登録日:2011/06/17 Fri 05:30:00
更新日:2025/04/26 Sat 21:52:32
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《異次元の女戦士》は、
遊戯王OCGに登場する女性モンスターカードである。
異次元の女戦士
効果モンスター
星4/
光属性/
戦士族/攻1500/守1600
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
その戦闘を行ったそれぞれのモンスターを除外する。
【概要】
レベル4としてはそこそこのステータスと、戦闘した相手を道連れに除外できるという、シンプルで強力な効果を持つモンスター。
戦士族の下級なので《増援》にも対応している。
戦闘さえすればいいので、大型モンスターに自爆特攻したり、あるいは裏側で置いて壁として使うなど様々な使い方ができる。
《
クリッター》などを戦闘破壊した場合、除外してしまえば効果を使われることも無い。
第1期から存在する《異次元の戦士》はこのカードの前身と言えるが、彼は戦闘した場合には必ず効果が発動してしまうため、大したことのないモンスターと戦うだけでも消えてしまうリスクがあった。
だが《異次元の女戦士》は発動するか否かを選択できるため、かなり扱いやすくなっている。
さらに攻撃力は300・守備力は600高くなっており、効果抜きでもある程度戦闘をこなせるようになった。
守備表示の相手や上級モンスターを除外する時の戦闘ダメージを若干抑えられるほか、攻撃力1600以下の相手が裏守備表示の異次元の女戦士を殴ってくれた場合は相手のみ一方的に除外できる。
異次元の戦士にも《
奈落の落とし穴》《平和の使者》に掛からなかったり
地属性サポートを利用できる利点はあるが、基本的に単体では女戦士が上位互換といえる。
このカードが登場したのは
第三期中盤、まだ
カオスの波が押し寄せる前であったが、前述の理由によりよく使用されていた。
この時期は【スタンダード】という名の
グッドスタッフが主流であり、特にコンボを意識せずとも使えるこのカードは優先的に採用された。
カオスデッキ登場後も光属性であるため重宝される事になる。大抵は除外されてしまっていたが、何らかの理由で墓地に落ちれば除外コストになった。
ほぼ確実に1:1交換に持ち込める性能ゆえに、1枚1枚のアドバンテージの取り合いとなっていた当時の環境では評価が高く、2005年3月1日に
制限カードとなった。
その後、2009年9月1日に展開力のインフレが進んだことにより、このカードの除去ではとても追い付けなくなってしまったため現在は無制限カードとなっている。
だが、彼女の効果は決して弱いわけではない。
昔と比べて除去が氾濫していたり、効果を無効にされることもあるが、それでも残しておくと厄介なモンスターであることに変わりはなく、むしろ“除去カードを使わざるをえない”カードであるとも言える。
【背景ストーリーでの扱い】
イラストにストーリー性があるカードの一つで、《荒野の女戦士》と姿が酷似していること、
また《荒野の女戦士》は《因果切断》のイラストで異次元(除外ゾーン)に飛ばされているらしき描写が有ることから同一人物という説がある。
他のカードにも度々姿を現し、同じ戦士族であるはずの「
グレファー」と戦って(襲われて)いる。
このようなイラストから、いつしか「
グレファー」は
変態扱いされるようになった。
なんと、グレファーは
悪魔に取り憑かれて「
漆黒の魔王」と成り果てても彼女と戦っているらしい。
あれ?これってストーカーじゃね?
両者の姿は《ディメンション・ウォール》や《二者一両損》《異次元グランド》などで確認可能。
また「マスターガイド」での解説によると《異次元の戦士》に
片想いされているようだが、彼女の方は友達としか見ていない模様。
「異次元トレーナー」の好みのタイプらしいが彼女にとっては眼中にないとのこと。まあ
ゴブリンのおっさんじゃねぇ……
しかも最近出てきた罠カード《GUYダンス》のイラストを見るに、グレファーからもアプローチされている模様(本人はドン引きである)。一体何なんだ。本当に何なんだ。
今日も彼女はどこかでモンスターと共に異次元へ旅立っていることだろう。
【余談】
って、ちょっと待て。
「モンスターと共に異次元へ旅立っている」!?
おお、なんてことだ!
なんと彼女は、我々が切望している“次元の壁を越える能力”を所持しているのだよ!
なんて素晴らしい能力なんだ!
これなら制限カードになっていた事も頷ける。
……ここで、このカードのイラストを見て欲しい。
肩までの金髪
スーツを押し上げる
巨乳
ヘタするとぱんつが見えそうなポーズ
こんな女戦士と一緒に異次元へ飛べるなんてとんだ御褒美じゃないか!
顔つきが鋭いのが気になるが、彼女は戦士なんだから当然であろう。
というか、逆に言えばデレた時の破壊力は莫大な筈……完璧だ。
彼女のことを
「実在しないハクションの存在」と言う輩もいるかもしれない。
が、少し考えればわかることだが、彼女は『異次元の』女戦士である。
つまり我々の次元に存在しないだけで、異次元には実在しているのだ。
彼女のようなクールビューティーで素敵な女性が実在しないなんて有り得ないしね。
グレファーはハクションの存在だけど。
グレファー「バトルフェイズ、《異次元の女戦士》で直接攻撃をします」
プレイヤー「ではトラップ発動、《ディメンション・ウォール》でその攻撃を跳ね返します
これで《異次元の女戦士》の攻撃があなたを襲います」
グレファー「! 私のライフは700なので負けですね……
いや、ここでモンスター効果を発動します。《異次元の女戦士》が私とバトルを行ったので、私と《異次元の女戦士》を除外します。
これで駆け落ち成立ですね、やったー!《異次元の女戦士》さんは俺の嫁!」
プレイヤー「チェーンして《D.D.ダイナマイト》を発動。900ダメージをあなたに与えます。
《異次元の女戦士》とバトルする前にあなたのライフは0です。
これで《異次元の女戦士》は効果を発動できませんね^ ^」
変態「ぐあああああああ」
追記・修正は異次元からお願いします。
- オネストと除外の二択で攻めるとうざさ倍増 -- 名無しさん (2014-02-10 08:25:13)
- イラストの可愛さは進化前というか異次元に飛ばされる前の荒野の女戦士だった時代の方が断然良い。いや、そうでない人もいるかもしれんけど少なくとも自分はそう思うもんだ。 -- 名無しさん (2025-04-26 19:30:31)
最終更新:2025年04月26日 21:52