登録日:2009/06/10(水) 00:25:04
更新日:2024/04/11 Thu 20:33:28
所要時間:約 22 分で読めます
◆概要
声優:
三木眞一郎
身長:176cm
体重:63kg
誕生日:不明
血液型:不明
イメージカラー:群青
特技:剣
好きなもの:花、鳥、風、月
苦手なもの:とくになし
属性:中立・悪
能力値
筋力 |
耐久 |
敏捷 |
魔力 |
幸運 |
宝具 |
C |
E |
A+ |
E |
A |
- |
保有スキル
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を断つ。
低ランクであるものの、それでもよく見渡さなければサーヴァントでも察知出来ない。
心眼(偽):A
視覚妨害による補正への耐性。天性の才能による危険予知。要は第六感、虫の報せ。
透化:B+
明鏡止水。精神面への干渉を無効化する精神防御。
宗和の心得:B+
同じ相手に同じ技を何度使用しても命中精度が下がらない特殊な技能。攻撃が見切られなくなる。
第五次聖杯戦争での暗殺者の
サーヴァント。
侍姿の男性で
暗殺者のクラスでありながら暗殺とは程遠く、柳桐寺の入り口で他のサーヴァントを正々堂々と正面から迎え撃つ。
何事にも動じないクールな人格の持ち主で花鳥風月を愛でる雅なる性格。
常に余裕を崩さず、サラリと受け入れかつ愉しむので、ある意味究極のプラス思考。
生涯の全てを剣に掛けて生きた人物であり、それゆえに自身を刀や道具のようなものと称しており、破綻者を自認している。
武士として好敵手となる者との戦いを望む武人である。
以下、ネタバレ
◆真名
彼は、
キャスターのルール違反によって召喚された不正サーヴァント。
本来、
冬木の聖杯戦争ではアサシンのサーヴァントは
ハサン・サッバーハのみが召喚されるのだが、
今回はサーヴァントがサーヴァントを召喚するという異常事態からハサンとは関係ない彼が召喚されるに至った。
真名は
佐々木小次郎。
聖杯戦争において、通常であれば弱点の露呈に繋がるために隠す真名を、初見のセイバーに対して彼は堂々と名乗り、驚嘆させた。
しかし、佐々木小次郎は物語世界においては実在しない架空の人物であり、
このアサシンは「佐々木小次郎」を演じるのに最も適した無名の剣士の亡霊が架空の英霊の殻を被った存在に過ぎないという。
本人曰わく確かに佐々木小次郎という剣客は居ただろう、物干し竿と言う長刀を持った剣士も居ただろう。
しかし、それらは同一人物ではない。
宮本武蔵という剣客を讃える為に人々が作り上げた架空の人物に過ぎないという。
彼は伝承に伝わる佐々木小次郎の燕返しを使えるという一点で呼び出された、佐々木小次郎の殻を被るのに最も相応しい名も無き亡霊に過ぎないとの事。
つまり、ただ単に恐ろしく強いだけの農民Aさんである。
冬木の聖杯戦争は東洋の英霊に対応しておらず、彼が召喚されたのも要は魔術基盤の隙を突いたバグ技のようなものであり、
第五次キャスター程の魔術師でもなければ本来このような召喚は行えない。
その生前は名を持たなかったし、文字書きを覚える余裕などなかったと語っている。
なんでもたまたま山奥で剣聖に出会ってその太刀筋に魅了され、弟子入りしたらしい。
もっともその剣聖から教わったのは花鳥風月のみで、剣を教えられたことは一度もなく、最初の演舞を一度見たきりで後は完全な独学だとか。
奈須きのこ曰く「無名でありながら英霊検索に該当した伊達男舐めんなっつーの。心身共に山育ちだっつーの。そも剣聖なら刀なんか使わなくても次元を断つくらい出来るっつーの。千子村正、因果すら断つっつーの」。
最後のそれ、なんて
朧村正?
