サバイバル・ガンマン

登録日:2019/10/20 (日曜日) 21:25:00
更新日:2019/11/13 Wed 23:09:05
所要時間:約 20 分で読めます





初めては悲鳴と恐怖だけだった。

始めたばかりの頃はいつだって殺される側で。

いつしか慣れ始めた誰かに害されるようになって、

最初は身を守る為に。

いつ頃だった? 正直覚えていない、だが少なくとも最終的に……

最終的に、人が獣に咀嚼される光景をゲラゲラ笑いながら見ていたのは確かだ。



サバイバル・ガンマン』とは、小説家になろうで連載されているWeb小説シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~に登場する架空のオンラインゲームである。
制作会社は不明。読者や作中での通称は「鯖癌」



【概要】

己と手に持ったピストルのみを頼りに、エネミーが蔓延る無人島を生き延びるサバイバル・ガンシューティング。
そして「アップデートファイル1.00」「滅びかけた日」「最高最低のアレ」「クソデスゲー」との異名を持つ、作中最大の問題作品である。

無人島に登場するエネミーは基本「めちゃくちゃ小型で群体」か「めちゃくちゃ大型の単体」の二択で、「怪獣vs人間」のタイマンを強要される。
人間が生態系ヒエラルキーの最底辺に位置するため、油断すると回復アイテムとして使用出来る虫に毒で殺られるor群れで襲われて死に、魚釣りで魚に釣られたりする。
曰く「全モンスターが鬼畜攻撃パターン持ってる武器縛りモンハン

…とこの時点でゲームバランス的に問題があるゲームだが、最大の問題点は何をトチ狂ったのかリアリティ追及の名目で、痛覚を100%再現してしまったことにある。
プレイヤーは幻肢痛により頭を銃で撃ち抜かれる感覚や内臓を抉り抜かれる感覚、肉体を欠損したまま戦う感覚をリアルに味わえる。
さすがに重傷、致命傷にはショック死しないよう脳への刺激にブレーキがかかるが、ゲーム内で軽傷と判断された場合は100%再現されてしまう。
ちなみに年齢対象を指定していないオンラインゲーなのに、頬が弾け飛んで歯が見え、血煙と血飛沫が舞い、殺されたプレイヤーの死体が暫くその場に残るなどR-18G的ゴア描写を搭載。

おまけに脳内スキャンして意図的に同じ傾向を持つプレイヤーを選り分けるブラックすぎるシステムを実装。
このゲームにはギリシャ文字で分けられたサーバーそれ以外のサーバーがあることが明かされている。
先に説明した「痛覚100%+ゴア表現あり」はギリシャ文字サーバーが該当するのだが、作者ゲロから察するに、脳内スキャンで適性があると認められた者がギリシャ文字サーバーに隔離(選別)されたと考えられる。

そして選別された人数の割にサーバー数が多いので、性癖に合わないサーバーから旅立ったプレイヤーが別鯖で闇を広げた結果、いつしかギリシャ文字で分けられた(サーバー)では同じ傾向のプレイヤーで固まり、独自の濃すぎる文化が発生するようになった。
またギリシャ文字サーバーの住民は本能の解放に躊躇いが無く、割り切りすぎて死が軽くなっていたとか。


シャングリラフロンティアを手掛ける継久理創世という天才が生まれる以前の技術では、リアリティを求めた際のある種の到達点だった。
だがそれ以上に、VRマシンが単なるゲーム機以上に「悪いこと」ができることを証明してしまい、フルダイブVRが単純なゲームではなく「脳に電流を流す」「バーチャルなリアリティ」であることを悪い意味で世に知らしめたゲームである。


往時を知る主人公が「鯖癌経験者とか犯罪者予備軍って呼ばれても否定できない連中」と言うように、一見するとプレイヤーの精神に洒落にならない悪影響が出そうだが、鯖癌経験者で犯罪者はあまりいない。*1
理由は「殺し殺されが常態化し過ぎてリアルでやってもなぁ……」みたいなドス黒い悟りを開いているため。
そして
  • やたらリアルなバトロワ物を書く漫画家
  • 刃物を持った暴漢鎮圧の手際が良過ぎる警官
  • 違法ドーピングしたボクサーをボコボコにした自称格闘家
などなど、鯖癌というイかれた経験を基に今の仕事へ活かしているという人も多い。


