アットウィキロゴ

水城史朗/仮面ライダーG4

登録日:2011/02/23 Wed 17:40:03
更新日:2026/08/22 Sat 05:38:51
所要時間:約 10 分で読めます






君はさっき、俺に礼を言ったな。
君は自分の命が助かった事を喜んでいる。自分の生に執着している。

だが、生への執着がある限り、十分な戦いはできない。以前の俺がそうだった。

だが、今の俺は違う。
……今の俺は、死を背負って戦っている。



水城(みずき)史朗(しろう)とは、『仮面ライダーアギト』の劇場映画作品『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』の登場人物である。
本項目では、彼が装着する仮面ライダーG4についても解説する。

演:唐渡亮


【概要】

陸上自衛隊の三等陸尉。年齢は35歳。

彼はかつて自分達が警護を担当していた自衛隊の超能力開発研究所*1においてアントロードの襲撃に逢い、たった一人だけの生存者となった。
護衛対象の年端もいかない子供達、彼らと接する教師達、自分の戦友……施設にいた人間達は皆殺しとなり、誰も守れず、自分の身さえも守れないままにアントロードからの攻撃を受けて気絶していた彼が起き上がって目の当たりにしたのは、
遅れて駆けつけた仮面ライダーG3-Xが自分達では手も足も出なかった相手であるアントロードの一体と正面から戦い、これを撃破する姿だった。
それによって己の無力さを痛感した彼は、やがて「死を背負うからこそ、力を発揮できる」という、仮面ライダー史上かなり偏った考えを持った人間に変わってしまった。
しかも誘拐同然に連れ去られた上でESPシステムに利用された風谷真魚にもその考えを押し付けており、「彼女も死に近づく事で、偉大な力を発揮している」と評していた。

その後は自衛隊の超能力開発施設の責任者にして、その研究の失敗によって今度はG4システムを強く推進する存在となった深海理沙に賛同、自らG4ユニットの装着者となる。

大勢のG4装着者(同僚)の死を見届けており、そこから出た「結果」と「G4システム」が混ざり合い、今の彼が誕生したのは言うまでもない。

氷川誠が彼に投げかけた「あなたは死に近づき過ぎて、生きる事の意味を忘れてるんだ!」という言葉を「甘ちゃんの戯言だな」と吐き捨てるも、彼の語った津上翔一の「生きるという事はそれだけで素晴らしい」という人生観、そして氷川自身の信念を聞き、心が揺らぐ。

そして……


【仮面ライダーG4】



俺の答えは分かっているはずだ。
どうする? 俺は死を背負い、お前は生を背負っている……

どちらが正しいか……今この場で、答えを出すか!


スーツアクター:岡元次郎

水城史朗が特殊強化装甲服「G4システム」を装着した姿。
青いカメラアイ「ブルーアイザー(MDSS・Ver3)」と黒を基調としたカラーリングを除けば外観は仮面ライダーG3-Xと大差は無く、頭部のアンテナと胸部エンブレム「G4マーク」、肩部装甲の形状に差異がある程度。
基本性能もG3-Xを超える一方で仮面ライダーアギト グランドフォームのそれを下回っており、隔絶しているというほどではない。

元々は小沢澄子がG3システムと共に開発・研究していたGシリーズの一体。
機体そのものはG3システムと同時期に完成していたが、劇中に登場するのはG3トレーラーのコンピュータから深海が盗み出した設計図*2を用い、自衛隊によって新造されたもの。
要するにデッドコピーなのだが、一部パーツはG3-Xより新しい型式(G3-XのVer.2から軒並みVer.3)にアップデートされている。

実は名前だけならTV本編のOP映像(それも前期版)の時点で「G-3に実装できなかった要素は次世代型(G-4計画)への実装に期待する(意訳)」という形で言及されている。


▼性能・機能

身長:198cm
体重:187kg
パンチ力:4t
キック力:13t
ジャンプ力:25m
走力:100mを7.5秒

基本はG3やG3-Xと共通するが、それらとの最大の違いは、装着者と機体の挙動に対して「AIによる制御」が行われるシステムが搭載されている事。
これは端的に言えばスーツの動きに合わせて装着者の体の方が動かされるというシステムである。

