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☆7 ATK/2500 DEF/2000 スケール1
自分フィールドのカードが破壊されたら手札からSS+破壊されたモンスターの同名カードサーチ。
手札を減らさずに2500打点が出てくる+破壊されたモンスターなら相手のカードも参照できる、という利便性から、本来採用されるはずの【魔術師】から飛び出してペンデュラムデッキでの出張採用が相次ぐ。
一応 ところが後述する《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が登場したことで状況は一変。タイミングを逃さないという性質が最悪の形で噛み合い、大暴走を始めてしまう。
結果、TCGでは禁止、OCGそれに遅れる形で制限となり、相方の《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》や古巣の「魔術師」などをも巻き込んだ大弾圧事件を引き起こしてしまった。
後半の《覇王龍ズァーク》融合効果はもはやオマケである。 ついでに、P効果として自壊してデッキから《星読みの魔術師》リクルートする効果も持つが、効果の盛りすぎなモンスター効果よりは地味と見られていた。 しかし似た効果を持つ相方も……。
☆2 ATK/ 300 DEF/ 500
手札から自身と天使族を捨てる事で相手モンスターの効果を無効にして破壊するモンスター。 強力な手札誘発であるが、こちらが2枚消費して相手の1枚を無効にして破壊する2:1交換となるため使い所が肝要となるカードであったが、カードプールの増加により墓地に送られた時に効果を発動する天使族が増加。 《イーバ》で同名カードをサーチして更に妨害準備を整えたり、《古衛兵アギド》や《古尖兵ケルベク》を落として墓地肥やし・デッキ破壊を誘発させたりと単なる妨害カード以上の働きをする様になった。
特に《古衛兵アギド》・《古尖兵ケルベク》を擁する【イシズティアラメンツ】では妨害ついでに《エルシャドール ・ミドラーシュ》や《ティアラメンツ・ルルカロス》と言った制圧モンスターを後攻0ターン目に出す事を可能にさせていたため、規制の一環として2022/10/1に制限指定を受ける。
☆4 ATK/500 DEF/2000
発動後はランク4XしかEXから出せなくなる代わりにEXデッキのXモンスターを墓地に落としつつ手札から特殊召喚する効果と、自分の場にレベル4かランク4以外のモンスターが存在しない時に召喚・特殊召喚したら雷族・炎属性モンスターをサーチする効果を持つ。
緩い条件で自力で特殊召喚できる上に、サーチ先の《ソード・ライゼオル》と《ノード・ライゼオル》の特殊召喚条件も満たせるため簡単にランク4Xに繋げられる。《ソード・ライゼオル》なら《アイス・ライゼオル》をサーチして更に展開ができるため、【ライゼオル】における召喚権を使わない1枚初動となっている。
サーチ手段も《ソード・ライゼオル》だけでなく《時空の七皇》や《篝火》もあるため安定性も抜群。 落とすXモンスターも、《蝕の双仔》なら《ライゼオル・デッドネーダー》でX素材にしておいて除去された際の保険にしたり、《メレオロジック・アグリゲーター》で相手の場の厄介なカードを無効にしたりなどできるため、先攻・後攻問わず使えるカード。
環境トップをひた走る【ライゼオル】規制の一環として2025/1/1に制限指定を受ける。
初手に引き込む確率が減っただけでなく、《メレオロジック・アグリゲーター》を落として相手の盤面を攻略する後攻及び返しのターンの手数にもなるカードであるため、1枚しか使えないのは厳しいものがある。
☆7 ATK/2500 DEF/2100
自分の場にモンスターが居なければ特殊召喚出来る共通効果を持つ「クシャトリラ」モンスターの1体。 固有効果として「クシャトリラ」魔法カードをサーチする起動効果と、自分の攻撃宣言時もしくは相手モンスターの効果発動時に相手のEXを確認して1枚を裏側除外する効果を持つ。
レベル7モンスターをリリースなしで召喚できる様になる《クシャトリラ・バース》やデッキから「クシャトリラ」をリクルート出来る《六世壊他化自在天》にアクセスできる【クシャトリラ】の重要な初動。
更に除外効果も相手のEXを確認しつつ除外するため、相手の切り札やメタカードを事前に抜く事が出来るのは非常に大きい。
【クシャトリラ】の初動と妨害を同時に担う重要なカードであったため2023/1/1に制限指定を受ける。
☆7 ATK/2500 DEF/2000
手札か場のカードをコストに手札から特殊召喚する効果と召喚・特殊召喚時に「罪宝」魔法・罠をデッキからセットする効果、相手ターンに墓地に送られたら手札か場のカードをコストに自己再生する効果を持つ。 長編ストーリーである「罪宝」ストーリーの主役。 《灰流うらら》に邪魔されないサーチ手段と言うだけでも強いが、【スネークアイ】の初動となる《原罪宝ースネークアイ》や【アザミナ】の初動となる《罪宝の欺き》にアクセス出来るためこれらのデッキの初動になれる。 最上級モンスターではあるが自力で特殊召喚できるため見かけより簡単に出せ、ステータスもそれなりに高いため妨害を受けて棒立ちになってもそこまで問題にはならない。 また、サーチ先に万能無効の《裏切りの罪宝ーシルウィア》 と言った便利なカードもあり、自己再生効果と併せる事で《裏切りの罪宝ーシルウィア》のコストとして墓地送り→手札か場のカードをコストに自己再生→特殊召喚したのでサーチが発動、と単体でも運用が可能。状況次第では永続魔法化による除去ができる《反逆の罪宝ースネークアイ》で厄介なモンスターの処理もできる。
【スネークアイ】の隆盛によりサーチカードである《“罪宝狩りの悪魔”》が規制されてしまうがそれでも【スネークアイ】は止まらず、更には【アザミナ】の登場で更に活躍してしまったためか、2024/10/1に制限指定を受ける。
☆4 ATK/1500 DEF/1800
かつてイシズ・イシュタールが使用していた《ムドラ》のリメイクモンスター。通称・イシズパーツの1枚。 手札から他の天使族・地属性を捨てて特殊召喚し、デッキから《墓守の罠》を表側で出す効果と、自分・相手ターンに墓地から除外して互いの墓地のカードを合計5枚、《現世と冥界の逆転》が自分の墓地になければ合計3枚デッキに戻す効果を持つ。
自己特殊召喚効果はコストこそ限定されているが、同期の《古尖兵ケルベク》や《古衛兵アギド》の墓地送り効果のトリガーにする事が可能で、「ティアラメンツ」の様に墓地送りに反応する効果を連鎖するトリガーになれる。
おまけとして《墓守の罠》を持ってくる効果も、デッキから直接表側で持って来れるために《灰流うらら》に引っ掛からずすぐさま効果を使える様になるのがこれまた強力。 その《墓守の罠》も手札を捨てて天使族・地属性をサーチ出来るので、2枚目以降の《剣神官ムドラ》や同期達をサーチしつつ墓地送りで更に効果を誘発させたりと非常に強固なシナジーを形成している。運良く《現世と冥界の逆転》が墓地に落ちれば相手の墓地利用を封じる事も可能。
前述した通り、墓地送り効果と自身の墓地送りをトリガーとした効果を持つ【ティアラメンツ】とは抜群のシナジーを誇り、このカードを含めたカード群・通称“イシズパーツ”が【ティアラメンツ】と共に【イシズティアラメンツ】として大会環境を荒らし、【イシズティアラメンツ】の規制と【クシャトリラ】の登場で【ティアラメンツ】での採用率が落ちて一時は環境から退いたものの、追加の規制を受けた【ティアラメンツ】が再びイシズパーツを採用して環境に居座り続けた結果、2023/04/01にこのカードも制限指定を受けた。
【ティアラメンツ】とのシナジーの強さもさる事ながら、このカードで引っ張って来れる《墓守の罠》が墓地メタとして機能する、即ちミラーマッチ対策になると言う点がトドメとなったと思われる。
☆2 ATK/1000 DEF/0 チューナー
いわゆる手札誘発効果を持つモンスター。除外ゾーン以外から《PSYフレーム・ドライバー》を引き連れてフィールドに出つつカウンターできる「PSYフレーム」チューナーの1つ。こいつはモンスター効果無効化担当。
モンスター効果偏重の環境ではかなり刺さる性能であり、
単体では役に立たない上級バニラの《PSYフレーム・ドライバー》も同時に採用しなければならない制約と、自分のモンスターが1体でもいると発動できない条件こそあれど、様々なデッキで採用された。 加えて、フィールド以外で発動した効果にも対応でき、手札で発動するため《墓穴の指名者》には止められない。《灰流うらら》の様な破壊を伴わない無効化ならば食らっても手札に残るため、チェーン処理後に改めて使用できると言う使い勝手の良さを誇る。
《ヴェーラー》などとは異なり、発動後には自身と《PSYフレーム・ドライバー》がモンスターゾーンに残るので各種素材に使う事も可能。
更に素材指定が緩いカテゴリリンクの《PSYフレームギア・Λ》の登場で自分の場にモンスターが存在しても使える様になったのも追い風。 その使いやすさから多くのデッキで使われて、大会環境ではこのカードの存在が念頭に置かれてデッキや戦略の固定化を招いた。 本来なら先攻1ターン目に於ける後攻側の対抗手段のはずが、 モンスターを出していない状態で先攻側が「後攻の手札誘発を潰しつつ出したこのカードと《PSYフレーム・ドライバー》で《水晶機巧-ハリファイバー》を出して展開する」といった頭の痛くなるような先攻制圧に使われたせいで2021/7/1に準制限となった。だが、それでも採用率は落ちなかったためか直後の改訂である2021/10/1に制限へと規制強化された。
こいつが流行っている状態ではモンスターを出していない状況で迂闊にモンスターの手札誘発を撃つと、1ハンデスされた挙句相手に展開要員を2体も渡してしまう格好になってしまいゲームセットが大幅に近づいてしまう。
そのため、リスク回避のためにモンスターが1体立つまで手札誘発を撃たずに待つのが定石とされ先攻の初動が通りやすくなるという不健全な状況を招いていた。
☆8 ATK/2500 DEF/3000
「ビーステッド」の力を得たアルベルの新たな姿。 自分の場のレベル6以上のドラゴン族・闇属性1体をリリースして手札・墓地から出せる特殊召喚モンスター。 手札から捨てる事で同名以外の「ビーステッド」モンスターをサーチする効果と、メインフェイズに「烙印」永続魔法か永続罠をデッキから表側で置く効果を持つ。
自身を手札から捨ててサーチした《深淵の獣アルバ・ロス》以外の上級「ビーステッド」モンスターを出して即座にリリースするだけで降臨し、リリースしたのが《深淵の獣サロニール》ならデッキから「ビーステッド」モンスターか「烙印」魔法・罠の墓地肥やし、《深淵の獣ドルイドヴルム》なら相手の特殊召喚されたモンスターを墓地送り、とアドバンテージを稼げる。
更に「烙印」永続魔法・罠を展開する効果も強力で、《復烙印》で手札交換や「ビーステッド」の展開、《烙印の獣》で除去、《導かれし烙印》で「ビーステッド」にカウンターして来た相手のカードを打ち消し、《烙印の即凶劇》で相手の展開を妨害、と多彩な動きが可能。
おまけにデッキから直接出すので《灰流うらら》に妨害されないため妨害を受けにくいのも強み。
それでいてステータスもアタッカーとして及第点の攻撃力と高い守備力を併せ持つため戦闘にも強い、と万能なモンスター。
言うまでもなく【ビーステッド】の要であり、2023/1/1の規制で止まらなかった【ビーステッド】を抑えるためか2023/4/1の改訂にて制限指定を受ける。
☆4 ATK/1500 DEF/1500