現在は発禁となって中古はプレミアが付いており、オンラインは完全閉鎖。オフラインでならば楽しむことができる。
総じてデスゲーム時代のSAOに限りなく近いゲーム。
寧ろ苦しんで殺されても、嬉々として再ログインしては繰り返し死んでいく分下手なデスゲームよりタチが悪い。


【ゲームシステム】

上記の高難易度もさることながら、他にも回復手段として、先に紹介した
  • 油断すると自分がやられる虫
  • 油断すると食中毒を起こすキノコ
があるのだが、回復手段によりによって酒やタバコが含まれており、未成年であろうと飲酒喫煙を疑似体験できてしまう。
そしてキャラメイク自体も何故か異様に幅広く、上は老人から下は児童まで自由に設定可能。

サーバー間の移動は筏を使用。
オンラインの(サーバー)では他のプレイヤーも筏に乗って参加してくるが、基本すべてのプレイヤーが敵となる。
ただし、(サーバー)同士の戦いになると、限定的ではあるが同じサーバーをホームにするプレイヤー同士で一時的な協力戦線が組まれる。
「ちょっと偵察してくるわ!」みたいな気軽さで拷問を受けに行く勇者(マゾ)達の情報提供を基にサンラクやヤシロバードのようなアタッカー連中がぶち殺しにいくのが一連の流れ。

どれだけ業が深いかというと、当時の染まったプレイヤーは互いに殺し殺され合う状況に喜びと楽しみを見出し、肉体を欠損するリアルな激痛と感覚を味わっておきながらそれを「過去の笑い話」で済ませられる。

【用語紹介】

  • 武器について
先に述べた通り武器は基本的にピストルのみだが、レア武器としてピストルとは別の武器が島に流れつくこともある。
なお、銃は使用するために火薬が別に必要。

  • エネミーについて
ここでは名称が判明したモンスターを中心に紹介する。

  • 銃拳(ガンハンド)
アトバード「シー・ヴィス・ベラム(戦いを望むのならば)パラ・ベラム(戦いに備えよ)!!」

銃が無い場合でも弾丸を撃つための、γ(ガンマ)サーバー秘伝の最終手
左手を弾倉兼バレルに、右手を撃鉄に見立て、ナイフで雷管を叩き弾丸を発射させるが、鯖癌では部位欠損システムがあるため弾倉役の手がブロッコリーみたいな状態になる。
本来は超至近距離、それこそ左手を相手の左胸(心臓)にくっつけて使うが、別名で「セクハラテロ」とまで言われるくらい命中率がゴミなのが欠点。
当然ながらギリシャ文字サーバーの特性上実行すれば相応の痛覚を伴う。


  • 孤島式精神安定呪文「シニャス」
起源はφ(ファイ)鯖で「死な安」が訛ったもの。
ワイルドゴリラ達がニャーニャー言ってるのが妙にハマってギリシャ文字サーバー全体で流行った。
要するに死ぬ前に勝てば問題ないよねの精神での特攻


  • 幼女式強制間隙生成術
サンラクが使っていた相手の隙を作る方法。
相手の攻撃を顔で受け、幼女の顔を攻撃する自分という状況を作ることで、リョナラー変態サイコ以外に高確率で隙が作れる。

  • 貪牛(どんぎゅう)
鯖癌最強の体力お化け。
月一くらいの頻度でスポーンするが生まれた時点で他のモンスターを一斉に戦闘状態に陥らせ、孤島内を更地にした挙句餓死する鯖癌でのキングオブクソモンス候補の一体。
貪牛から逃げる為に移民が他のサーバーに行き、そこの風土やしきたりを無視するので難民と難民避難先の間で戦いが起きていた。
サンラク曰く「本当生まれて死ぬまで何もかもが大災害だった……」



【ギリシャ文字サーバーおよび有名人】

ここでは各サーバーの特色及び、有名人について紹介する。

α(アルファ)サーバー

鯖癌でも希少なプレイヤー間での協力関係が成立していたサーバー。
大体のプレイヤーはα鯖で鯖癌に慣れ、そして他のサーバーに旅立って己の闇に目覚めることになる。鯖癌の入門用サーバーと言えるかもしれない。

  • 「αの盟主」????????
α鯖の有名人。
「?」にしているのはこういう名前だからではなく、作者がほぼ断定できる情報をゲロしているが公開していないため。
鯖癌への愛ゆえにギリシャ文字サーバーの存在をもっと世に広めるべきという、ちょっと目立ちたがりな性格だったらしい。
作者曰く、本編中には「出てない。出さない。出したらやばい」との事。


β(ベータ)サーバー

特色がないのが特色のサーバー。
頭角を顕す者がいなかったために他のサーバーに人が流れた結果、唯一の「同接0人」を達成した。
全体的にβ鯖から始めたプレイヤーは、一つのサーバーに止まらない傾向があった。
有名人は「β民」
これは特定の人物ではなく、さすらうβサーバーのプレイヤー達を指してこう呼ばれていた。


γ(ガンマ)サーバー


銃!万歳! 銃!万歳!