また、オリジナルのG4にはない深海による後付けのシステムとして、「ESPシステム」が搭載されている。
これは「超能力者による未来予知」をAIと連動させ、視界の外も含めた相手の動きを完璧に予測した迎撃を行わせるもので、深海曰く「時間を超越する存在」「別次元の存在」となる力を持たされている。
事実としてこれらのシステムの戦闘能力への貢献は尋常ならざるものであり、劇中でも他の仮面ライダー達が手こずっていたアントロードの大群を鎧袖一触に叩き潰し、アギトとG3-Xのタッグを同時に相手取った際にもほぼ一方的に圧倒するほどの凄まじさを見せた。


▼問題点


あなた、あれが……!! 「G4システム」がどういうものか分かってるの!?

天才・小沢澄子が設計した「最高傑作」。素晴らしいシステムです。

違うわ!! あれは存在してはならないシステム! あなたにも分かってるはずだわ!


しかし、G4のシステムはG4そのものにもESPシステムにも重篤な問題があった。
ずばり、人体へかかる負担がいずれも致死レベルなのである。

AI制御システムの欠陥


これは……!?

G4システムを装着した者達だ。……いずれ、俺もこうなる。

G4装着中に、彼らは命を落とした。みんな俺の同僚達だ。今でも目に浮かぶよ。

彼らの死の瞬間、G4システムは糸の切れた人形のように動きを止めた。
が、すぐに再び動き始めた。まるで自らが意志を持っているようにね……


まずAIによる制御については、制御チップが導入される以前のG3-Xにも似たような部分はあったものの、その状態でも翔一が完全に使いこなしてみせたように*3、人間の身体能力の限界までをも無視したものではなかった*4

一方、このG4は何が敵を倒すのに一番効率がいいかのみを判断基準として、人間の身体能力など完全に無視して動く
身体能力の限界を無視するような動きを強制され続ければ、当然どんな人間でも身体に負荷が掛かる。
ましてや戦闘時間が長くなれば、蓄積され続けたその負荷は最終的に装着者の命までも奪ってしまう事となる。
さらに、前述の通りG4はAIによって制御されている為、AIが無事ならば装着者の心臓と脳が止まっていようが関係がない(もっとも、筋肉や骨が断裂している状態ならば、機動力は大いに減じるだろうが……)。
そうであるが故に、装着者が死亡したとしてもAIの「人形」として再起動する呪われた装備でもあった。

即ち、G4システムとは人間が身に着けて戦うパワードスーツと言うよりも、人体を消耗品のモーターやフレームとして必要とする戦闘ロボットとでも言うべき存在なのである。
このような非人道的としか言えない仕様を持った本システムは、開発者の小沢からは「あれは存在してはならないシステム!」、氷川=G3-Xからは「水城さん! G4システムは呪われたシステムです!」と断じられている*5

テスト段階における何らかの出来事*6でこの事実に気づいた小沢は、完成した本機を警察庁の地下に封印した。
なお、深海がG4の本体ではなく“データ”を欲したのは、警察庁にあった本体の奪取が難航し、新たに開発する必要があった為。

ESPシステムの欠陥


今、彼女の予知能力は、G4システムのAIと協調している。その負荷のせいで、やがて彼女も死ぬだろう。
彼女も死に近づく事で、偉大な力を発揮している。

……違う! 違いますよ、水城さん! こんな事が許されるはずがない!!


超能力者へ殺人的な負荷をかけるという最悪の欠点を持つ。

特撮ヒーローものではヒーローが毎回怪人やら怪獣と戦うのが基本である事、『アギト』ではその怪人に当たるアンノウンが超能力者を襲撃するという設定である事から、同作ではそういった作劇上の都合もあって、劇中で結構な数の超能力者が登場している。
だが、そんな『アギト』の世界においても、超能力者などそう都合よくホイホイいるものではない。

さらに、このシステムは連動する超能力者の予知能力の高さによってその精度が決まる関係上、ただでさえ貴重な超能力者の中でも強い予知能力を備えた者を選抜しなければならないにもかかわらず、厳しい条件をクリアした超能力者を文字通り使い捨てにしてしまう(=消耗品として扱う)*7為、
万全に運用しようとすればするほどシステムに必要な超能力者の補充が難しくなり、やがては運用自体危うくなるという欠陥も抱えている。
このシステムには上記の通り倫理的に大きな問題があるが、そもそもとして構造上長期間の稼働が難しいという問題もあるのだ。
自衛隊側もこの欠点は考慮しており、「超法規的に国家の保護観察下に置いた」予知能力者を育成し、彼らをESPシステムの補充要員にする事を試みていた。