コストでデッキから「斬機」モンスターを墓地に送って特殊召喚出来る「斬機」の1体。 自身が場にいる時に他の「斬機」が出たら「斬機」魔法・罠をサーチする効果を持つ。 緩い条件で自己再生出来る《斬機シグマ》がいるため、このカード1枚から召喚権を使わずモンスター2体並べつつ1枚サーチが可能と言う意味の分からないアドバンテージを稼げるサイバースの最強初動。 特殊召喚効果を使うとこのターンモンスター1体でしか攻撃出来なくなるデメリットはあるが先攻1ターン目ならそもそも攻撃出来ないからノーデメリット、後攻でも複数攻撃を付与したモンスターで殴れば軽減出来るためほぼノーリスク。《斬機シグマ》のサイバースしか特殊召喚出来なくなるデメリットもサイバース族デッキなら何も問題ない。 このカードと《斬機シグマ》で《塊斬機ダランベルシアン》を出して《斬機ダイア》をサーチして更に展開し、相手ターンにはこのカードでサーチした《斬機超階乗》で《斬機ダイア》込みの《塊斬機ラプラシアン》をぶつけて除去&万能無効で妨害するムーブが非常に強力。 更に《斬機シグマ》の代わりに《斬機ナブラ》を採用すれば《塊斬機ダランベルシアン》から《斬機超階乗》&《塊斬機ラプラシアン》の妨害コンボに繋げられる為、適当なランク4デッキにも出張可能と言う凄まじいパワーカード。
登場してしばらくしてから【スプライト】や【ティアラメンツ】と言った凶悪なデッキが幅を効かせていたため、カードパワーの高さに反して目立たなくなってしまっていた。
そして彼らが規制を受けた2023年になってようやく頭角を表して環境争いをしたためか、2023/7/1に制限指定を受ける。 ちなみにこのカードの規制により収録パックのPOWER OF THE ELEMENTSは収録カードの内規制された枚数が11枚となり、あの悪名高いマキシマム・クライシスの規制経験枚数10枚を超えて歴代トップに躍り出ると言う快挙(?)を果たした。
☆4 ATK/0 DEF/0
十二獣に属する下級モンスター。 召喚成功時にデッキから「十二獣」カードを墓地へ送る効果を持つ。 また、エクシーズ素材になっている時、エクシーズモンスターに《十二獣モルモラット》をデッキか手札から特殊召喚する効果を付与する。
制限カードゆえ、後者のリクルート効果は実質的に使用できなくなっている。
無制限時代はこれを利用することで、容易にランク4モンスターを立てつつ《十二獣ブルホーン》で後続を確保し、《十二獣ドランシア》に繋ぎ構えることができた。 現在では相手から《十二獣モルモラット》を奪ってエクシーズ素材にしない限りは発動できない。
地属性の獣戦士族のため《十二獣の開局》は勿論、《M.X-セイバーインヴォーカー》(現在は禁止カード)、《炎舞-「天キ」》とデッキから引っ張り出す手段は豊富であった。
☆4 ATK/1200 DEF/1600
かつてイシズ・イシュタールが使用していた《ケルドウ》のリメイクモンスターでイシズパーツの1枚。 手札から他の天使族・地属性を捨てて特殊召喚しつつ《現世と冥界の逆転》もしくはその関連カードをサーチする効果と、 フリーチェーンで場・墓地から自身を除外して互いの墓地のカードを、自分の場か墓地に《現世と冥界の逆転》があれば合計5枚、なければ合計3枚をデッキに戻す効果を持つ。
《古衛兵アギド》や《古尖兵ケルベク》をサーチ、もしくはそれらを捨てて墓地肥やしを発動させつつ《現世と冥界の逆転》や《剣神官ムドラ》などをサーチしたりなど手札の状況に応じて柔軟な動きが出来るサーチャー。
墓地に落ちた後もこちらのカードを戻してリソース確保や相手の墓地利用を妨害したりと器用に立ち回れる。
【イシズティアラメンツ】の安定性を底上げしていた重要カードだったため2022/10/1に制限指定を受ける。
☆1 ATK/800 DEF/1000
召喚・特殊召喚時に炎属性レベル1をサーチする効果と、自身含めた自分の場の表側のカード2枚をコストに手札・デッキから同名以外の「スネークアイ」モンスターをリクルートする効果を持つ。 サーチ先にドロー以外で手札に加わると特殊召喚される《蛇眼の炎燐》が存在し、あちらの効果で「スネークアイ」魔法・罠のサーチにも繋がり、 リクルート効果で《スネークアイ・オーク》を呼んで、あちらの効果で墓地から釣り上げてもらい頭数を増やす、と言った感じで【スネークアイ】の展開の要となる重要な初動。 サーチ先は《蛇眼の炎燐》以外でも《倶利伽羅天童》と言った汎用性の高いカードが存在するため「スネークアイ」モンスターの中でも汎用性が高く、【スネークアイ】規制の一環として2024/4/1に準制限指定を受け、同年7/1に制限指定を受ける。
☆1 ATK/700 DEF/200
ドロー以外の方法で手札に加わったら特殊召喚できる効果と、召喚・特殊召喚時に「スネークアイ」魔法・罠をサーチする効果、墓地に送られたら自分の墓地の炎属性モンスターを永続魔法化する効果を持つ。 【スネークアイ】を環境クラスに押し上げたと言っても過言ではないカードであり、《スネークアイ・エクセル》のサーチ効果で手札に持ってきて即座に特殊召喚しつつ《蛇眼神殿スネークアイ》にアクセス、リンク素材や下級「スネークアイ」のリクルート効果のコストとなったら永続魔法化して後続のリクルート効果のコストを確保、と自身の効果をフル活用して【スネークアイ】の展開を安定化させた。
また、《篝火》のサーチから特殊召喚して《原罪宝ースネークアイ》にアクセスできる事からレベル1・炎属性が重要な【R-ACE】や【炎王】の展開補助にもなるため初動の安定や誘発貫通としても機能する。
《スネークアイ・エクセル》などを規制しても止まらない【スネークアイ】及び混成デッキへの追加規制として2024/10/1に制限指定を受ける。
☆2 ATK/1300 DEF/ 700
自分の場にレベル2またはランク2が居れば特殊召喚出来る「スプライト」モンスター。更に特殊召喚時には「スプライト」魔法・罠をサーチ出来る。
展開だけじゃなく、《スプライト・スターター》で更に「スプライト」を展開したり、《スプライト・ガンマ・バースト》で全体強化からのフィニッシュ、《スプライト・スマッシャーズ》で除去、《スプライト・ダブルクロス》をセットして相手ターンへの備え、と状況に応じて柔軟に動ける【スプライト】の戦術の要。
【ガエルスプライト】を初めとした【スプライト】への規制の一環として2022/10/1に制限指定を受ける。
☆2 ATK/1100 DEF/1000
自分の場にレベル2またはランク2が居れば特殊召喚出来る「スプライト」モンスター。更に特殊召喚時には「スプライト」モンスターをサーチ出来る。
共通効果のおかげでサーチした「スプライト」モンスターは即座に展開出来るため、《スプライト・ジェット》で更にサーチ、《スプライト・レッド》でモンスター効果への対策、《スプライト・キャロット》で魔法・罠への対策をしたり、はたまた相手ターンに《スプライト・エルフ》の効果で蘇生して《スプライト・ピクシーズ》を手札に加えて相手の攻撃を牽制したりと柔軟に動ける【スプライト】の重要カード。
規制後もあの手この手で生き延びる【スプライト】への追加規制の一環として2023/4/1に制限指定を受ける。
☆4 ATK/1500 DEF/200
ランク4XしかEXから出せなくなる代わりに場か墓地に「ライゼオル」がいる時に自身を手札から特殊召喚する効果と、召喚・特殊召喚した時に炎族・光属性モンスターをサーチする効果を持つ。
上記の《エクス・ライゼオル》とは相互にサーチが可能で、あちらの効果でこのカードをサーチしつつ特殊召喚して更にサーチ、もしくはこのカードで《エクス・ライゼオル》をサーチしつつ特殊召喚して更にサーチ、とどちらからでも展開が繋がるのが強み。
《エクス・ライゼオル》を引けているなら《スター・ライゼオル》をサーチして魔法・罠を持ってくる動きもできる。 《エクス・ライゼオル》と同様に《時空の七皇》のサーチに対応しているのも非常にありがたい。
環境トップをひた走る【ライゼオル】への追加規制として2025/4/1に制限指定を受ける。
前回の規制で《エクス・ライゼオル》も制限指定を受けているため優秀なサーチ手段が減らされて初動の安定性が低下しただけでなく、返しのターンの手数も減らされたため盤面を返された時のリカバリーが難しくなっている。
☆4 ATK/1200 DEF/0
手札・場から「超重武者」の装備カードとなり、装備モンスターに守備貫通を与えるモンスター。 しかし、このカードの真価は場から墓地に送られた時に発動する「超重武者」モンスターのサーチ。 同名カードはサーチ出来ないものの場から墓地に送られる以外の条件もなく、効果に回数制限がないのが最大の特徴。 当初こそ展開力に乏しいため使いにくく、リンク1の《超重武者カカ-C》の登場で使い回しが容易になったもののデッキパワーが不足していたため活躍する事はなかったものの、CYBERSTORM ACCESSで登場した新規によりその潜在能力が大爆発。 《超重神童ワカ-U4》と言った初動へアクセスしつつ墓地と場を行ったり来たりしてサーチを繰り返してアドバンテージを稼ぐ大暴れを果たしたため、環境トップに躍り出た【超重武者】規制の一環として2023/7/1に制限指定を受ける。 使い回しが可能とは言え素引きする確率が下がる上に《墓穴の指名者》などを食らってしまえばリカバリーが効かなくなるため考えなしに使えなくなったのは大きい。
☆4 ATK/1800 DEF/1300
効果で墓地に送られた時に、墓地の自身を含めた素材をデッキ・EXに戻して融合召喚する共通効果を持つ「ティアラメンツ」モンスター。 固有効果は自身を特殊召喚しつつ手札からモンスター1枚を墓地に送り、更に追加でデッキトップから3枚を墓地に送る。
緩い条件で1度に合計4枚も墓地に送れ、「ティアラメンツ」の共通効果のトリガーになれる。
更に「ティアラメンツ」以外も手札から墓地に送れるので、手札に来た「シャドール」や「イシズパーツ」辺りを墓地に送って誘発させる事も可能で、混成デッキであっても機能させられる。 更に墓地に送った「ティアラメンツ」の効果でこのカードを素材にすればこのカードの共通効果で更に融合召喚が可能になる【ティアラメンツ】の初動の1枚。
登場当初から環境トップをほぼ独走していた【ティアラメンツ】を抑えるために2023/1/1に制限指定を受ける。
☆7 ATK/2300 DEF/1200
最上級「ティアラメンツ」モンスターにして「クシャトリラ」にも属するモンスター。 共通効果は持たず、自分・相手メインフェイズに手札・墓地の「クシャトリラ」か「ティアラメンツ」を除外して自身を特殊召喚する効果と召喚・特殊召喚時に自分か相手のデッキトップから3枚墓地に送る効果、効果で墓地に送られたら自分のデッキトップから2枚墓地に送る効果を持つ。
融合効果こそないが2種類の墓地肥やし効果を持っているため、共通効果持ちの「ティアラメンツ」を落として融合召喚に繋げやすい。
《壱世壊=ペルレイノ》だけじゃなく《六世壊=パライゾス》のサーチにも対応しているため規制を受けて弱体化した【イシズティアラメンツ】を【クシャトリラ】混成型の【ティアラメンツ】(*1)として支えた。 追加規制を受けて【ティアラメンツ】がシンクロ型に移行したら後もレベル7であることを活かしてレベル1チューナーとシンクロして《混沌魔龍 カオス・ルーラー》に繋げるなど潤滑油として支え続けたが、2023/10/01に制限指定を受ける。 そしてこのカードの規制により「ティアラメンツ」はメインデッキのモンスター全てが制限カードになった。
☆3 ATK/1600 DEF/1000
共通効果持ちの「ティアラメンツ」モンスター。 固有効果は相手の場のモンスター効果を発動した際に自身を特殊召喚して自身のデッキトップから3枚墓地に送る。
発動が相手依存かつトリガーとなった相手のモンスター効果を無効にしないが、相手ターンでも墓地送りを発動させて「ティアラメンツ」の共通効果のトリガーになれるため、運も絡むが後攻0ターン目に融合モンスターを出す事も可能なカード。