召喚の際の触媒にして依り代となったのは柳桐寺の山門。
キャスターも疑似的な令呪を持っており、マスターも彼女なのだが、依り代は山門なため、
現界に必要な魔力が残っている限りは例えキャスターが消滅しても、山門が破壊されなければ現界していられる。
その代わり、そこから離れることができないため、もっぱら山門の護りを命じられている。
生前は冬木と縁があり、星を見るためによく柳桐寺の山門に来た事があると語っている。
長さが五尺余りの長刀「物干し竿」による「全てが首を落とすため」の鋭い一撃必殺の斬撃と敵の剣撃を刀でいなすのを得意とする。
単純な破壊力、剣速はセイバーに劣るもその卓越した剣技を持って彼女と渡り合う。
その剣術はセイバーのような西洋の剣特有の力をもって敵を叩ききる剛剣ではなく、刀特有の速さでもって敵を断ち切るものとされている。
第五次聖杯戦争で呼ばれたサーヴァントの中でも最高の技量の持ち主とされ、騎士王たる
セイバーをも凌ぐという。
ディルムッドが
破魔の紅薔薇を解放する事で漸く見切った
風王結界の見えない斬撃すら、
彼は数回打ち合っただけで剣の寸尺形状を見抜き髪一筋の位置で避ける神技を見せている。
その最高峰の技量から生み出される剣術と切り札の
魔法の域にまで高められた秘剣「燕返し」をもって、
本来名も無き亡霊である彼は、名だたる英霊とこと接近戦においては互角以上に立ち回ることができるのである。
尚、生前の彼は一度たりとも他者と戦った経験は無く、実戦経験も無いまま亡くなったという。
○燕返し
彼の唯一にして最大の切り札の秘剣。
技術によって
宝具の域に達した必殺技であり、彼が全存在をかけて練り上げた究極の一。
基本的に構えらしき物を持たない彼だが、この技にだけは構えがある。
「多重次元屈折現象」による、
一の太刀:頭上から股下までを断つ縦軸
二の太刀:一の太刀を回避する対象の逃げ道を塞ぐ円の軌跡
三の太刀:左右への離脱を阻む払い
の三つの斬撃を「同時」に放つ。
これは連続剣と全くの別物。
解り易く言うと、連続剣は「同時に見える」のに対し、燕返しは「全く同時に放つ」というもの。
要は刀が三本に分裂して斬る技。
発動には充分な足場が必須であり、狭い場所では二つにしか分裂しない不完全な技になってしまう。
通常なら回避出来ないチート技だが、あくまでも斬撃を三つ同時に放つだけなので斬撃に耐えられる程に頑丈な鎧なら防げてしまう。
また
ギルガメッシュの
王の財宝にある多重次元屈折防具という物でも防げるとか。
ちなみに本人的には燕を斬ることを目的にして毎日刀を振っていたら唐突に秘剣を開発してしまった、みたいな偶発的産物であり、
燕返しを体得出来た時も「おっ、何か出来た」ぐらいな感覚だったとか。
尚、彼は燕返し体得直後に死亡したので実戦で使用した経験はないという。
その卓越した剣技から、
奈須きのこから人類最強の一人かもしれないと評されている。
あとここまでしないと斬れなかった(※二撃同時程度では無理だった)燕とは一体どんな生物だったのかもたまに話題になる。ホント型月世界の日本のYAMAは魔境だぜ。
そんな存在なので、設定通りならこのTSUBAMEを数匹魔術で攻撃力を強化し、暗示をかけて敵に襲わせる程度で恐らくほとんどの敵に勝てる。
なお、『
Fate/Grand Order』では、別段ここまでの魔技を用いずとも燕は斬れると明言されている。
どう考えても後付けである。
ちなみに、宝具の域に達した秘剣であることに間違いはないのだが、偽りのサーヴァントであるためか、彼の宝具はステータス画面では「なし」とされている(あくまでスキル扱い)。
しかし彼の切り札であることは間違いないため、FGOではこの秘剣が彼の宝具とされている他、格闘ゲームでも聖杯必殺技として扱われている。
また、敏捷値に優れた
ライダー・
ランサーのクラスを押しのけ、第五次聖杯戦争において(敏捷値のランク上)最速のサーヴァント。
尤も敏捷のランクは移動速度と反応速度で評価されるので、足の速さではなく反応の速さでランク付けされた可能性もある。
◆劇中の活躍
Fateルートでは柳桐寺に潜むサーヴァント打倒の為に襲来してきたセイバーを相手に堂々と姿を現し、いきなり真名を名乗り出て彼女の度肝を抜いた。
