登録日:2019/03/05 Tue 14:30:00
更新日:2024/04/11 Thu 23:56:09
所要時間:約 62 分で読めます
ああそうだとも、いまこの瞬間!
今が楽しければ先のことなんざどうでもいい!
概要
小説投稿サイト「
小説家になろう」に投稿されているweb小説。
作者は硬梨菜。
クソゲーをこよなく愛する主人公が経験とプレイヤースキルを活かし、神ゲーと称される
VRMMO『シャングリラ・フロンティア』を攻略する様を描く。
所謂
「なろうテンプレ」の一つ、人気作品『
ソードアート・オンライン』風のフルダイブ型VRゲームを題材としている。
似たり寄ったりな作品が多い同ジャンルの中、他作品との最大の違いは
膨大な劇中作の「架空のゲーム」の存在。
各ゲーム一つ一つに細かい設定があり、中でも主人公が好むクソゲーについての描写は
常軌を逸したものばかりで、非常に強烈なインパクトを持つ。
これらクソゲーをやり込んできた経験が主人公の武器の一つであり、その強さに説得力を与えるギミックとして機能している。
また、一部のゲームは本編や短編で主題として取り扱われる。
作者が設定魔なこともあり、本編中の些細な小ネタに膨大な設定が付けられていることが多いのも特徴。
感想欄で作中の設定を長文短文問わずしれっと暴露しまくることも。(通称:「ゲロ」「お漏らし」)
本編の舞台裏や各種設定、読者との質疑応答を纏めた番外編的小説『設定鍵インベントリア:シャンフロの諸々』も不定期で連載されている。
大前提として、本作の世界観ではフルダイブ型VRシステムが広く普及しているため、ディスプレイ型のゲームはレトロゲーに分類される。
また、プロゲーマーが憧れの職業としてプロスポーツ選手同様の扱いを受けており、無職でもアマチュアゲーマーを名乗っていれば取り敢えずは白目視されないニートに優しい世界。
2020年時点で未書籍化の作品にもかかわらず、
- 数多の書籍化作品を差し置いて「小説家になろう」累計ランキング2桁。
- 数多の書籍化作品を差し置いてアニメ化してほしいラノベランキングにて毎回上位にランクイン
- 各種設定があまりに膨大すぎて、有志による作品WIKIが存在する。(当WIKIの関連項目も文章量が大変なことになっている)
- ファンアートはもちろん、二次創作として作中のクソゲーを舞台にした小説、動画、ボードゲームが多数存在
- しまいにはハーメルンの原作カテゴリに『シャンフロ』が追加される。
など数々の逸話を持っている。
2020年7月より
書籍化をすっ飛ばして週刊少年マガジンにてコミカライズが連載開始。既刊8巻(2022年4月時点)。
本来は他のWebノベル原作コミック同様に無料漫画アプリ「マガジンポケット」のみで連載する予定だったが、「これはいける」と判断した編集により、色々すっとばして本誌掲載となったらしい。
作画は『
進撃の巨人 LOST GIRLS』『Fairy Gone』『ワールドエンドクルセイダーズ』の不二涼介。
原作がシャンフロと現実・他ゲームを頻繁に行き来するため、分かりやすさやテンポを重視して時系列の入れ替え・カットが行われている。
また、マガジン本誌には作者書き下ろしの番外編小説が掲載される場合があり、単行本化に当たってはこれを収録した小冊子が付属する特装版「エキスパンションパス」が通常版と同時刊行される。
特装版付属小説とは別に、単行本巻末にも別途新規書き下ろし番外編小説が収録されている。
あらすじ
クソゲーをこよなく愛するクソゲーハンターの陽務 楽郎は、レジェンドオブクソゲー「フェアクソ」こと『フェアリア・クロニクル・オンライン~妖精姫の祈り~』をクリアして燃え尽き症候群に陥っていた。
そんな時、行きつけのゲームショップで巷で“神ゲー”と話題の「シャングリラ・フロンティア」のパッケージを手に取る。
楽郎は普段ならば買わないであろうこのゲームを通常の精神状態ではなかったために購入し、PC「サンラク」としてその世界にのめり込んでいく。
用語
本作でメインとして扱われるVRMMO。通称:シャンフロ。
既存ゲームの5世代は先を行くと言われる程のオーパーツ。
世界観を要約すると「超高度文明が滅んだ後に発展したファンタジー世界」。
このため一般的な剣と魔法のファンタジー要素に加え、超高度文明由来のSF要素も隠し要素として盛り込まれている。
所謂「異世界シミュレータ」タイプのゲームであり、ゲーム世界独自の物理法則に従って世界が回り、経済の概念も存在している。
「如何に世界観を考察・理解するか」が攻略の上で重要な要素となっており、発想次第で様々なことを実行または実現することができる。
キャラメイクが自在な一方、声は変化しないという特徴があり、ネカマ・ネナベは(一部例外を除いて)バレバレ。
プレイヤーは開拓者と言われ、NPCからは「殺されても復活できる不思議な存在」と認識されている。
NPCと一部モンスターには非常に高度なAIが搭載されており、リアルの人間と同様のコミュニケーションを取ることが可能。
そして、NPC達はリアルの人間と同様、死亡すると二度とリスポーンしない。
本作最大の特徴と言える常軌を逸した架空のゲーム群。
劇中に登場する架空の合法エナジードリンクシリーズ。
登場人物
VRMMOのプレイヤーはプレイヤーネーム/リアルネームで表記。
シャングリラ・フロンティア
クラン「旅狼」
「墓守のウェザエモン」の討伐後、パーティメンバー3人で設立したクラン。
主人公の
サンラクやヒロインの
サイガ-0が所属する本作の主役組織…なのだが、サンラクが先行して他メンバーを誘えないままユニークを進行することが多く、影が薄くなることも。
詳細は
個別項目を参照
クラン「黒狼」「黒剣」
「夜襲のリュカオーン」討伐を最終目標としているトップクラン。サイガ-0も元々はここの所属。
規模が大きくなった結果、当初の目的を第一とする「サイガ-100派」、トップクランの維持を目的とする「リベリオス派」に内部分裂している。
後に旅狼とのいざこざを発端として完全に分裂、サイガ-100派が主要メンバーを引き抜いて「黒剣」を結成した。
クランリーダー。玲の実姉で永遠の友人。
妹と同様の完璧超人だが、斎賀家の女性陣の宿命から恋愛運を全没収。
仕事が恋人状態のゲーム廃人、私生活ではカップ麺好きな上に女子力皆無のプライベートと、
三姉妹の中で一番結婚と縁遠い人。
総合力においてプレイヤー最強の一角であり、長編ボスとして破格の扱いを受けた。
詳細は
個別項目を参照。
黒狼の初期メンバー。黒剣になってからはサブリーダーを務める。
弓使いの勇者で、弓の勇者武器「聖弓フェイルノート」の所有者。
だが本人がアシスト好きな上に射程を完全に理解した立ち回りをするせいで、とにかく目立たない。
そのくせ活躍の比率はめちゃくちゃ高いので、MVPやラストアタックを掻っ攫っていく。草餅め…
リアルは香辛料を取り扱ったりするちょっと良いとこの次男坊。
長男が継いだ家業を手伝ってるだけで過不足なく人生を過ごせるヌルゲー状態なのでシャンフロのイン率も高い。
両親含めて名前が香辛料や薬味つながりとなっており、本人は妹の名前候補に「シナモン」とあった時点ですべてを察したとか。
通称「マッダイさん」「マダム」。
男性アバターを使用しており、STRに全てを注ぎ込んだボディビルダーのような重戦士。
エンジョイ勢だがエンジョイし過ぎてガチ勢の領域に突入した求道者じみたパワー厨STR狂信者。
ジョブは戦士系最上位職「戦王」。
クラン随一の攻撃力の持ち主であり、クラン内での「最大火力」最有力候補者だったこともあってバフが掛かるとサイガ-0に匹敵する火力を叩き出す。
だがメンタルが求道者なこともあって未だ「最大火力」到達を諦めていない。
極限まで無駄を削って洗練されたステータス配分、その上でSTRに極振りされたビルド構成はパワープレイヤー達のお手本とされ、本人の人柄もあってゲーム内のファンが多い物理特化純フィジカルアタッカー達のスター。
実はクラン「ライブラリ」のリーダー・キョージュのリアルでの奥様。御年65歳の老婦人。
夫婦揃って見た目と声のギャップが著しい。
黒狼のサブリーダーで、分裂後は黒狼のリーダーを引き継いだ。
クランの当初からの目的を軽視し、エリート意識をこじらせてトップクランであり続けることに固執している。
一応若年層を纏め上げるカリスマ性はあったものの、サイガ-100とペンシルゴンに嵌められて主要メンバー全員を引き抜かれた上で放逐される憂き目に会う。
この手のキャラクターのテンプレに倣って「おが屑メンタル」と揶揄される煽り耐性0の噛ませ犬。
黒狼のメンバーで二刀流使い。「♰」の文字も込みで名前。
好きなアニメや漫画のキャラになりきってロールプレイする所謂「なりきり系」のプレイヤーで、数年前から流行ってる人気アニメ『ブレイブ・シャドウソード』の主人公を模している。
なりきりビルドを突き詰めた構成で、戦闘スタイルはステータスをまともにした所謂「劣化汎用型サンラク」。
「むせんいんしょく」呼びは禁句。
作者によれば「バットマンにコブラ混ぜた感じの作品、闇夜を駆け抜ける二刀流の主人公が巨悪と戦いながら強くなっていく系」の作品らしい。
クラン「ライブラリ」
考察クラン。
様々なクラン・情報屋とパイプを持ち、ゲーム内屈指の情報を蓄積している。
劇中における「シャングリラ・フロンティアまとめwiki」の運営も兼任しているようだが、あまりにも重いのでライブラリ上位陣は業務用こと椅子型VRマシンの購入が義務のようになっている。
ちなみに「学歴マウントすると死ぬほど、というかお前が死ぬまでカウンター喰らうからやめた方がいいぞ」という不文律がある。
- キョージュ/燐堂 報ノ介
クランリーダー。
シャンフロでは外見年齢10歳くらいのピンク髪ツインテールの魔法少女風アバターを使用。漫画版8巻では表紙も担当した。