【イシズティアラメンツシャドール】では後攻0ターン目に《エルシャドール・ミドラーシュ》を立てる事を可能にしていた1枚だったためか、2022/10/1に準制限指定を受ける。 準制限で留まったのはやはり相手依存で不安定な所と、効果を無効にせず素通しする点が考慮されたと思われるが、それでも止まらなかった【ティアラメンツ】を抑えるために2023/4/1には制限指定を受ける。
☆2 ATK/ 800 DEF/2000
共通効果持ちの「ティアラメンツ」モンスター。 固有効果は場に出た時に自分のデッキトップから3枚墓地へ送る。
固有効果で能動的な墓地肥やしが可能だが、下記の《ティアラメンツ・レイノハート》の方が狙ったカードを落としやすいため、このカードに召喚権を割く価値はあまりない。
しかし、「ティアラメンツ」モンスター唯一の“レベル2”であるため、《スプライト・エルフ》の釣り上げや《スプライト・スプリンド》の墓地肥やしに対応しているため彼らをリンク召喚しつつ更なる展開が可能となっているのが特徴。
不安定な固有効果も《スプライト・エルフ》による釣り上げで試行回数を増やせば無理矢理成功を手繰り寄せる事が可能であり、上手く行けば相手ターンに融合モンスターを展開する事も可能。
あの手この手で生き延びる【ティアラメンツ】の追加規制の一環として2023/4/1に制限カードとなる。
そしてこのカードの制限指定により、下級「ティアラメンツ」モンスターは全て制限カード指定を受ける結果となった。
☆4 ATK/1500 DEF/2100
《ヴィサス=スタフロスト》のそっくりさんにして共通効果を持たない下級「ティアラメンツ」モンスター。 召喚・特殊召喚時にデッキから同名以外の「ティアラメンツ」1体を墓地に送る効果と、効果で墓地に送られた時に除外デメリット付きで墓地から自己再生して手札の「ティアラメンツ」1枚を墓地に送る効果を持つ。
どちらの効果も「ティアラメンツ」の共通効果による融合召喚のトリガーとして優秀なため初動となり得る1枚であり、デッキバウンスと自己再生効果を持つ《ティアラメンツ・カレイドハート》の融合素材にも指定されている【ティアラメンツ】の最重要カード。
勢いの止まらない【ティアラメンツ】を抑えるためか2023/1/1に制限指定を受ける。
☆6 ATK/1200 DEF/2200
自分の墓地にカードが存在しない時に手札から捨てる事で、次のターン終了時までお互いの墓地に送られるカードを全て除外するモンスター。 発動条件こそ厳しいが、後攻側が相手の墓地利用を封じて先攻制圧を抑止する事が出来る手札誘発カード。 強力な効果ではあるものの、後攻でないと発動条件を満たしにくく、1度目の発動後はこのカード自身が墓地に送られてしまい基本的に2枚目以降が腐ってしまうため、メインからの投入は難しいサイドチェンジ向けのカード。
…だったのだが、墓地を経由せず除外ゾーンと場・手札を行き来して展開する【ふわんだりぃず】の登場により一変。
このカードの影響下でも展開出来るだけでなく、《烈風帝ライザー》で墓地から回収が可能なため使い回しも容易に。 更に墓地にカードが溜まりにくい【ふわんだりぃず】の性質上、先攻で展開しきった上で相手の墓地利用を封じて反撃を封じる先攻制圧要員としても扱えるため、先攻・後攻どちらでも腐る事なくメインからの3積みが基本となっていた。 その結果、2022/10/1の改訂で【ふわんだりぃず】規制の一環として準制限指定を受ける。準制限で留まったのは【ふわんだりぃず】以外では先攻制圧への抑止力としてちゃんと機能する事と、 その後は【ふわんだりぃず】と【ティアラメンツ】が環境が消えた以外は動きはなかったものの、2025年に除外されるとライフを払って自力で帰還してくる下級モンスターを擁するリンクテーマの【M∀LICE】が登場すると、「相手の墓地メタをしながらこちらはリンク召喚の素材にするだけですぐに素材が復活するからスムーズに展開が進められる」とメタと展開サポートを同時にこなす凶悪なカードに変貌。そのため環境トップとなった【M∀LICE】規制の一環として2025/4/1に制限指定を受ける。
☆4 ATK/1500 DEF/1000 チューナー
自分の場にドラゴン族・炎属性がいる時に手札から特殊召喚する効果と自身が戦闘するダメージステップ時に同名以外のレベル4以下・ドラゴン族・炎属性をリクルートする効果、バトルフェイズ中に自身を含めてシンクロ召喚する効果を持つ。 《天盃龍パイドラ》でサーチできる《燦幻開門》や《盃満ちる燦幻荘》でサーチしてそのまま特殊召喚が可能で、リクルートしたモンスターと併せてバトルフェイズ中にシンクロ召喚して勝負を決められる。 自爆特攻せざるを得ない状況でも《天盃龍ファドラ》をリクルートすれば戦闘破壊耐性が付与されるためライフが尽きない限りはシンクロ召喚に繋がる。 更に「天盃龍」唯一の純粋なチューナーなのでシンクロ召喚に繋ぐためには非常に重要なポジションを担っているためか、【天盃龍】規制強化の一環として2024/10/1に制限指定を受ける。
☆6 ATK/2500 DEF/2000
自分か相手の墓地の光か闇属性モンスターを除外して特殊召喚可能で、相手の場にモンスターがいればフリーチェーンで発動出来る共通効果を持つ「ビーステッド」モンスター。 固有効果は場から墓地に送られた際に相手の特殊召喚されたモンスターを道連れに墓地送りにする。
各種召喚の素材にするなり何らかの効果のコストにするなりする必要はあるものの、破壊耐性を無視して相手のモンスターを除去出来るのは非常に強力。
また、固有効果は特定のカード必要としないため「ビーステッド」以外でも使いやすいのも特徴。
【ビーステッド】の追加規制の一環として2023/4/1に制限指定を受ける。
☆6 ATK/2500 DEF/2000
共通効果持ちの「ビーステッド」モンスター。 固有効果は相手が儀式・融合・S・X・リンクモンスターを特殊召喚した時に発動し、自身以外の光・闇属性モンスター1体をリリースしてそのモンスター1体を除外。
固有効果は自身以外にリリースコストを要求するものの、光・闇属性であれば「ビーステッド」以外でもコストに使えるため確保は難しくない。
こちらも《深淵の獣ドルイドヴルム》同様破壊耐性を無視できる上、デッキによっては再利用が難しい除外なのも特徴。
【ビーステッド】の追加規制の一環として2023/4/1に制限指定を受ける。
☆6 ATK/2500 DEF/2000
共通効果持ちの 「ビーステッド」モンスター。 固有効果は特殊召喚成功時に発動し、エンドフェイズにデッキ・墓地から同名以外のドラゴン族をサーチ・サルベージ。
サーチ・サルベージ効果はタイムラグがあるものの、【ビーステッド】の重要カードである《深淵の獣ルベリオン》にアクセス出来るのは非常にありがたい。
また、サーチ・サルベージは“特殊召喚成功時に発動し、エンドフェイズに処理する”関係上、発動後に自分が場を離れても有効であり、相手ターンに発動して壁になりつつ相手エンドフェイズにサーチして来た「ビーステッド」を展開する事も可能。 また、サーチ対象が“同名以外のドラゴン族”と非常に緩いため光か闇属性の入っているドラゴン族デッキならサーチ要員として出張させる事も可能で汎用性が高い。 その汎用性の高さが危険視されたためか2023/1/1に制限指定を受ける。
本体:☆3 ATK/1000 DEF/1000
パーツ:☆1 ATK/200 DEF/300 手札に5枚パーツを揃えたら勝利できる、おなじみ特殊勝利カード。 専用の構築をすれば、意外と容易に揃えられることから、当然というか制限改定黎明期に指定されて以降緩和された事は無い。なお、これでも禁止カードになったことは一度も無いのだが。 デッキ構築の幅が広く、新たなドローエンジンが開発される度に注目されるカードでもある。 ちなみに一応手足パーツは通常モンスターである。デッキに三枚ずつなんてできませんからねレアハンターさん! 詳しくは個別項目で……
☆8 ATK/2500 DEF/3000
手札・墓地から地属性3体を除外して手札・墓地から出せる特殊召喚モンスター。 場から墓地に送られるとレベル合計が8になるように岩石族を3枚までサーチ出来る。 地属性が多く、墓地肥やしが得意な岩石族デッキでは非常に出しやすく、各種素材にした後のサーチで後続を確保出来るので展開を更に伸ばせる。 更にサーチ効果は流石に同名ターン1は付いてるものの、特殊召喚に制限はないため墓地コストさえあれば即座に復活可能。 オマケに場にいる限り自身を含めた自分の岩石族に戦闘以外では破壊されない耐性を付与するため、効果破壊耐性だけでなく「コアキメイル」の様な誓約での自壊デメリットを踏み倒せてしまうのも非常に強力。守備力も3000あるので戦闘にも強いのも魅力。
強力な展開及び墓地肥やし性能を持つ【アダマシア】と共に環境で長く活躍したためか、2023/7/1に準制限指定、2023/10/1に制限指定を受ける。とは言え1枚あれば容易に使いまわせる為規制としては緩め。
その為か展開系に厳しい海外では2020/9/14に一発禁止、シングル戦オンリーのMDでは2023/1/10に制限指定、とOCGより厳しい規制が掛けられている。
☆3 ATK/900 DEF/300
デッキから「M∀LICE」モンスターを除外して場の「M∀LICE」モンスターの攻撃力を600アップさせる効果と、自身がリンク先にいるLモンスターに効果破壊耐性を付与する効果を持つ。
「M∀LICE」モンスターにはLモンスターしかEXから出せなくなる代わりに除外された時に300ライフ払って自力で帰還してくる共通効果を持つため、このカードでデッキから除外→300ライフを払って即帰還、と実質的な「M∀LICE」モンスターのリクルートができる展開の最重要カード。
除外ゾーンを経由するため《灰流うらら》に止められないのも強み。 もちろん自身も同じ共通効果を持っているため、《封印の黄金櫃》や《闇の誘惑》などで除外して場に出すと言う事も可能なので、場合によっては召喚権を使わない事もある1枚初動。 オマケの様に持っているリンクモンスターへの効果破壊耐性も便利であり、《M∀LICE IN UNDERGROUND》で「M∀LICE」リンクモンスターへの攻撃誘導もできるため戦闘破壊もされにくいのも非常に噛み合っている。
【ライゼオル】と並んで環境トップ争いをする【M∀LICE】への規制の一環として2025/4/1に制限指定を受ける。
「M∀LICE」下級モンスター唯一の1枚初動なので初動の安定性が大きく下がる事になった。
☆6 ATK/1800 DEF/2400
手札から捨てて「デモンスミス」魔法・罠をサーチする効果と自分の場の「デモンスミス」装備カードと場のモンスターをまとめて墓地に送る効果、墓地の光属性・悪魔族をデッキ・EXデッキに戻して自己再生する効果を持つ。
《刻まれし魔の詠聖》をサーチして展開スタートし、途中で光属性・悪魔族を戻して自己再生する事でランク6やリンク4などに繋げられる。
特に《永遠の淑女 ベアトリーチェ》に繋げて落としたモンスターを《賜炎の咎姫》や《魔界特派員デスキャスター》などで釣り上げるムーブが凶悪であり、展開補助や誘発貫通としてそれらのデッキのパワーを底上げしていた。 素引き出来ずとも《閉ザサレシ天ノ月》からリンク召喚した《刻まれし魔の鎮魂棺》の効果でリクルートしたり、《紅涙の魔ラクリモーサ》の効果でデッキから墓地に落として自己再生したりして展開をサポートできる。 いわゆる「デモンスミス出張」ではまず使わない除去効果の方も破壊耐性持ちや被破壊時に発動する効果持ちを安全に処理できるため便利な効果となっている。