その剣技で彼女の猛攻を捌き続けるも、宝具の解放を渋るセイバーに業を煮やして不完全な燕返しを見せつける事で自らの力量を誇示。
彼女の全力を見ようとするも邪魔が入った事で勝負の中断を提案し、互いに撤退。
その後は登場する事はなく、別のサーヴァントに倒されたと言われ、セイバーとの再戦が叶う事はなかった。
HFルートでは謎の黒い影を相手になすすべなく敗北。
更に
間桐臓硯による真アサシン召喚の為の触媒として利用され、生きたまま身体の内側から真アサシンに喰らわれるという悲惨な最期を迎えた。
UBWルートではセイバーの相手として再び剣を交えるべく彼女の前に立ち塞がった。
既に消滅ギリギリの中でありながらも初戦より万全なセイバーを相手に渡り合い、自身の胸中を告げ死闘を繰り広げる。
しかし、時間切れを避ける為に強引に行った行動が回避不能の筈の燕返しの隙を生む原因になり、敗北した。
第五次聖杯戦争中最高の技量を誇るものの、「それが全て」であることが彼の弱点。
武装である刀は業物ではあるが、宝具ではない為に強力な武装とぶつかれば折れてしまい、強引な扱いは出来ない。
彼はこの弱点を補うべく、剣でのぶつけ合いではいなすように扱う事で衝撃を拡散させて折れないように扱っている。
それでも
ギルガメッシュのように肉体の殆どが強固な鎧に覆われている相手は頭部狙い以外に有効な攻撃は出来ず、
第五次バーサーカーのような無効化宝具を持つ相手に至っては1対1の真っ向勝負で勝つ術が無い。
それでも実力は相当なもので、キャスターの結界、階段から登る以外無いという地の利など有利な要素があるとはいえ、
第五次におけるセイバー・
アーチャー・
ランサー・
ライダーを独力で、
相性が最悪のバーサーカーすら同じく相性最悪のキャスターと協力して山門から退けさせる事に成功した。
ちなみに(小次郎側から見て)攻撃手段のないバーサーカーをどうやって退かせたかと言うと、
キャスターのバーサーカー本体への「重圧」と小次郎の「攻撃的防御」という構えで、
「これ以上近寄ったら自分も死ぬけどお前も死ぬよ」という相討ち狙いの戦法で
イリヤも後ろにいるキャスターを警戒したので深入りせず撤退したという。
尤もバーサーカーには
十二の試練がある為に本気で殺す気で来られたら、やられていたとも語られている。
UBWルートではセイバーとの再戦の約束を果たすべき消滅寸前の肉体ながらも意志の力で現界し続け、
ハンデを背負いながらも以前に剣を交えた時よりも万全状態のセイバーと互角以上に渡り合った。
剣に捧げたその人生は伊達ではなく、剣において彼を上回る者は存在しない剣技のみに特化したサーヴァント。
その為に剣技という土俵では絶大な強さを誇るのが彼の最大の長所なのだが、反面それ以外の戦法に対応出来ないのが最大の弱点。
本編ではこの弱点を補うべく、キャスターの結界で敵サーヴァントの宝具の威力も大幅に削減させ、地形効果によってアーチャーの狙撃すらも封じる環境を作り上げている。
故に必然的に彼の土俵たる近接戦で闘う事になる。
その戦い方からか、ランサーは苦手なタイプに彼を挙げていて、戦闘狂の彼をしてタイマンでも御免だと拒否した程。
彼曰わくああいう奴は遠くから仕留めるに限るとの事。
後ろに控える絡め手・陰謀を得意としているキャスターが得意の神殿の中で控えて隙を窺っているので、より攻略難易度が跳ね上がっている。
流石にギルガメッシュ相手にはFateルートで一方的にやられた模様。
『
Fate/hollow ataraxia』を見る限り、遠距離からの宝具のガトリングで仕留められたと思われる(辺りに武器が散乱していた)。
型月の中では珍しく目立ったキャラの崩れが無いキャラ。
…だったが、タイころではナンパ師にジョブチェンジを遂げる。
しかし、元々色男なのである意味変わってないともとれる。
そんな彼もこの度
Carnival Phantasm第九話で
完全にぶっ壊れた。
山門ごとデコトラに積み込むという荒技で外に出た上、山門以外と殆ど触れていなかったからか、物言わぬ山門と会話し、求婚していた。
山門まで精神科医でも連れて行ってやるべきである。
上記のタイころでは虎聖杯の影響でついに山門の番犬から脱却に成功した。
そんな彼が行ったことと言えばただのナンパ。虎聖杯の魔力が変な風に頭に回ったのだろうか…?
