ミラクルシューター(ポケモン)

登録日:2011/07/24(日) 04:49:27
更新日:2024/10/14 Mon 00:49:11
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ミラクルシューターとは、ポケモン対戦のシューターありのバトルで使用可能な、トレーナーが直接戦いに介入する為の装置である。

簡単に言ってしまうとトレーナーによるアイテム射出器具。
これによりポケモン単体ではフォロー出来ない部分をカバーしたり、相手の意表を突いた戦術を行う事が出来るようになる。
ちなみに行動順はシナリオでのアイテム使用と同じタイミングであり、使うターンはポケモンが技を使えない。


ミラクルシューターを使うにはエネルギーを貯める必要があるが、貯める方法は時間経過のみである。
通常は1ターンに付き1エネルギー貯まるが、手持ちメンバーが減るとチャージスピードがアップする


また、ミラクルシューターでのみ可能な特殊行動も4つ存在する。

  • アイテムコール…消費1

自分のポケモン一匹の持つアイテムを、使用可能タイミングを無視して使用させる。
例えばレッドカードを所持しているポケモンに使えば、強制的に相手を入れ換える事が可能。
※『くろいてっきゅう』や『こだわりハチマキ』などには何の意味もないので注意。事前に適用可能か調べておこう。
  • スキルコール…消費3
『場に出た瞬間に発動』するタイプの特性をもう一度強制発動させる。
『いかく』『よちむ』『おみとおし』『天候変化系各種』…等が対象

  • アイテムドロップ…消費5
自分のポケモン一匹のアイテムを捨てさせる。相手ではないので注意。
トリックで変な物を押し付けられた時、拘り状態解除の時にどうぞ。

  • フラットコール…消費9
味方の能力変化を元に戻す。
味方限定の「くろいきり」だが、エネルギー消費が激しく使い所がとても難しい。


以下はその他に射出可能なアイテム類を上げていく


○体力回復系

キズぐすり…消費2
いいキズぐすり…消費4
すごいキズぐすり…消費8
まんたんのくすり…消費10
かいふくのくすり…消費13

実際よほど体力が高くない限りはすごいキズぐすりで事足りてるので、まんたんのくすりの存在価値はちょっと怪しかったり…


○状態回復系

どくけし等の単体の状態回復…消費4
なんでもなおし…消費6
げんきのかけら…消費11
げんきのかたまり…消費14

地味にねむけざましは重要。催眠でもそう簡単には止まらない。
げんきのかけら、げんきのかたまりは超重要。序盤に特攻させた速攻アタッカーの回収&再利用やフィニッシャーの再召喚も可能。ただしコストも推して知るべし。


○能力上昇系(プラスパワー類)

『通常のアップ系』…消費3
『二段階アップ系』…消費5
『三段階アップ系』…消費7
『限界までアップ系』…消費12

シューターバトルのもう一つのキモ。トレーナーから回避以外の全ての積み技を行える、というのはポケモンの技スペース軽量化にも繋がる重要な要素である。
拘り系やとつげきチョッキによって縛られない積み技でもある。
これによる奇襲も可能と言えば可能。

速度最大になりつつ根性が発動したり、いきなり耐久が最大にあがり要塞になるシェルアーマー持ち、ポイヒで無限型で回避しつつじわじわと強化していく等々…
貴方の発想力が試される。

ちなみに『クリティカット』は仕様が異なり、『二段階』は重ね掛けが可能、『三段階』は効果自体が強化されている。『限界まで上昇』は存在しない。


○注意点
  • 当たり前だが、バトル開始時点ではチャージされていないのでいきなり使用は出来ない
  • ポケモンの技ターンを消費するデメリットを考えた上で行動しないと無駄が出る。
  • どんなに優勢であろうと、相手のENが復活アイテムを射出可能な11以上ならば確実に勝てはしない。
    逆に言うと自分がEN10以下の時にはデッドラインにいる事を自覚した行動が必要。

いずれにせよトレーナーの状況判断力が問われるのは間違いない。


○豆知識

シューターバトルでは使いにくい技、あったら便利な技などもある。


  • ふいうち
とにかく使いにくい。
たとえ相手が拘り系やチョッキ持ちであろうと、シューターを使われたら簡単に回避されてしまう。
トドメの一撃に使用した瞬間にスゴい傷薬なんか使われたら悪夢である。

  • さしおさえ
通常の対戦では、はたきおとすの下位互換もいいとこの技である。
しかしシューターバトルにおいては、相手のシューターを5ターン封じ込める事が出来る鬼畜技である。
シューター頼りな戦法だとこの技一つでかなり崩されてしまう。

『耐久ポケモンでエネルギーチャージの時間は稼いだ!ここからは俺のターンだっ、一気に畳み掛けるぜ!』
『あ、差し押さえますね(笑)』
とかいう悲劇があるかもしれない。

  • くろいきり/クリアスモッグ
パーティーに一つは欲しい技である。
誰でもシューターで積みの可能性がある以上はこれが欲しくなる。

  • じこあんじ
ダブル以上で味方に使う事を推奨。
かなりの大博打になるが、シューターと合わせて一気にパーティーを強化出来る……かもしれない。
分の悪い賭けは嫌いじゃない人、超火力や超耐久にロマンを感じる人向けの技。

時間稼ぎでシューターのエネルギーを稼ぐ際に。相手より手持ちが少ない時程溜まるスピードも上がる事を意識して使いたい。
ただし相手も同時にチャージしてる事、チャージスピードが最大になるのは敗北のピンチの時であり危険な状態であることも理解すべし。



何より重要なのは、いつ、どのタイミングで、誰に、どれを使うのか。


トレーナー自身を七匹目のポケモンと考えて戦うこの競技。

シングルでの単調なバトルに飽きかけているそこの貴方。少し手を付けてみませんか?

※シングル6on6の形式やダブル、トリプル、ローテーション等、各ルール毎に戦いのコツが大幅に異なるのもシューターバトルの特徴です


アニメでのミラクルシューター
映画の小道具として登場。腕に嵌め、射出するアイテムを装填しポケモンに射出する仕組みのようだ。
劇中ではゴルーグにプラスパワーを射出したり、シュバルゴにスピーダーを射出したりしていた。
演出が遊○王っぽいのは触れないのが親切。
ちなみにシリーズ物であるらしい。


余談だがデント映画ソムリエでもあるらしく、この映画にやたら詳しい。
…映画ソムリエってなんだ?



若干遊○王のデュ○ル○ィスクに似ている気もする。
そもそもミラクルシューターのシステム自体ライ○ィング○ュエルに似てる気がしないでもない。
気にしたら負け。


追記…消費5
修正…消費3

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最終更新:2024年10月14日 00:49