2024年の問題児テーマの「デモンスミス」の根幹を担うカードであったため、2024/10/1に《刻まれし魔の詠聖》ともども制限指定を受ける。
素引きしにくくなった事に加えてそれまでは1枚除外されても2枚目・3枚目を使う事で展開を継続できたが、1枚となったため《D.D.クロウ》などで除外されると展開不可能になってしまうため安定性が落ちる事となった。 |
+ | 詳細は以下 |
[部分編集]
フィールド魔法
発動時に「ティアラメンツ」か《ヴィサス=スタフロスト》をサーチする効果と、「ティアラメンツ」と融合モンスターを全体強化する効果、場か墓地の「ティアラメンツ」がデッキ・EXデッキに戻ったら場のカード1枚破壊する効果を持つ。 サーチで初動の安定、全体強化で突破力を向上させるだけでなく、「ティアラメンツ」モンスターには素材をデッキ・EXデッキに戻しつつ融合召喚する共通効果を持つカードがあるため融合召喚ついでにアドバンテージも稼げる【ティアラメンツ】の戦略を支える最重要カード。 【イシズティアラメンツ】を初めとした【ティアラメンツ】への規制として2022/10/1に制限指定を受ける。
通常魔法
お互い1ドローし、次の相手ターン終了時までの間、互いのプレイヤーはダメージを受けなくなる。 極端に強いわけでは無いが、2013年3月1日突如規制された。 遅延デッキやパーツが揃えばワンキルできるデッキによく積まれていたので、その辺りが制限の理由と思われる。 当時、強化が約束されていた【魔導】に投入されれるのを懸念して規制された説もある。
通常魔法
1000ライフを払って☆5以下の融合モンスターを攻撃不可・エンドフェイズに自壊するデメリットを付けてEXから融合召喚扱いで特殊召喚。 登場当初から《サウザンド・アイズ・サクリファイス》とのコンビで暴れていたが、それ以外に目ぼしい相方が居なかったのもあり、《サウザンド・アイズ・サクリファイス》の禁止化と共にひっそりと忘れられていった。 時が経ち、シンクロ召喚・エクシーズ召喚の登場により「任意のレベル・種族・属性の素材をEXに用意できる」点が同じく忘れ去られた古い融合モンスターと共に注目され、低レベルながらも強力な効果を持つ融合モンスターも増加したため再び注目を集める。 特に墓地のモンスターを釣り上げる《旧神ノーデン》との相性は抜群であった(*2)ために一時は制限指定となるも、 肝心の《旧神ノーデン》が禁止カードとなったために無制限へと緩和される。 その後も《The tyrant NEPTUN》のコピー元として《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》を持ってきたりと地味に活躍していたが、チューナーモンスターでもある☆5融合モンスターの《テセウスの魔棲物》の登場、疑似《墓穴の指名者》効果を搭載した《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》の襲来とのった追い風が吹いており、2020/4/1のルール変更に伴い更なる猛威を警戒されたためか制限カードに再度指定される。
速攻魔法
ルール上「R-ACE」カードとして扱う速攻魔法で、デッキから「R-ACE」モンスターを守備表示でリクルートしつつ手札・場の「R-ACE」モンスターをリリースする。自分メインフェイズに墓地から除外して墓地の「R-ACE」罠をセットする効果もある。 リリースが必要な分やや重く見えるが、好きな「R-ACE」モンスターにアクセス出来るのは大きく、むしろ《R-ACEタービュランス》や《R-ACEプリベンター》の特殊召喚コストを墓地に用意出来る強みにもなる。 そのおかげでこのカードをサーチ出来る《R-ACEエアホイスター》1枚もしくはこのカードと適当な「R-ACE」モンスターの2枚から《R-ACEハイドラント》+《R-ACEタービュランス》+任意の「R-ACE」魔法罠4枚と言う理想的な盤面を形成できるため【R-ACE】の初動の安定感が飛躍的に上昇した。 更に速攻魔法であるためサクリファイス・エスケープの如く相手の除去や無効化を躱して確実に「R-ACE」モンスターの効果を通すと言う使い方も可能であり、初動札でありながらもダブっても問題ないため腐りにくいと言う側面もある。 オマケに墓地除外で墓地の「R-ACE」罠を再利用出来る上に除外した後も《R-ACEヘッドクオーター》でデッキに戻せるため使用後も無駄にならない、といたせり尽せり。
【R-ACE】を大会トップに押し上げた立役者であったためか、2024/1/1に制限指定を受ける。
直前の改訂でこのカードをサーチ出来る《R-ACEエアホイスター》が準制限指定を受けており、このカードの制限指定と合わせて一気に初動の安定性を落とす事となった。
通常魔法
互いのフィールドの魔法・罠を問答無用で全て吹き飛ばす豪快なカード。 勝負を決めかねないカードであり、一斉攻撃の前にはよく使われた。 自分のカードも巻き込むが、プレイングを工夫することで克服可能。 後攻で撃てば《ハーピィの羽根帚》と同じ性能で使えるし、トドメを刺すならアドバンテージは関係ない。 相手の《大嵐》を牽制するために相手のセットカードの枚数に合わせてセットする枚数を調整するというプレイングもよく見られた。 逆にこのカードを含む複数枚をセットして相手の大量セットを誘うなんてプレイングも(*3)。
以前は《ハリケーン》と交互に禁止と制限を行き来していたが、対処のしにくい《ハリケーン》が先に禁止に定着。
その後しばらくは唯一の大量魔法罠除去として使われていたが、衰えるどころか時に採用率が死者蘇生と逆転する半必須カードになっていった。
2015/01/01の改訂での羽根帚の制限化に伴い、こいつとの2枚体制は危険とされたのか、久々に禁止カードに。
基本的に下位互換のカードを禁止にしてまで上位互換のカードを復帰させる例はあまり見られないため、何故羽根帚と入れ変わったかについて様々な憶測が飛び交った。 禁止直後に羽根帚を収録したパックが出たので「商業事情だろう」という説が有力であった。
しかし《Em ヒグルミ》や《解放のアリアドネ》などPゾーンで破壊された時にアドを稼ぐPモンスターが出てきたことが分かれ目になった。
羽根帚とは違い先攻1ターン目で引いてしまった時でも腐らず、自分のカードを割って更なる展開につなげられる利点が評価されたのだ。 ゆえに上記のカードを入れやすい【EMEm】などでは「単なる除去カードとしてしか使えない羽根帚より強いのでは?」という判断から禁止されたという考えが定着。 現在では羽根帚ですらサイドデッキに追いやられることも珍しくないので、いつぞやの《ブラック・ホール》&《サンダー・ボルト》のようにとりあえず制限に復帰することもあり得る状況になっている。 そして9年が経過した2024/1/1に久し振りに制限復帰。 先攻で使えないのもあるだろうが、【ラビュリンス】や【神碑】、【R-ACE】など魔法罠を多用するデッキが環境上位に居座っていたため、それらへの抑止力としての緩和と言う側面もあると思われる。
通常魔法
デッキのモンスターを1体だけ墓地に送るカード。 単体ではアド損だが、様々なコンボの起点になるため相性のいいカードは無数に存在する。 カードプールが少なかった初期の頃はー1枚のアド損を背負ってまでこのカードを使う理由もあまりなく、そこまで注目されるカードではなかったが、《クリッター》や《処刑人-マキュラ》といった墓地で強力な効果を発揮するモンスターの増加とともにカードパワーがどんどん上がっていき、最終的に10年3月1日に制限化。以降そこから動いておらず、「名誉制限カード」とも称される制限カードの象徴的存在となった。 テキストがシンプルなカードは強いという一例。
通常魔法
レベル4以下の炎族モンスター1体をサーチ。 謂わば同名制限のついた炎族版《増援》と呼ぶべきカードであり、炎族主体となるデッキの要となるカード。 環境トップを走る【スネークアイ】に於いては単なるサーチカードだけでなく、サーチやリクルートを止められた時の貫通札としても機能する重要なカード。 【スネークアイ】規制の一環として2024/7/1に準制限指定を受け、同年10/1には規制強化として制限カードとなる。
通常魔法
EXから3or6枚裏側で除外してその数だけデッキをめくり、1枚を手札に加える。 発動するターンは他のカードの効果でドロー出来ず、相手に与えるダメージも半分になる。 コストは裏側除外なため再利用が難しく、似た様な効果を持つ《強欲で金満な壺》と比べると手札は増えずないものの、コストとして除外するカードは選べる上にデッキに眠っていて欲しいカードを避けつつ欲しいカードだけをピンポイントで狙えるため展開の邪魔になりにくいのがポイント。 ドロー出来なくなる制約もサーチ効果ならすり抜けられる上にダメージ半減の制約も先攻であるならほぼ無視出来るため、EXデッキへの依存度が高めのデッキですら「多少EXを圧迫しても目指す制圧盤面を敷けるなら安いもの」と言わんばかりに採用していた。 こうして先攻制圧を助長する活躍をしたためか2022/4/1に準制限指定を受ける。 …とは言え15枚しかないEXをコストにする関係上、連発する様なカードではないため規制としてはかなり緩めだったためか変わらず使い続けられ、2023/7/1には遂に制限指定を受ける。
通常魔法
《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》か《混沌帝龍-終焉の使者-》がいれば発動でき、除外されたカードを2枚回収する。 《マクロコスモス》などを出した状態でこのカードが二枚あると、簡単に無限ループができてしまうため規制された。 《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》の制限復帰と同時に規制されたが、当時は発動条件となるカードが制限の《開闢》のみで、 両者ともサーチ手段が乏しく仮に《原初の種》が2枚以上使えたとしてもロマンコンボ程度だった。 環境で活躍したカードではなく、悪用を恐れて規制というやや珍しいパターンの1枚。
しかし、エラッタされた《混沌帝龍-終焉の使者-》の制限復帰からの無制限化や、《混沌帝龍-終焉の使者-》をサーチできる《エクリプス・ワイバーン》や《目覚めの旋律》と言ったカードもあるためロマンとも言えなくなってきた。
さらに《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》が無制限に緩和されたため、緩和されることは難しいと思われる。
発動条件となるモンスターが無制限でこのカードが制限というのは、第3期~4期のプレイヤーにとっては信じがたい状況だろう。
速攻魔法
「ディアベルスター」モンスター1体をサーチorサルベージ。 墓地から除外する事で同名以外の「罪宝」魔法・罠を墓地or除外ゾーンからデッキに戻して1枚ドローも出来る。 サーチ先の《黒魔女ディアベルスター》が場か手札のカードをコストに特殊召喚可能かつ「罪宝」魔法・罠をデッキからセット可能で、 中でも場のカードをコストにレベル1炎属性をリクルート出来る《原罪宝ースネークアイ》は【スネークアイ】や【R-ACE】、【炎王】などのレベル1炎属性モンスターが展開の起点となるデッキに取って非常に便利だったため、このカードを含めた3枚が「罪宝ギミック」と呼ばれる出張セットとして大流行。 また、「罪宝」魔法・罠には《原罪宝ースネークアイ》以外にも万能無効や永続魔法化と言う変則的な除去と使いやすいカードが揃っている上、《黒魔女ディアベルスター》もレベル7闇属性・魔法使い族・攻撃力2500と各種素材にもアタッカーにも使える優秀なステータスをしており、上記のデッキ以外でも任意の「罪宝」魔法・罠を採用した罪宝ギミックが使われる様になったためか2024/4/1に制限カード指定を受ける。