ちなみにナンパ成功率は驚異の0%。
安土桃山時代のテクニックではどうにもならなかったよ…。
まぁ口説いた相手がことごとくアレなのも問題があるが。
そして、意外にも二次創作での登場回数が多いキャラでもある。
それでも、キャラの崩れはあまり無い。
侍キャラは弄りにくいのだろうか?
だが、
ご飯がカップ麺になったり、
キャスターが引っ越した為にアパートの階段を守ったり、
と、酷い扱いをされる事が多い。
有名な余談だがアニメポケモンのロケット団の
コジロウと名前も中の人も同じである。
青髪長髪というビジュアルも似ているので、上記のカニファン9話のデコトラのくだりなんかは
「これポケモンのコジロウだよ」と言っても違和感が無いレベル。
尚、各サーヴァントのへ勝率だが、
VSアーチャー
「アーチャー的に遠距離で勝負したい所だが、接近しないと姿を見せないアサシン相手に狙撃は不可能だろう。
となると剣の勝負だが、彼の剣技はセイバーをして神域に達した力量と嘆息させる程で、勝ち目はない。弓も剣も通用しない以上、UBWを使うしか勝機は無く、一方アサシンには相手に宝具の使用を促した経歴がある。
宝具の撃ち合いなら手数に優るアーチャーの勝利は時間の問題か。よって、アーチャーの勝利かも?」
という質問に対し、
「真っ当な「殺し合い」ならアーチャーが有利。されどアサシンは他の鯖と異なる戦闘条件で闘う曲者です。
多くの鯖が攻性である反面、アサシンは防性。柳洞寺という鯖殺しの地形とキャスターが作り上げた対魔術の防御結界は魔術・宝具を大幅に削減してしまう為、強力な宝具でなければ致命傷は与えられない。
となると、両者の戦いは剣技に寄る所が大きくなるのは明白。地形効果によって狙撃を封じられたアーチャーがやや不利か……?」
とコメント。
VS真アサシン
「敵との距離を一定に保ちつつ、投擲で急所を狙うのが真アサのスタイル。しかし、卓絶した剣技に中途半端な飛び道具が通用する筈もなく、40本の短剣全てを弾かれるだろう。
短剣が尽きた所で攻勢に転じれば小次郎の勝利は間違いないが、彼は山門からあまり離れられない。対するハサンも格闘戦は苦手なので、戦いは膠着状態に。互いに手詰まりとなれば宝具勝負。
しかし射程の短い燕返しに対して、妄想心音は離れた場所から相手に触れずに呪殺する事が可能。魔力Eの小次郎が倒れるは必須…よって、真アサシンの勝利か?」
という質問に対し
「鯖単体の対決なら、文句なく真アサシンに軍配が上がります。判定の通り、小次郎に妄想心音を破る手段は無いのですから。ですが、その先があります。
妄想心音の泣き所は「即死」ではないこと。通常心臓を破壊されれば即死ですが、相手は鯖。特に霊としての属性が強い小次郎は、心臓が破壊されたとしても戦闘能力は残っています。
宝具使用後の隙を突いて間合いを詰め、燕返しを放つ事も可能なのです。となると……結果は相討ち…?」
とコメントされている。
◆名言
「アサシンのサーヴァント、佐々木小次郎。」
「何を迷う。お互い、やるべきことは一つだろう」
「結末など、どうでもよい。ただ私は、其処に至る過程を楽しみたいのだ」
「そこまでにしておけ、傾奇者」
「拙者かよ!!?」
「一念鬼神に通ず。人の身と侮ったな」
「私は、私より強い奴に会いに行く!!」
「やな感じ~!!」
「アサシン、目標を狙い斬る!!」
「委細承知!!」
「天上天下!一撃必殺剣!!」
「十年早いんだよ!」
☆1(コモン)の
アサシンとして登場。
元々一般人Aさんのためか、真アサシンよりも低いレア度となっている。
ステータスも最後まで育てきってもやはりレア度の高い他のアサシンと比べると低い。
しかし、このゲームのガチャの特殊性とゲームのシナリオの進行上、特にサービス開始時のマスターたちにとって非常に頼りにされることになった。