だがその姿とは裏腹に、老成された渋く知性を感じさせる男性ボイスで喋るのでギャップが凄まじい。
アバター自体は本人の趣味ではなく、マッシブダイナマイトが本気で造った力作。見た目に頓着しないのか気にしている素振りは一切ない。
実年齢相応の老獪さと交渉術を持ち、サンラクやペンシルゴン相手に情報戦で有利に立ち回る。
シャンフロでの職業はメインが賢者、サブは司書。ゲームスタイルは完全後方支援特化のバッファー。
アクティブに動くのは不得手なのでもっぱら前衛は別の者に任せて自分は後ろから魔法をぶっ放す。
キャルンキャルンな魔法少女の口から放たれる年季と知性が積み重なったシルバーボイスはプレイヤーの腹筋にダメージを与え、ある意味では下手な魔法よりも高い火力を発揮する。
リアルでは大学教授で、マッシブダイナマイトのリアルでの夫。
考古学の教授で割とガチですごい人だが、地球におけるほとんどの未知が解明され、宇宙の未知を調べるには少し早く生まれすぎたことに忸怩たる思いを抱いており、妻の紹介で始めたシャンフロの膨大な世界観にどハマりした。
サブリーダー。女子大学生で燐堂に師事している。
キョージュが忙しい場合の窓口としての役目を担う。
キョージュを尊敬し心酔しており、キョージュがシャンフロを始めたと聞いたその日に何十万もするVRシステムを買い揃えたガチ勢。
キョージュにライブラリ設立を勧めた人でもある。
ライブラリの一員で、現地で情報収集を行う攻略検証班に属している。
初登場時はレイドモンスター「彷徨う大疫青」の観察をしていた。
サンラクが「冥響のオルケストラ」の攻略に挑むのと同時期に、ライブラリ内で唯一オルケストラ戦の条件を満たしており攻略に臨む。
IQ130と優秀な頭脳の持ち主だが、持論を述べきって結論をラストに言いたい悪癖があり、キョージュからも指摘されている。
普段は糸目だがマジになると開眼するとのこと。
ライブラリの一員。
見た目は聖騎士だが中身は鈍器系ヒーラー。
キョージュがリアルでシャンフロをしていると聞いたことからゲームを始め、今ではその完璧超人っぷりと名前の奇天烈さから幹部扱いとなっている。
名前に関しては他の候補として、「百合奉行 壁染」と「河囲炉裏 見守」があったらしい。
リアルは医学生だが勉強一辺倒ではなくサブカルも嗜んでおり、「趣味」の考古学ではセート以上の知識を持つ作者公認の完璧超人。
ちなみに彼の通う大学の医学部は何回浪人しても合格したら英雄扱いとなるレベルだが、彼は一発合格している。
クラン「SF-Zoo」
Shangri-la Frontier Zoo
動物型モンスターの観察・スクショ撮影に情熱を注ぐケモナー達のクラン。
全クランの中でも最上級のデバッファーとタンク達が所属しており、一時的とは言えリュカオーンすら封じ込める侮れない奴ら。
タンクが攻撃を引き受けている間、デバッファーがありったけデバフを掛けて封殺した隙に撮影したりモフモフしたりしている。
ただし、アングルの関係で攻撃中に撮影を敢行する場合もあり、他クランから高評価されながらもレイド向きではないと思われている。
基本的に「動物好き」なプレイヤーで構築されているが、その内訳は「ファンタジーな動物を『見るのが』好き」「ファンタジーな動物を『愛でるのが』好き」「ファンタジーな動物を『調べるのが』好き」と細かい部分で統一されていない。
クランリーダー。通称「園長」。
交流の仕方を間違えて一度追い出されてしまった天国にもう一度行くためならばプライドをかなぐり捨ててサンラクに土下座する覚悟を決めている動物ガチ勢。
職業はデバフ系を得意とする魔法使い系呪術師派生の最上位職業「陰陽大師」。ちなみにサブ職業は魔術師。
ユニーク武器「冥府の鍵杖」を持ち、特定条件を満たしていれば確実に相手を見連れにすることができる。
リアルでは無類の動物好きながら重度の動物アレルギーを患っており、代わりとしてシャンフロに希望を見出した。
リュカオーン相手にモフろうとした所食い殺されてしまい、動物には「力」が備わっていることを改めて認識。
そこで「動物とわかりあうために一対一による極めて原始的なエネルギーのぶつかり合いを経た力関係の明確化」という謎方向へとシフトチェンジ。
一から鍛え直してデバフしてから殴るバイオレンスなバトルスタイルを確立した。
リアルでは動物が関わるとちょっと引くレベルで興奮することを除けばおしとやかな女性。
生まれつき重度の動物アレルギーを患っており、数分間犬と戯れただけでもひどい喘息を起こしてしまうため、動物と触れ合ってもアレルギーが起きないゲームの世界へとやってきた。
昔はただ羨望の目で見ていたはずなのに最近は散歩する犬とかを戦闘力的な目で見てしまう。
別名「動物園のタンク衆」。
高機動モード(脚、腰装備を外して若干早くなった状態)を持つタンク役5人。男女混合の幼馴染5人組。
シャンフロにおける最高のタンクチームであり、その完璧なヘイト管理は最上位プレイヤー達が感嘆する程。
カウンタースキル以外の攻撃スキルをほとんど持ってないガチタンの鑑というべき猛者達。
五号はリアルで夜の散歩が好きなゴールデンレトリバーを飼っている。
クラン「午後十時軍」
加入条件は「社会人であること」。
所謂ガチ勢クランの一つで、クラン名の由来は午後十時以降にメインで活動するメンバーが多いことから。
メンバーの殆どが社畜であり、偶然にもそっち系のプレイヤーネームで統一されていたため名前で大体所属が分かる。
リソースを計画的に合理的に使うような攻略が特徴。
最近はリアルがOLのイムロンを勧誘中。
クランリーダー。過労死する有休。
企画立案力、予算構築力、スケジュール調整力、現場対応力、対外交渉力、人間関係緩衝力…ありとあらゆる社畜要求パラメータが高すぎるが故に満場一致で午後十時軍のリーダーに抜擢された男。
詳細は個別項目を参照。
サブリーダー。サビ残(サービス残業)。
職業は騎士系暗黒騎士派生の最上位職業「黒忌士」。
スカルペイントが施されたフルフェイスの兜を被った姿のプレイヤー。
精神的ドロドロが身体から滲み出ているようにも錯覚するが、それは黒忌士のエフェクトによるものである。多分。
ブラック社員。
幅の広い長剣を腰に佩き、装飾として見事な染色が為された布が使われた騎士装束を纏っているプレイヤー。
新大陸で「黒竜ノワルリンド」にボコボコにされた。
生産職ポジション。辞令左遷。
リアルでは左遷されたことでブラックスケジュールから解放され、本社の元上司元同僚にめっちゃいい笑顔でシーサーとスリーショットの写真送りつけるくらいには救われた光の社畜戦士。
有能同僚が左遷されて安心してた元同僚達の目が致命的に淀んだがもう関係ない話なので気にしていない。
なお闇の社畜時代のトラウマで気づくとサビ残してしまうので22時~23時にシャンフロへ顔を出す習慣をつけてリハビリ中。
でも闇の社畜パワーの名残で激務を耐える肉体を手に入れたので、闇の力を恐れつつもその力を振るわざるを得ない光と闇の社畜戦士。
社長。他メンバーと違ってホワイト企業の社長を務めている勝ち組。
社会問題に発展した伝説のVRゲーム「
サバイバル・ガンマン(通称:鯖癌)」の元トッププレイヤー。
当時のプレイヤーネームは「アトバード(跡取り)」、異名は「γのガンマン」。
当時「μ-sky」の異名で知られたサンラクとは
眼球を撃ち抜き、喉を切り開かれた仲。
シャンフロではカウボーイハットを被った男性の弓使いアバターを使用。
プレイスタイルは「近・中・遠のオールレンジタイプ」。
鯖癌での経験は現在も活きており、半身を焼かれても絶対に矢を命中させる。
重度の銃好きの一面もあり、銃器が解禁されてからはすさまじい勢いでゲーム攻略に集中している…が、社畜極まりすぎたクランメンバーから割とガチな人生相談を受けたりしている。
元鯖癌プレイヤーらしくアクの強い人物であるが、同クランには彼を超える闇と業を抱えるカローシスUQがいるため、時折カローシスに涙混じりのフォローやメンタルケアを行う姿も見られる。
銃器解禁後は飛躍的にモチベーションがアップするも。代償として目つきが険呑になったためクランメンバーからは戸惑われている。
リアルではAR事業において頭角を現している「スワローズネスト」の二代目社長。27歳。
鯖癌のサービス終了後も鯖癌への熱意が燃え続け、遂には商機を嗅ぎつける親譲りの嗅覚との合わせ技で、鯖癌のエッセンスを加えたつつハイクオリティかつ安心設計なARゲーム『スクラップ・ガンマン』を完成させた。
なお現実では「誰かに発砲したい」と衝動的に考える事があるがそれ以上の理性でモラルもルールも遵守し、親孝行も受け継いだ事業の運転もこなし、部下のギャンブル癖に不安感も覚えるので、「己は至極真っ当な人間性をしている」と確信を持っている。
本当に真っ当な人間は自分の正常性を一々確認しないのは言うまでもない。
自社製品である「スクラップ・ガンマン」の難易度をシビアにしようと画策しては社員に止められたり、銃の話になると無駄に早口になるのが玉に瑕。
キレると鼻で笑い、脳内で蜂の巣にするなどリアルなら表面上は平和的だがゲームなら速攻手が出るタイプ。
クラン「聖女ちゃん親衛隊」
アイドル的NPC「慈愛の聖女イリステラ」に熱を上げる変態クラン。ロールプレイガチ勢。
クランごとNPCの組織「聖盾輝士団」に加入した。
ロールプレイのため全メンバーが同一の見た目の装備を使用している。
クランリーダーであり聖盾輝士団の団長。
厳格な女騎士としてロールプレイしているが、中身はひたすらイリステラにはぁはぁしている
ガチレズ。
なお、ガチレズながら性的嗜好は男性的なため、肉体が女性なら
中身が男でもイケる剛の者。
頭の中が常時ルイズコピペ状態のやべーやつで、美少女のスクショブロマイドである程度買収可能な欲望の化身。
イリステラに至近距離で褒められた際は