真っ先にこのカードが規制されたのは、発動コストを要求しないため相手の手札誘発を使わせて本命の展開を通すと言う囮としても使いやすい点と、墓地効果によるリソース確保が膠着した時や長期戦の時に有利となりやすい点が重要視されたと思われる。
フィールド魔法
自分メインフェイズ1の間に自分のドラゴン族・炎属性モンスターに相手の発動した効果を受け付けない耐性を付与する永続効果と、「天盃龍」モンスターをサーチして手札を1枚捨てる起動効果、バトルフェイズ中に自身が破壊されたら自分のドラゴン族シンクロの攻撃力を永続的に倍化する誘発効果を持つフィールド魔法。
サーチ効果で初動となり、耐性付与で安定して展開を進め、バトルフェイズにエースの《トライデント・ドラギオン》を出してその効果のコストで破壊すれば攻撃回数を増やしつつ攻撃力を倍化させて一気にフィニッシュを決められる【天盃龍】の要。
特に耐性付与が強力で多くの手札誘発や妨害効果を防げるため安全に後攻ワンキルを狙えるのが非常に便利。
圧倒的な後攻ワンキル性能を誇る【天盃龍】の規制の一環として2024/7/1に制限指定を受ける。
通常魔法
いわずと知れた蘇生カード。 あらゆるデッキに入るカードではなくなったが、モンスター1体を完全蘇生させるのは単純ながら強力 相手の墓地からモンスターを出せるカードは珍しく、未だに多くの蘇生カードと一線を画している。 一時期禁止で解除された経緯を持つが、原作・アニメでここぞという時に使われたからかむしろ歓迎する声の方が多い。
速攻魔法
デッキから「スプライト」を特殊召喚し、その元々の攻撃力分のライフを失う速攻魔法。 ライフロスとこのターンレベル2・ランク2・リンク2しか出せなくなる二重のデメリットが課せられてるが、メインデッキの「スプライト」の最高攻撃力は1400なのでライフロスはそこまで痛くなく、【スプライト】はレベル2モンスターの展開に長けており、主軸となる《ギガンティック・スプライト》も同様のデメリットを持つので気にするほどでもない。 サーチ効果を持つ《スプライト・ブルー》をサーチして召喚権を使わず2体の「スプライト」を並べられる【スプライト】の貴重な初動であったため、【スプライト】の規制の一環として2022/10/1に制限指定を受ける。
通常魔法
発動後はEXデッキからXモンスターしか出せなくなる代わりにEXデッキのオーバーハンドレッドナンバーズを公開して同じ種族か属性でランクの値と同じレベルのモンスターをサーチしつつ手札1枚をデッキトップに戻す。
EXからの召喚制限は付くものの、EXを使わないデッキやX召喚を主体とするデッキならほぼノーリスクで使える汎用サーチ。「セブンス」かつ「タキオン」カードであるため《七皇昇格》や《神影金龍ドラッグルクシオン》などのサーチに対応しているのも便利。
本来なら《No.107 銀河眼の時空竜》のサポートカードなのだが、ランク4・5・8・9主体のデッキでも使えてしまう汎用性の高さが災いし、環境トップを走るランク4テーマの【ライゼオル】への規制として2025/1/1に準制限、2025/4/1には制限指定を受ける。 初動となる《エクス・ライゼオル》だけでなく、《幸魂》や《浮上するビッグジョーズ》などのカテゴリ外の展開要員、《増殖するG》や《マルチャミー・フワロス》などのドローを止められる《神殿を守る者》、除外メタの《アーティファクトーロンギヌス》、《ライゼオル・デッドネーダー》で破壊して相手のEXを封じる《アーティファクトーデスサイズ》など幅広くサーチできて、【ライゼオル】の強さを支えていたのが理由だろう。
速攻魔法
自分のメインモンスターゾーンにモンスターが居ない時に発動でき、閃刀姫トークンを1体産み出す。 《閃刀起動-エンゲージ》でサーチでき、《閃刀姫-カガリ》でサルベージすれば召喚権を使わずにリンク2が出せる。 【閃刀姫】及び出張セットが猛威を奮ったために2018年7月に制限指定を受ける。
通常魔法
レベル4以下の戦士族なら何でもサーチできる便利なカード。 サーチ対象は《終末の騎士》《ダーク・グレファー》《ゴブリンドバーグ》《ライトロード・アサシン ライデン》など無数に存在し、 多くの「E・HERO」や「D-HERO」も範囲に収まる。 これの相互互換の《E-エマージェンシーコール》、下位互換の《紫炎の狼煙》すら一時期準制限だったのでその強力さは言わずもがな。 第2期時点でも優秀な戦士族は多く、02年5月1日に準制限となる。 08年9月1日に無制限に緩和されたが、【シンクロダーク】や【シンクロアンデット】が大暴れすると09年3月1日に制限になり、以後そこから動いていない。
海外ではなんと準制限の段階を踏んでから無制限化してしまったが、「影霊衣」の《影霊衣の術士 シュリット》がトドメになったのか再び制限送りに。
通常魔法
お互いの手札を捨て、捨てた枚数分ドローさせる。【暗黒界】の友達その2。 主にコンボ系デッキの墓地肥やし及びデッキ破壊を主軸としたデッキに投入され、デッキを回転させたり、手札を入れ替えて事故を回避するのに使われる。 単純な手札入れ替えとして使おうとすると1枚アド損する上に、 相手の墓地肥しや事故回避を手助けしてしまう事もあるため、無計画には使えないが、枚数指定がない分ポテンシャルは高い。
様々なコンボが考えられるが、その中でも特に《メタモルポット》や禁止前の《サイバーポッド》を利用したデッキ破壊先攻1キルのキーカードとして猛威を振るった。
そのためか、2002年5月に制限になって以降一度も緩和されたことはない。 現在でも効果で大量の手札を捨てる行為は相性のいいデッキが多い。
通常魔法
デッキから光属性・悪魔族をサーチして手札を1枚捨てる効果と墓地から除外して手札・場のモンスターを素材に「デモンスミス」融合モンスターを融合召喚する効果を持つ。
《魔を刻むデモンスミス》の効果でサーチ可能であり、《魔轟神ルリー》をサーチして即座に捨てる事で【デモンスミス】の展開に必要な光属性・悪魔族を用意できる。《魔轟神ルリー》を素引きしているなら《魔を刻むデモンスミス》のサーチに切り替える事で更なる展開や次ターンの展開準備もできる。
【デモンスミス】が素材デッキに戻して展開する都合上、サーチ先が尽きる事がほぼなく腐りにくいのも特徴。 墓地効果による融合召喚は、素材を戻せる《刻まれし魔の大聖棺》による融合効果の方が優先されるため積極的に狙うものではないが、《刻まれし魔の大聖棺》の効果を無効にされた場合のリカバリーにはなるためあって損はない。
2024年の大会環境を席巻した【デモンスミス】を抑えるために2024/10/1に《魔を刻むデモンスミス》と一緒に制限指定を受ける。
通常魔法
フィールド魔法を1枚サーチするカード。 昔からフィールド魔法を使うデッキのお伴として活躍していた。 強力なフィールド魔法が増える度に有用性を増して行き、ついには制限カード化した。 カードプールの増加によってパワーカード化していき規制というパターンは《クリッター》等に似ている。
通常魔法
自分のデッキ枚数が相手のデッキ枚数より多い場合に発動でき、その差分デッキの上からカードを墓地へ送る。 60枚に近いデッキを作ることによって1枚で20枚以上の墓地肥しが可能。その後は墓地リソースの暴力によって相手を蹂躙する。 性質上ミラーマッチでは非常に残念な性能になりやすい。 1枚で勝負が決まりかねないパワーを持っているのを警戒されたためか2018/10/01にて準制限カードに指定される。 このカードを使うデッキは性質上デッキを多くする、つまり引きにくくなるので1枚減らされていること自体の影響は大きい。 《左腕の代償》で無理矢理引きに行くプレイもできるがリスクはそれなりに高い。 また、2025/4/1には天敵である墓地メタの《ディメンション・アトラクター》が制限になる影響かこのカードも同日に制限指定を受ける。
通常魔法
何のコストも無く相手フィールドの魔法・罠を全て破壊するカード。 遊戯王OCGでは《サンダー・ボルト》と双璧を成すパワーカードとして有名。 2000年4月から準制限となり、直後に制限カードに規制強化され、2004年3月1日には最初の禁止カードの1つとなった。
長らく緩和はあり得ないと思われていたが、何を思ったのか10年ぶりに禁止解除されて制限となった
(それもほぼ下位互換の《大嵐》と入れ替わりで、である)最高の魔法・罠除去カード。 「確実に商売事情」かと思われたが、「普段は魔法カード扱いだが破壊されるとEXデッキに行く」Pモンスターの登場と、「破壊される事でサーチなどの効果を発動するカード」の増加により、「相手のカードしか破壊できない《ハーピィの羽根帚》より《大嵐》の方がヤバい」と言う認識が広まった。
また、これすら流行のデッキには刺さりにくいこともあり、
環境レベルではメインデッキに投入しない人も出てくるという衝撃の事態が待ち受けているのであった。
とはいえ、魔法・罠カードをメインに戦うようなテーマには今でも脅威となる存在であり、後攻での攻め手としては最高級の性能を誇るカードでもあることは確か。
その為、現環境ではサイドデッキの常連としての地位を確立している。
通常魔法
デッキからカードを1枚除外し、発動から2回目のスタンバイフェイズ時に手札に加える。 登場当時は4ターン後になるとは言え本質的には万能サーチカードであり、デュエルスピードがそこまで早くなかった登場当時はこの面が危険視され制限化されていた。 後にゲームスピードが格段にあがり一時期、無制限化するものの、 現在では除外版《おろかな埋葬》としての運用が主で、前述の《ネクロフェイス》を除外できるだけでなく、 【征竜】においては「征竜」のサーチ効果を発動しつつ4ターン後に手札に加えられ、 除外された時にサーチやリクルートを行える【サンダー・ドラゴン】と言ったデッキの台頭もあり、《嵐征竜-テンペスト》禁止解除と同時に制限指定を受ける。 そしてインフレが進んで問題ないと判断されたのか「征竜」全員の完全釈放と同時に準制限へと緩和される。 緩和される直前に登場し、このカードと非常に相性の良い【M∀LICE】の存在も影響があったのかもしれない。 しかし、その【M∀LICE】が環境トップを争うほどの強さであったため2025/1/1に再び制限に戻る事に。
永続魔法
発動時に「ジェムナイト」融合モンスターを攻守0にしてデッキ融合し、手札から魔法を捨てる事でターン終了時まで攻守を戻す。 本来なら《ジェムナイト・フュージョン》の自己サルベージと合わせたコンボを想定していたのだろうが、召喚権を増やす効果を持つ素材指定の緩い《ジェムナイト・セラフィ》の存在から任意の光属性モンスターを墓地に落とせるカードとして注目を集める。 《Em トリック・クラウン》や《妖精伝姫ーシラユキ》辺りを素材にして自己再生させたり、《ジェムナイト・ラズリー》を素材にして光属性通常モンスターをサルベージして《ジェムナイト・セラフィ》の効果でそのまま召喚したりと高い展開能力を誇る。 EXからの召喚制限がついた10期に入っても、ドラゴン族バニラチューナーを利用して《水晶機巧-ハリファイバー》や《星杯の神子イヴ》と言ったソリティアの常連に良く繋がって猛威を奮っていたため、2020/4/1にてようやく制限指定を受ける。
通常魔法
デッキからカード名が異なるフィールド魔法を2枚選び、自分と相手の場にセットする。 自分は強力なフィールド魔法をサーチ、相手には扱えないフィールド魔法を押し付ける事で自分だけが得する事が可能。 この効果でセットされたカードがある限り、互いに新しくフィールド魔法を使えなくなる効果で相手の動きを縛ることもできた。 相手にカードを送りつける事で《拮抗勝負》や《無限泡影》を対策したり、デッキにサーチ対象のカードがないと発動すらできない《混沌の場》を送り付ける事でフィールド魔法を封殺するという《テラ・フォーミング》にはできない妨害も可能だった。 フィールド魔法のインフレ化に伴い、こちらにも2018年7月に制限カードとなった。