しかも先述の通り、アンノウンは超能力者の存在を察知して襲撃を行う為、このシステムを使えば、連動している超能力者の存在を察知したアンノウンがそこを目掛けて襲ってくる事に繋がる。
事実、劇中でもアギトとG3-X相手にこのシステムを使ったせいでアントロードの襲撃を招いており、その事が氷川によって指摘されている*8
おまけにシステムに接続された超能力者の力はそのまま発揮される為、組み込まれた超能力者が何らかの切っ掛けで制御不能なレベルの超能力を発揮し、システムにエラーを起こす危険性まで孕んでいる。
劇中では真魚が「翔一がクイーンアンドロード フォルミカ・レギアに倒される」という予知を見た事で意識を取り戻し、そのせいでシステムエラーを引き起こした。

このように戦闘力こそ非常に高いものの、運用面において犠牲を強いられる問題だらけ……どころか問題しかないシステムである。
それでも自衛隊がこのシステムの奪取・運用に踏み切ったのは、アンノウンを倒せるG3-Xは警察の管轄である為、事件が起きてから───つまりアンノウンによる襲撃被害が発生してからでなければ動けない=アンノウンの襲撃を未然に防ぐ事ができないというジレンマを抱えていた為である。

深海はいずれこのG4システムを量産し、世界最強の軍団を作ろうと企てていたが……


▼武装

  • GM-01改四式
G3、G3-X共通の装備である小型自動小銃「GM-01 スコーピオン」のデータを基に改良したもの。
弾丸も強化された専用の物が使われており、発射速度や威力もオリジナルのGM-01を上回る。
見た目もほぼ同じだが、警視庁未確認生命体対策班を意味する「MPD SAUL」の刻印が無い(当然と言えば当然だが)。
そしてGM-01と違ってフルオート射撃が可能である。装弾数は改良前と同じく72発。

  • G4型強化体携行用多目的巡航ミサイル「ギガント」
G4専用の装備。
低空・短距離対地用に開発された特殊ミサイル*9で、有効射程距離は4000m、最大目標速度は450m/秒。自動追尾式。
4基分が収納されており、「コネクトボックス」に収納されたケーブルを「Gバックル」右側の「ウェポンアタッチメントポイント」に装着し、Gバックル左側にある「エナジーボリューム」を捻る事で発射される。
これでアントロードの大群を文字通り焼き払った
映画本編で使用したのは初登場時と終盤の2回だけだが、怪人をミサイルで焼き払うという身も蓋も無さとその視覚的なインパクトから、G4を象徴する武装と言っても過言ではない。


【劇中での動向】

アントロードの活動が活発化し、その大群を相手に苦戦していたアギトとG3-Xの前にヘリで颯爽と登場。
挨拶代わりとばかりに、ギガントでアントロードの大群を一網打尽にした。

さらにその後には自衛隊の基地にて、G4の入手経緯を深海に詰問する為の小沢の来訪に同伴していた氷川へと、先述の理由からG4を装着した為に死亡した同僚達が氷漬けとなった姿を見せつけながら、
氷川があかつき号事件で成し遂げた働きについて触れ、彼がその時「あの時君は、死の中に飛び込んだはずだ。だからこそ君は、あれだけの働きができた」と評する。
その言葉に困惑する氷川へ、


死を背負う事こそ、我々の使命だ……


という持論を説いた。

さらにその後は深海に誘拐された真魚を救うべく、自衛隊の施設に侵入したアギトとG3-Xの2人を相手にESPシステムを用いて撃退。氷川を捕縛する。

しかしこの頃から水城は肉体の限界を悟っており、氷川の必死の説得を受ける。
その説得の中で氷川が発した、


確かに僕は甘いかもしれない……。僕の知り合いに、無条件に“人生は素晴らしい”と言う者がいます。

……僕は彼のようにはなれないし、あなたのようにもなれない! 中途半端です…!

でも! これだけは言えます。

……僕は生きる為に戦う。生きる事を素晴らしいと思いたい……!


