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加持リョウジ

登録日:2011/08/28 Sun 01:34:34
更新日:2026/03/15 Sun 20:47:51
所要時間:約 6 分で読めます






ま、恋の始まりに理由はないが、


終わりには理由がある、


ってことだな


加持リョウジとは、『新世紀エヴァンゲリオン 』シリーズ及び『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場するキャラクターである。

+ 目次

プロフィール

生年月日:1985年6月17日
年齢:30歳
身長:不明
血液型:A型
声優:山寺宏一

人物

特務機関ネルフ特殊監査部所属の諜報員で階級は一尉。

葛城ミサト赤木リツコとは大学時代の友人同士であり、またミサトとは元恋人同士でもある。

長髪を後ろで束ね、無精髭を生やすイケメン。制服の下には青シャツと赤いネクタイを身につけている。

趣味はスイカ栽培。ジオフロント内にスイカ畑を作っている。

劇中では子供から年寄りまで未熟だったり精神に問題を抱える人物が多い中、比較的成熟した大人として描かれた人物。
ただその反面、置かれた立場は一際不安定なものであり、結果的にほとんどの媒体で脇役のまま退場している。

外部出演の機会は控えめだが、小さくない存在感から人気は高く、演じた山寺氏の代表的な役の一つとして挙げられ続けている。

劇中での活躍

TVアニメ版

惣流・アスカ・ラングレーと共にNERVドイツ支部から来日。
シンジたちとにこやかに接したり元カノのミサトをからかっていたりしたが、ガギエルとの戦闘が始まるやいなや戦闘機で一足先に本部に向かってしまう。それは碇ゲンドウアダムを渡す(横流し)ためであった。

その後はスイカを育てたり女性職員に声をかけたりと気ままに過ごす。

本質的には壁を作りがちなミサトと同居しているシンジのことは個人的にも気に入っていたのか、度々相談に乗っている。
特に「第十四使徒」戦で彼に送った言葉は、シンジを「男」として前に進ませた。

「俺はここで水を撒くことしかできない」

「だが君には、君にしかできない、君にならできることがあるはずだ」

「誰も君に強要はしない。自分で考え、自分で決めろ。自分が今、何をすべきなのか…」

ミサトとはかつて彼女の根底にある父への愛憎混じった思いや自罰的な感情を受け止めきれず別れた*1が、それごと受け入れる覚悟を決めたのかよりを戻す。
ミサトとの“絡み”は最早伝説とも言え、夕方6時からラブシーンの音声が丸々放送…
出来る訳が無く、ビデオ化時に初めて流れ、地上波ではカットされてる。
「ちょっと、変なモノ入れないでよ。」
何してんすか加持サン…
山寺氏と三石氏の演技も相まって非常にリアルに聞こえてしまう。

他方、アスカからのアピールに対しては無理な背伸びかつ感情の穴埋め的なものであることを察してか拒絶してしまう。

これらの裏ではゼーレ・日本政府・ゲンドウの三重スパイをこなしつつセカンドインパクトの真実を探るという危ない橋を渡っていた。
自分の調べた情報を記録したカプセル(変なモノ)をミサトに託していたことから、いつ命を落としてもおかしくないと考えていた模様。

最終的にゼーレの方針に抗うことを決意し、ゼーレの命で拘束した冬月コウゾウを自ら解放。裏切り行為とみなされ、ゼーレにより抹殺されてしまう。

彼が掴みかけていた真実の追求はミサトが後を継ぐことになるが、同時に精神的な支えを失った葛城家の疑似家族の崩壊は決定的なものとなってしまう。


漫画版

TV版との大きな相違点は無いが、シンジとの接点が多く追加されている。
また、アスカからの大胆な色仕掛けも含めた告白に対しては「上っ面への憧れに過ぎない」と指摘し、
面と向かって冷静に振りつつも諭すという(TVアニメ版よりは)良くも悪くも真摯さのある対応を見せている。

アニメ版で語られることが無かった彼とミサトの過去が描かれた。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