「硝煙と発砲音、肉と骨をぶち抜く快感だけが我等を動かす」と言わんばかりの、銃至上主義者(トリガーハッピー)達のメッカ。
困った時はロシアンルーレット(意味深)で大体決める。
稀に島に流れ着いて来るレア武器のショットガンやら何やらを掻き集めてはぶっ放し……時折他鯖にまで火薬調達のために「遠征」にやって来た武闘派であり、瞬間火力と制圧力で言えば屈指の文明軍団。
殺し方と嬲り方に精通しまくってるので、ヘッショで楽に死ねるか延々と生かされるかは運次第。ただし長期戦になると弾切れで一気に弱体化するとか。

  • 「γのガンマン」アトバード*2
γ鯖の有名人。
見るのも撃つのも好きな「銃好き」で、γ鯖をタチの悪いサバイバルFPSにしていた元凶。
サンラク曰く「発砲狂」
あらゆる銃器カテゴリを制覇したサーバー内で頭一つ抜けた実力者で、密林の隙間を縫ってマスケット銃で狙撃、
弾がなくなっても弓で攻撃、マスケットを用いた格闘術や最終手段ならぬ最終手銃拳(ガンハンド)の使い手というオールラウンダー。
サンラクとは片目をブチ抜き、喉を切り裂かれた関係。

シャンフロでも「ヤシロバード」という名前で登場。獲物を弓に持ち替えてなお腕前は健在。
リアルではゲーム制作会社「スワローズネスト」の2代目社長。
鯖癌のサービス終了後も鯖癌への熱意が燃え続け、遂には鯖癌のエッセンスを加えた新作ゲームすら完成させた。
ゲームクオリティは非常に高く、鯖癌のような危険なシステムも無い安心設計。
なお現実では「誰かに発砲したい」と衝動的に考える事があるが、
それ以上の理性でモラルもルールも遵守している事やしっかり親孝行している事、事業も順調に盛り上げている事を踏まえ、「己は至極真っ当な人間性をしている」と確信を持っている。
キレると鼻で笑い、脳内で蜂の巣にするなどリアルなら表面上は平和的だがゲームなら速攻手が出るタイプ。


δ(デルタ)サーバー

デルタって単語がもうかっこいいよね

とか密かに他鯖相手に内心マウント取っていたらニコニコ笑顔のγサーバーの皆さんによって踏み荒らされた哀れなサーバー。

  • 「δのあの人」ファーストブラッド
δ鯖の有名人。
本人は始まりの血とかかっこいい意味合いでつけた名前だが、もっぱら「γ鯖の侵攻の際、最初にキルされたあの人」という意味で認識されていた。


ε(イプシロン)サーバー


ユプシロン鯖は一人も生かすな

後述するυサーバーと交戦し続けたサーバー。
他のサーバーは良くも悪くもゲーム感覚で殺し合っていたのに対し、この両者はガチで殺し合っていたとか。
有名人は(・ε・)(キス魔)」オクトロン。詳細は不明。


ζ(ゼータ)サーバー

サーバーとしての傾向に特筆すべき点はなかったが、ある人物(プレイヤー)のせいで全サーバーの中でも高い危険度となった。

  • 「ζのパパラッチ」天守閣 卵白
ζ鯖の有名人。
理想のスクリーンショットを撮影する為にモンスタートレインやらなんやらでプレイヤーにちょっかいをかけまくった危険人物。
ζサーバーが危険地帯になったのもこいつの仕業。
なお、この作品の現実世界に同姓同名の漫画家がいるが、関連は不明。