自分の婚期が遠のいたのを自覚しながら「これだから非実在性美少女は最高だぜ」と悦に浸っていた。
職業は騎士系聖騎士派生の最上位職業「聖輝士」。最強のタンク職でプレイヤー最高防御力の称号「最大防御」を持つ。
タンクとしては物理受けではなく魔法で受けるタイプで、相応の代償と引き換えとは言えユニークモンスターの渾身の一撃すら防ぎ切る。
ランクこそ低いがリキャストタイムが短いスキルを大量に覚えており、それらをひたすら回転させながら自分を強化し続け突き進む戦法を取る。
小柄な少女アバターのメンバー。
ロールプレイの練度が甘いせいか比較的いじられキャラ枠。
クラン「ティーアスちゃんを着せ替え隊」
女性賞金狩人、中でも幼女のレアキャラ「ティーアス」を着せ替えることに情熱を捧げる変態クラン。
新大陸渡航後、ティーアスが出現しないと分かるや旧大陸に即出戻った剛の者達。
その活動上、メンバーは相互PKを繰り返しているPvPの達人である。
弊害として男性賞金狩人がメイド服やOLスーツを着用していることがあるが気にしてはいけない。
クラン内部門に「ルティアさんをどうにかして脱がし隊」が存在する。
仇討人の存在が判明するや全員が即カルマ値を精算して続々と転職している。
クランリーダー。元阿修羅会ナンバー3。
ワイルドな女性アバターを使用しているロリコンの変態おじさん。
阿修羅会時代からフォロワーが多数いたらしく、脱退後にサバイバアルに付いてきた者も多い。
シャンフロで積み重ねた全てを投げ打ってティーアスにビキニアーマーを装備させることに成功したことで付いたあだ名は「ビキニのバカ」。
職業は戦士系最上位職業「戦王」だったが、仇討人の存在が判明するや即転職活動してサブに回した。
人格はアレだが実力はサンラクが認める程に非常に高く、サンラクに続く2人目の仇討人への転職者。
当時「φの野人」の異名で呼ばれた元鯖癌トッププレイヤーで、サンラクと面識がある。戦闘力への信頼もその伝手から。
リアルでは総合格闘家を自称しており、リアルファイトにおいて作中最強の実力を持つとされる。
学生時代は
某カラスの学校のような不良高校の頂点に君臨していたが、周りの連中が一線を超えようとしないのを不満に感じる危険人物だった。
卒業後に鯖癌と出会い、
「ゲーム内なら合法」ということで完全に弾ける。
人生において最も充実した時期だったため、オンライン閉鎖時は警察にお世話になるくらい荒れに荒れた。
その後かつてのライバル達との日々を思い出しながら黄昏ていたところ、女児アニメプリントの服を着た幼女を目にし、「本当の幼女ってどんなだっけ」とそのアニメを視聴したことが現在のサバイバアルを形成した。
クラン「N.M.M.」
NAKED MAPPING MARKET
誰よりも先に未踏に踏み込んで開拓調査を行うことに情熱を注ぐクラン。
「エルフスキー最後の希望」「我らが勇者」「死を赦されぬ者」の異名を持つ。
新大陸でエルフの娘を誤射するも、装備を全部脱いで土下座で謝罪した結果、何故かエルフ達から英雄に祭り上げられたプレイヤー。
亜人との交流に飢えている新大陸組からの期待を一身に背負い、エルフ達を前線拠点に連れて行くユニークシナリオを進行していた。
途中サンラクと遭遇し、更に合流したディープスローターと共に突然現れたレイドモンスター「貪る大赤依」と戦う。
クラン「黒竜討伐隊」「新大陸建設」
新大陸を拠点とする生産職メインの大規模クラン。
ノワルリンドに拠点を破壊されたことで報復に執念を燃やし、クラン名を「黒竜討伐隊」としていた。
大規模レイドイベント「竜災大戦」終結後にノワルリンドが謝罪したことで全てを水に流し、「新大陸建設」に名を改めた。
改名後は隠しダンジョン「リヴァイアサン」から得られた技術を元に海上ギルドの建築を進めている。
クランリーダー。
元は聖職者の上位職業「洗礼者」だったが、ノワルリンド襲来後にサブジョブだった大工をメインに変更、そのまま最上位職業「大棟梁」になった。
拠点を理不尽にぶっ壊したノワルリンドへの怒りを糧に「装骨天守スカルアヅチ」を築城する。
拠点強化にトンカチ、戦闘時にはメイスを持つため他プレイヤーからは「撲殺好きなのでは?」という疑問を持たれている。
リアルでは実家でラブラドールレトリーバーを飼っている。キレると炎が延々と消えないタイプ。
サブリーダー。スカルアヅチの城主。笑みリアのリア友。
家具職人系の最上位職業「風水導師」であり、生産職でありながら自分の作品が配置されたエリアであれば高い戦闘力を発揮する。
クラン「天ぷら騎士団」
中堅とガチの中間くらいのシャンフロ最大のクラン。
クラン名の由来はリーダーの好物とテンプル騎士団から。
他のクランと比べてユニーク保有数が少ない。
クランリーダー。
リーダーとして何かを命じる事は殆どなく、人も良いのでどんな新入りでも一回は天首領と組んだことがあるとか。ディプスロや鉛筆を超えるコミュニケーション能力の鬼。
職業は剣聖。
複数のボスモンスターとプレイヤーが入り乱れる大混戦も嫌いじゃないと述べる強者。
剣聖は転職条件が厳し過ぎて一度修正が入っており、天首領はサイガ-100と共に修正以前に剣聖に到達した「修正前剣聖」である。
サイガ-100より従剣劇で手動操作可能な剣の数は少ないが、PvPにおいては勝るとも劣らない実力の持ち主。
毒を受けて第2の街「セカンディル」へ全力疾走していたサンラクに宿屋の場所を教えたプレイヤー。
レイジと出会わなければサンラクはリスポーンポイントを更新できず、結果としてリュカオーンとも遭遇せず、ラビッツに招待されることもなかった。
このためサンラクからは感謝されており、見かければフレンドリーに会話する程度の仲になっている。
現実で意中の女性(P/N ミーア)がおり、彼女と仲を縮めるために先輩プレイヤーとしてレクチャーできる立場を存分に活用している。
クラン「阿修羅会」
シャンフロでも有数であったPKクラン。ちなみに、設立のきっかけはペンシルゴンがドジって1vs3のPK戦をやる羽目になりかけた際に口走った出まかせから。
設立当初は「PK行為の過程」を楽しむクランであったが、賞金狩人の実装や団長がユニーク武器「殺戮者の魔剣」を手にしたことによるプレイスタイルと方針の変質により、ナンバー3のサバイバアルの脱退を皮切りに古参のPKが次々とクランを去ってしまう。
結果、「PK行為の結果」を追い求める地雷プレイヤーばかりが集まるクランと化してしまった。
ユニークモンスター「墓守のウェザエモン」を秘匿しレベル上げに活用していたが、方針に愛想をつかしたペンシルゴンによりアジトの場所をトップクランにチクられ、「黒狼」「午後十時軍」等の連合軍に奇襲を食らって壊滅。
団長もサイガ-0に一撃で屠られ、けじめとしてペンシルゴンも倒された事で阿修羅会は消滅した。
クランリーダー。通称「赤点のオルスロット」。
プレイスタイルはレベルを上げてスペック差で圧し潰す俺TUEEEタイプ。
ある意味ではゲームにおいて真っ当に正しいプレイスタイルだが、特技が「粋がること」から分かる通り自分が無双することを好んでおり、複数回死ぬことを前提としたゲームが非常に苦手。
更に脇役に徹することも好きではない等、オンラインゲームには本質的に向いていない。
FPSはトラウマレベルで罵られたので「二度とやりたくない」と唾を吐き捨てるレベルで嫌っている。そら一人で0キル20デスもしてたら罵倒されますわ。
死ぬほど晒されたり弄られたりしており、一時期は「背中がお留守ロット」というあだ名までもらった。
職業は殺人鬼。
旧阿修羅会のキルスコア第一位だったらしく、PKしまくってユニークウェポン「殺戮者の魔剣」を手に入れている。
プレイヤースキルは上記のリベリオスとは拮抗しているらしいが、装備の充実度の差でオルスロットが不利。
またプレイヤーのキル数はオルスロットの方が上だがカルマ値は後述のヒイラギの方が高い模様。
リアルではペンシルゴンこと天音永遠の実弟。
姉と比較されることにコンプレックスを持っているが、それ以上に姉が畜生なので「羨ましいが、ああはなるまい」と肝に銘じるような複雑な心境。
永遠のことは普段は姉御呼びだがストレスがオーバーフローすると姉ちゃん呼びになる。
元々永遠は弟と同じクランに入る気もなかったが、シャンフロをロクに楽しめずに弟が引退してしまうのも見ていて忍びないと協力した結果、阿修羅会が誕生した。
しかし、所属する歴戦のPK達が何を楽しんでいたのかを理解していなかったため、クランは上記の末路を辿ることになる。
なおこれに限らず永遠は久遠に対し彼女なりの情をかけているのだが、結果的にそれが自由度を減らされたりするので久遠の癪に障り……という悪循環を辿ることとなる。
壊滅後は、PKやりすぎの返り討ちペナルティとして「所持品全ロストと兆単位の罰金」を背負わされたとペンシルゴンは推測していた。
また姉が思っている以上にメンタルが強かったことと、シャンフロから離れ気味ながらも未練たらたらだったのを見かねた姉が「今なら恩赦でペナルティ消えるよ」とさりげなく教えられて復帰。
旧大陸の王国がクーデターに端を発する政情不安に陥っていたところで再登場。
罰金帳消し恩赦をバラ撒いていた国王派に付き、国王と敵対する都市サードレマでユニークシナリオ「公女誘導作戦」を行うも同地を訪れていたサンラクに見つかったのが運の尽き。
サンラクから通報を受けた姉にも見つかるわ、そのサンラクへ知らずに渡したというか押し付けていた魔剣「殺戮者の魔剣」から発生したモンスター「殺戮の魔人」に食われるわ……とまたしても散々な目に遭う。
なお復帰を焚き付けた姉からは「でもそれはそれとして全力で潰すね……」と思われていた不憫の星に産まれた男。
クラン「魔女の教会」
魔法職専門クラン。
加入条件は「女性アバターを使用していること」「魔法職をメインにしていること」「魔女的な要素があること」。
