ゼルエル(新世紀エヴァンゲリオン)

登録日:2021/03/08 Mon 00:50:10
更新日:2025/03/23 Sun 12:51:53
所要時間:約 9 分で読めます




※推奨BGM:次回予告



予告


シンジはついに、自らの意志でエヴァ初号機を降りる。
ミサトは少年の憤りと心の傷を癒やす言葉を持たなかった。
繰り返される二人の別離。

だが、彼に関係なく侵攻する最強の使徒が次の惨劇を産む。
破壊され、オブジェと化すエヴァ弐号機と零号機。
その様を直視する、碇シンジの決断!




次回

男の戰い






…………使徒だ


ゼルエル(ZERUEL)とは『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する謎の生命体「使徒」の一体。
新劇場版』に登場する「第10の使徒」についても記載する。

+ 目次

基礎データ

呼称:第14使徒
天使名:ゼルエル
全高:不明(エヴァと同程度)
体重:不明
象徴:力
能力:伸縮自在腕、怪光線


概要

第3新東京市地下のNERV本部を目指し侵攻をした使徒の一体。
名前の「ゼルエル」はキリスト教ユダヤ教の伝承にある「力の天使」の名に由来する。
ただし他の使徒同様劇中では天使名で呼ばれることはなく、主に「第14使徒」と呼称される。

上部には両目と大きな口らしき穴が開いた顔が張り付き、起伏の少ない太い胴体の下部から短い二本足が生えている、かなりずんぐりとした人型。
左右に張り出した肩部分のパーツは背面につながっており、そこから後部に肩甲骨状の突起が伸びている。
一見腕が無いようだが、実際は帯状の両腕を折り畳むようにして収納しており、必要に応じてこれを展開・使用する。
胴体中央付近にはコアが配置され、ここを基点に黒地に白い線状の模様が入っており、足回りも左右で白黒の配色が異なる。
また、肩の付け根と大腿部付近に計四つのオレンジ色のパーツがあり、意外とカラフルなデザインとなっている。

なお、一応歩行することはあるものの極端な短足のため、移動はもっぱら浮遊・飛行によって行っている。


戦闘能力

「力の天使」の名を持つだけに、その特徴はなんといってもその戦闘能力。
  • 作中最大クラスの火力を誇る光線
  • 近接戦闘では無類の強さを誇る両腕から生み出される攻撃
  • A.T.フィールドに加えてN2爆弾の直撃にも平然と耐える防御力
を兼ね備える化け物。
広域破壊型のサハクィエルや精神汚染系のアラエル、侵食系のアルミサエルなど厄介な攻撃方法を持つ使徒は他にもいるが、ゼルエルの場合は正面きっての白兵戦能力がずば抜けており、それを得意とするはずのエヴァでさえ容易に薙ぎ倒してしまった。

そのために公式においても「最強の使徒」という肩書を付けられることも多く、サキエルラミエルに次ぐ知名度を誇る使徒となっている。


主な能力

  • 怪光線
両目から放たれる光線
基本的にサキエルやイスラフェルなどが用いた物と同じだが、その破壊力は桁外れ。
作中では地上からジオフロントの間に存在する18層の特殊装甲を一撃で溶解・破壊している。

  • 伸縮自在腕
両肩から生えた帯状の腕。
普段は全体を折り畳むようにして収納されているが、必要に応じて広げられ伸縮自在に操作される。
よく見ると先端部に切れ込みのようなものが入っており、その部分が五本指として動かせる。
対象に巻き付けての捕縛など様々な用途に使えるが、作中では主に攻撃手段として用いられ、腕自体が巨大な刃と化して対象物を両断する。
切れ味はエヴァの特殊装甲を容易く切り裂く程で、事実上近接戦闘における切り札。
その威力からゼルエルを象徴する武器となっている。

使徒の共通能力。

  • コアの防護シャッター
コア部分をシャッターの殻で瞬時に覆い隠す防御機能。
これによりA.T.フィールドを中和された状態で急所であるコアにN2兵器の直撃を受けても致命傷を負うことは無くなっている。


劇中での活躍

TVアニメ版

第拾九話に登場。
出現してすぐに駒ヶ岳防衛線を突破し、第3新東京市上空に侵攻。対空火器群の攻撃を意に介さず怪光線で瞬く間に特殊装甲層を破壊しジオフロントへの直接侵入を果たす。
直後、地上迎撃が間に合わないと踏んだミサトの指示でジオフロント内に待機していたアスカエヴァ弐号機との戦闘に突入。
前回のバルディエル戦を経て初号機と零号機が戦闘参加できない中、弐号機は多数の火器を用いて弾幕を張り続けるがゼルエルはダメージを受けず、それどころか展開された両腕による斬撃で弐号機の両腕を瞬時に切断。
アスカはそれでも突撃を行うがトドメの一撃で弐号機の首を切り落とし沈黙させた。