地位はNERV主席監察官に変更。
ペラペラの英語を披露しながら仮設5号機の戦闘を見届けた後、アニメ版よろしくあっさりと逃走。

5号機を処分するため自爆装置を作動させたり、アニメ版でのアダムに代わりネブカドネザルの鍵なる物をゲンドウに届けるなど謎の多い人物。

シンジに対してアーッなことをしようとしたり、スイカ畑の仕事を手伝わすなど何かとシンジに絡んでくるのもアニメ版とは変わらず。

しかしTVアニメ版と違いアスカとの絡みが一切無く(面識が元から無い)、
第10使徒戦でシンジへの叱咤激励がマリに変わっているなど大きく変更された点もあった。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

登場せず、AAAヴンダーのクルー、高雄コウジが話題に出す程度。

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

サードインパクトを止めるために死亡した事が判明。
NHGブーゼを鹵獲してAAAヴンダーとしたのも彼であり、いつか戻る、あるいはたどり着く大地のために様々な種子を保存していた。
ミサトとの間に子供ができており、その子供の名前に自分と同じ名前がつけられている。

+ ネタバレ
終盤の渚カヲルの補完シーンにて再び登場。
その時、司令服を着たカヲルのことを「渚司令」と呼んでおり、カヲルも加持のことをリョウちゃんと呼んでいるが、劇中で2人の関係性については明らかにされなかった。
これに関しては2021年7月11日のフィナーレ舞台挨拶の2回目の部で庵野秀明氏が、破〜Qの間の14年でゲンドウと冬月がNERV内にて失脚し、その代理としてカヲルと加持がNERVの代理司令、副司令を務めた、と語った。

息子「加持リョウジ」


上記で紹介した通り、彼とミサトの間には子供ができていた。
ミサトは母として何もできないからと、生まれてすぐの彼を第3村の相田ケンスケ達に預けており、一度も顔を合わせておらず、彼も両親のことは知らない。
劇中では、WILLEの支援組織である『KREDIT』に所属し、L結界密度が比較的低いコア化した大地を浄化する為の研究を行なっている。 ケンスケの計らいでシンジは彼と交流し、後にミサトに「すごくいい奴だった。ちょっとしか話してないけど僕は好きだよ。」と話している。

ANIMA

戦略自衛隊のNERV襲撃まではTV版と同じ経緯を辿ったはずなのだが、生存しており事後対応にも参加。
しかし、情報を得るためにキールが遺したバイザーを装着した際に新たなゼーレの宿主とされてしまう。
そのため、最終局面で解放されるまで加持としては登場しない。

他作品での活躍

スーパーロボット大戦シリーズ

扱いは作品によってまちまち。
F完結編』ではまさかのゲンドウを道連れにネルフ本部ごと自爆するという結末を迎える。
TV版/旧劇場版設定で原作に近い結末になったのは意外にも『α』くらい。*2その『α』ではフラグ次第で「第十四使徒」戦でのアドバイス役が加持ではなく万丈になるなど扱いは割と微妙。
MX』では冬月先生並みに世界の仕組みについてラーゼフォンに登場する弐神氏とともに語るイベントも有り、かなり存在感がある。
こちらではゼーレ相手に自爆を仕掛けようとしたようだが、まさかのゲンドウが先手を打ってゼーレに自爆を仕掛けたため生還。弐神と共に真相を秘す事を決断し、ミサトにかつて言えなかった言葉を言う決意を固めるのであった。

上記の通りTV版と新劇場版ではアスカとの面識・親密さがまるっきり違うため、新劇場版参戦が増えた近年はスパロボでも人間関係が狭くなってしまっている。Zシリーズでは他のネルフ組と同じくフェードアウト、『L』や『V』でも脇役。プレイヤー部隊旗艦に乗り込む展開はほぼ無いので、クロスオーバーにもあまり恵まれない。
それでなくともシナリオ的に扱いが難しい作品なので出番が削られやすい立場におり、プライドの殻に籠もりがちなアスカをたしなめるシーンがあったりすれば良い方ではないだろうか。

余談

箱根町限定で加持農園のスイカ饅頭が売られたことがある。





「やぁ、遅かったじゃないか」

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最終更新:2026年03月15日 20:47

*1 ミサト自身に加持に依存しつつある自覚があったのも原因

*2 というより、いつの間にか行方不明になって以後、αシリーズ完結まで消息不明。『α for DC』ではネルフ本部ごと自爆。