登録日:2011/05/11 Wed 12:53:22
更新日:2024/10/19 Sat 20:52:25
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『西遊記ヒーロー Go!空伝』は、
コロコロコミックに2006年1月号から掲載されていた爆笑バトル
漫画。
元々はSMAP香取慎吾主演のドラマ「西遊記」とのタイアップだったが、人気が高かったため
『ゴゴゴ西遊記』とタイトルを変えて続役。
それに伴い、悟空達の衣装も変更されるなどの多少の変化が見られる。
単行本はGo!空伝が全4巻、ゴゴゴ西遊記が全9巻となっている。
ちなみにGo!空伝時代の単行本は電子書籍化されていないので、今から集めたいという人は要注意。
Go!空伝とゴゴゴの繋がりに関しては非常に複雑な関係性であり、Go!空伝時代のネタを拾ったかと思えば矛盾する描写が出たりと、世界観の繋がりはグダグダ。
ゴゴゴは一種のパラレル続編やリブート作品とも考えられるが、正直言えばその辺りの設定はあまり気にしなくても良いだろう。
「ドラマのタイアップ作品としての西遊記」がGo!空伝であり、「コロコロオリジナル作品としての西遊記」がゴゴゴというところだろうか。
コロコロによくある
下ネタはほとんどなく(それっぽい妖怪に対して悟空が苦言を呈している)、グロ・暴力・
不謹慎ネタが非常に多い。
作者の次回作『
妖怪ウォッチ』によくある「意味不明な信念に燃えるゲスト妖怪」ネタはある意味本作がそのルーツとも言える。
なお、作者はちゃんと原作小説を最後まで読んだ上で執筆しておりたまにガチな設定(如意棒の由来とか)が出てくることもある。
連載時には(コロコロではよくあることだが)毎月苦情が殺到していたと牛魔王が発言している。
そんなクレーマーには悟空が余った年賀状で返信が送られる
作者の小西紀行は後に同じく妖怪を主題とした『妖怪ウォッチ』を手掛けることになるが、それはまた別の話。
◇ストーリー
天竺を目指す三蔵一行の前に、個性豊かな妖怪達が立ちはだかる。悟空は持ち前の卑怯な戦法で妖怪達を蹴散らし、一行は旅を続ける。
◇登場キャラ
主人公であるサルの妖怪。ドSで卑怯で
DQNな
鬼畜。
事ある毎に八戒や悟浄に嫌がらせをしたり、妖怪達とのバトルの時には捨て駒にしたりとやりたい放題。でも最後はそれなりの報復が帰ってくる。
ゴクオーのようなさしずめコロコロ漫画の
ダークヒーローといった所。
念のために書いておきますが、こいつ「孫行者」って役名なんですよ、原作では。
別の漫画雑誌でも、彼の外道さをそのまま引き継いだ
鬼畜ヒーローが…。
イケメンな
河童の妖怪(※原典では河童などとは一度も描かれていません)。
Go!空伝世界においては河童は動物の一種なので、「河童の妖怪」で初めて人間の姿扱いされるらしい。
クールな性格で読書が趣味。ドラマ準拠のため武器は杖ではなく釵。
八戒以上に扱いがヒドく、悟空とは著しく不仲。…新章に突入したんだから、改善しましょうよ。
念のために書いておきますが、こいつも「沙和尚」ですからね。出家してるんですよこれでも。
食いしん坊で陽気な、チビな豚の妖怪。モロに豚なキャラデザ。すぐ非常食扱いされて食べられかけたり悟空の必殺「人間
ミサイル」の弾にされたりと、悟浄程ではないが扱いがヒドイ。
「猪八戒」とはなぜか呼ばれず、主に八戒と呼ばれる。悟能? 何それ。
原作では男性だが、この漫画では性別不明になっている。
妖怪(自分目当ての)見ると気絶する、ちょっとした臆病者。でも自分に興味を示さない妖怪だと平気。
悟浄・八戒へ嫌がらせをした悟空にプロレス技などの鉄拳制裁を加えることもしばしば。
実は女で、本物の三蔵法師の双子の妹。
巨大ロボ。
キントウンは4号機までいるが、オッサンだったり
銀魂の
エリザベスのようにパネルで会話する者もいたりと全体的に頼り難い。歩合制。
ゴゴゴ西遊記2巻で彼女(=ドカンちゃん)ができ、後に結婚した。
パラレル設定の「ゴゴゴサンゴーキ」では、普通に話せるが性格は飼い主そっくりである。
◇妖怪達