直後応急修理を終えたレイ零号機によるN2爆弾を用いた自爆特攻を受けるが、コアをシャッターで防御することでしのぎ、零号機の頭部を真っ二つに切り裂き沈黙させた。

そして障害を排除したゼルエルはNERV本部施設を攻撃し、半壊させた部分からセントラルドグマのメインシャフト内に侵入し、第1発令所に突入。
怪光線でミサトたちを一掃しようとするが、そこへ戻って来たシンジが乗る初号機が乱入。
咄嗟に怪光線で初号機の左腕を吹き飛ばすがシンジの勢いは止まらず、そのまま出撃用の射出口を用いて本部施設外まで押し戻される。
更に怒涛の追撃に遭いコアへの打撃を受けたうえ顔部分を引き千切れかけるが、ここにきて内蔵電源が切れ初号機は沈黙。
動けなくなった初号機に対しゼルエルは反撃を再開し、怪光線で破壊した初号機の胸部装甲内にあったコアを破壊しようと攻撃を加え続ける。



動け、動け、動いてよ!
今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだ!
もうそんなの嫌なんだよ!

だから、動いてよ!



しかしここでシンジの求めに応じて初号機が暴走。
それもシンクロ率400%という未知の領域に踏み込んだことでこれまでの暴走時よりもはるかに力が増しており、ゼルエルは腕部を引き千切られたうえにそれを先ほど吹き飛ばした左腕のパーツとして取り込まれてしまう。
そして続けざまに初号機が放った腕の一振りによってA.T.フィールドごと肉体をズタズタに引き裂かれ致命傷を負ってしまう。
それでも近付いてきた初号機に怪光線を放とうとするが直前で頭部を潰されゼルエルは死亡。
更に亡骸はその場で初号機に捕食されてしまい、初号機にS2機関を与えることになる。

一話だけの登場となったゼルエルだったが、エヴァ2機を大破させたうえNERV本部を半壊させるという戦果を挙げた。
何気に正面突破でNERV本部まで到達出来た使徒はゼルエルだけである。*1

そしてこの戦闘を経て、レリエル戦前後からから始まりつつあった不穏な雰囲気は更に大きくなり、物語自体も更に過酷な展開へと突入していく……。


漫画版

ゼルエルそのものはTV版と同じだが、TV版で登場した一部の使徒が今作では登場しない*2ため「第十使徒」になっている*3

その他は大きな違いは無く、敢えて違いを挙げるとするならシンジが戻る際の加持とのやりとりが増えたくらいか。



第10の使徒

新劇場版:破』に登場する使徒であり、今作のラスボス
TV版におけるゼルエルに相当し、そっくりな頭部や攻撃方法を持つが、その他のデザインは一新。
同シリーズの他の使徒たち同様天使名は無く、「第10の使徒」と呼称され区別されている。

上記の通りゼルエルと酷似した頭部を持つが、全体的に一回り以上大きく、それでいて胴体部が非常に小さく足も無い。そのため基本的に浮遊状態を維持し行動している。
頭部からまるで頭巾を被ったような形で無数の黒い帯状のパーツが伸びており、その中でもひと際長い二本の帯が主に腕として使用されている。
初登場時にこれらの帯を纏って繭のような形態をとっていた。
コアは胴体部にある肋骨状のパーツに守られるようにして配置されている。

戦闘能力はTV版のゼルエルから更にスケールアップしており、『破』時点では最強の敵。冬月曰く「最強の拒絶タイプ」
怪光線や腕の攻撃に加え、強固なA.T.フィールドを攻防両面で使用。
また、頭部内から巨大な口を展開し捕食行動を行うなどその能力は多彩かつ強力である。

更に作中では零号機ごとレイを取り込んだことで胴体部が零号機とレイの特徴を合わせた形に変化。
黒い頭巾を被った女性のような姿になった。通称「ゼル波」


主な能力

  • 怪光線
ゼルエルと同じく頭部の目から放つ。
しかし威力が更に増しており、新劇場版では24層に増えた特殊装甲を一撃で溶解・貫通させてジオフロントへの道を抉じ開けた。
また、この時地上とジオフロントのビル群の大半も崩落しており、攻撃範囲も凄まじいことになっている。