ネカマとリアル女性の割合は3:1程度だが、所属しているとだんだん性格がオネエ寄りになっていくと噂される。
実現杖を所有するプレイヤーを出禁としている。
クランリーダー。
ネカマとして完璧な擬態に成功しているバ美肉お兄さん。リアルで女子力が高い。
性別バレした時の反応を楽しんでいるのでバレても割と無敵なネカマエンジョイ勢。
超レアアイテム「実現杖ザ・デザイアー」を入手すべくあらゆる手段とゲーム内通貨で10億もの大金を投資したが、ディープスローターに横から掻っ攫われた。
その際初めてガチの地声が聞こえたらしい。
「
ギャラクシートラベラー」もプレイしており、こちらでもネカマ。
有力プレイヤーの一人で杖の勇者武器「聖杖アスクレピオス」の所有者。
聖杖の能力であらゆる魔法が回復魔法に変換されるヒーラー特化型。
プレイヤーとしては発売半年後に始めた後発組だが現在ではガチガチのヒーラー廃人。
シャンフロにおけるヒーラーの代表格扱いされている実力はお墨付きで、サンラクからも窮地に陥った時に「近辺を通りすがりの火酒夏が歩いてたりしないか!?」と内心愚痴る程度にはプレイヤースキルも能力も高い。
実はサイガ-0やエターナルゼロとは初心者時代にパーティを組んだことがある。
リアルではクランリーダーのネカマにことごとく女子力で惨敗しているのが悩み。
プレイするゲームの殆どで好物であるナッツ系の名前を設定しているハムスター系女子。
クラン「配信戦線」
動画配信チャンネル四つと各チャンネルのリスナーによって作られた連合クラン。
シャンフロが生配信可能となったために参加した者たちの集まりで、当初は「配信者連合」と名乗っていた。
王国騒乱シナリオで新王アレックスの陣営に就いてイベントに参加を表明。
チャンネル登録者数約450万人を誇る日本最大のゲーム実況配信チャンネル「ぱやガルチャンネル」の動画配信者の一人。
大規模PvPイベント「王国騒乱」で新王側で参戦することを明言した最初のプレイヤー。
10代から圧倒的支持を得ている動画配信者であり、同時にペンシルゴンをして一目を置く切れ者。
かつて起きた三度の大炎上を全て自力で鎮火し、大規模な視聴者との企画を幾度となく成功させ、そしてガル之瀬とのチャンネル統合に踏み切る事で更なる知名度を得るなど、人を操る事を得手とする生粋の軍師タイプ。
その本質は極度の目立ちたがり屋。過程を問わず「目立つ」という自己顕示欲を抱えており、とにかく目立つ為に物事を行なっている。
最近は相方の方が目立って影が薄くなり、そもそも好感度自体が無くなり始めてるのが悩みの種。
シャンフロでは前衛アタッカーで、王国騒乱開始時点ではあらゆる手段を駆使して剣聖に就職している。
「ぱやガルチャンネル」の配信者の一人で動画編集担当。渋すぎるゲームチョイスからニッチな層からの支持を得ている。
実はかの伝説のクソゲー「フェアクソ」の被害者。
サブヒロインのシャラハールのガチ恋勢だったのだが、彼女に対するフェアカスの悲惨な仕打ちの数々を目の当たりにしたことでトラウマを通り越して怨念のような憎悪を向けるようになってしまった。
その様は現実でフェアカスに似た顔をした女性も潜在的に嫌うようになってしまうなど人格に歪みが出ている程。
フェアカスをタコ殴りにできる「報酬の3分間」を何度も体験するためにラスボスの撃破RTA周回をする程だったが、逆に今度は報酬の3分間程度では物足りなくなってしまった。
曰く「あの顔はこの世に存在してはいけない」。
相方のぱやぶさこと妻夫木に王国騒乱にて新王側に肩入れする様に提案した張本人。情報が洩れれば炎上必至な事をやらかしてまで何かを成し遂げたいようだが…?
シャンフロでは前衛アタッカー。
一切の肌の露出をなくす漆黒の鎧を纏い、身の丈程ある巨大なメイスを構える鎧騎士。
大型アップデートで実装された超強力なモンスター群「エクゾーディナリーモンスター」の討伐周回を行い、その討伐報酬として多数の不世出の奥義を習得している。
チャンネル登録者数約94万人、FPSゲームメインの配信者集団。
主な活動範囲であるオンラインFPSにて、どんな状況でも宴会のような馬鹿騒ぎと冷静な連携で戦う姿が評価されている。
シャンフロは銃が発見されたことを切っ掛けにプレイし始め、「FPSではない場所でFPSをしたい」「銃を取り出す事自体が間違っているような場所を戦場に戦いたい」といったモチベーションを持って配信戦線に参加を表明した。
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メンバー内訳 |
傭兵団の司令塔。クランの全体会議では代表として顔を出すこともあった。
傭兵団所属メンバー。
傭兵団所属メンバー。
傭兵団所属メンバー。
傭兵団内で「タイマン最強」。投げナイフやあらゆる銃を用いて突撃し、タイマンとなれば9割以上の確率で勝利するなど、様々な実績を動画で見せており、動画で彼を知ったルストも「メンバー内で別格」と認めている。
戦術機は「電撃菓子3号@GGMC」という名のキューブメン。西部劇のカウボーイのような意匠デザインに分厚い装甲、ブースターや両手に大幅な改良を加えている。
傭兵団所属メンバー。戦術機は「GGMC:アサルトフォックス」という名のボールメン。
「フィグ」とはイチジクの英訳だが、他のパーティーメンバーが菓子の中、自分のネームだけ果物であることに若干の疎外感を感じている。後に「F」で始まる菓子「フィナンシェ」に気づいてしまい、かなり後悔中。
傭兵団所属メンバー。戦術機は「GGMC:ホール・イン・ワン」という名のピラミッドメン。
相手の意識外から頭部を狙い撃てる屈指の狙撃手で、モルドの評価は「間違いなく僕より上手いスナイパー」と評している。
傭兵団所属メンバー。
傭兵団9人目のメンバーで、動画制作・編集を担当するチャンネルの屋台骨。アップルパイからは「X」と呼ばれることも。
生配信時のリアルタイム編集による多視点配信管理も一手に担っているため、シャンフロにはログインしておらず、本編には名前だけが登場している。
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チャンネル登録者数約187万人の動画チャンネル「カイ速特急チャンネル」の動画配信者にして現役のプロ格闘ゲーマー。
本編の10年以上前から格闘ゲーム「ギャラクシア・ヒーローズ」シリーズをメインに活動しているベテランで、日本最強と目される
魚臣慧にも黒星をつけたことのある実力者。
スタイルは理論派で、
「超速攻2ラウンド先取理論」に忠実な超攻撃的なプレイスタイルを取る。
一方、日本ランキングの平均は10位前後、ここ数年は11位以降も多く、アラフォーとなった今は全盛期を過ぎたと感じている。
自己ベストは2年前の8位で、世界大会に出場したが初戦でアメリアに敗北している。
生配信ができるようになる前から元々シャンフロをプレイしていた。
シャンフロでの職業は剣豪。「ギャラクシア・ヒーローズ」シリーズの持ちキャラである「デュエスパーダ」を模した、”ほぼ”物理の双剣使い。
対人戦に有効な魔法以外は、自身のプロゲーマーとしての経験と、縷々閃舞という強力な二刀流スキルを最大限に活かすためのスキル構成となっている。
- 徹夜騎士カリントウ/芹沢 鈴華
チャンネル登録者数約45万人の動画チャンネル「徹夜騎士ちゃんねる」の動画配信者。
カローシス同様「ゲームのためならいくらでも現実を削れる」ヤバいタイプの人間であり、十時間以上ログインできる体力を活かした耐久配信が持ち味。
「死ぬならば前のめりに」という人生哲学を持ち、「死ぬまでクリアできないようなゲームがしたい」というささやかな願いを持っている。
シャンフロは以前からプレイしていたが、終わった後の寂寥感が最大になりそうだからという理由でほぼ引退状態だった。
しかし、途切れなく更新され続ける攻略サイトを眺めることでシャンフロ世界の広さに魅入られていき、ぱやガルちゃんねるからの誘いをきっかけに復帰する。
プレイヤーを100人くらい集めて「死んでも恨みっこなし」で水晶巣崖に一斉に突撃するという超パワープレイを三日間繰り返し続けた猛者。(総睡眠時間:4時間)
その為サンラクに次ぐ蠍長者になりつつある。
シャンフロでは本人性能を活かすことができる物量と質量による猛撃を得意とする打突特化ストライカー。
超重量のハンマーを複数用意しぶん投げるなど、豪快な戦い方をする。無限インベントリを持たせたらヤバいタイプの女。
リアルではゲームに彼氏を徹夜で付き合わせすぎてフラれた過去持ち。リアルの心配と元カレ関連の慰謝料の話題はタブー扱い。
ゴルドゥニーネ関係者
ユニークモンスター「無尽のゴルドゥニーネ」の分け身と関わりを持ったプレイヤー達。
ゴルドゥニーネの1人「お嬢」に協力するプレイヤー。
職業は「一定期間如何なるプレイヤー、NPCとも遭遇しない」「特定のモンスター一種に対してのみ隠しパラメータ「野生値」を一定以上にする」ことで就職できる隠し職業「野生闘士 」。
シユーの場合はロアミング・コングというモンスターを友としている。
世界観に没入すべくプレイヤーネーム表示等のUIを切ってプレイしている。
他のプレイヤーやNPCと関わりを持たずに新大陸を彷徨よっていた所でゴリラに助けられ、ゴリラを強襲してきた「お嬢」と戦闘の末に気に入られて、彼女の下僕となった。
リアルでは武道館ライブ開けるくらい人気の男性シンガーソングライター。
ところが一世一代の晴れ舞台を体調不良でふいにしてしまい、更に事務所と方向性で揉めるなどしてスランプに陥り、壮絶に疲れる現実から逃避するためにシャンフロを始めたという経緯がある。
- 王我星 /綾織 真央
ゴルドゥニーネの1人「二ーネ」に協力するプレイヤー。
アバターは身長2mに届かんばかり、筋骨隆々でスキンヘッドのコワモテ風大男だが、中身は小学生女子。