という言葉が胸に刺さり、気持ちが揺らいでしまう水城。
その発言はいつの間にか現れた深海に一笑に付されるも、そこへかつて彼以外が死に絶えた研究施設の時のように、あるいは氷川の戦いを目に焼き付けた時のように、真魚の超能力が行使された事を感知したアントロードが自衛隊の基地へと襲撃。
これを迎撃するべく、迷いを押し殺して出撃する。

当初は大量のアントロードを相手取りながらもESPシステムにより優勢を保っていたが、真魚が彼女を救出するべく再度侵入してきた翔一の存在を感知してそれまで奪われていた意識を半ば取り戻し、同時に予知能力を翔一がその後直面する危機に用いた結果、G4システムにエラーが発生。
その為か、彼はこれまでただ黙々と戦っていたのが嘘であるかのような苦悶の声を上げ、苦しみだしてしまう。
そうして猛烈な激痛に襲われながらも戦いを続行し、周りのアントロードを壊滅させた後、「生を背負った氷川」と「死を背負った自分」、どちらが正しいか決着を付けようとG3-Xに襲いかかる。

性能差もあり、G4はG3-Xを圧倒。
G3-Xは頭部、左肩を素手で破壊されて追い詰められるが、氷川は小沢から「G3-XとしてG4と戦っては勝ち目は無いわ。……氷川誠として戦いなさい!」と激励された事で自らマスクを脱ぎ捨て、「G3-X」ではなく人間「氷川誠」として、根性で食い下がる。

激闘の末、戦いが長引いた事でG4からの負荷が身体の限界に達した水城は絶命。


水城さん……


しかし、前述の通りG4はAIで制御されている為、装着者である水城が死んだところで機能を停止しない。


ウィィィン、ガシャ、ウィィィン……


もういい……!

もういいだろぉっ!!

\ドンッ!!/

ガシャンッ!!


G4システム、活動を停止しました……


自動制御で再起動したAIは、既に事切れている水城の遺体を無理矢理立ち上がらせ、なおも戦おうとするが、氷川の怒りの銃撃により完全に沈黙した*10

このラストシーンは必見である。

なお、銃撃時の「もういいだろぉっ!!」という台詞は台本にはない事は確かだが、巷で言われる「咄嗟に発したアドリブ」というのは誤りで、正確には田﨑竜太監督からの「ここの台詞は台本を用意してないから、自分で言って欲しい」というオーダーに基づいて氷川役の要潤氏が考えたセリフとの事*11


【派生作品における仮面ライダーG4】

▼映像作品

仮面ライダーディケイド

ライダー大戦のイメージ映像にて既に倒された状態でチラッと姿を見せた他、『アギトの世界』のお宝として「G4チップ」なるものが登場した。

映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010

本人は登場しないが、『仮面ライダーディケイド 完結編』にて、仮面ライダーディケイド 激情態がライダーカード「アタックライド ギガント」でギガントを召喚し、仮面ライダーJ ジャンボフォーメーションに大ダメージを与えた。

映画『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー』

EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレ〜ツ』にて、仮面ライダーディエンド コンプリートフォームの「アタックライド ゲキジョウバン」でリュウガオーガグレイブ歌舞鬼コーカサスアークスカルと共に召喚される形で登場。
自身はギガントを放つ形で、ディエンド&歴代劇場版限定ライダー達と総出で仮面ライダーG電王(イブ)を葬り去った。

仮面ライダージオウ

EP44にて、レイダークゴースト風魔共々アナザーディケイドに召喚される形で登場。
やはりギガントを撃ち込んで仮面ライダーグランドジオウ仮面ライダーゲイツリバイブにダメージを与えたが、最終的に仮面ライダーウォズ ギンガタイヨウフォームの「バーニングサンエクスプロージョン」で風魔と共に倒された。
なお、アナザーディケイドは「アナザーワールド」(本来であれば敗北していたダークライダーがそれぞれ敵対していたライダーに勝利した世界)を創り出した上でダークライダーを召喚するという設定の為、この時のG4はG3-Xとの戦いに勝利した個体という事になる。
ただ、先述のG4システムの欠陥を踏まえると、たとえG3-Xの戦いに勝利したところで水城の死は免れないだろうが……

