彼が語ったのはゼルエル戦の最中、シンジとネルフの備蓄倉庫にて。
セカンド・インパクト直後、弟と共に孤児として施設に入れられるが、そこの劣悪な環境に嫌気が差し、弟含めた気の知れた仲間と共に脱走。廃ビルを住居として交代で近くの軍の施設から食糧を奪ってくるという気ままな生活を送っていた。
加持が当番の日に施設へ潜り込んだ所を軍人に見つかり、拷問の末、銃器を突きつけられる。仲間の居場所を言えば助けるという脅しに恐怖した彼は廃ビルの場所を喋ってしまい、見張りの隙を突いて逃げ出した加持は弟達の居場所へ慌てて戻るが…
「弟と仲間の命を犠牲にして 俺は助かったんだよ」
その後は自殺も考えた加持だったが、セカンド・インパクトさえ起きなければ弟達は死なずにすんだかもしれないとも思い、世界の真実を知りたくなった。
大学時代にはミサトと知り合い愛し合うも、加持は弟達への、ミサトは父親への負い目から幸せになってはいけないとも考え、自然と関係は消滅していった。
それらを語り終えた加持はシンジがトウジを殺してしまったのを自分達と同じと語り、アニメ版同様に背中を押すのだった。
なお、アニメ版の描写では
生存説も囁かれていたが、漫画版では間違いなく致命傷を負っていることが明確にされている。
血だまりに沈む加持
そこに現れたのは…