深い考えはなく「映画と同じか似たような動きをすれば自分好みの展開になる」という思考でプレイしている。
それだけのモチベーションで半年程で高レベル帯である新大陸までたどり着いてみせた。
シャンフロを始めたのは発売半年後からで、初心者時代はサイガ-0・エターナルゼロ・火酒夏とパーティを組んだことがある。
リアルの彼女は洋画が好きで、特にマッチョと爆発と重火器と最終的に殴り合いになるようなアクション映画が大好き。
「最前線プレイヤーの兄」を自慢してくるいけ好かない男子や、王我星のアバターを裏で笑う女子を有名人(サンラク)とフレンドになったという話で見返したいと思ったりと、根は年相応。
ゴルドゥニーネの1人「イスナ」に協力するプレイヤー。
思ったことすぐ口にするし基本悪いのは自分以外だと思ってるフレイザード系女子。
作者公認で超ド級のクズ。
リアルでも態度が回りくどいだけでナチュラルボーン唯我独尊私以外見下し女。
詳細は
個別項目を参照。
その他
特に明確にクランに属さないプレイヤー達。
登場期間の短い者が多いが、抜粋したメンバーだけでも異様にキャラが濃い。
米国の大手プロゲーミングチーム「スターレイン」に所属する、全米ナンバーワンにして
世界最強のプロ格闘ゲーマ―。20歳には見えない幼児体型。
アメコミ格ゲー
「ギャラクシア・ヒーローズ(GH)」シリーズを得意とし、
50連勝無敗の記録を持つ生きる伝説。
15歳の頃にその才能を見出されアメリカンドリームを掴んだ為、人前でパフォーマンスすることに慣れきったテンションの高い愛想の良い性格。
詳細は
個別項目を参照。
職業は鍛冶師系統の最上位職業「名匠」をメイン、サブを勇者としている。
プレイヤー最高峰の鍛冶師であり、ハンマーの勇者武器「聖槌ムジョルニア」の所有者。
男性アバターを使用しロールプレイを心掛けているが、親しいプレイヤーの前では直ぐに素が出るためサンラクから「化けの皮が緩すぎる」とロールプレイを酷評された。
ソロを好む職人気質なのでサンラク程ではないが補足が難しく、午後十時軍からの勧誘を断り続けている。
サンラク、秋津茜、サイガ-0に続いて「兎の国からの招待」を発生させた。
そして訪れたラビッツでシャンフロ最高峰の鍛冶師であるヴァイスアッシュの存在を知り、今は彼にお近づきになろうとユニークシナリオ攻略に集中している。
リアルでは趣味が特撮作品鑑賞な特撮ヲタクの社畜OL。
会社の御局様に酒の席でブチ切れて舟盛りの舟を顔面に叩き込んだことがあり、その事件以降会社の社員から「大怪獣」というあだ名が付いた。もし殴っていたらあだ名は「イェーガー」になっていた模様。
- ディープスローター/彬茅 紗音
「スペル・クリエイション・オンライン(通称:スペクリ)」で仕様を悪用して魔法の詠唱を下ネタだらけにしてゲームをサービス終了に追い込むきっかけを生んだ張本人。
過去の所業もさる事ながら、言動が巫山戯まくっている上に下ネタまみれなこともあり、肝心のサンラクからは出逢った瞬間即座にPKすることも視野に入れたレベルで蛇蝎の如く忌み嫌われている。
スペクリのサービス終了直前で自分を倒したサンラクに執着しており、シャンフロに辿り着くまで様々なオンラインゲームを転々としながら探し回していたストーカー。
一方で「サンラク」以外のプレイヤーは歯牙にもかけていない節があり、特にNPCについてはただのデータとしか見ておらず冷酷。
元問題児プレイヤーなこともあり、数多くのプレイヤーに多大な迷惑がかかるような策謀も躊躇わず実行できる。
サンラクを馬鹿にするものに対しては全力で怒りを向ける。NPCがサンラクを侮辱した際は締め上げ生死を握っていることを見せつけながら説教し、インターネット掲示板でもサンラクを叩く者はもれなく煽り、集団の叩きターゲットになるようにしてしまう。
余りに性格が拗れてるせいで非常に高い鯖癌適正持ちだとサバイバアルやヤシロバードからは思われている。
プレイスタイルは万能型。しかし万能性の8割を下ネタに注ぎ込んでいる。
フルダイブVRに脳が完全に適合しており、VRの特性を利用した老若男女問わぬ声帯模写・人外体形への即時適応・並列思考によるスキルと魔法の完全同時発動を素で平然と操り、十日も観察すれば相手の戦闘スタイルと思考の完全模倣すら可能な応用性の化物。
ただし、反応速度は並なのでサンラクやシルヴィアのような超人的な動きはできない。
その気になればいくらでも犯罪利用できそうな特技をセクハラに100%使い切っている。
皮肉にもサンラクの愛用する見様見真似戦法と役割模倣戦法も彼女から学んだ戦法で、彼女が扱うのはサンラクの完全上位互換。
ペンシルゴンとは違う方向の黒幕プレイも得意としており、共感や依存を利用して有利に立ち回る教祖タイプ。
シャンフロでは女性アバターを使用。職業は魔法使い系の最上位職業「賢者」。
数少ない「座標移動門」の使い手で、定期船が運航しない時期の大陸間移動を大金で請け負っている。
戦闘スタイルは当初スペクリ当時のサンラクを模倣した近接格闘魔術師としていたが、サンラクとシャンフロ内で遭遇して以降はレベルダウンビルドを繰り返して後衛魔法使い型に無理矢理変更した。
杖の中でも破格の性能を持つユニーク武器「実現杖ザ・デザイアー」を所有している。
リアルでは大企業「AKIGAYA」「彬茅コーポレーション」の社長令嬢。
登場人物中最高クラスの美貌を持ち、実年齢19歳ながら性癖:全部のド変態。
親の財力を利用して未成年の頃からエロゲやAVといった大量のR-18データを溜め込んでいるが、収集した中にイチャラブ系は一切存在しない闇深系女子。
現実との関わりを8割捨ててネトゲに没頭し、好きな食べ物は点滴な辺りも闇が深い。
- ペッパー・カルダモン/夏目 恵
電脳大隊格ゲー部門「爆薬分隊」所属の女性プロゲーマー。慧のチームメイト。サイズは不明だが着痩せする。
ゲーム内でのプレイヤーネームは「Nu2meg」。その手のお約束の通り慧のことが好き。
GH:Cのエキシビションマッチの際、同じチームのライバルがお家事情で参加不可になったことで予定を無理押して空け、慧に急接近することに成功した。
アメリカからの刺客シルヴィアをどう迎撃したものかと悩んでいたところ、いきなりガスマスクの変た……変人とカリスマモデルが助っ人としてやってくるという異常事態が発生、リアクションが追いついていなかった。
無類のポテト好きであり、一人で大量のフライドポテトを貪り、揚げた芋を主食と答えたことで外道3人衆から真面目に心配されている。
GH:C篇では悪の女王様ロールプレイで善戦した結果、「不慣れな感じで踏まれたい」「辿々しい言葉遣いで罵られたい」といったドMのファンが発生。今後のプロゲーマー活動に影響が出る可能性が懸念される。
プロゲーマーとしての活動に専念するためにシャンフロは少しかじった程度で積みゲーとしていたが、再登場したJGE編にてサンラクの発言から慧とシルヴィアがシャンフロプレイ中であることを知る。
顔隠しの「悪食」による強さの秘密からシャンフロの経験を己の血肉とするため、そして慧とプライベートで遊びたいという下心ありきで、本格的にプレイを始めたことが番外編で明かされた。
シャンフロでは心のモヤモヤをねじ伏せて作った金髪美人アバター。
職業はメイン:薬剤師、サブ:剣士。カッツォ達が戦闘職のため、下位互換にならないように支援できる生産職を目指している。
ベヒーモス起動時にサンラクと一緒に居たゴツいいぶし銀の重戦士プレイヤー。
しかし中身は重篤な赤ちゃん趣味、母性愛を求める性癖持ちで、アクセサリー枠ひとつ潰してまでおしゃぶりを装備している。
サンラクには最早哲学ともいうべき持論をぶつけてドン引きさせた末期の変態。
「ネカマ相手でも向こうが真摯にバブみを見せるならオギャるに不足ない」と熱弁するなど嫌な意味でネカマに理解を示す。
女教師系のママがドストライク。最近では性癖を拗らせすぎた結果大幅なレベルダウンまでして自身のアバターを5歳児にまで再構築した。
シャンフロの職業は格闘系の隠し最上位職業「鎧闘士」。
格闘武器と防具がワンセットになった特製の甲冑を身に纏い、距離にして1メートルという極めて狭いレンジに限定した瞬発力を駆使して戦う。
癖が強いが、お得にお店が利用できるスポンサーがついたり、闘技場ではリングネームで呼ばれるようになるなど特典もある。
ちなみに彼のスポンサーは「黄金の天秤商会」、リングネームは「ベイビーハート」。
発売後半年から始めたプレイヤーで、他のプレイヤーが色々試行錯誤している中でいち早く闘士ジョブ一本に絞って今の職業になった。
なんだかんだ言って怒涛の勢いでベヒーモスを突破するサンラクのペースについていっている剛の者である。
なお、敵がママみを感じさせる女性だった場合、「反抗期だぜ」っておしゃぶりチュパりながらパワーボムする。
リアルではプロレスラーで、186㎝・103㎏の重装甲筋肉を備えた巨漢。
小学生期に親から虐待を受けるも、中学生期に身体を鍛えることを決意。
高校で最強の肉体を得て父の拳と母の平手を無効化するも、息子に向けていた感情を発散できなくなり父母離婚、行き場のない母性への憧れと最強の肉体だけが残ってしまったとのこと。
別名「伝説のメイド服職人」「メイド服のやべーやつ」。
クラシックなメイド服を着た彫りの深い彫刻みたいな丸刈りの男性アバターで堂々と歩き回る狂気の変態。
「真に万能なら男女どちらが使用しても絶対に似合うはず」という信念から「理想的なモデル」を自ら作りつつなおかつ自ら作っているやべーやつ。
彫刻を参考にした肉体美に大真面目に施された化粧、メイドとしての振る舞いも完璧という真正のメイド服ガチ勢であり、結果として実際に見ると「いや別にそこまでキワモノゲテモノじゃないな……ていうか普通に似合って…?」と相手の情緒が不安定になる。