η(イータ)サーバー

どこかの大学のサークルによって乗っ取られた完全身内ノリサーバー。
ηサーバーに籠っている内は見逃されていたが、他サーバーに出かけるという情報が流れた瞬間、γ(鉄砲狂)λ(カニバリスト)μ(暗殺者)φ(ステゴロゴリラ)サーバーから総攻撃を食らったことで、マジの無人島に成り果てた曰く付きのサーバー。
今はもう確かめる術はないが、サーバーが動いていた頃は無念のまま引退した陽キャ達の怨念が漂っていたとか……*3
有名人は「ηのあいつら」
βサーバー同様不特定多数を指しており、上記の経緯から蔑称である。


θ(シータ)サーバー

「プレイヤー間の交流を嫌いつつも他のプレイヤーと一緒のゲームをしているという実感は欲しい」という偏屈者達が集まった結果、会話という行動が消失した無声サーバー。
独自のハンドサイン文化が発達した為、サーバー間抗争の際、相手は完璧な連携をしてくる無音のゲリラ相手に極限ステルスサバイバルを強いられるという、世にも恐ろしい魔境と化した。
有名人?は「θサイン」
β、ηのように不特定多数の人物ではなく、独自に発展した文化として有名になった。


ι(イオタ)サーバー


それでも彼らは空を夢見た。

サーバー間の移動は筏を作成して外海を一定距離漕いで行く事で移動できるが、このサーバーでは最終目標に飛行機を掲げ、空路の開通に心血を注いでいた。
その結果全サーバーの中で最も近代化の進んだサーバーとなり、それ故、常に物資や開発したアイテムを狙われていた悲劇のサーバー。
有名人は「ιのパイロット」コンコル堂。詳細は不明。


κ(カッパ)サーバー


カッパのサーバー、つまりそれは河童のサーバーということである

誰が言い出したか、上記の言葉を発端にプレイヤーほぼ全員が水泳ガチ勢となったサーバー。
素手喧嘩を愛するφサーバーの野人ですら対処できないだろう1メートル大のピラニアの群れに対処できるやつがいるとすればここのサーバーの者だろう、とまで言われていた。
有名人は「κの河童」ヨコヅナ。詳細は不明。


λ(ラムダ)サーバー

カニバリズムと被虐嗜虐が島全体の規律として定められた狂気のレストラン。
絶対的女帝にしてグルメでもある「レディ」を始めとした上位階級達に貢ぐ大量のマゾ豚(プレイヤー)達によって構成されており、己自身が「食材」になることが至上の喜びとされていた。
積極的に他サーバーに出向く事は稀だが、λサーバーを訪れた遭難者は「とりあえず生、入りましたー!!」みたいな流れでケバブにされる。ある意味これが適性検査。
一時期μ鯖にいい活け造り(意味深)を作ってくれる幼女がいると聞いて結構な数の豚肉(隠語)達が遠征に出かけた模様。
なお帰ってきたそいつらは全員ファラリスを彷彿とさせる雄牛型モンスターのミノ、ハチノス、センマイ、ギアラの胃袋巡りの旅にいった。
サーバーの全貌が明らかになった時、さしもの他サーバーのプレイヤー達も苦笑いを浮かべたという。

  • 「λの貴婦人」レディ・バグ
λ鯖の有名人。
リストランテ「λ」の頂点に立つ、弩級の異常性癖ドSお姉さん。
作者曰く「お肉が食べたいんじゃなくて「お肉を食べてる自分」を味わいたいという作者のダーク性癖の片鱗が生み出した怪物」との事。
リアルでは普通の食通。
ただし「食べるな」「いや常識的に食べんだろ普通」と言われるものを食べたいゲテモノ好き。キビヤック*4とか大好物。
「動物愛護?馬鹿馬鹿しい、鯨肉もイルカ肉もサイコー!!」という各方面に喧嘩を売るかの如き人物。でもフグを食べすぎた際乱数引いて死にかけた。
一応調理はできるが他人にさせる派。
時々輸血パックをこっそり入手してワインみたいに飲んでるヤベー人だがな!
ちなみにアカウントを作ってシャンフロをやってはみるも、美食家だけど変態寄りの悪食でもあるのでゴブリンが食えないと分かって引退した。
え!?料理人ジョブ持った状態で闇社会に所属、そこで変態貴族に見染められるとゴブリンが食べられる!?
いやそんなまさか……