まず、このゲームのガチャはサーヴァント(キャラ)と概念礼装(装備)が一緒くたに排出される上にサーヴァントは出にくい仕様であり、
レア度の高いサーヴァント、特に☆4(SR)以上ともなると、あまり課金しないマスターからするとそもそも目にすること自体稀。
そのため、無料ガチャでも排出されるレア度の低いサーヴァントでも使わざるを得ないマスターが続出した。
というより、そもそもFGO開始初期に☆4以上のアサシンクラスのサーヴァントはステンノと
カーミラ(Fate)の二人しかいなかった。
そして攻撃宝具ではなくスキルも本体性能もお世辞にも強いとは言えなかったステンノ、攻撃宝具ではあるもののQ性能全面修正前な事もあってただハズレなQを3枚も持たされていたカーミラ。
両者共にゲーム性能が強いアサシンとはとても言い難い状況だったのである(ぶっちゃけて言うと性能ではハズレだった)。
そう初期のFGO環境において強い高レアアサシン自体がそもそも存在しなかったのである(ちなみに☆3アサシンも荊軻のみであり、こちらも微妙であった)。
一方佐々木小次郎のレア度は☆1。つまり、無料ガチャでも排出されるレア度であり、10連を繰り返せばそれなりに顔を合わせる。
「小次郎は他のアサシンと比べると能力自体は低い」と前述したが、それはあくまでも「レア度が高い他のアサシンと比べると最後まで育てたときのHP・ATKのパラメータが低い」という話。
むしろスキルに関しては初期開放のスキル1が心眼(偽)という回避スキルなこともあって、初期の育成余裕が禄になかった頃のマスターには極めて有用であり、
パラメータに関してはそもそも当時はレベル20まで育てることすら大変だったレベルなのでそこまで関係がなかった。
そして、序章をクリアした後の一章では、とあるエネミーがマスターの頭を悩ませることになった。
名前は「ワイバーン」。このエネミー、わらわらと出てくるくせにHPは多いわスキルでクリティカルをバンバン決めてくるわと非常に厄介。
このゲームではエネミーにも便宜上クラスがあり、ワイバーンはライダーに属する。ライダークラスにシステム上有利なクラスはアサシンである。
……もうお分かりだろう。対ライダーとして現実的に最も頼れるアサシンクラスのサーヴァントは☆1なのに妙に強い佐々木小次郎だったのだ。
果たして小次郎はそんなマスターたちの期待に十二分に応える活躍を見せ、マスターたちは敬意を込めて彼を「ドラゴンスレイヤー」と呼んだ。
サービス開始直後でほとんどのマスターが一章攻略中だった頃には、フレンドで呼べるサーヴァントの半分以上が小次郎とかいう事態もザラであった。
???「すまない……空気が読めない男で本当にすまない」
とまあネタ的な意味でも愛されサーヴァントとなった小次郎だが、現在はガチャが改善されて高レアアサシンが充実したこともあり、影はすっかり薄くなった。
新規プレイヤーたちからすれば、ワイバーンなんてフレンドのジャックで解体するものであり態々小次郎なんて使う必要もなく、ドラゴンスレイヤーネタも通じない可能性が高い。
…というか大抵のプレイヤーならアサシンが欲しいと言われたらまず真アサシンの方を推す。
しかし、☆1と思えないほど強く、出やすいために宝具強化もしやすく、コストパフォーマンスも良いというメリットから、思い入れ補正を含めパーティに入れるマスターも少なくない。
スキルも
心眼(偽):A …回避1ターン&クリティカル威力アップ3ターン
透化:B+ …精神状態異常を解除&クリティカルスター獲得
宗和の心得:B+ …必中3ターン&クリティカルスター発生率アップ3ターン
とクリティカルに特化した性能となっている為、上手くクリティカルを狙えば☆1とは思えないほどのダメージを出せる。
また、宗和の心得は強化クエストをクリアする事でランクアップし、スター発生率アップの倍率が強化されただけでなく、スター集中度アップ3ターンも追加されるのでより一層クリティカルが狙いやすくなる。