速攻魔法
手札を1枚捨てモンスターを墓地に送り、そのモンスターよりレベルの高い同属性の「M・HERO」を特殊召喚するカード。 【HERO】だけに留まらず、闇属性デッキならどこからでも《M・HERO ダーク・ロウ》が出てくるという世紀末を招いたので制限は妥当。 手札コストがつくのは地味に痛いが、【彼岸】などのデッキではそれすらボーナスにすることができる。
速攻魔法
カード名を1つ宣言してそのカードをデッキから1枚除外する事で、ターン終了時までそのカード及び同名カードの効果を無効にする。 相手が採用してるカードと同じカードがデッキにある必要があるが、発動する場所を問わず無効に出来る上に自分のターンなら相手の制圧布陣を突破する糸口として使え、速攻魔法なので相手ターンの妨害としても使える汎用性の高さがウリ。 《墓穴の使命者》と違い無効化されるのはそのターンだけなので「相手の《増殖するG》は無効化し自分は一方的に《増殖するG》を通す」といった理不尽な事もできる。 《墓穴の使命者》同様に採用率の高い手札誘発に対するメタカードとして先攻側が後攻の反撃を潰しつつ制圧するカードとして採用されたため、2021/10/1に準制限、2022/1/1には制限と段階を踏んで規制される事となった。こちらは《墓穴の使命者》が対応出来ない《原始生命態ニビル》や《無限泡影》などを止められるのが強みである。 また、このカードの性質上採用カードが多く被るミラーマッチでは非常に有効に働き、「【○○】に1番対抗しやすいデッキは【○○】」と言う悪夢の状況を助長しかねない危険な性質も持つので、遅かれ早かれ規制は免れなかったと思われる。
フィールド魔法
発動時の処理としてデッキから「クシャトリラ」をサーチするフィールド魔法。 自分のモンスターを自分の場の属性の数×100強化し、自分の場の《クシャトリラ・シャングリラ》が効果を発動したら場のカードを1枚破壊する効果もある。 【クシャトリラ】の初動の安定と制圧盤面の強化は勿論の事、【ティアラメンツ】においても《クシャトリラ・フェンリル》を経由して《ティアラメンツ・クシャトリラ》にアクセス出来る初動としても活躍する。
流石に環境を席巻したツートップの重要カードとして暴れ回った事は見逃されず、登場から僅か78日で制限行きと、通常パック出身最速の制限記録を打ち立てる。
通常魔法
2枚ドローしてから手札の闇属性1枚を除外。 闇属性の除外は強制であり、闇属性が無ければ手札が全て消えるが、闇属性デッキならコストに困る事はない。 オマケに闇属性には専用帰還カードの《闇次元の解放》があり、《異次元の偵察機》の様に自力で戻って来るモンスターもいるのでコストがコストにならない事も多い。 闇属性デッキの隆盛とともに制限〜準制限〜無制限を行ったり来たりしている。
通常魔法
発動ターンはEXから融合モンスターしか出せなくなるが、手札・場・デッキから素材2体を調達して《アルバスの落胤》を素材指定する融合モンスターを融合召喚する通常魔法。 融合召喚のトレンドであるデッキ融合だが、最大の特徴は融合先の多さとそれに伴う素材指定の緩さ。 攻撃力2500以上・レベル8以上・光属性・闇属性・ドラゴン族・獣族・獣戦士族・鳥獣族・光属性の魔法使い族の内どれか1つでも当てはまっているならデッキから落とせると言う凄まじい広さを誇り、中でも光属性を指定する《烙印竜アルビオン》と闇属性を指定する《神炎竜ルベリオン》は落とせる範囲もさる事ながら、レベル8以下の融合モンスターを融合召喚する効果もあるので更にアドバンテージを稼げる。 発動後の誓約の関係で、この手のデッキ融合をコピーしていた《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》とは相性は良くないものの、《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》禁止化前は融合先の多さを利用して妨害された時の妥協策や【烙印】以外のデッキで展開の〆として《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》自身を素材にして《氷剣竜ミラジェイド》を出して牽制すると言う使われ方もされた。 登場直後の改訂は見逃されたものの、2022/7/1に【烙印】規制の一環として準制限指定を受ける。 その後は【ティアラメンツ】や【クシャトリラ】の台頭により【烙印】のシェアは落ち込んでいたものの、2023/1/1の規制により彼等がシェアを落とす事と《アルバスの落胤》新規の登場による伸び代を警戒されてか、2023/1/1に制限カードへ指定される。
フィールド魔法
相手ターンに手札から「神碑」速攻魔法が使える様になる永続効果と、1ターンに1度自分が「神碑」速攻魔法を発動した際に墓地の「神碑」速攻魔法を3枚までデッキボトムに戻してその枚数ドローするフィールド魔法。 「神碑」速攻魔法を手札に保持して相手の除去から守れる様になるだけでなく、後半の効果で「神碑」速攻魔法をドローしたらそこからも使えるため非常に便利。 後半のドロー効果も墓地の「神碑」速攻魔法を回収しつつドロー出来るため、長期戦が前提となる【神碑】には欠かせない。 更に後半の効果は1ターンに1度の制限はあるが“同名制限はない”ため、墓地さえ肥えているならドローした後貼り直して更にドローする事も可能。
サーチ手段も《テラ・フォーミング》に加えて《神碑の穂先》があるため手札に加えやすく、真っ先に除去の対象になりやすいが《神碑の翼フギン》や《神碑の翼ムニン》で守れるため維持もしやすい。
しばしば大会優勝を掻っ攫う【神碑】の戦略の要を担う1枚であるためか、2023/4/1の改訂にて準制限指定を受け、2023/7/1には制限指定を受ける。
永続魔法
「六武衆」が場に出る度に武士道カウンターを2個乗せ、取り除いた数により「六武衆」の強化(2個)/「六武衆」のサーチ・サルベージ(4個)/「紫炎」の蘇生(6個)ができる。 特に「六武衆」のサーチ・サルベージの効果が強力であり、しかも回数制限がついていないと言う恐ろしさ。 特殊召喚が容易な《六武衆の師範》や《六武衆の御隠居》、《真六武衆ーキザン》や手札の「六武衆」を出す《真六武衆ーカゲキ》、同じ攻撃力の「六武衆」をリクルートする《六武衆の荒行》などを駆使すれば瞬く間にカウンターが溜まって後続がワラワラ沸いてくる。 更に取り除く武士道カウンターは効果を使う《六武の門》以外の物でも拝借できたので2枚目・3枚目の《六武の門》が同時に張られた場合は最早使い切れないレベルでカウンターが溜まっていき、《マスドライバー》を利用した無限ループ・先攻1Killの温床にもなった。 あまりの猛威により制限指定を食らうが、サーチ手段に乏しい事と9期のインフレに置いていかれた事によって終いには無制限へと緩和される。 しかし、EXからの展開に制限がかかった新マスタールール下において念願のサーチ手段である《六武衆の軍大将》が登場し、ルール改訂でEXからの展開制限が緩和される事が決まり、再び以前の様な猛威を奮うのを危険視されたためか2020/4/1に制限カードへと舞い戻った。
通常魔法
手札のモンスターを1体墓地に送ってレベル1のモンスターをデッキから特殊召喚。 シンクロ召喚全盛期は《グローアップ・バルブ》のようなチューナーが出てくることが多かった。 《海皇子 ネプトアビス》や《ワイトキング》のようなモンスターもおり、デッキの軸になるモンスターも少なくはないためレベル1が出るたびに強化されていくことが確定しているので制限からの緩和は難しいだろうと思われていた。 しかしシンクロの衰退によりレベル1チューナーを優先して出す機会が減ったと判断されたためか10年と1か月の歳月を経た2019/10/1に一度準制限に緩和された。その結果、《SPYRAL-ジーニアス》を擁する【SPYRAL】が大きく恩恵を受け、再びSPYRALを環境の一角へと押し上げるエンジンとなった。 SPYRAL自体はジーニアスが再び制限となったことでとりあえずは落ち着いたものの、《オルターガイスト・メリュシーク》を擁する【オルターガイスト】は環境に留まり続けており、環境デッキを底上げするカードパワーの高さが問題視されたのか1年後の2020/10/1には再び制限に舞い戻った。 一応手札からも出せるがアド損のため殆どの人は忘れている。強いて言えば【インフェルニティ】なら手札0枚の条件を満たすために敢えて手札から出すことも稀にあるか。 |
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永続罠
互いに1種類の種族のモンスターしか場に存在出来なくさせる永続罠。既に場に出ている分は耐性を無視して墓地に送る。 種族混成デッキにはモロに刺さり、種族統一デッキであってもEXの汎用モンスターの種族は別である事も珍しくないため多くのデッキに一定の束縛が期待できる。 また、相手がこちらの場に特殊召喚する場合も制約がかかるため、こちらの場の種族次第では《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》や「壊獣」なども防げる強みもある。
【ラビュリンス】や【神碑】規制の一環としてか、2023/10/1に準制限指定を受け、登場から20年以上が経過して初めて規制される事となった。
そしてその後も【ラビュリンス】や【神碑】への追加規制として制限指定を受ける。
シングル戦オンリーのマスターデュエルではその制圧能力が更に凶悪化しているためか、このカードの属性版の《御前試合》ともども2022/9/30には準制限、2023/4/10には制限指定とOCGより早い段階で規制がかけられている。
永続罠
互いに1種類の属性のモンスターしか場に存在出来なくさせる永続罠。既に場に出ている分は耐性を無視して墓地に送る。 《群雄割拠》の属性版と言うべきカードであり、デザイナーズデッキなら汎用モンスターを覗き属性が統一されている事も少なくないのであちらより拘束力は劣るものの、混成デッキであればそれなりの拘束力は見込める。
《群雄割拠》や《センサー万別》などの同種の永続罠が規制されてもこのカードはスルーされていたが、2024/10/1にとうとう準制限、2025/1/1には制限カードとなった。
海外では2024/1/1に他2枚と仲良く制限カードとなり、マスターデュエルでは2022/9/30に《群雄割拠》とともに準制限、2023/4/10には《センサー万別》も合流して制限カード指定を受ける、とOCGより早い段階で規制を受けている。
永続罠
発動に1000ライフを要求し、互いの場にいるモンスターの効果を無効にする。
20年以上も現役であり続ける、言わずと知れたモンスター効果メタカード。
様々な抜け道はあるものの、モンスター効果偏重の環境になるにつれてそのメタ性能が凶悪化していき、デッキに対策カードがない、もしくは対策カードが入っていても引けないと詰みかねないため、デッキ・サイドデッキの構築に影響を及ぼす程の存在感を示す1枚。 【クリフォート】や【真竜】、【エルドリッチ】など「このカードと相性がいい」という事がそのデッキの強みになる事例すら存在するなど、一部の罠デッキの存在理由にすらなっていたカード。
「構築に影響を及ぼすカードは規制すべき」「抑止力となるカードだから規制してはならない」と議論を巻き起こす事もあるカードだったが、モンスター効果のインフレに伴い凶悪さを増すその性能と、戦闘を行わずにデッキ破壊で勝利を目指す【神碑】で使われた事がトドメとなってか、2023/4/1に遂に制限カードとなる。
永続罠