μ(ミュー)サーバー

「スラッシャーホラー」と揶揄され、暗殺ワンパンが主流となった暗殺者の巣窟。
疑心暗鬼と不意打ちが暗闇を覆う霧の如く広がる闇のサーバー。
食材にされるとか弾薬略奪のために襲われるとかそういう話ではない、このサーバーではプレイヤーの価値がただただ低い。気づけば死体だけが腐葉土の上に晒され、プレイヤーは哀れな被害者(モブキャラ)以上の価値を見出せない。
抜け出す方法は加害者側になることだけだが、それには「音もなく近づいてくる小さな影よりも殺せるか?」という前提が付く。
暗殺者しかいなかったので、他のサーバーから肝試し感覚でプレイヤーが訪れたり、「目の前にいる相手は信用できる」という謎の信頼、他の鯖が新人に厳しすぎるといった理由から意外と比較的人が多く活気があった模様。
なおある時期からプレイヤー全体の変態度ランキングで上位に躍り出た。

  • μ-skY(ミュースカイ)」サンラク
μ鯖の有名人にして本編の主人公。
μ-skYとは、サイレント・キル・幼女の略で、その名の通りアバターは幼女の姿をしている。
敵に気づかれる前に近づいて眼球に鉛玉を接射してやればイチコロ、という超理論を実行するために限界まで気配を小さくできるよう、小柄かつ非力な少女のキャラメイクがされている。*5
この経験もあり、サンラクはネカマに理解がある。
当時中学生ながらギリシャ文字サーバーでプレイしており、「人生を変えたクソゲー」と聞かれたら間違いなくこれを答えるほどに染まっていた。
体格差や武器の差で怯まず、咄嗟の動きから最速で殺しにかかってくるなど「なりふり構わない」プレイスタイルであり、この頃のバトルスタイルが今のプレイスタイルの根底にある。結果μ鯖はホラーゲーの渦に叩き込まれた。


ν(ニュー)サーバー

特筆すべき点は無いのだが、ある禁句を口にすると一斉にサーバー民に襲われた模様。
それよりこのサーバーの文字ってニュー、っていうかこいつv(ブイ)サーバーなんて言いやがった! 捕まえろ! 吊るせ! 磔にしろ! ここはニュー鯖だ! ブイ鯖じゃねぇんだよダボハゼが!
判決死刑! 検察異議無し! 弁護人異議無し! 傍聴席大喝采! ではこれより死刑を執行する!!!
有名人は「νの処刑人」ブイサイン。なんかいろいろ矛盾しているが気にしてはいけない。


ξ(クサイ)サーバー

何故か男キャラも女キャラもドリルツインテール、所謂お嬢様ヘアーとなったサーバー。
鯖癌では生存時間が長いほど髪の毛や髭が長くなるので、より立派なドリルツインテールを持つ者が敬意を集めていた。
つまりヒエラルキーの決め方が鹿とか山羊のそれ。
有名人は「ξのビッグお嬢」High飛車。詳細は不明。


ο(オミクロン)サーバー

七人のオタサー姫がただ一人の姫になるべく、群雄割拠の世界を形成していたサーバー。
無所属のプレイヤーは人権がないため、外部からやってきたプレイヤーはとりあえずどこかのオタサーに忠誠を誓わなければならない。

  • 「οの七姫」ピノン、ニャンジェル、リスリス、かなこ、SHELLY、ゅめ、もっちぃ
ο鯖の有名人達。
なお、結局最後までオフ会が開かれる事はなかった。


π(パイ)サーバー

おっぱい

有名人は「πのスラッシャー」AAAtoZZZ。詳細は不明。


ρ(ロー)サーバー

ショタコンの巣窟となったサーバー。
ショタアバターで行けば高確率でお姉様方にバイノーラルしてもらえる。
アバターが複数作れるゲームなので、血生臭い闘いに疲れた甘え願望のあるプレイヤーのアガルタとなった。
ただし、完璧なショタロールを崩した瞬間モンスターの餌にされるので双方共に職人技が要求される。
あとちゃんとショタ攻め専門、ショタ受け専門のお姉様を選ばないと同様に餌エンド。
なお低確率でショタコンのおじさんアバターにバイノーラルされる。なぁ、スケベしようや……。*7

  • 「ρのガチショタおじさん」ゅぅゃ
ρ鯖の有名人。
紹介分から察するに、低確率で会えるショタコンおじさんとはこの人のことと思われる。




σ(シグマ)サーバー

名前のかっこよさマウントで内心ライバル視していたδサーバーがγサーバーのカモにされた事実を聞き、急遽外敵への備えを整えていた所、スタンピードイベを踏んで文明壊滅。
さらに泣きっ面にφサーバー(ステゴロゴリラ)の侵攻を受けた哀れなサーバー。
有名人は無し。頭角を顕す前にステゴロゴリラ界のシルバーバックに潰されたため。


τ(タウ)サーバー

やぁ! タウリンって知ってるかな?

