍った影響もあって、これを終始手玉にとって圧倒。
高機動力と格闘能力を併せ持つ、アリオスの真価が発揮される。


ハハハッ、ハーッハハハァッ!超兵復活と行こうぜぇ!

戦うさ!僕達の行動に…未来が懸っている!!


銃火器を鈍器扱いするラフファイトでガラッゾのコアファイターを強引に引き千切った後、
飛行形態に変形してガラッゾの胴体に取り付き、そのまま胴体をGNビームシールドで両断して撃破する。
その後リボーンズガンダムと戦闘するダブルオーに加勢するが、
放たれたGNフィンファングの変態機動は見切れず、直撃を受け戦闘不能となった。
先のガラッゾ戦での機体損傷が酷くて変形出来なかった上に、リアアーマーにガラッゾの腕が突き刺さったままで飛行形態時の位置で固定されて腰を回すことすらできなかった事もこの瞬殺劇の要因であり、
これが無ければ飛行形態を駆使して回避するくらいは何とかなったとか。
更に言えば、実はアレルヤはこれがファングに初めて対応した場面であり、あっさりやられてしまったのは仕方ないとも言える。



●アリオスガンダム アスカロン

型式番号:GN-007/AL
頭頂高:19.1m
本体重量:81.5t(装備重量/30.1t)

武装
  • GNソード
  • GNビームキャノン
  • GNミサイルコンテナ×2
  • GNツインビームライフル
  • GNビームサーベル×2
  • GNバルカン×2
  • GNサブマシンガン×2


搭乗者
レオ・ジーク

シェリリン・ハイドが考案した、イノベイター勢力との決戦に向けて開発されていたアリオスガンダムの重武装案の一つ。
飛行形態時に機首を構成するパーツを丸ごと換装する為、MS形態でもシルエットが大きく変わる。

追加される武装は、ガンダムエクシアのGNソード、ガンダムデュナメスのGNミサイル、ガンダムヴァーチェのGNキャノンを参考にしており、
アルケーガンダムの重武装仕様「ヤークトアルケー」と同じく全部載せ。

特にGNキャノンは、GNビームシールドを磁場によって粒子ビームを強化するクアッドキャノンと同様の機能を採用しており、
航空機故の射軸のブレによる命中率の問題を収束幅を広げる事でクリアもしている。

多機能化した本機を高い機動力で敵陣に素早く切り込ませる事が基本戦術。段違いのGNソードの切断力による、
アリオス本来の運用目的である一撃離脱能力に関しては高まった。
だが、機動力補助が行われず武装だけ増えたので機動力は低下。加えてあまりにも重武装化した結果、
機体バランスの調整が最終決戦までに間に合わず。

GNアーチャーとの連動を考慮した場合にも、機動力低下から相対的に不利になると判断され、
ロベール・スペイシーが本装備案を改編した「GNHW/M」が採用され、実戦に投入された。


本装備の名称は、GNソードを展開した姿から竜殺しの剣の名を取って『アスカロン』と名付けられた。
TVシリーズ最終決戦の後は、フェレシュテが地上活動する際の機体として、基本的に飛行形態のみで使用。

ELS来訪時はこの機体で接近戦をしかけて見事に撃破している。
しかし、この時にELSの一部が本機に付着し、別のELSが接近した時に活動を再開したELSによって侵食され、
その後はレオ・ジークとデル・エルダの操縦するティエレンチーツーに破壊された。



●ゲームでの扱い
初代EXVSでは、CB勢で唯一プレイアブル機体として参戦していないため不遇扱いされていた。
しかし、次回作機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOSTで遂にプレイアブルキャラに昇格。ただしコストは最低の1000*2