宝具は後に強化クエストが登場し、クリアで「
ダメージ発生前にQuickアップ」効果が追加されるように。基礎火力の実質的な底上げが行われて更に使いやすくなった。
丁度クエスト追加のちょっと前に
超強力なQuickサポーターが登場したことも小次郎には追い風であり、編成に組み込めば文字通りさいきょうののうみんが爆誕する。
弱点は全鯖中現状最下位のスタミナであり、袋叩きにされたらあっという間に落ちる。
その為盾役や防御力を上げる礼装は必須。
パートナーとしてはバフ追加できる
孔明や、同じQuickスキルの高い
ジャック・ザ・リッパー、
スカサハなどがベストパートナー。
キャラクエでは、明らかに人外である『地獄の使者デーモンソード』と戦い勝利しているが、「あの日のツバメの方が手強かった(意訳)」という爆弾発言をしている。
ともすると前述のワイバーンより手強かったりするのだろうか。燕とは一体……。
そして水着イベントにて「分身したり時間逆行したり空間を裂くような獣」と戦った事がある発言をしていた。
…明言していないものの、超スピードで動き回る生物(?)だと推測されるので、ファンの間ではこれが例の「燕」の正体だと予想されている。
と言うか、ワイバーンよりヤバイ「燕」とは別にこんな化け物がいたとは考えたくない。
そうだとしたらどんな魔境だよ…。
水着イベントでは同じコモン同盟(?)である
アマデウスから仮面を拝借して
アイランド仮面(笑)を自称して一行に立ち向かったが…
2017年には、「佐々木小次郎」として因縁深い
宮本武蔵が実装。
だが小次郎は上記の通り本人ではなく、武蔵も平行世界の存在という、微妙に噛み合わない存在で、マイルームのボイス言及が多少ある程度だった。
1.5部において、武蔵が主役であるタイトル「英霊剣豪七番勝負」が発表され、出番が期待されていたが……?
※注意※
この先には『屍山血河舞台 下総国』のネタバレが含まれています。
我らが立ち会う理由は一つ。
腕に覚えがある剣士が二人、こうして出遭った事のみだ。
妖術師の用心棒として登場。
ちなみにこの時の彼がサーヴァントであったか生身の人間であったかは不明。
劇中で彼を見た他の英霊剣豪は、「現界した英霊ではない」「生者の命を揺らしておる」と評しており、サーヴァントではなく生身の人間かのような描写がされている。
その一方で最終決戦時のゲーム内の表記が「DANGER」表記のエンピレオと異なり、「SERVANT」であることからサーヴァントと捉える事も出来る。
常陸の山にて妖術師に拾われ、一宿一飯の恩を返すべく懐刀として傍に付き従うことになる。
復讐と憎悪に狂った妖術師をして「まだ敬意の念が残っていたらしい」「人界において貴様の剣を上回る魔剣なし」とまで言わしめるほどの腕前を持つことから、
妖術師の対武蔵を想定したジョーカーとして控えることになった。
ただ、小次郎自身は「香の一つでも上げれば許すだろう」と妖術師の企てそのものにはとんと興が乗らないようで、
むしろ悪鬼羅刹揃いの英霊剣豪達を、次々に撃破していく武蔵にこそ惹かれていくようになる。
終盤の決戦の時も、結局妖術師が倒されるまで姿は見せなかった。
しかし、炎上崩壊する厭離穢土城の中、ようやく宮本武蔵と主人公の前に立ちはだかる。
武蔵にとっては異変の元凶を倒し、炎上する城から速やかに脱出したところ、
小次郎にとっては主が倒されたが、そこまで思い入れもなく、両者に本来戦う理由はない。
しかし武蔵と小次郎という、最大の宿敵を前にした二人にとっては些細なこと。
七 英
番 霊
勝 剣
負 豪
勝
負
、
最
終
セ_______
イ_______
佐 バ_______
々 | 宮_
木 ・ VS 本_
小 無 武_
次 銘 蔵_
郎_________
我_______
流_______
い
ざ
尋
常
に
勝負!!