「装備生産系+防具限定+裁縫系」というあまりにピンポイント過ぎる条件を求められる隠し最上位職業「至布匠」にたどり着いたプレイヤー。
メイド服っぽい男性用装備は作れるがメイド服そのものにしようとすると女性専用の制限が必ずついてしまうジレンマで一時期疾走していたけど(誤字ではない)修行の末に独学で上記の隠しジョブを発見した努力家。
プレイヤースキルも最上位であり、シャンフロ防具服飾界隈で叫ばれた「誰か最強のメイド服を作ってみろよ」という煽りによって引き起こされた「メイド服戦争」を狂気的な完成度のメイド服を作る事で意見を黙らせ、完全に終結させた腕前を持つ。
なお彼が作ったそのメイド服は元々の持ち主がPKで装備を奪われ、それが巡り巡ってガチムチマッチョの手に渡った。
また、サービス初期に勃発した「最強防具論争」についても多種多様な「最強」の条件に合わせた合計20着の「メイド服」を以って「結局のところ腕が全て」と完全論破したことでも名が知られている。
シャンフロプレイヤー最高峰の鍛冶師イムロンは「防具作成に於いては自分よりも上」と認めており、サバイバアルからは「たった一本の性癖のみでこのゲームの最強防具論争を終わらせた男」と語られている。
作者曰く「真っ当なイケメンキャラを作ろうと思ったのに最終的に完成したのがこの人」「頭がおかしくなったんじゃなくて常識人が真面目に抱いた信念の行動が傍から見ると頭おかしいだけ」。
サンラクが連れるウィンプの存在をサバイバアルの伝手で知ると、ウィンプに最高のメイド服を仕立てるため自らサンラクに協力を申し出た人物。
ベヒーモス起動時にサンラクと一緒にいた女性プレイヤー。後にオイカッツォを筆頭とする焠がる大赤翅討伐メンバーの1人として再登場。
サービス開始時からログインしている古参の女性プレイヤー。現在レベル114。
完全にその場のノリで名前を付けたため何故そんな名前を付けたのか本人もよく分かっていない。
サンラクからの愛称は「炸裂グリンピース姉貴」。
ジョブは「長銃手」。元々は魔法職だったが現在はベヒーモス内で取得したライセンスを使って転職した。
加えて元々「近接銃手」と呼ばれるジョブだったこともあり、現在は長銃に仕込み銃剣をつけて油断して近づいた敵に近接戦を仕掛ける突撃型スタイルになった。
なんだかんだ名前を後悔してるわけじゃないしノリもいい方なので手投げ式の炸裂弾をちゃんと持っている。
「食らいなさい私の炸裂弾!!」って叫ぶと大抵のプレイヤーが噴き出すので対人戦で有利を取れる。
実は運悪く新大陸行きの船の乗れず、密航も低確率の「潜入失敗フラグ」を踏んだために旧大陸に取り残された残留組。
幸いどっかの鳥頭によってベヒーモスが解禁されたことでレベルキャップを解放出来た。
リアルでは
女性声優。愛称は「ミカどん」。
劇中女児向けアニメ「プリティメイデン」に出てくる屈指の人気アイドルキャラクター「メープル・ホットケーキ」の声を担当。
抑揚とハイからローへの変動が特殊すぎて人工音声だとコンマ何秒のラグが生まれるため完全再現できないハスキーボイス持ち。
プレイ中は声バレしないよう地声+低音ボイスでプレイしている。
オイカッツォを筆頭とする焠がる大赤翅討伐メンバーの1人。ジョブは怪盗。
焠がる大赤翅討伐時に大量の爆弾を仕掛け多大な貢献をしたプレイヤーだが、元々はこの大量の爆弾で王都を更地にするテロを画策していた在野に潜んでいた危険人物。
作者によると鯖癌屈指の危険人物にして狂人プレイヤー・えのきの甥。
叔父の姿を見て「リアルではわるいことをぜったいにしてはいけないけど、じゃあゲームならわるいことしていいんだ(要約)」と嫌な方向で悟りを開いた模様。
作者によると「えのきと比べると悪意がまだまだ幼稚」「叔父の方は純然たる好奇心でやらかしたけどこっちは免罪符としての肯定だから人間性の邪悪度で言ったら甥の方が邪悪だよ。手口の邪悪さは叔父がぶっちぎってるけど」。
NPC
兎の国「ラビッツ」のヴォーパルバニー。白い赤目のロップイヤー。サンラクの相棒。
ヴァイスアッシュの娘で兄弟姉妹が25匹いる。アルファベットの「M」。
システムからサンラクの弱点を補うようにビルドされた職業:魔術師。
ラビッツとの行き来を担当するため座標移動門を習得しており、サンラクが他に先んじて行動できる要因の一つでもある。
サンラクの滅茶苦茶ぶりに振り回されながら共に成長していき、レベルキャップを突破した。
プレイヤーと違いNPCは蘇生不能なのもあって序盤はよくヘタレ扱いされていたが、成長と共に慣れと度胸が付いてきた……が、やっぱり根はヘタレ(ホイホイ蘇生できるプレイヤー達が異常なだけでむしろ真っ当な死生観ともいう)。
人化の専用アイテムを所有しているが、燃費があまりに悪いためかほぼ使われていない。
人前に出るときは専らマフラーに偽装している(後述)。
「~ですわ」が口癖。
コミカライズでは水色のジャケットに赤いスカーフ、懐中時計に加えて片眼鏡を差したシルクハット……と「不思議の国のアリス」あたりを彷彿とさせるファンシーな衣装。
漫画版6巻ではピンク髪の人化バージョン(&兎バージョンの自分らヴォーパルバニー達)で表紙も担当している。
戦闘時は片眼鏡をかけ、ぶ厚い魔導書や巻物を駆使する。ちなみに、巻物は使い捨て。
なおサンラクと背中合わせになり、耳を使ってサンラクの首にしがみ付き体を隠してマフラーと言い張るパワースタイル。
ペンシルゴンにはあっさり気付かれたが、オイカッツォはエムルが限界を迎えるまで気が付かなかった。
エムルの姉で兄弟姉妹の長女。鍛冶師。アルファベットの「B」。黒いボサボサ。
職業はメイン:名匠、サブ:考古学者だったが、サンラクの目論見で成長を促され、隠し職業「古匠」に到達。
サンラクが持ってくる異常な質と量の素材に眩暈を覚えながらもピーキーな装備を作成する。
ヴァイスアッシュに心酔しており、彼を前にすると語彙力が崩壊する。
広島弁らしき喋り方。
ラビッツのボス。
超一流の鍛治職人としての顔を持ち、隻眼でヤクザの親分のような見た目と雰囲気の兎。
気に入ったプレイヤーに過酷な試練と手厚いサポートを授ける。
世界観の根幹に関わる重要NPCであると同時に、ユニークモンスター「不滅のヴァイスアッシュ」でもある。
シャンフロ内の宗教「三神教」の聖女。シャンフロのアイドル。
あらゆる呪いを除去する能力と癒しの力、更に未来予知の能力を持つ。
美少女として極まった容姿を持ち、リアルアイドルがシャンフロで営業しようとした所あまりの人気に撤退した逸話がある。
実はユニークモンスターになるルートがあったが、聖女ちゃん親衛隊の活躍で消滅している。
賞金狩人。ロシア系金髪幼女。名前の元ネタは
TAS。
PKを抹消するために出現する賞金狩人の中でも屈指のレアキャラにして最強格。
全NPC中最速の存在。
賞金狩人共通のAIに目を付けられ、ティーアスちゃんを着せ替え隊に狙われている。
サンラクが出会った当初は
ビキニアーマーを着用していた。
奪った装備を着用するのは賞金狩人の伝統のようなものなので本人は気にしていない。
仇討人となったサンラクの指導役となり、お姉さん風を吹かせている。
新大陸の各地に出没する機械人形型NPC「征服人形」の一機。エルマ型317番機。
ウィンプを拉致しようとしていたところを赤竜ドゥーレッドハウルに撃墜され、欠損状態で機能停止していたがサンラクと遭遇して再起動した。
利害が一致したサンラクと契約を結び、エムルに次ぐ彼の相棒となる。
種族特性としてサンラクの所有するロボ系装備を使用することができる。
見た目は青髪の美少女。ただし機械人形故に球体関節。
口癖は「インテリジェンス」
征服人形自体がユニークモンスター「冥響のオルケストラ」と密接に関わっており、サンラクの攻略の様子が手違いで配信されてしまったため、サイナの存在も知られた結果アイドル扱いされるようになった。
ユニークモンスター「無尽のゴルドゥニーネ」の分け身の一体。八人目。
サイナに拉致されそうになったところを一緒に撃墜され、巨大モンスターが跋扈する魔境に隠れ住んでいた。
サンラクと遭遇し、利害の一致からパーティメンバーとなり行動を共にする。
眷属として大蛇のサミーちゃんを連れている。
ウィンプはサイナ考案の渾名。弱虫。
分け身としては「始まりの八」と呼ばれる上位個体であり、言動は強気なのだが、非常に臆病な性格をしているヘタレ。
恵まれた初期ステータスを持っていたにも関わらず、サミーちゃんのステルス性能が高かったこともありレベル100オーバーが当たり前の新大陸でレベル62を維持していた。
後にサンラクとサイナによるスパルタ式ウィンプ育成計画によりレベル90台に到達したが、ヘタレの性格が改善される傾向は一切ない。
サミーちゃんが何かと有能なのでサンラクからオプション扱いされることも。
見た目はアルビノのツインテール美少女。
言葉が全てひらがな表記される舌足らず。
紆余曲折を経て前線拠点に到達、仇討人の隠れ拠点であるカフェ「蛇の林檎」の新大陸支店で料理人見習いとして精を出している。
ロリコンばかりの仇討人達から高い人気を得ている。
旧大陸を治めるエインヴルス王国の第一王女。
心優く美しいお姫様、というまさしくファンタジー世界のお姫様テンプレに忠実な設定をしている。
が、問題はその容姿が本作のトップバッターを飾った伝説のクソゲー「フェアクソ」のヒロイン「フェアカス」ことフェアリアそっくりな点。
あろうことかフェアクソ人気投票一位・サブヒロインのシャラハールと全く同じ台詞を口走る等、フェアクソプレイヤーの神経を逆撫する要素満載。
フェアクソによってトラウマを刻み込まれたサンラクはアーフィリアを見て殺害衝動に駆られる程動揺し、平常心を保つのに非常に苦労していた。
なぜフェアカスそっくりなのかと言うと、フェアクソの開発に携わった律が思い入れから版権を全て買い取った上でシャンフロに実装したため。