そう! 栄養ドリンクとかに入っているアレさ!

エナジードリンクなんて飲んでたら体調崩すぞ!

栄養ドリンクを飲んで楽しい鯖癌ライフを送ろうな!

有名人は無し。

血で血を洗えば血が混ざる。つまり最後は暴徒の血だけが残った……


υ(ユプシロン)サーバー


イプシロン鯖の奴らに人権はねぇ

先述したεサーバーと対立し続けたサーバー。
なんでも不仲の球団ファン同士の軋轢とか、ゲハ論争とか、そういう細かいのが積み重なって取り返しのつかないところに行き着いたらしい。
有名人は(> υ ^)(ウィンク)」カラマリン。詳細は不明。


φ(ファイ)サーバー


銃? 火薬が臭いし煙いから捨てる。

ナイフ? 指を切ったら危ないから捨てる。

そうして余分を捨てていった時、彼らの掌には何もなく……

だから掌を閉じた時、彼らは最強の武器を得た。

素手喧嘩(ステゴロ)上等、獣の道理に獣の道理で挑む縄文人以下の文明レベルで生きていくアルティメットサバイバルサーバー。
その様相から「蛮族」「ゴリラの巣」「原人の集落」などと呼ばれていた。
「プレイヤーサイドの勝利」に対して他鯖でも類を見ない貪欲さを見せ、数多のサーバーへと戦いを挑んだ。
曰く「イカレポンチの狂人というかフルモンフルアタ無限蘇生みたいな狂った鯖」。加えて死体は銃弾を受けても硬直しないし、武器に改造しても文句言わないという理由から生者より死者の方が価値が高い。
なおサーバー移動には絶対に筏が必要なので泣く泣く斧だけは握った。くそぅ、効率めっちゃいい……

  • 「φの野人」バイバアル
φ鯖の有名人。
φ鯖でも一番暴れていたプレイヤーで、μ鯖のサンラクとは色々あったらしい。
当時の戦法はお手軽拷問みたいな小技を使いまくる鯖癌でもぶっちぎりのトラウマメーカー兼残虐ファイターだったとのこと。
具体的には人の指をじゃがりこみたいにポキポキ折ったり噛んだり食ったりする。
曰く「戦法がピクルとかそういう系」
ただしλ鯖勢の様にカニバリズム属性は無いので指は飲みこまずに吐くしリアルでは普通に真っ当な焼き肉を食べたい人。

シャンフロでは「サバイバアル」の名前で登場。タフネスと火力に注ぎ込んだステータスと数々の武器を駆使する物理系アタッカー。
過去にイキってシャコ貝に瓦割り仕掛けて指を折ったトラウマから貝が苦手。
また「お願いだから卒業してくれ」と校長に頼まれたので記念に通信簿オール100(!?)を貰って凱旋卒業した経歴の持ち主。後輩は祝杯(意味深)を挙げた。実はリアルファイトなら作中最強である。
現在は主人公幼稚園児が雑に遊んだ人形みたいな関節の曲がり方した幼女に顔面ハンバーグにされたトラウマから「普通の幼女ってなんだっけ」みたいな疑心暗鬼になってリハビリの為に女児向けアニメとか見まくった結果、迫真の低音で女児向けアニメOPを歌うほどのロリコンに堕ちた。


χ(カイ)サーバー

あるβ民の記録
同接125人、まぁまぁ人がいるなぁとサーバー移動したんです。でもしばらくプレイしていて誰にも遭遇しないんです。
音はするんです、惨猿に捕まって叫ばないプレイヤーはいない、だから叫び声はするし誰かがいた痕跡自体は見つかるんです。
なのに誰にも会わない……そりゃ色んな鯖を渡り歩いてるけどθ鯖の連中じゃあるまいしちょっとくらいはコミュニケーション目的でしばらく歩いて、結局諦めたんです。

で、最後にログアウトする時確かに見たんです。
木の板に血で書かれた文字を、確かにそこには「誰も見つけられなかったね」って…………いや所属プレイヤー全員かくれんぼガチ勢ってこえーよ!!!