プレイしてみると、永続追従アシストであるGNアーチャーとの連携攻撃や、
振り向きメイン→サブでの自由落下と持ち前の機動力でコスト1000中堅の性能に。
コスト事故には弱く、耐久は1000コストの中で一番低い300なので立ち回りには気を付けよう。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOSTでも続投。何と最低コストの1500(前作の1000コス)からワープ進化して2500になった。
それに伴い各種性能が2500相応のものに強化されているほか、二度に渡る上方修正の恩恵を経て3000コストの後衛としては非常に優秀といえる立ち位置に落ち着いた。
覚醒によるTRANS-AM機動力上昇とSドライブによる弾幕形成で持ち味を活かすのが常套手段。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ONでも続投し、武装がGNHW/Mに変更した。
メイン射撃がGNツインビームライフルからGNキャノンに変更されたが使用感は変わりなく、単発火力の高い射撃CSとミサイルを発射する格闘CSを得た。
さらに、より密度の濃くなった変形特殊射撃のGNミサイルなどを貰い、一気に2500コスト帯では上位に輝く。
特に変形射撃CSはビームを照射するのだが、これが軸を自由に移動させながら放てるので敵に対して猛威を奮った。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では一転して不遇の立場に陥る事に。
変形射撃CSは発射までにラグが発生するようになり、ミサイルも発射数が減少してしまった。
性能が類似した機体が次々増えてきて、個性も喪失ぎみになってきたため、あえて今の環境でアリオスを使うのは愛以外に無くなってしまった。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでは多少の上方修正を受ける。
変形特殊射撃のミサイルは発射間隔が短縮、変形特殊格闘は分離射撃でサブ射撃で落下できる。
変形特殊格闘が新規に代わったため、変形格闘もレバー入れとNで別武装化した。
しかしMS形態の修正点が無く、かつての主力武装だった変形射撃CSもペナルティを受けたまま変わらないため評価は低い。


  • 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
11話から参戦。
変形が廃止されるが(戦闘アニメのみ)、移動力8というマクロス勢にも負けない移動力を手に入れた。
アレルヤ自身もダッシュ持ちで、カスタムボーナスとエースボーナスで移動力も機動力も上がり使い勝手が良い。
フル改造すれば全ての武器がP武器扱いとなるので、移動しつつ長距離攻撃を叩き込む事も可能。
その代わり、ガンダムマイスターのガンダムでトランザムによるトドメ演出が無い。

同作に出演するデスティニーガンダムと同じように演出面と性能面共に優遇され、
ファンから「世界一かっこいい電池」やら「ムクワレルヤ」等言われる事に。よかったね!アリオス!


WORLDから参戦。可変時の移動力と高めの機動性がウリな機体で、基本性能はガンダムらしく高めだが武器の性能は並みレベル。レベルを上げれば開発先にGNHW/Mがあるため、火力増強も兼ねてこちらを選ぶのが吉。
OVERWORLDでは何故かGNHW/Mしか存在しないため、序盤から火力が高めになっている。
双方共にアーチャーアリオスも別個存在するが、分離合体機能が無いために非常に使いづらい。
クロスレイズでは通常形態の復活とGNHW/M、アリオスアスカロンが遂に初参戦。特にアスカロンはGNHW/Mを超える性能を持っている。だがアーチャーアリオスは消失した。


●立体化
HG GUNDAM 00シリーズで通常とGNHW/M及びトランザムVer.が、1/100で通常状態が発売。
色分けは良好だが、GNビームシールドはオレンジ一色なので塗装かシール貼りしなくてはならない。半面可動域は優秀で、肩部も可動を阻害しないのでOOガンダム並みにアクションポーズを取る事ができる。
MA形態では、別売りのGNアーチャーとドッキング可能。ただしGNドライヴの位置の都合上、MSスタンドで立たせる時は他ガンダムと違う方式で立たせなければならない点には注意。

1/100は腰部可動が絶望的だが、それ以外は良好。肩部GNビームシールドも、オーロラシールを貼れば綺麗な見栄えになる。
こちらはデザイナーズカラーVer.も発売している。



冥殿に依存しっ放しでぇ……

項目を追記・修正出来るわけねぇだろぉ!!!

たっ、助けて!冥殿――――!!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2020年11月03日 14:47

*1 しかしこの回で目立っていたのはセラフィム初お披露目のティエリアか00ライザーだが

*2 同じコスト帯には量産機や低性能機体が多く、世界観を鑑みても高性能機でパイロットも優秀なのに最低コストなのは違和感がありすぎる。劇中の活躍や序盤の自虐からあてがわれたという見解もできるが……