この戦闘では味方サーヴァントが宮本武蔵1人であり、正真正銘の一騎討ちとなる胸熱展開。
BGMはぐだぐだ明治維新でも流れた、Grand Battleの和風アレンジ。
この時の小次郎は、クラスがセイバー、立ち絵が社長画の新規絵になっており、
モーションも初期のものではなく新規にunlimited codesの動きを中心に変更されたものであり、燕返しの演出はアニメUBWの演出再現となっている。
後に、立ち絵以外のモーションは、通常のアサシン小次郎でも実装された。
戦闘は1対1だが、小次郎は複数ゲージや特殊スキルがあるわけでもないので、特段難しくはない。
宝具をそのまま受ければ敗北必至だが、スキル無空による無敵で問題なく凌げる。
逆に言えば、空位へと迫り第3スキルに開眼できなければ、燕返しを防ぎきれなかったであろう。
決着後は至上の立ち合いを終えたことに満足しながら、
「編纂事象の座の中に私が如き男がいれば、この一時の味わいを伝えてやりたいものだ」と言葉を残し、炎の中へと姿を消す。
そして。
いつか、どこかの世界で。
老いて死に瀕する一人の男。「編纂事象の宮本武蔵」の前に、長刀の剣士・佐々木小次郎は現れた。
あまりに遅すぎた運命に、老いた武蔵は己がもはや戦えないことを嘆き、赦しを乞う。
だが、当の小次郎が口にした言葉は―――
「案ずるな。嘆く必要などない。
つい今しがた、私は確かに武蔵と立ち会った。まことの二天一流が如何なるものかを見た。
ゆえに御老人、案ずるな。
新免武蔵は―――我が前にて、零の地点に到達し申した。」
「――――――――。そうか。
…………嗚呼、おまえがそう云うのであれば信じよう。武蔵は空の座へ至って零を知った。
そうなのだな。そう……なのだな、我が運命。佐々木小次郎。
それは、よき…………話だ………………。」
時と世界を隔てた、あまりに奇妙で、あまりに遅れた形こそなったが。
運命との決着は、あやまたず此処に果たされたのであった。
追記・修正は燕返しを見切ってからお願いします。
- ☆1にあるまじき強さを誇る農民、剣技のみで第二魔法まで到達したのは伊達じゃない。 -- 名無しさん (2017-06-13 19:45:58)
- いろんなサーヴァントが増えたけど剣の技量だけなら未だにトップを維持できてるのは流石 -- 名無しさん (2017-08-06 20:00:29)
- ☆1でもいいからセイバーで実装してほしい。 -- 名無しさん (2017-10-16 20:41:51)
- キャラグラだけならともかく、イラストレーターも社長だしなぁ -- 名無しさん (2017-10-16 22:25:07)
- アサシンの小次郎にモーションと絵の変更があればそれで満足。原作的にもクラス変えてほしくないし -- 名無しさん (2017-10-19 23:25:47)
- この御仁こそまさにレベル999の村人 -- 名無しさん (2017-10-22 01:10:28)
- 宝具のSEもUBW準拠が良かったんだけど普通でガッカリ -- 名無しさん (2017-10-24 17:38:06)
- 映画だと尺の都合も有って台詞減って束 -- 名無しさん (2017-12-13 20:49:06)
- これセイバーですよね? -- 名無しさん (2020-04-11 03:24:04)