タロン社の傭兵(Fallout3)

登録日:2011/09/02 Fri 07:14:20
更新日:2025/05/07 Wed 13:31:09
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タロンシャダー!

概要

Fallout3』に登場する敵。
スリードッグ曰く「どんなことでもやる」奴ら。
出会い頭に決まって「タロンシャダー!」と叫ぶ。挨拶は大事
ある程度ストーリーが進行していて、プレイヤーのカルマが善以上だと出現。
Vault101のアイツの頭をねじ切って玩具にしようと襲ってくる。

基本的に屋外であればどこにでも、どこからともなく現れる。
三人一組で行動することが多いが、増援が来る場合もあるので油断は禁物。

簡単に言えばレイダーの上位種。悪党だし。
引き撃ちしたり遮蔽物を利用したりレイダーよりやや賢い。
プロの傭兵(?)とならず者の差か。

悪党という見方をするのは当然だと思われるが、「お金のためになんでもする」という傭兵集団だということを忘れてはいけない。
依頼の内容次第では「善」にもなりうるので、単純に悪党と言うのは理解していない証拠。
まぁプレイヤー視点では悪党に変わりはないのだが…
行動理念は「金のため」らしいが、依頼主が居なくなってもプレイヤーに襲いかかってくる。
誰から報酬を貰うのだろう。損害を出された報復だろうか。

コンバットショットガンアサルトライフルレーザーライフルなどで武装しており、地味に火力は高い。
ネールボードやハンティングライフルを持ったスーパーミュータントよりは強く、戦闘に慣れてきたが装備が充実してない段階のプレイヤーがよく頭をねじ切られる。
コンバットアーマーを装備しているので耐久力もそれなりに高い。

だが返り討ちにできればそれらの武器が入手できるので、中盤からのプレイヤーの強化に役立ってくれる。
コンバットショットガンや中華アサルトライフルなんかは普通に最後まで使えるので、終盤になるとレイダー同様に弾薬や武器の補給係としてプレイヤーに狩られることになる。
「俺、入隊するんじゃなかった!」
あとパワーアーマーは重いからコンバットアーマーがいいってプレイヤーとかにも。
加えて普段の悪党ぶりが祟ってか、やっぱり全ての勢力と敵対しており、プレイヤーが介入しなくともデスクローやヤオ・グアイ、警備ロボットなどに襲われている事もしばしば。
フィールドで遭遇する連中はミニガン火炎放射器などの大型武器を持っていることはほとんどないので、それらがあれば火力でごり押しできる。


彼らはバニスター砦を本拠地としており、ミサイルランチャーを持った奴や、番犬まで用意している。
外で哨戒してる奴がラッドスコルピオンに殺されたり、主人公がAnimal Friendの能力を持ってると自分の番犬に食い殺されたりするけど。

このバニスター砦には彼らの司令官であるジャブスコという人物がいる。
名有りNPCだけあってそれなりに強い。
なのだがそんなことはどうでもよく、問題は肩書き。
英語版では普通にコマンダーだったのが日本語版では何故か至高のオーバーロードという、数ある誤訳の中でもぶっちぎりの超訳がされている。
この誤訳によってジャブスコは一気に愛されキャラになった。

……が、DLCを導入すると「ジャブスコ司令」に修正されてしまう。
できれば導入前に会いに行こう。

この素敵ネームの真相としてはバニスター砦に配置されたジャブスコのIDデータのファイル名が『supremeOverlordJabscoREF』であり、それを直訳したというところらしい。
要するに誤訳ではない。
しかし理由が判明したところで、なぜ実際のキャラネームからではなくIDを参照して翻訳したのかとか、そもそも彼になぜそんな面白IDがつけられているのか等疑問は尽きない。

ちなみに「オッカムのナイフ」と「タロン・コンバットヘルメット」とユニークアイテムを二つ持っている。
倒したら忘れず回収しよう。


ちなみに、日本語版ではタロン社と訳されてはいるが、この場合のcompanyは「中隊、隊」とかの意味なので会社は間違い*1
至高のオーバーロードといい誤訳に縁がある連中である。

──しかし以前までの「社」は誤訳で「中隊」が正しい、という見解が覆される情報が入った。
ベセスダ・ソフトワークス副社長ピーター・ハインズ氏によると初期段階では「タロン・コーポレーション」と呼ばれていた事を明かした、とのこと。
いわゆる「民間軍事会社」であり、「中隊」ではないとのことである。
これからは堂々とタロンシャダーと叫ぼう。

ガンナー

Fallout4に登場する近縁種(?)
レイダーの上位互換、コンバットアーマーや各種ライフルで武装という共通点が有る。
建前上は一応傭兵なのだが、殆ど盗賊として各地に集落を築き、居住地を襲撃して諸々を強奪など、死体で悪趣味なオブジェを作らないだけで内情はレイダーと大差ない。
そんな環境に嫌気が差した折に引退したコンパニオンも。

一応、カボット邸ではしっかり雇われて文字通り死ぬまで職務を全うする忠義溢れる部隊も描写されている。
それはそれとして住民に配るコンバットアーマーやアサルトライフルの主要な供給源なので、結局は狩られて身ぐるみを剥がされる運命。
でも半端な装備で挑むと中々に手強い。そしてアーマーのせいで地味に固い。
難易度HARD以上だと関連perkフル所得して補強した上でフルカスタマイズしたツーショット*2のアサルトライフルを5秒以上撃ち込んでも死なない個体とか出始める。
作中トップクラスの威力を誇る爆発ショットガンすら数回耐える時もあるが、上位スーパーミュータントほど硬くはないのが不幸中の幸い。

やっとこさ倒しても戦利品の重量が重たく、コンパニオンを連れてないと現地回収が面倒になるので、DLCの檻を使ったトラップで拠点で現地調達される有り様。
たまに『オレ達はカッコいい!』『地獄だ、やぁ!』『一日中だ!』などと世迷い言を抜かすが、気にせず肉片にしてやろう。

111パパ/ママが将軍をやらされる主要派閥のミニッツメンとも因縁があり、ボストン南東部のクインシー跡地でその一端を垣間見ることが出来る。

頭ねじ切られる前に追記・修正願います。

この項目が面白かったなら……\タロンシャダー!/

最終更新:2025年05月07日 13:31

*1 英語版wikiでも指摘された

*2 一度に弾を二発撃つが消費は一発の特殊効果レジェンダリー