エインヴルス王国第一王子⇒国王。アーフィリアの兄。
新大陸にて保護された蟲人族を見て悍ましく思い、新大陸の異人種を隷属させるためにクーデターを起こして父から王権を奪取した。
その後、レイドボス「彷徨う大疫青」に襲われる第3の街「サードレマ」の大公の救援要請を却下、更に大公の娘を嫁に要求したらしく内乱の切っ掛けを作った。
謎多き種族「王狗」の戦士。豚の頭のオークとは全くの別種。
棘付きの甲殻に全身が包まれている身の丈3mを超える禍々しさ満載の異形の怪人。
作者の発言によればモンハンのジンオウガ装備とオーグ装備とブラキウム装備のキメラみたいな外見のようだ。
ヴァッシュに育てられたことで理性を得て謙虚で心優しく読書にも興味を示す好漢になった。
新大陸でも生き延びられるくらいに成長し婚活を始めるも、番どころか自分と同じ種族が全く見つからないのが悩み。
特技は全身の甲殻を振動させて敵の身体を内側の体組織から破壊する超振動グラップルと二号人類最速の機動力で高速の五連撃を叩き込む音速五連殺。
仮にパーティ入りした場合、強すぎてエネミーを倒してしまうとアイテムドロップ率が下がる上に経験値泥棒化する運営側の罠が仕掛けられている。
経験値やアイテムを稼ぎたい場合彼にあまり戦わせない様立ち回らなくてはならない。
劇中では急遽結成したサンラクのパーティに同行するも、その特性から逆に楽ができなくなった。
シャンフロ外のゲーマー
シャンフロ以外のゲームで活躍している登場人物達。
「スターレイン」所属のヒスパニック細マッチョ。
イケメンだがそのうち刺されそうな女性関係の持ち主。
三回ほどニューハーフに引っかかってソッチ系に堕ちそうになったことがある。
「スターレイン」所属の顔が暑苦しい白人マッチョ。
日本に彼女がいて遠距離恋愛中。
片言日本語で喋るが実際はキャラ作りであり、恋人の事になると早口で二時間くらい饒舌に惚気を語り出す。
シルヴィアが現れるまでスターレインの前身であるプロゲーミングチーム「アトラス」の最強プレイヤーだった男。
「スターレイン」所属の黒人マッチョ。片手でリンゴを握り砕ける。
マッチョな外見に反してプレイスタイルはカウンター主体の技巧派。
妻帯者でプロポーズの台詞は「俺と家族になって欲しい」。
(性能重視で選んだ)持ちキャラが美少女系だったせいで妻と喧嘩した事があるらしい。
米国トップクラスのプロゲーミングチーム「Dinoscull」所属のプロゲーマー。
通称「ダイナスカルの猛禽」。
格ゲーをメインに活躍しており、シルヴィアに次いで有名な全米第2位。
鷹の目に相応しい鋭い目つきが非常に印象的な、身長180オーバーのモデル体型美女。
写真集の売り上げはシルヴィアより上で、ペンシルゴンもモデル関連から彼女のことを知っていた。
日本語は礼儀正しいが、本性はヤンキーを彷彿とさせるオラオラ系キャラ。「プライドが服着て歩いてる」と例えられるほど負けず嫌いな上にフットワークも軽い。
見かけに反して枯れ専。日本武道の達人は好みの顔が多かった模様。
テンションを上げて力量を上げるタイプではないが、余程心をかき乱されない限りは常に最高のパフォーマンスを実行可能な安定感のあるバトルスタイルの持ち主。
重量級キャラをメインで扱いながら全米ナンバー2に上り詰めた実力者。
鈍足、重装甲、高耐久という主流の真逆を行くキャラを使ってシルヴィアへと迫ることからシルヴィアと同等の人気を誇る。
シルヴィアを相手に互角以上に渡り合い、自分を差し置いて「リアルカースドプリズン」と言わせたサンラクへの興味から、戦いを求めて来日する。
本編未登場。存在が確認されたのはTwitter内など。
欧州全体で勝率七~八割をキープするイギリスが誇る世界トップクラスのプロゲーマー。慧には勝率六割くらいをキープしている。
生まれつき足にハンデを負っているため車椅子生活であるが、VRゲームにハマった結果人を蹴り飛ばす快感に目覚めた真正のドS。
そのため合法的に人を蹴り飛ばせる格ゲーを好んでおり、ひとたびフルダイブすれば的確に喉を突く凶悪なハイキックを繰り出す。
キレると比喩表現で罵倒しまくる上に段々喩えが難解になる。また、実は若干ショタコンのケがあるらしく、最近はジャパニーズ羊羹にハマっている。
バトルスタイルは冷静に、的確に、優雅にお前を殺すと言わんばかりの似非データファイター。基本的には冷静だが溢れんばかりの戦意殺意に手綱を付けて的確に襲ってくる。
イギリスの格ゲープレイヤーは野良で「Leo Queen」に踏みつけられて初めて一人前であるとされる。
「電脳大隊」のレースゲーム部門、通称「戦車中隊」に所属するプロゲーマー。カッツォの1歳年下で、カッツォに舎弟のような態度で懐いている。
月に2、3回ゲーム配信を行う動画投稿者でもある。少年のような整った童顔をしながらも、野趣のある荒々しさも兼ね備えており、ゲーム実況をするときに複数のリスナーが同じマッチングに引っかかるようにタイミングを合わせて参加してくるほど人気が高い。
ユートピアエンターテイメントソフトウェア
略称:UES。関連会社にリアルタイム翻訳システム「バベル」を手掛けた「ユートピアコンピュータエンターテイメント(UCE)」等がある。
シャンフロの制作・リリース元。現行のフルダイブVRシステムの開発元でもある。
主要スタッフである継久理と天地の2人は水と油以上に相性が悪く、顔を合わせると獣同士の殺し合いの如き様相を醸し出すが、お互い超貧弱なので仮に事が起こっても情けない光景が広がることになる。
加えて2人とも別に善人という訳ではないので、法的にグレーなことをしでかすこともしばしば。
そしてそれを知った木兎夜枝の胃にダメージが入るまでがオチとなる。
一応メイン3人は所謂外道3人衆みたいなポジであり、悪友みたいな関係を保っている。
「シャングリラ・フロンティア」という「世界」を創造した天才プログラマー。問題児その1。女性。
ハード・プログラム・サーバーまで全て創世の設計。
傍若無人な性格で、祖父と自分の作り上げたシャンフロの設定・シナリオ・世界観こそ至上とし、「シャングリラ・フロンティア」という世界に有象無象を踏み込ませること自体を毛嫌いしている。
このこだわりが超絶人気タイトルなのに他ゲームとのコラボイベントが出来ない最大の原因。
世界を忠実に再現することに拘りすぎて時にゲームとしての面白さを放棄することもあれば、本来のシナリオにない想定外のイベントの発生やイベント進行を毛嫌いし、許可なく勝手にボスの難易度を難しい方向に操作して
誰にも言わない典型的なダメ吟遊GM。
なお、創世の創造した世界観・設定そのままでは
クリア不可能な難易度のクソゲーとなるが、その点を指摘されると
ブチ切れる。
ただしゲームクリア自体は望んでおり、
「自分の創った世界は劣化させたくないが、プレイヤー達には自分のゲームをクリアしてほしい」と屈折した考えを抱いている。
権力者に楯突いても始末されずに死んだことにして拉致される可能性があるだけの才能の持ち主。
作者曰く
「設定厨」。
顔立ちは美人だが生活能力が劣悪なため身だしなみは一切気にしない女子力が皆無な人。体力はゴミ以下。
コミカライズでは芋ったいジャージ姿で仕事していた。
「シャングリラ・フロンティア」を「ゲームとして遊べるように」調整した天才。問題児その2。女性。
シャンフロ運営におけるバランス調整のトップであり、下にも調整役のプログラマーがいる。
実はサンラクが過去にプレイした一部のクソゲーに開発で関わっており、サンラクが己の黒歴史の既プレイヤーであると知るや瞬間的に逆上しプレイヤーのデータを消そうとして創世に止められた。
父は鯖癌の制作者で投獄されており、当時の騒動が相当なトラウマになっている。
鯖癌が原因で暗黒の青春時代を過ごし、スペクリで人の善性を過信しすぎてユーザーの悪質さを知り、フェアクソで予算や納期といった製作サイドの問題にぶち当たった中々波乱万丈なクリエイター人生を送っている。
トラウマを体現する存在である鯖癌プレイヤー達を毛嫌いしており、特に黒歴史と鯖癌両方を満たしているサンラクはいっそう嫌いだが、進展のなかったメインシナリオをクリアしてくれることは嬉しい。
なおメンタルは強靭だったようで、噴き出た負の感情は創作意欲に変換してシャングリラ・フロンティアに注ぎ込んだ。
作者曰く「ルール厨」。
仕事人間なのかあまり風呂にも入らずに作業している。体力も創世とどんぐりの背比べレベルで酷い。
そのため部下に「エナドリで煮詰めた酢豚みたいな匂いがする」と言われ絶望するなど匂いをよく指摘されているが、最近風呂に入った後に服を着替えなければ臭いままだと学んだ女子力皆無な人。
創世と律を仲介するストッパーであり苦労人。一応は営業・広報担当。
本姓は岩巻だが、仕事上では既に広く名の通っている旧姓を名乗っている。
胃痛に悩みながら仕事をしている重度の愛妻家。
広報担当なのでコラボイベントの企画立案も担当しているが、運営トップの2人が強烈な難色を示すため胃痛に苛まれている。
胃腸薬が手放せず日々大量の胃薬を消費しているが、愛妻弁当にタコさんウィンナーが入っていると精神的に無敵。
妻の作ったオムライスなら即死も免れるため帰宅が二日に一回にも関わらず高い金を払って愛妻弁当を最速で送ってもらっている。
しかし、重度の乙女ゲーマーな奥さんが乙女ゲーを攻略している時は、一番酷い場合で食事がインスタント食品&鯖缶になる哀しみを背負っている。
コミカライズ版ではスーツにオールバック、スクエアフレームの眼鏡をかけたインテリヤクザ風の男性。
百合や魔法少女的変身大好きなやべーやつ。元GH:Bの開発スタッフ。
「女の子の竜化で露出しないとかゲームに対する侮辱でしょう!!」という変身アニメーションに関する拘りから天才2人を煩悩と情熱だけで説得した猛者。