全員書いてはきりがないので、特に有名な奴らを記す。
敵妖怪達のサブレギュラー。香取版が原作のため悟空の義兄とかではない。
幾度となく一行にちょっかいを出す。
名前を呼んで返事をした者を瓢箪の中に吸い込み、酒にしてしまう。
「今なら
コーラかオレンジにもなれますよぅ♪」
手が四本の弁慶。武器集めが趣味。からくり弁慶じゃないよ。
火山を頭に乗っけたコギャル妖怪。
3号機から頭の火山を指に突っ込まれた末に大爆発を起こし、火山が消し飛んで普通の人間になった。でも感情が高ぶると爆発するクセはそのまま。
3号機の嫁。
鏡の妖怪。モットーはイケメン喧嘩せず。
イケメンビームを発し、それを受けた相手はイケメンになり戦意喪失させられる。
とにかくオシャカにする事が唯一の生き甲斐。冥界から死者を呼び寄せる事も出来る。
「ナイスオシャカ!」
大長編「
絆深き破門」に登場したイケメン君。妖怪ハンターを名乗っているが実はとんでもない下種野郎で、妖怪達に三蔵法師を売りつけようとした。
「追記・修正頼むぜ! 八戒、悟浄、お師匠さん!」
- この作者、月刊ジャンプでえんどこいち原作の漫画描いてたな -- 名無しさん (2014-01-30 06:51:17)
- 外道龍騎といいそう言うのが好きなのだろう -- 名無しさん (2014-01-30 07:08:10)
- お師匠さんの回想編は、コロコロ本誌で掲載しろよ・・・。 -- 吟 (2014-08-01 19:00:38)
- ↑2 戦国コレクションの信長もひどかったが妖怪ウォッチはわりとまとも -- 名無しさん (2014-08-30 16:50:02)
- 「ぱ」の最期がグロい… -- 名無しさん (2016-01-22 17:53:49)
- これ好きだったなー。どの回かは忘れたけど、ミイラになったお師匠さんの大ゴマが怖くて微妙にトラウマになってる -- 名無しさん (2016-01-22 19:35:03)
- ドラマのタイアップだったのに長く続いたよなぁこの漫画 -- 名無しさん (2016-01-22 19:36:24)
- ↑2 でっけーコウモリの奴がでていた回じゃない?(たぶん・・・) -- 名無しさん (2016-01-22 19:50:54)
- ↑亀だけどサンクス。それかも。尻に噛み付いて血を吸うシーンと、最後全員ミイラになったのは覚えてる -- 名無しさん (2016-07-02 00:09:27)
- ライアーって確か妖怪に八百長の約束言った後その妖怪を騙して殺すの繰り返してたやつだっけ? -- 名無しさん (2016-07-12 19:53:40)
- 「最遊記」とコラボしたら、どんな感じになるだろうか? -- 名無しさん (2017-12-29 11:06:23)
- なかなか面白かったなこれ。「ぱ」とか「オシャカさま」の回が好きだった記憶 -- 名無しさん (2018-07-01 18:00:05)
- ラスボスの能力が良い意味で地味 -- 名無しさん (2021-03-22 18:45:59)
- 三蔵法師って服を脱ごうとするシーンもあるのに結局女性だったの!? -- 名無しさん (2021-10-20 22:05:15)
- 爪楊枝?かなんかの棒でつついたら木っ端微塵になった奴いたよね -- 名無しさん (2022-10-25 01:39:53)
- ↑それが↑4と↑11の方々の挙げている「ぱ」( 基、コンテスト受賞妖怪 )...でしょうか?.....実は「 マージリュウ 」という龍の妖怪と戦う?エピソードだけが単行本に収録されてなかったりする。 -- 名無しさん (2022-10-26 23:52:59)
- もし、珍遊記が少年ジャンプではなくコロコロだったら、本作は誕生しなかったのかも。 -- 名無しさん (2023-09-09 20:59:40)
- 一時期ライアーがラスボスだと勘違いしてたな。実際はコンロンって奴が最後の敵で、最終的に悟空の作戦で仲間の毒毛を刺されて永遠に透明になるという末路を辿る -- 名無しさん (2024-10-19 20:52:25)
最終更新:2024年10月19日 20:52