映画『アギトー超能力戦争ー

アンノウンとの戦いから25年が経過した同作では、さすがに水城は故人となり、G4システムも再び闇に葬られた事で直接の登場はないが、水城がメットを脱ぐシーンと「もういいだろぉっ!!」のシーンが回想として抜粋された。
形がどうあれ「アンノウンと戦う為のG3-Xを装着して人間と戦った」「(実際はG4システムの欠陥による自滅とはいえ)人間を死に追いやってしまった」という事実は氷川にとって強烈なトラウマとなってしまったらしく、本作で戦線復帰して仮面ライダーG7となった氷川が、ギル・アギトの変身を解いた鬼頭春馬への攻撃を躊躇ってしまう一幕があった。
小沢も彼のトラウマを十分に理解しているが故に、「凶悪犯であっても元は人間であるギル・アギトを、人間と戦う事にトラウマを持つ氷川に倒せるのか?」と水城との戦いを回想しながら苦慮している。
しかし、オペレータールームへ駆けつけた北條透からの叱咤を受け、氷川はトラウマを乗り越える事に成功。鬼頭が再びギル・アギトへ変身した事も相俟って、見事討伐に成功するのだった。
なお、本作でとある人物が覚醒した超能力を踏まえて「G4システムをデメリット無しで運用できる人が見つかった」という人の心がない感想が一部から上がる事に……

ちなみに同作で登場した新たなGシリーズである仮面ライダーG6は、デザインを担当したPLEXの小林大祐氏によると、デザインコンセプトは「G4の進化系」とのこと。
あくまでデザイン上の話であり、今のところ設定上の繋がりは特に語られていないが、ファンの間では「25年間の技術蓄積で、G4の欠陥を克服したのがG6ではないか」という考察もある。


▼ゲーム作品

PlayStation版『仮面ライダーアギト』

隠しキャラとして登場しているが、映画のネタバレを防ぐ為か終始無言。
だが、登場の際には空から舞い降りたり、勝利の際には頭を抱えて苦しむ描写があったりと、映画本編の設定を忠実に再現している。
一方でギガントは使わず、GM-01改四式と肉弾戦を駆使して戦っている。

仮面ライダー バトライド・ウォー』シリーズ

』ではアギト編のボスとして登場。
最終的に死亡・再起動する点は映画本編を踏襲しているが、スーツアクターが動かしていた原典と異なり、CG故に正しく人間を止めた動きをしている。
ダラリと首が垂れたまま無理矢理上体を持ち上げる様はもはやホラー。

創生』でも引き続き登場。
黒幕に洗脳されたG3-Xと協力する形で現れる。
……しかし、残念ながらG4が登場するミッションはこの洗脳G3-Xとの共闘ステージのみとなっている。
その為、本作でプレイアブル化されたG3-Xを出撃させる事ができず、映画のような直接対決は再現不可能*12

『仮面ライダーバトル』シリーズ

ガンバライド』ではSPカードのG3システムに写っているだけでの登場、『ガンバライジング』でもディケイド 激情態がギガントを使用する演出のみで、プレイアブル参戦は果たしていなかった。
しかし、『ガンバレジェンズ』ではクロマティックX3弾にてついに参戦。レアリティはSRで収録された。

リーダーアビリティ「死を背負う男」は、チーム全体のコウゲキを大アップさせる強力なバフ効果を持つ一方、チームのタイリョクが徐々に減少していくデメリットも備えており、G4システムの危険性を再現した性能となっている。
必殺技ではギガントを使用。さらに、ギガントが渡される場面もヘリコプターの音と共に再現されている。

なお、変身シーンは直接装着する描写が映画本編で存在しなかった都合か、ヘルメットを外す場面を逆再生する形で再現されている。
また、正式参戦以前にはサポートカード「PROJECT G4」にも登場しており、こちらも強力なバフ効果と自傷効果を併せ持つ性能となっていた。


【余談】

  • シリーズ初の、明確に「仮面ライダー」の名を冠するダークライダー*13である。
    それもあってか、そのキャラクター性も「国家防衛という大義名分の下、人間の自由を消耗品として踏み躙る戦闘システム」「生みの親に戦闘マシンとして盲従する戦士」という、まさに「人間の自由を守る為に生みの親に反旗を翻した戦士」という仮面ライダーの称号そのものに対するアンチテーゼと言えるものとなっている。

