クラスターガンダム

登録日:2012/03/18(日) 00:18:44
更新日:2025/03/26 Wed 20:43:22
所要時間:約 4 分で読めます





漫画機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 第2章 クラスターガンダム編」に登場するMS。
「クラスター」は「収束」を意味する。


データ


型式番号:F90ⅢY、F90Y
頭頂高:15.0m
本体重量:9.7t
全備重量:26.5t
出力:4,550kW
総推力:120,760kg
装甲材質:ガンダリウム合金セラミック複合材

武装:
バルカン砲×2
ビームバルカン×2
ビームライフル
ビームガン兼様式ビームサーベル×2
ビームシールド
メガビームバズーカ×2
ハードポイント×10

パイロット:ウォルフ・ライル


機体解説


サナリィが開発した地球連邦軍試作機

開発途中だったガンダムF90 3号機をベースとしていて*1ミッションパックの一つである「Y(ヤングスター)タイプ」に分類され実質的に「F90の三号機にして第三仕様機」となっている。
Y型パック専用に近く、機体形状が大きく異なるため一部ミッションパックは非対応となっている。

本機の特徴としてコアブロックシステムを採用しており、アナハイム社ネオガンダムと同じくコアファイターは変形して機体の背中からドッキングする方式。
サナリィ側はネオガンダムを見て「クラスターガンダムから技術を盗んだのではないか?」と疑っている*2が、
真相はともかく、表向きはモビルスーツの進化として偶然同じコアブロックシステムへ行き着いたとされる。

バックパックは専用のYタイプバックパックユニットが用意され、コアファイター時に装着すればコアブースターとしても運用できる。
バックパックが破壊されてもコアファイターのメイン機能である脱出用小型宇宙戦闘機としての最低限の運用は可能である。
コアブースター部にはビームサーベル兼ビームガンを左右一対2基と上部に連装のミサイルポッドらしき物が左右一対2基見られる*3

コアブロックシステム採用の理由はアナハイムのシルエットフォーミュラプロジェクトによる企業スパイ対策であるとされる。
また、第一次オールズモビル戦役においてF902号機がオールズモビルに鹵獲され、
敵機として改造運用されてしまった苦い経験も大きな要因となっている模様。
そのためコアファイターには主管制コンピュター他の機能が集約され脱出時に一緒に運用データなどを回収できる上、
残った機体だけ鹵獲してもコンピュータへのアクセス等がロックされ鹵獲運用やデータ引き出し解析などへの対策が為されている。


メカニックデザインの大河原邦男先生曰く、クラスターガンダムは後のリガ・ミリティアのMSとシルエットの繋がりを意識しているのこと。

F90と同様、全身にハードポイントが設置されているので、他のF90規格ミッションパックへの換装も可能である。
前述の専用バックパックについては、F901号機・2号機のノーマルバックパックや他のミッションパックの物にも換装可能だとという。

また、ガンダムF91の後の開発機の為バイオコンピューターも搭載されており、さらに戦闘中に「M.E.P.E.」を発生させたという情報もある。

武装


  • バルカン砲
頭部に左右一対2基内蔵している実体弾機銃。

  • ビームバルカン
同じく頭部に左右一対2基内蔵されたメガ粒子ビームのバルカン砲。
クラスターガンダムは頭部に二対四基の(額部アンテナ寄りと側頭頬部分)明確なバルカン砲のデティールが有るが
どちらが実体弾の普通のバルカン砲かビームバルカンかは現状不明である。

  • ビームライフル
メインウェポン。エネルギーCAPではなく大容量メガコンデンサを内蔵する仕様により高威力を実現している。
デザインは関連機体のいずれとも異なる本機独自のもの。

  • ビームサーベル/ビームガン
バックパックに2本マウントされている。コアブースター時はビームガンとして使用可能。

  • ビームシールド
防御用の装備。
ビームシールドと言えば腕に固定装備されているのがほとんどだが、本機のそれは手持ち携行をメイン仕様としている。
これはビームシールドの改良点として「一般的なビームライフル用のエネルギー経路で使用可能なビームシールドの開発」を発注された為との事。
かなり大型の基部を持つが、これは隠された仕様としてハードポイントに接続して本体のエネルギー供給を受ける事で二基の端末を飛ばし広範囲ビームシールドを形成するという後のV2ガンダムのメガビームシールドの前身と言える機能が用意されていたという。

  • メガビームバズーカ
もう一つのメインウェポン。腰背部に1挺マウントできるが、2挺装備して戦うことも。
本機の機体名称の由来ともなった武器で、発射されるビームの収束率が非常に高い。
単に手に持って使うだけでも高い威力を持つが、両腰のハードポイントに接続し本体のエネルギーを直接供給する事で
ヴェスバー並みの威力に増強できる。

後に連邦軍に制式採用され、30年後のザンスカール戦役でもガンイージなどの武器として第一線で使われており、結構なロングセラーになった。
この時代のものはアナハイム社によるOEM品で、エネルギーパック容量を向上させたマイナーチェンジ品。単に「ビームバズーカ」と呼ばれる事が多い。


作中の活躍


パイロットはウォルフ。
連邦軍上層部からの指示でコアブースターのみの状態でフロンティア1に潜入しフロンティアⅠ内のサナリィ本社施設に残されていた極秘資料を破棄・回収した彼は脱出。
そのコクピット内で新たな指示を受け、クロスボーン・バンガードのMS隊の追撃を逃れながら暗礁宙域に向かう。
そこにあったクラスターガンダム本体とコアブースターを合体させると、ウォルフは追いかけてきたMS隊や「死神三銃士(デス・ガンズ)」なる愚連隊を全滅させ、無事に帰還した。

なお、追いかけてきたクロスボーンのMS隊はその機動性や戦闘性能から本機をF91と誤認していた。

ちなみにこの活躍が描かれた漫画版は展開がかなりハチャメチャな上、絵柄がド〇ゴンボールに似ている。
絵柄のみならず、キャラクターデザインや背景もかなり見たことのあるそれである。メカは流石にガンダムだが…

後の『F90クラスター』では、プロローグにおいて他の120年代に活躍したフォーミュラ計画関連機体と共に登場。
なんとパイロットのウォルフとそれを追うデス・ガンズの2人*4も描かれた。流石にキャラクターのドラ〇ンボール感は若干薄れたが。

F90Y改


クラスターガンダムの改装型。
上半身が「試製トップファイター」と呼ばれる形態に変形すること以外については一切不明だが、頭部が胴体に引っ込むメカニズムなど、後のヴィクトリーガンダムと繋がりを見せているのは確かである。

ガンプラ


クラスターガンダムが1/100で発売。
コアブロックシステムやコアブースターが再現されている。
また、F90のミッションパック装備もバックパック以外は装着可能。
2000年代以降の現在の再模型化での本機固有の課題としてはバックパックのF90通常仕様との換装可能化、ビームシールドのギミック再現等が挙げられる。
そして2024年、プレバン限定でMGが登場。ボーナスパーツとしてF90の1号機と同様のハードポイントパーツが付属し、多くのミッションパックが装備しやすくなる。…というかF90から流用されてるランナーも多い。



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最終更新:2025年03月26日 20:43

*1 そのため「ガンダムF90Ⅲ(えふきゅうじゅうさーど)」という別称を持つとも言われる

*2 この時期のアナハイムの技術力では小型MSにコアブロックシステムを搭載できるとは思えなかったため

*3 こちらは文字設定等の記載無し

*4 もう1人はクラスターガンダム登場前に倒されている。