ちなみにだが、前述した無声サーバーことθサーバーとは、双方とも積極的に他鯖に干渉しない為に争い合うことはなかったとの事。
有名人は無し。いたのかもしれないが、オンライン終了まで見つかることは無かった。


ψ(プサイ)サーバー


ウンババ! オサ! オサ! ウンババ! ウンババ!!

オデタチ! トライデント! ツクル! ツクル! ツクル!! タタカウ! 糧ヲ得ル! トライデントヲ作ル! 戦ウ! 糧ヲ得ル!

戦略ヲ学ぶ! 糧を得る! 団結する! 安全な狩猟法を確立する! ゲーム内結婚する! 他鯖に勧誘に出る! みんな幸せになる!!

〜トライデントを作ろう〜

上の文章からの推測だが、トライデントを作ることをきっかけにしてプレイヤー間の真っ当な親交を深めていこうとしたサーバーと思われる。

  • 「ψのデストロイヤー」えのき
ψ鯖の有名人。
真っ当であろうとしたψ鯖の人間関係を完全に破壊し尽くして文明レベルをリセットした凶悪人物。
リアルでは警官。恐らく上述した暴漢鎮圧に異様に手馴れた警官の正体。
本編で登場するペンシルゴンとは毛先が違うタイプの破滅願望持ちで、リアルでそのうち爆発するかもしれないやばい願望を鯖癌でぶちまけちゃったとの事。
なんだかんだやってみたけど思ったほどスッキリしなかったので「まぁこれならリアルでも我慢して問題ないな!」と本人だけは納得してたけど、ゲーム内結婚生活も数々のトライデントも身勝手に破壊され尽くしたプレイヤー達はたまったものではないだろう。


ω(オメガ)サーバー

ギリシャ鯖開設時にはログインすることが出来なかった謎のサーバー。
しばらくして明らかになった全貌は「オメガを除く全サーバーと比較して二倍以上に強化されたモンスターの数々が跋扈する魔界」であった。
エンドコンテンツとして各孤島にて強く生き抜いた猛者のみが挑戦を許される最後の新天地……のはずだったが、ωサーバーにプレイヤーが足を踏み入れる前に、よりにもよって始まり(αサーバー)の男が全てを終わらせてしまった。
解放される前にオンラインそのものが終わってしまったので、有名人もいない。


【終焉とその影響】

明らかにやばいゲームでありながら一定数のプレイヤーがいたようだが、終わりは突然やってきた。
αサーバーのあるプレイヤーが飲食を完全に抜いたことで餓死しかけて入院沙汰になる事態が発生。
そこで受けた検査でエンドルフィンやらアドレナリンやらの脳内麻薬が現代社会に生きる人類の基準値を大きくオーバーしてるわ、医者の質問に対してギリシャ文字サーバーの事を包み隠さずベラベラ喋るわとやらかしまくる。
その結果、当然ながら社会問題となってソフトは発禁となり、オンラインは完全に閉鎖となった。

さらにはフルダイブVRアンチの増加を許すなど社会的な影響は鯖癌だけに止まらず、危うく劇中のVRゲーム業界そのものが滅びかける羽目になった。
ちなみに問題発覚が遅れていたらエロコマンドが導入され、ネカマに厳しい世界になっていた模様。サンラクとかは特にやばかったかもしれない。

一方、そこの病院にいた看護師の一人がλ鯖の豚(プレイヤー)で、掲示板にチクって他の面々にも伝わり、その原因となったかの入院者は全ギリシャ文字サーバーのプレイヤーから憎悪の対象となっている。
サンラクは諦めの境地だが、バイバアルやアトバードは今なおシャレにならないほど恨んでいる。

また、後に「シャングリラ・フロンティア」を手掛けることになる天地律は、父親が開発に関わっていたことで何度も転校を余儀なくされるなど、青春時代に多大なトラウマを植え付けられた。そのため、自身のトラウマを刺激する鯖癌経験者を(逆恨みに近い形だが)恨んでおり、サンラクが鯖癌を経験してると知るとサンラクをBANしかけた。




サバイバル・ガンマンは終わった。だが過去は消えない、記憶は色あせない、憎悪が無くなることはない。

だから電脳の各地に消えた彼らは、ある合言葉で繋がっている。

即ち、







セプテントリオンを許すな




「セプテントリオン」が何を指すのかは……ここまで読んでくれた方なら察していただけるだろう。


追記修正よろしくお願いします。

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