  • G4のアクション用スーツは、後に胴体が仮面ライダーG3-MILDに流用された。その後も戻されていないらしく、後の客演は全てアップ用スーツのみで撮影されている。

  • 2001年当時発売されていた仮面ライダーのソフビにおいて一部ライダーには武器が付属していたが、G3とG3-Xには付属されていなかったGM-01*14が、GM-01改としてG4に付属していた為、これをG3、G3-Xに持たせているファンもそれなりにいたと思われる。



あの時君は、追記・修正の中に飛び込んだはずだ。だからこそ君は、あれだけの働きができた。

追記・修正を背負う事こそ、我々の使命だ……


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年08月22日 05:38

*1 超能力者としての素質を持つ多数の孤児を集めた施設。

*2 尾室隆弘を泥酔させてパスワードを聞き出した。当の本人は小沢の前で「埋もれていた宝を世に出しただけですよ、私は」と悪びれる事なく称し、さらにディレクターズカット版では「言い忘れてましたが、G4システムありがとうございました。いつでも言って下さい。今度は私が焼肉をごちそうしますから」とまで言ってのけている。

*3 誤解されがちだが、翔一がG3-X装着時に労せず扱えたのは彼がアギトだからではなく、普段からマイペースなおかげで機械の動きに身を委ねる事に何の抵抗もなかったからである。

*4 小沢の言う通り、「無駄な力を入れない」「翔一のように常にリラックスしたような人間」ならこのAI制御について行けるようになっている様子。

*5 もっとも、AIの挙動に関しては先行のG2、後発のG3-Xでも暴走を始めとした問題を起こしており、かなり根の深い欠陥であった事がうかがえる。

*6 詳細は不明。劇中で深海は「些細な事故」と言い放ち、小沢はこれに強く反発している。

*7 劇中では真魚に、意識を奪った上で体に取り付けた機器により超能力を無理矢理行使させる事で稼働させていた。

*8 基本的に普通の人間は殺さないはずのアンノウンのアントロードが、大多数は普通の人間であるはずの自衛隊を見境なく襲ったのは“超能力者に訓練や実験を施し、超能力を「さらに引き出す」ようなな真似をしたから”かもしれない。そうだとすれば、このシステムを使った時点で普通の人間すらアンノウンの抹殺対象となってしまう事になる。

*9 「何故巡航ミサイルなのか?」という疑問に対しては、後述する超能力者との連携による「未来予知」と組み合わせた場合、予知対象が遠距離に現れた際にそのまま撃破する為の「長射程」と、どこからでも放てるという巡航ミサイル特有の高い「奇襲性」によるものだと推測される。

*10 なお、「人間:氷川誠として戦っていたのに銃でとどめを刺したを」と指摘される事もあるが、水城が絶命した時点で信念をぶつけ合う人間同士の戦いは終わっており、目の前にいるのはG4という機械に過ぎないので銃を使ったという事だろう。

*11 厳密に言うと台本には「……ッ!」といういろんな思いを秘めながらも無言で銃を撃つという表記がされていたが、「現場判断で何か台詞を入れたい」となり、要氏が考えた台詞が採用された経緯があるので咄嗟に発したわけではないだけで、当初の流れになかった台詞という意味ではアドリブというのは間違いではない。ちなみに井上敏樹氏はというと、台詞は必要ないと思ってそのような表記をしていた事もあって「要の台詞は余計だったと思うが(笑)、俳優がシナリオを読み込んで、こう思うからこう言いたい、ってのはぜんぜんいいんじゃないかな」とコメントしている。

*12 本シリーズでは、同一ミッションに登場するNPCと同じライダーは使用できない仕様になっている。

*13 シャドームーンを初のダークライダーとする意見も根強いが、彼の名前はあくまで「シャドームーン」であり、東映公式の『仮面ライダー図鑑』でも擬似ライダー扱いとなっている。また、ライダーマン仮面ライダーギルス仮面ライダーアナザーアギトのように主人公と敵対するライダーもいたが、いずれも最終的には改心している。

*14 それぞれG3にはGG-02 サラマンダー、G3-XにはGX-05 ケルベロスが付属していた。