互いに1種族につき1体までしかモンスターを場に存在出来なくさせる永続罠。《群雄割拠》と同じく超過分は耐性を無視して墓地送りにする。 《群雄割拠》とは逆に種族統一デッキに思いっきり刺さる性能をしており、昨今のデザイナーズデッキは種族統一されている事が多く、種族混成であっても「展開途中で同じ種族のモンスターが並ぶ」事は珍しくないため思う様に動けず機能不全に陥るデッキも少なくない。
モンスターをほとんど展開しない【神碑】規制の一環としてか、2024/1/1に準制限指定を受け、2024/4/1には制限カードと規制強化された。
こちらもシングル戦オンリーのマスターデュエルではその制圧能力が更に凶悪化しているためか、2023/2/6の時点で準制限、2024/1/10に制限とOCGより早く規制がかけられている。
通常罠
相手の手札を全て除外し、その枚数分相手にドローさせるカード。 墓地ではフリーチェーンで除外することで墓地の「トリックスター」を蘇生することができる。 手札をリセットさせるだけでも相手が何らかのカードをサーチ・サルベージした時に発動すればそれだけで相手の思惑を大きく狂わせる事ができる。 相手が元々持っていた手札は除外してしまうので、墓地に送られるよりも遥かに再利用が難しくなってしまう。 《トリックスター・マンジュシカ》と《トリックスター・ライトステージ》をフィールドに並べこのカードを連打すればバーンの火力でワンキルすることも可能だった。 《ドロール&ロックバード》とのコンボでの全ハンデスが決め手となったのか、登場から半年も経たずに制限化。
10期出身のカードとしては初めて規制を受けたカード。
カウンター罠
相手の罠カードの発動を無効にしてセットさせ、このターン中、相手は罠カードを使えない代わりにデッキから罠カードを追加セットできる。
ターン中相手の罠カードを止められる反面、追加セット分を含めた次ターン以降の反撃が痛い様に見える。
が、このカードの真価はライフを半分払えば手札から発動できる所にある。 盤面に左右されず発動でき、《拮抗勝負》や《無限泡影》の様な同類による妨害を止めつつ勝負を決められる布陣が敷けるのならライフ半減程度安いもの。 セットされた2枚の罠も、カウンターの心配がないのでさっさと割ったり効果耐性持ち・発動封殺持ちなどを出してしまえば問題ない。 そもそも、そのターンに決めてしまえばセットされたカードの発動機会を与えずに決着がつくのでデメリットが事実上機能してない事が多かった。 余程追い詰められていなければそのターンに決められるか、セットされた罠を何とかできない限り発動することはまずない。
メインに積まれる事はあまりないが、マッチ2戦目以降での逃げ切り・逆転を意識したサイドの常連として環境トップ勢と駆け巡り、そのあまりの汎用性のために準制限指定を受ける。
高い汎用性を持ち、制圧や1killを助長するカードでありながら準制限で止まったのは同じく環境トップ勢の【オルターガイスト】へのメタカードとしての側面がある点だと思われる。 その後、【オルターガイスト】が大会環境から転落したためか |
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☆8 ATK/2800 DEF/2500
漫画版5D'sでボマーが使った融合モンスター。 バーン効果を持つが、アニメの方のボマーの切り札の反省からか1ターンに一度で攻撃不可能になるという制約があった。 ……が、《重爆撃禽 ボム・フェネクス》の効果は1ターンに一度とは書いてなかったために、コイツ自身を素材にして二、三体目を出せばおしまい。 そのため、教訓を生かせずあえなく制限化。 当然活躍先は先攻ワンキル。
と言うパワーカードと言う言葉すら生ぬるい強烈な効果を持つ融合モンスター。
素材指定こそ、“《ブラック・マジシャン》+《 それでも《真紅眼融合》の制約である「発動するターン召喚・特殊召喚ができない」は無視できないぐらい大きいため、無計画にデッキに単体では役に立たない不純物を入れてまでやるかどうかという話にはなっていた。 だが、《真紅眼融合》の制約を踏み倒しつつデッキからコピーする素材指定の緩いリンクモンスターの《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の存在から、極端な話「効果モンスター2体」で出て来るモンスターとも言えるほどお手軽なモンスターになってしまった。 【閃刀姫】や【サブテラー】の様にあまり展開をしないデッキでも《真紅眼融合》を素撃ちして呼び出す場合すらあった。 更に“《ブラック・マジシャン》+ドラゴン族効果モンスター”の組み合わせでも出せる点が注目され、融合効果と素材代用効果を持つ《ドロドロゴン》+適当なドラゴン族効果モンスターの組み合わせで出すデッキも登場。強化マグマックスは使えないものの、それでも充分強いので展開の〆には最適であった。 10期終盤の環境は「如何にして「ドラグーン」を安定して出すか」「如何にして相手の「ドラグーン」を止めるか」「如何にして相手の妨害を潜り抜けて「ドラグーン」を出すか」と言わんばかりに「ドラグーン」を中心に回り(*4)、最終的には《儀式魔人リリーサー》と組んで【リリーサードラグーン】と言う悪夢の様なデッキまで誕生した。 あまりの環境への影響力から登場から半年も経たない内に2020/4/1にて制限指定を受ける。 しかし、その程度でお手軽に出せて1枚で制圧とフィニッシャーを兼ねられるこのカードが大人しくなるはずもなく、「リリーサー」の代わりに《エルシャドール ・ミドラーシュ》や《大天使クリスティア》、《真竜皇V.F.D》、《虚無の統括者》と言った制圧能力を持つモンスターを採用して形を変えた【ドラグーンビート】は生き延びており、 大会環境に置いては、制限指定を受ける前から「ドラグーン」を主軸としたデッキ構築よりも、 「展開の〆に出して最終盤面をより盤石にする」 「本命を安全に通す為の囮にする。「ドラグーン」が通るならそのまま押し切る」 と言った理由でサブプランとしての「ドラグーン」出張が主流となっていた為、制限指定後も変わらず環境トップ勢に採用され続けた為に同年10/1にはとうとう禁止となった。 「効果モンスター2体並べられるならアナコンダからドラグーン出せば良くね?」と揶揄されるレベルの暴れっぷりに多くのユーザーからは禁止化を喜ばれたが、初代DM主人公とその親友のエース同士の融合と言うファンには堪らないコンセプトのモンスターである為、禁止化を惜しむ声もなくはない。 ちなみに相方の1人である《真紅眼融合》は「ドラグーン」以外にはめぼしい融合先が居ないためか「ドラグーン」の禁止化と入れ替わりに一気に無制限へと緩和されたが、 「ヴェルテ・アナコンダ」の方は【ドラグーン】以外でも【サンダー・ドラゴン】などで使われていた為か“この時”は制限指定で留まった。
そして《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》が禁止となって素材の重さと《真紅眼融合》のデメリットが目立つ様になって以前の様な出張はできなくなり、その間にも環境のインフレも進んで行ったが、このカード自体のカードパワーの高さ故に警戒されたのか中々釈放されず、制限復帰したのは禁止化からちょうど4年経った2024/10/1となった。
☆9 ATK/0 DEF/0
「ユベル」モンスターと攻守0の悪魔族を手札・場・墓地からデッキ・EXデッキに戻すと言うコンタクト融合の様な手順でのみ出せる融合モンスター。 「ユベル」共通の戦闘破壊耐性と戦闘ダメージを0にする効果と、自身をリリースして相手が発動したモンスター効果をこちらの「ユベル」モンスターを破壊する効果に書き換える効果を持つ。
書き換え効果が非常に凶悪であり、対象に取らないためサクリファイス・エスケープでも逃げられず、発動した場所も問わないためチェーン不可でもない限りはほぼどんなモンスター効果も妨害しつつ、「ユベル」モンスターの被破壊時効果で後続の「ユベル」を呼べる。
手札・場だけじゃなくデッキの「ユベル」も対象となり、召喚条件の都合でデッキに大抵「ユベル」が存在するため空振りになりにくいのも便利。 更に素材を場だけでなく手札や墓地から調達できるのも非常に便利であり、素引きして手札で腐っている進化形態を戻したり、展開した後に墓地リソースを使って出したりなど柔軟な動きができる。 素材をデッキに戻す点もサーチ・リクルート先の確保になるため、中〜長期戦にも対応出来る様になる。 また、書き換え効果自体は同名制限があるものの、特殊召喚にはなんの制限もかかってないため、リソースが許せば2枚目・3枚目を並べる事も可能。効果を使わない方はリンク召喚の素材にもなれるし、戦闘破壊耐性と戦闘ダメージ0を活かした壁役にもなれる。 これが3枚使えた頃の【ユベル】は初期手札の不要牌を使って最初にこれを出して手札誘発のケアをし、展開に使ったリソースから2枚目、3枚目のこれを捻り出してリンク値を伸ばしてさらなる展開をする…というインチキ臭い動きをしていた。 後攻時も最初にこれを出せれば相手のモンスター効果による妨害を1回弾ける上、《ファントム・ペイン》があればこれを3枚並べて相手のモンスターに特攻するだけで勝ててしまうことも。 オマケに《ナイトメア・スローン》で《スピリット・オブ・ユベル》を破壊して《ユベル》をリクルートすれば出せてしまうため、召喚権を使わず1妨害を追加できるコンパクトな出張セットとしても機能する。
そのあまりの便利さから【ユベル】規制の一環として2024/10/1に制限指定を受ける。
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☆8 ATK/2800 DEF/2200
汎用☆8シンクロ。 「PSYフレーム」に属する汎用レベル8シンクロ。 相手のスタンバイフェイズ時に、除外されている自分のカード1枚(種類指定がないので裏側も可能)を墓地へ戻すことができる。 また、こいつが墓地へ存在すれば、こいつとお互いの墓地のカードの中から1枚を対象に選択し、デッキに戻せる。
問題となったのはお互いのメインフェイズに発動できるハンデス効果で、フリーチェーンでこいつと相手の手札を次の自分のスタンバイフェイズまで除外することができる。
あろうことか同名ターン1の制限が付いていなかったために、何度もシンクロ召喚すればその度に発動可能。 この効果を先攻から連打する【シンクロダーク】というデッキが暴れたため制限に。 汎用8シンクロとして使うデッキはあまり支障はなかったが、本家の【PSYフレーム】はかなりのとばっちりを受けた。
☆5 ATK/2400 DEF/1800
縛りがない汎用レベル5シンクロ。 通称ライブラ。自分か相手がシンクロ召喚すれば1ドロー しかもターン1制限は無し・・・と言えばもうヤバさが分かると思うで以下省略。 無制限の頃は、2体以上出すと猛烈な勢いでドローが可能となり 《シューティング・クェーサー・ドラゴン》を出してなお手札が増えているという光景が繰り広げられた。 ただ制限になっても効果はそのままであり、爆発力はあまり変わっていないとのもっぱらの評判である。
新マスタールールの影響を受けシンクロ召喚の連打がしにくくなったが、《水晶機巧-ハリファイバー》の登場後はそんなこともなくなった。
しかし、新マスタールール下ではシンクロモンスターよりリンクモンスターの方が並べやすいために採用率は下がり、とうとう無制限まで緩和された。
2020/4/1にルール改訂でシンクロモンスターも複数並べやすくなり、このカードを危険視したためか再び制限へと舞い戻った。
《氷結界の龍 トリシューラ》共々再制限化は予想できた人が多かった。 |
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★4 ATK/? DEF/?