基本的にシャンフロの世界観に口出しすると創世によって最悪社会的に抹殺されるのだが、絶対零度の眼差しを向けられながらも変身する際のロマンについて熱い涙を流しながら語ったことで逆に認められたある意味狂人。
また仲のいい女性二人あるいは少女二人の間に挟まろうとする不逞な輩を一撃でぶちのめすべく右ストレートを鍛えている重度の百合好き。
少々肥満気味の男性で、元ブラックドール社の社員。
シャンフロに登場する量産型戦術機「タイプメン」に関する考察論文を創世に叩きつける自殺行為をやらかすも、その熱意から首が飛ぶ事なく昇進した猛者。
出力120%は今でも通じると信じている生粋のロボヲタ。ネフホロ2販売の立役者。
陽務一家
楽郎の家族達。
父方、母方の祖父母、親戚、いとこも含めて全員根っからの趣味狂いの血筋であり、自身が見出した趣味に心血を注ぐ癖がある。
両親も子供も全員がバラバラの趣味に没頭しているために、血の繋がった家族としては恐ろしい程に顔を合わせない。
「家庭内環境大丈夫?」とよく心配され、楽郎が中学生の時に教師に三者面談を半強制されたり、近所の優しいおばさんに児童相談所を呼ばれたことすらある。
そのため「毎週日曜日の朝と晩は絶対に一緒に食事をし会話をする」というルールが成立。
このルールを破った者は他の三人からの趣味関連の物品を売り払われる制裁が待っている。
一家は特にシャンフロはしていない。
父。釣りキチ。
ちょいちょい飛行機とかに乗る商社マンだが、毎年有給を使って魚を釣り上げに行く病的なレベルの釣り好きであり、釣りたて新鮮刺身原理主義者。
楽郎を立派な釣りキチにせんと英才教育を施そうとしたが見事に失敗に終わった。
斎賀家の祖父と釣りを通じて知人になったりと妙な人脈がある。
釣りバカ日誌は禁句。
妻との馴れ初めは「釣り餌を切らした陽務父がコオロギを探していたら、虫取り少年かってくらい泥だらけで地に這いつくばってスズムシを探す永華と遭遇、目が合った瞬間互いに一目惚れ」。
母。昆虫狂い。
大学などのその道の専門家に名を知られる程の虫マニアで、最近は南米の蝶を育てる為に家の一室を南米の気候にカスタムした。
一時期蜂の巣集めにハマったことがあり、自宅にはボウリングの球よりデカいスズメバチの巣がある。
標本は時として陽務家にチャタテムシの大量発生というバイオハザードを引き起こしたり、酔った勢いに身を任せて庭に養蜂設備の設置を企み家族総出で阻止される前科があったりと、「(被害規模の)瞬間火力が高すぎる」陽務家で一番の危険人物。
瞬間的な浪費はトップに位置する。
妹にして読者モデル。ファッションガチ勢。
継続的な金銭消費で言えば一家の中でもトップクラス。
生来のオシャレ好きであり、幾つものバイトを掛け持ちしつつ服やアクセサリー、化粧品を買い集めている。
両親に頼み込んで特別に自分の部屋を二つ持っており、月の小遣いでは足りない勢いで服を買うのでブラック企業もかくやな勢いでアルバイト漬けの毎日を過ごしている。
そのため一家の中では最も多芸。何故かカクテルが作れるし、車の修理もできる。
某TRPG的にいえば色んな技能が35くらいある化物。
天音 永遠の熱狂的なフォロワーであり、読者モデルとして活動しているのは趣味ではなく、憧れの人物たる永遠の存在が大きい。
永遠の本性を知る兄からは「邪神を崇拝する邪教徒」扱いされているが、本人はその理由を知らない。
最近兄が永遠と交友関係を持っていたという事実が発覚し、なんだかんだあって憧れのモデルとアドレスを交換するに至った。
その後、とある撮影現場で偶然永遠と遭遇し、親しげに話しかけられて心臓が止まりかけたという裏設定がある。
もしも永遠がシャンフロをプレイしているのに気がついても、悩むはするがプライベートを守るため突貫はしないファンの鑑。
目力強めだがみにすかでふとももなのでつよい。
ただし恋愛に割く脳内領域がトワ様に占領されてるため素で外道紛いな行動を取る模様。
具体的には朝入れられてたラブレターを昼休みに教室まで行って断りと一緒に返す公開処刑を行ったためクラスで一番の美人ながら挑戦する猛者は皆無。
ちなみにファッションセンスのない家族の好感度は人格は別として「ゴミ」「宇宙人」「ペットボトル」など辛辣。
なお兄がトワ様と知り合いだと知った後は「廃棄されたスマホの中のレアメタルくらいには使い道のあるゴミ」という評価になった模様。
明治時代に存在した初代陽務。
餓死する寸前まで朝も昼も夜も空を見上げる天体観測狂いで、名前が星だから名字を「務めにするくらい太陽が好き」が陽務家の名前のルーツ。
過去に居たご先祖様。
女狂いのハイカラプレイボーイだったせいで世界規模で趣味人の血が拡散したとかなんとか。
手入れされたスポーツカーを乗り回す父方の祖父、プラモデルの為だけに離れを建てた母方の祖母、
泥酔した状態でフルスイングして自室の天井に突き刺したゴルフクラブにエクスカリバーと名付けたゴルフ狂の母方の叔父、シベリア大陸横断鉄道スタンプラリーを達成した電車マニアな従兄弟の祖父が存在する。
他にも車、酒、プラモデル、エクストリームマシン、エクストリームスポーツ、自転車、盆栽、ギャンブル、馬、犬、猫、絶滅危惧種、化石、酒(作る方)など色々色々いる模様。
尚正月はそもそも酒が入った時点で空気がギスり始め、
泥酔したアウトドア趣味の親戚がインドア趣味の連中に「じめじめ部屋に篭ってないでたまには外に出ろよ!(意訳)」と煽って空気がギスり、
更に同じアウトドア趣味でも登山趣味とキャンプ趣味など微妙に楽しみ方の方向性が違う趣味同士が酔った拍子にギスって喧嘩になることから陽務一族の正月は基本的に甘酒しか飲んではいけないという掟が定まった。
現実の人々
楽郎行きつけのゲームショップ「SHOP ロックロール」の店長。木兎夜枝の妻。
フェアクソをクリアし燃え尽き症候群に陥っていた楽郎にシャンフロを勧めた張本人。
楽郎と玲の恋愛を応援しており、恋愛力クソザコナメクジな玲のアドバイザーとして裏からサポートしている。
「女の子はシンデレラに憧れるけど、大抵は継母達みたいな女にしかなれないのよ……」と語るように、夫とゴールインするまでに非常に陰湿かつドロドロにギスり、危うく刃傷沙汰に発展しかける波乱万丈の大恋愛の末に結婚。
そのため現実の恋は嫌っている。
筋金入りのギャル&乙女ゲーマーでプレイスタイルは重箱の隅から隅まで完全に攻略し切るやり込み型。
トロコンは当たり前、隠しCGから隠しルートまで完全制覇するまでやり込みにやり込むゲーマーの鑑。
楽郎が苦戦した「ラブクロック(通称:ピザ留学)」すら攻略難度的には緩いらしく余裕でクリアしたとか。
ギャルゲーや乙女ゲー攻略期間中はおおよその手間暇が8割減するため、普段は気合い入った愛妻弁当を作っている。徹夜攻略とかだとのり弁にまで堕ちる。
楽郎のクラスメイト。本名不明だが「文系マン」というあだ名も持つ。
渾名の由来は、こっそり開けたピアスの穴に雑菌が入って愉快な福耳になったことを楽郎にネタにされ煽られたから。
文系の才能は豊かで、高校生の癖にドヤ顔で7×8の計算を間違え、小論文が現文の教師に引くほど大絶賛された逸話を持つ。
楽郎と玲との関係に嫉妬し、他の生徒と共によく楽郎を集団で拘束するも、報復でプライバシーを暴露されるまでがテンプレだがそこまで楽郎とは険悪ではないようで、クラスでは普通に雑談する仲。
実は「暁ハート」のHNでSNS上にポエムを公開しているポエマー。
SNSのポエム垢には万単位のフォロワーがおり、楽郎にネタにされる割にはクラスメイトからもポエムの出来は好評。最近では芸能人にまでポエムを絶賛されたりと才能は確か。
ポエマーの素性を秘匿している割には書きかけのポエム机に開いたまま席を離れてトイレに行ったり、カフェでカフェモカ飲みながら作詩しているところを知人に目撃されたり、ポエムを検索されて速攻で垢バレしたりと危機管理リスクが欠落気味でやや迂闊。
新作は「ラヴィニュー・ひまわり」。
玲のクラスメイト。
いわゆる「攻略対象の友達ポジションの非攻略キャラ」。
塚原パイセンみたいなポジション。
「皆斎賀さんばかり注目してるけど、俺はお前の魅力に気づいてるぜ……」的な人気が高く、実は潜在的な人気は玲より高い。
なお、玲の人気が実は低い、というより
20thシークレットレアが高すぎるから隣にあるシークレットレアで妥協する感じ。
理想のタイプは「俺様王子系」、金持ちならなお良し。
玲と噂になった楽郎のことを色々調べているが、闇が深いのは玲の方だという事実には気づいていない。
絶賛売り出し中のゲームプレイアイドル。
eスポーツ大会での司会進行や実況の仕事も受け、テレビで冠番組「笹原エイトのチャンネル8!」を持っているなど人気は上々。
番組内容は同じ事務所のアイドルやゲーム声優を呼んで和気藹々とゲームしたりする感じらしい。
シャンフロでアイドル営業しようとしていたが、イリステラに完敗する哀しみを背負う。でもめげてない辺りメンタルは強め。
サンラク曰く「衣装自体はサイバーな印象を抱かせるものだが、本人の雰囲気がきゃるんきゃるんしているせいで妙にチグハグな印象」。
永遠曰く「普通にいい子」。
古のオタク口調で喋るサンラクのクソゲーフレンド。
本名不明だがサンラクからは「武田さん」と呼ばれている。
いつもの外道2人とは異なり、レビュー仲間という立ち位置が近い。幻のクソゲー「風雲プレジ伝」をサンラクに送った恩人。
女児向けからR-18までありとあらゆるクソゲーを取り揃え、クソゲーのためだけに別荘を立てるサンラク憧れのクソゲーハンター。
リアルは顔パスVIP待遇な社会的強者。世界規模営業マンなため出張で世界中飛び回り、世界的に有名な企業の本社最上階からの写真をサンラクに送ったことも。
サンラクが勉強もしっかりしているのは武田さんを見習っているためである。
追記・修正はクソゲーと神ゲーをプレイしながらよろしくお願いします。