  • 帯状組織
頭部の周りから生えている多数の黒い帯状のパーツ。
ゼルエルの伸縮自在腕に相当する部位だが、本数が多い。
上記の通り初登場時は胴体をこれで包んでいたがジオフロント侵入時に解き、以降は翼のように広げて浮遊状態を維持していた。
その様は宛らマントを広げた死神の如き姿。
通常時はただ伸ばして漂わせているだけだが攻撃時には帯を纏めて圧縮し、筒状にした状態から打ち出すことで凄まじい打撃・切断力を生む。
ゼル波状態の両腕もこのパーツが変形したものであり、任意で帯状に戻して斬撃を繰り出すことが出来る。
覚醒した初号機に対してはA.T.フィールドで防がれるも、ぶつかった場所が粘液のようにA.T.フィールドに張り付き、腕を縮めてアンカーのようにして本体を高速で接近させて至近距離でビームを浴びせるという攻撃手段にも使われた。

  • A.T.フィールド
強力なうえに一度に複数の小型フィールドを発生させそれらで層を作り出すことで、エヴァ単機では突破不可能な防御を敷く。
更に多層化したフィールド自体を打ち出すことで離れた場所の目標物を一瞬で押し潰し破壊するなどの攻撃手段としても使われている。

  • 肋骨
コアの周囲にあり、必要に応じて閉じてコアを保護する。

  • 捕食口
頭部の口部分から展開されるどうやって収まっていたのか分からないレベルの巨大な口。
ボロボロだったとはいえエヴァのボディをあっさりと食い千切る力を持つ。


劇中での活躍

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

終盤に登場し、第3新東京市に侵攻。
巨大ミサイルの直撃も意味をなさず、怪光線で地上都市に被害をもたらしたうえ特殊装甲を破壊してジオフロントへ侵入。

ミサトのあずかり知らぬ間に出撃したマリの乗る弐号機と対峙しA.T.フィールドの防御力を見せつけ圧倒。
奥の手として弐号機の見せた「ザ・ビースト」にA.T.フィールドを幾つも破壊されるが、その多重A.T.フィールドの全てが破壊される前に圧縮した帯状を腕を打ち出す攻撃手段で回避も許さずに弐号機の右腹部を抉り左腕を千切り飛ばす大ダメージを与える。
直後出撃してきたレイの零号機がN2ミサイルを持ち出し、弐号機の援護で残されたA.T.フィールドを破って直撃させるが、寸前で肋骨を閉じてコアを守りほぼダメージを受けることもなかった。

その後爆発でボロボロの零号機とレイを捕食することで変化しゼル波化(脛から下は食い残した他、不要だったらしい頭部は吐き出している)。

これによって自身の識別信号を零号機の物へと変化させ、NERV本部の自爆装置の発動を予防したうえで、本部施設を破壊しセントラルドグマから第1発令所に突っ込んで来る。
しかし、シンジの初号機に妨害され本部外まで押し戻されたうえに執拗な攻撃を受けることとなり、内蔵電源が切れた初号機への攻撃を行う。



綾波を……

返せ!



だが、レイを取り戻そうとするシンジの意思に呼応して覚醒した初号機と相対し、攻撃を繰り出すもそれらを悉く弾かれ、逆に初号機の放った光線を受け致命傷を負わされる。
そして初号機の力で零号機のコアを引きずり出されたことで形象崩壊を起こし、残った血液はレイの姿を象りながら初号機のコアに吸収された。

しかし、初号機の覚醒がトリガーとなり、さらに第10の使徒が贄として初号機に取り込まれたことにより、人類補完計画のピースであるサード・インパクトが発動してしまった。
直後、月面より飛来したEVANGELION Mark.06の放ったカシウスの槍により初号機は沈黙し、インパクト自体は第3新東京市を破壊したに留まったニア・サード・インパクトとして収束した。

そして、初号機の覚醒を機に、この後14年間は本当のサード・インパクトの発動をはじめとする激動の時代に突入するのだが、それらは全て想像力を働かせるしかない。*4


他作品での活躍

新世紀エヴァンゲリオン2

全てのパイロットシナリオとミサトシナリオにて襲来、戦闘するが原作通りかなりの強敵。
高いHPとA.T.フィールドの数値に加えて広い攻撃範囲、更に火力も高くA.T.もインパルスも低い序盤に襲来されると苦戦は免れない。
特にシンジ一人で戦闘する事になる事が多い『シバムラティックバランス』では序盤に襲来されると暴走した初号機すら返り討ちにされる可能性が高いためゼルエルが来たらリセット推奨。
だがしっかり訓練を積んでA.T.の数値を高めていたら暴走せずとも真正面から撃破できる。
安全地帯に潜り込んでA.T.フィールドを中和していたら国連軍や武装ビルの攻撃で撃破する事も可能。
因みにエヴァを優先的に狙う思考ルーチンからサキエルに次いで捕食が狙いやすい使徒なのでF型装備を使いたいならば狙っておくこと。