「十二獣」に属するランク4。 素材になっている「十二獣」モンスターの数値のステータスを得る効果と、 相手ターンにも発動可能なフリーチェーンで表側表示のカードを破壊する効果を持つ。
エクシーズ素材の要求は☆4を4体と非常に厳しいが、別条件として適当な「十二獣」モンスター1体の上に重ねて出すことが可能。
そうでなくても、☆4×2で出せる《十二獣ブルホーン》と《十二獣ライカ》がいるため、実質的には☆4モンスター2枚以下で出せる。
ステータスがやや不安定だが、これの下敷きにできる《十二獣ブルホーン》の効果で《十二獣ヴァイパー》を持って来れば《異次元の女戦士》に似た効果(*5)を付けつつステータスの底上げが可能。
単体でも下級の「十二獣」1体で出してフリーチェーン除去を追加できることを考えると、恐ろしく強力。 さらに《十二獣モルモラット》が無制限だったため、ランク4エクシーズを増やしながらこれを出すこともできた。 《十二獣の会局》や「ベイゴマタケトン」からの「インヴォーカー」を駆使すれば召喚権すら使わなかった。 レイジング・テンペスト発売後の【十二獣】ゲーの要因の一つ。 ミラーマッチで先に出されると極端に不利になるため、先攻ゲーも加速させた。
このカードが禁止に放り込まれた2017/4/1の改訂では「十二獣」関連カードがこれを含めて2枚禁止・1枚制限に放り込まれた。発売から半年も経ってないのに…もう少し考えてカード作ってください。
新マスタールールの施工による影響を考慮されたためか、先に釈放された《会局》に遅れる事3ヶ月、2020/1/1付で制限へと緩和された。 …が、マスタールール改訂によるEXからの展開制限の緩和に加え、「十二獣」の重ねてエクシーズと相性の良い天霆號アーゼウスや獣戦士族をサポートする鉄獣戦線と言った相性の良いカードが登場した事により再び【十二獣】が大会環境に舞い戻った。 特に「鉄獣戦線」と組んだ【十二獣鉄獣戦線】は「互いに刺さるメタが異なるため片方を止められてももう一方のギミックで動ける」と言う安定感の高さから上位を掻っ攫うレベルで活躍していた。 そのためか2021/7/1に【十二獣】の先攻での強さを支えるこのカードが再び禁止カードに舞い戻る事となった。 そして【鉄獣戦線】が環境から退き、インフレが進んだ辰年の2024/10/1に再度制限復帰を果たした。 一方マスターデュエルでは2022/1サービス開始ながら制限カード止まりであり、一時期はOCG同様【十二獣鉄獣戦線】で活躍したもののインフレに飲まれていき、最終的に2023/12には無制限にまで至った。 MDとOCGのレギュレーション差の代表例の一つ。
★8 ATK/3000 DEF/2000
素材を1つ取り除いて自身以外全てのモンスターにストリングカウンターを載せ、次の相手エンドフェイズにストリングカウンターの載ったモンスターを全て破壊してその数×500バーンを与える縛りなしランク8。
単体では破壊効果のタイムラグが大きく使いづらいが、特殊召喚時にストリングカウンターの載ったカードを全て破壊&1枚ドローしつつ破壊したモンスターの内1番高い元々の攻撃力分のバーンを飛ばす《CNo.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス》にランクアップして使うのが基本。
【ギミック・パペット】が強化されて先攻ワンキルが容易となったため、ストリングカウンターを載せるこのカードが制限指定を受ける。
このカードを2枚使うルートは使えなくなったものの、1枚でもワンキルは可能であるため成功率は下がったが先攻ワンキルはまだ可能、と言う所に留まった。 その代わり、「ギミック・パペット」縛りが付いてる時でも出しやすい高打点エクシーズと言う事で、打点不足に悩まされがちな【ギミック・パペット】では貴重なアタッカーも兼任しているため、規制を受けた事でワンキル失敗時のリカバリーがしにくくなったと言う点が大きく響いている。 |
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リンク2 ATK/1600
【リンクマーカー:左/右】 素材指定は効果モンスター2体。 融合・S・X・Lモンスターのいずれかを素材としてリンク召喚した際に自分か相手のフィールド・墓地のカード1枚を除外する効果と、相手が効果を使ったら自分のモンスター含めて場のモンスター2体をエンドフェイズまで除外する効果を持つ。 特に後半の効果の汎用性が非常に高く、相手の展開の妨害や除去に対するエスケープ、《フルール・ド・バロネス》の無効効果の再使用など幅広い用途で使える。 前半の効果も一見すると重そうに見えるが、リンクモンスター、特にリンク1を経由する事で簡単に満たせるため発動しやすく、《I:Pマスカレーナ》と併用すれば相手ターンに使用できるため、後半の効果と併せて2妨害構える事も可能。
その効果の汎用性の高さと素材指定の緩さもあり、多くのデッキで採用されたためか2024/4/1に準制限指定を受ける。
とは言えEXデッキのカードであるためピン挿しのデッキも多く、複数採用するデッキでも2枚に留める事が多かったため影響としてはほぼゼロに近く、制限指定前の最終通告と捉える決闘者が大半であり、大方の予想通りに同年7/1には制限カードとなった。
リンク2 ATK/1800
【リンクマーカー:左下/右下】 素材縛りはペンデュラムモンスター2体。 リンク召喚時に1の効果でデッキからデッキからエクストラデッキにPモンスターを送り込み、起動効果である2の効果で自分フィールド上の表側のカードを破壊しエクストラデッキからPモンスターを回収し、3の効果で自分のスケールが破壊されたら1ドローとこのカード1枚で全ての効果が繋がっており自己完結している。 2の効果でスケールを破壊しているがPモンスターには破壊はボーナスと言わんばかりに破壊時に効果を発動する物があり、3のドロー効果に繋がるため爆アド製造機。 またリンク召喚に使ったモンスターはP召喚できればそのまま自身のリンクマーカー先に帰ってくることができる。 3の効果以外は同名ターン制限がついておらず破壊時に効果を発動する「魔術師」モンスターや《アストログラフ・マジシャン》とは非常に相性が良い。 前述の《アストログラフ・マジシャン》と組んで【魔術師】で暴れたのが直接の原因となりあえなく制限送りに。 しかし制限になっても2の効果の同名発動制限がついていないのが仇になり《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》を連打して何回も効果を使い倒すコンボが使われるようになった。 新マスタールールの露骨なペンデュラム潰しがこいつ一枚で結構な割合で盛り返された。 P召喚主体のデッキで使うカードのため同じリンク2の問題児である《水晶機巧-ハリファイバー》《聖騎士の追想 イゾルデ》より汎用性は落ちるが、ヤバさの度合いで言えば引けを取らない。
同パック出身かつ、特定の召喚法救済の立ち位置も同じなハリファイバーは禁止になって何でこいつは禁止にならないんだって話になるが、
新マスタールール下でのシンクロ補強としてデザインされたであろうあちらが何故か新マスタールールが過ぎて制約が消えてなお依然として残り続けたいっぽう、 そもそもペンデュラムはルール的に何も緩和されていないので変化がなく、当然といえば当然。 また、良くも悪くも革命的で決まりさえすれば勝利にグッと近づくハリファイバーだが、 シンクロにはパワーは落ちる(禁止カードなので当然)ものの汎用的に使える代替手段がないこともない。最終盤面やリソースは変わるが、作れはするのだ。 ……が、ペンデュラムは事情が異なり、ペンデュラムというだけで採用できる汎用カード、特にエンジンに例えられる展開札は少ないと言わざるをえない。 エンジンの性能に悩むのではなく、火を入れるエンジンが他に見当たらないような状況なのだ。 つまり、これがないだけでペンデュラム召喚を使うデッキは格段に汎用性が落ちてしまう他、展開手段が非常に限られてしまうからだと推測されている。 (ついでに未だ無制限のイゾルデに関しては装備魔法をデッキに入れなければ特殊召喚の効果を発動できないことが理由になっている物と思われる) エレクトラムに頼らずとも展開できる専用リンク持ち等のテーマも増えてはいるが……誇張でもなんでもなく、文字通りペンデュラムのライフラインがこのカード。 ハリファイバーより汎用性も影響範囲も数段見劣りするが、禁止になった日に訪れる絶望はペンデュラムにとって比ではない、と断言できよう。
余談だが、海外TCGでは禁止に追い込まれている。向こうでは増Gが禁止な関係で一部展開系により厳しかったり、その他環境や考え方の違いもあるので一概には言えないが、
それでも「エレクトラム禁止」の一文だけでペンデュラム使いは目を覆い空を仰ぐ。どうしろというのだ。 |
*1 本来なら【クシャトリラティアラメンツ】になるのだろうが、このカードと紛らわしいためかただの【ティアラメンツ】と呼ばれる事が多い。後に【クシャトリラ】対策として《クシャトリラ・アライズハート》を採用したタイプが登場し、区別のためかそちらが【クシャトリラティアラメンツ】と呼ばれる様になった。
*2 先攻1Killが開発されたのもあり、韓国での大会が「カップ麺早食い競争」と揶揄されるほど《簡易融合》を先に発動させた者勝ちであった。
*3 使用者の名前からJ-Stormなどと呼ばれた。
*4 無論、【オルフェゴール】の様に「ドラグーン」に強い上に「ドラグーン」を採用しないデッキも環境上位に居座っていたが、「ドラグーン」への対策をしていた事に変わりはなく、中には“【閃刀姫】と言った他のデッキへの勝率が上がるから「ドラグーン」を搭載する”と言った手段に出るプレイヤーもいた。また、短い間にも関わらず「ドラグーン」搭載デッキが流行る→「ドラグーン」メタが流行り「ドラグーン」非搭載デッキが増える→警戒が緩んだ隙に新たな戦略を身につけた「ドラグーン」搭載デッキが流行る→…と言った環境の循環も起きていた。
*5 実際には除外するのは相手だけなので少し違うが。