SP-エンジェル・バトン

登録日:2011/02/21 Mon 03:26:10
更新日:2025/08/23 Sat 17:29:42
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アニメ
SP - エンジェル・バトン
通常魔法
自分のスピードカウンターが2つ以上存在する場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローし、その後手札を1枚墓地へ送る。

ゲーム
通常魔法
自分のスピードカウンターを4つ取り除いて発動する。
自分のデッキからカードを2枚ドローし、その後手札を1枚墓地へ送る。

●目次

概要

遊戯王5D'sに登場するライディングデュエル専用のカード、スピードスペルの一枚。

このカード自体+捨てる1枚と引き換えに2枚のカードを引き込む手札交換カード
発動後も手札が減らず、コストも限定されないため非常に扱いやすい。
パッと見では《天使の施し》に近い効果であり、《天使の施し》のイラストの天使に似た人が描かれているので、多分このカードがモデルだと思われる。
強力な効果だが、スピードカウンターが絡むため先攻1ターン目から発動するには一手間必要となり、《天使の施し》に比べればやはりある程度の調整はなされている。

アニメにおいて

遊星のカードというイメージが強いが、実は初めて使ったのはクロウ。セキュリティとのタッグ戦で手札にあった他、ボマー戦で実際に使用している。
遊星はゴドウィンとの変則ライディングで使用したのを皮切りに、WRGPで何度か使用。
ドローでキーカードを引き込むほか、墓地に送ったカードを《ジャンク・シンクロン》や《デブリ・ドラゴン》で吊ったり、墓地で効果を発動するモンスターをコストに当てるなど理想的な使い方をしている。

後に遊星はまさかの2枚積みが発覚。
シューティング・スター・ドラゴン》の高速召喚のソリティア要因になっている。

デュエル終盤、ライフも手札も少ない圧倒的不利な状況で使用され、起死回生の一手を引き当てる通称・困った時のカード

歴代困った時のカード

詳しく知りたい人は宝札(遊戯王OCG)も参照。


DMからGX序盤 ⇒ 強欲な壺
▼カードを2枚ドローする
効果が短いカードは強い

遊戯 ⇒ 《天よりの宝札
▼互いのプレイヤーは手札が6枚になるようにドローする
最強の手札補充カードのはずが、OCGで《ラーの翼神竜》と同等かそれ以上の弱体化。
詳しくは個別項目で。

海馬 ⇒ 《命削りの宝札
▼手札が5枚になるようドローし、5ターン後に手札を全て捨てる
5ターンもあれば十分すぎるほど勝負を決められる。
この度、晴れてOCG化された。
OCG版ではドロー数が3枚までになり、ターンのエンドフェイズに手札全てが墓地送り。
更に使用ターンは特殊召喚が封じられ、相手が受ける全ダメージもゼロになる。
カードを引いたターンに手札がなくなるので、いわば《無の煉獄》の亜種になった。

十代 ⇒ 《E・HERO バブルマン
▼場にカードがなければ2枚ドロー出来る
デッキを選ぶ上に、OCGでは手札にもカードがあると発動出来なくなっている。
バブルマン自身はかなり出世したが、このドロー効果を目当てに採用されるケースは少ない。

遊星 ⇒ 《SP - エンジェル・バトン》
▼カードを2枚ドローし、手札1枚を墓地へ送る

    《スピード・ワールド2》
▼《スピード・ワールド2》の効果
  • スピードカウンターを7つ取り除き1枚ドローする
この効果も頻繁に、と言うより遊星はドロー以外に使用していた時がほとんどない気がする。

だが、どちらもライディング専用なので使用どころかOCGですらない。
もっとも、このままの効果でOCG化すれば、スピードカウンターが溜まるのが自分のターンで数えて2ターン目であるため、そこまで使えるカードではなくなってしまう。

遊馬 ⇒ 《エクシーズ・トレジャー》
▼フィールドのエクシーズモンスターの数だけドローする
その用途から敵味方問わず使われ最低でも2枚最高では5枚もドローしたあたりその性能は凄まじさがわかるだろう。
それゆえか今なお未OCG。もっとも漫画版ZEXALに登場したフィールドのNo.の数ドローできる《希望の記憶》ですら準制限を経験したためこの先も厳しいか。


こう見ると歴代困った時の為のカードは総じてOCGで待遇が悪い。
アニメでは手札を増やさせて展開を作る必要があるのでOCGから見ればぶっ壊れドローソースを連発するため仕方ない気もする。
そういう展開のたび微妙なカードを増やす流れに限界を感じたか、全体を一新したラッシュデュエルではルールで潤沢に手札補充を行うようにした。


ゲーム作品では

World Champion Shipシリーズではライディングデュエルが実装されているため収録されている。
そのままでは軽い割に強すぎると判断されたのかコストとなるスピードカウンターの数が増えている。
だがWCS2009ではその数が7となっており、相当なターンをかけなければ発動できないほど重い。

しかもWCS2009はスピードワールド1で行うため一定のダメージを受けるとスピードカウンターが減るので、
スピードスペル自体が使いにくく、特に重いこのカードはその中の1枚だった。

WCS2010からはコストが4に減少、ルールもスピードワールド2になり、ダメージでカウンターが減ることが無くなったためアニメほどではないにしろ使いやすくなった。

デュエルリンクスでは遊星のスキルとして全く同じ効果の「エンジェル・バトン」が存在するほか、どういうわけかスピードスペルではない通常の魔法カード版のボイスが存在する。
当初はゲームオリジナルとして実装の予定でもあったのだろうか。




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最終更新:2025年08月23日 17:29