エヴァンゲリオン バトルオーケストラ

使徒系の最強キャラとしてゼルエルが参戦。
攻撃範囲が広く、特に両腕による吹き飛ばしは威力が凄まじい。
ちなみにやっぱり歩きにくいのか移動は浮遊で行う。

スーパーロボット大戦シリーズ

大体物語後半に差し掛かる当たりで登場。
スパロボなので他作品の介入により普通に倒せてしまう作品も多く、その場合S2機関は手に入らないが、追加で強化パーツが多く貰える作品もある
S2機関が手に入る場合は初号機の修理費40000*5を払う羽目になるので一長一短と言ったところ。
ただし『MX』ではなんと初号機が暴走するイベントが発生するまで何をやってもATフィールドで防がれてダメージ与えられない。
おかげで鳴り物入りで駆けつけたロム兄さんのゴッドハンドスマッシュがATフィールドでカキーンと弾かれ、ゼルエルの攻撃も(バイカンフーの改造が充分なら)ゴッドハンドファイナルで弾かれるという泥仕合を見る羽目になる。

にゃんこ大戦争

エヴァコラボ1回目の時から「第10の使徒、襲来」にて敵として登場。
上級の方では倍率が抑えられてるが、超極ムズでは本気の強さになり体力に加えて攻撃力がバカ高く、使徒キラー持ちのキャラ以外は殆ど一撃で昇天してしまう上、当時存在した妨害ギミックを全て無効化するとんでもないステータスをしている。
また超極ムズステージではゼルエル以外にも取り巻きが湧くので使徒キラー持ちだけでは押し切られてしまう可能性があるため、別で取り巻き処理役や壁を用意する必要がある。
「第10の使徒、襲来」王冠3や「使徒強襲」Lv.14では3倍に強化され、体力750万、攻撃力45万という意味不明なステータスになる。

4回目のコラボから味方版が追加され、天使に対して超ダメージ+停止+烈波を放つ能力を持つ。

パチンコ・パチスロシリーズ

最強の使徒というポジションから、TV版,新劇版含めほとんどのシリーズに登場する。
零号機や弐号機リーチよりも信頼度の高い初号機リーチの相手を務めることが多く、他にもストーリー系リーチの相手になったりと、出てくればチャンスないし激熱な使徒であることも珍しくない。
ただし確変やラッシュやSTで出てくると、高確率状態を終わらせに来たりSTなら出てきてもなかなか当たらない強敵として君臨しており、通常時はありがたいが高確率時は嫌がられる相手でもある。
原作通りに初号機が戦って倒すパターンもあれば、零号機や弐号機が倒すパターン、2連チェーンソーのデュアルソーやスパロボでおなじみマゴロク・E・ソードを使って立ち向かうパターン、零・初・弐の三機で立ち向かうパターンがある等、結構演出のバリエーションは多い。
そんなゼルエルでも渚カヲルが乗る四号機はやはり天敵で、彼が復活演出で現れると投擲したロンギヌスの槍にコアを刺し貫かれて瞬殺されてしまう。


立体化

プラモデル

ゼルエルがLMシリーズにのみラインナップ。
サキエルとは違って白黒の二色成型となった。が、胴体は黒一色でコアはもとより白いライン等は要塗装。まあ実質ガレキなんで仕方ない
自力での自立に向かない形状故、足の部分に金属棒をぶっ刺し、十字架というエヴァらしい台座にも棒の反対側を突き刺して自立させる。
大体旧キットジオングと同じと言えばピンと来る人もいるだろう。


余談

ゼルエル、第10の使徒共にデザインは漫画家のあさりよしとお氏。

デザインやカラーリングにはウルトラ怪獣の「ゼットン」との相似点も指摘される。



追記・修正は帯を畳んでからお願いします。
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最終更新:2025年03月23日 12:51

*1 ジオフロントまでならラミエルが到達した他、イロウルは本部施設まで密かに侵入を果たしていた。

*2 サンダルフォン、マトリエル、イロウル、レリエルが登場しない

*3 作中ではゼルエルの一つ前のバルディエルが「第八使徒」と認定する場面があるが、第七使徒のイスラフェルの後にサハクィエルが登場しているためこれはミスである

*4 一応、庵野監督の構想には大体のプロットは存在する

*5 あろうことか、『α』ではこのタイミングで初号機の強化パーツを全部外されるため修理費が10になるテム・レイの回路が使えない。