ヒトデンジャー(ショッカー怪人)

登録日:2011/10/31 Mon 00:46:03
更新日:2025/02/01 Sat 16:02:18
所要時間:約 2 分で読めます





落ちてしまえ!ライダー!



出典:仮面ライダー/東映/第18話「 化石男ヒトデンジャー」/1971年7月31日放送

所属組織:ショッカー
モチーフ:ヒトデ
身長:192cm
体重:151kg
登場作品:『仮面ライダー
話数題名:第18話「化石男ヒトデンジャー」
CV:池水通洋


【能力解説】
南アルプス山中で発掘された化石化してなお生きていた巨大ヒトデを基に作られた改造人間。
数万年の年月を経た身体は鋼鉄よりも硬く、ライダーキックも弾き返すほどの強靭な皮膚を持つ。足跡は星形。
また、ヒトデ状に変身して自身を浮遊させて回転しながら飛行することも可能。そこから繰り出す体当たりであらゆる物体を薙ぎ払う。
弱点は、水を浴びると身体が軟らかくなり攻撃が通用すること。ヒトデなのに…そこは化石寄りなのか*1
劇中未使用の設定として、ヒトデらしく手足を切断されてもすぐに新しい手足が生えてくるというものがある。


仮面ライダー
第18話にてショッカーは霧ヶ丘にミサイル基地を建て、化石男ヒトデンジャーに基地の警備を任せていた。
ヒトデンジャーは登山をしていた兄弟の前に立ちはだかり兄を捕らえて基地へと連行する。
FBIの情報で基地にやって来た滝和也を襲撃するが、偶然立花レーシングのメンバーでキャンプに来ていた一文字隼人
兄を攫われた弟を助けたことで計画を察知し、変身したライダーが滝の救出に現れる。
強靭な身体でライダーキックを弾き返しライダーを谷底へ落下させた後、滝や立花藤兵衛を捕らえて先ほど攫われた登山家の兄と山男の牢屋に入れる。
しかし、山男の正体は変装した一文字で牢屋から出るとミサイル基地に火を放たれてしまい、さらに火を消す際に「気をつけろ!俺に水をかけるなバカモノ!!」とうっかり叫んでしまったため、弱点が水であることを聞かれてしまう。
戦闘員「ちくしょう。タイミングさえ合えば、いつでも転職してやる。」

ミサイル基地は破壊されて失敗し、脱出した滝等だけでも始末しようとするが現れたライダーと戦闘を開始。
サイクロンクラッシャーで川の中へ叩き込まれ身体が水を多く含んだことで軟らかくなり、ライダーの猛攻を受け続ける。
隙をついてライダーの足を踏み外させることに成功し、ライダーの手を踏んで突き落とそうとするが、ライダーが踏まれていた手を渾身の力で引き抜いたことでバランスを崩して自分が滝下へと落下
一度は起き上がるも、結局力尽きて敗れ去った。


【余談】
この回ではライダーキック等の必殺技を使用せずに怪人を倒す珍しい演出になっている。
劇中ではライダーがヒトデンジャーの足を払う様子が映ってはいるのだが、一瞬のことで分かりにくかったため、足を滑らせて自滅したと誤解する視聴者が続出*2
結果、ショッカーでも特に間抜けな死に方をした怪人として初代ピラザウルス(自分の毒ガスで死んだ)等と共によく語り草になる。
「足払いをかけられて転落死」も大概パッとしないので、どの道あんまり変わらないが

『日曜もアメトーーク!!』2016年11月27日放送分では、過去怪人の珍映像としてヒトデンジャーの最期が紹介された他、
新撮映像パートでビルの屋上から落ちそうになった仮面ライダーエグゼイドに対し同様の戦法を取ったショッカー戦闘員が2人まとめてヒトデンジャーの如く落下するというギャグを挟んでいた。

水に弱い特撮の敵キャラクターは他にも『ウルトラマン』のジャミラや『ジャイアントロボ』の二代目サタンローズ、昭和ガメラのバルゴンなどがいる。
『仮面ライダー』でも、他にサボテグロンユニコルノスも同じ弱点を持つが、そちらは劇中で言及・活用されなかった。


―――追記・修正を怠る者には死、あるのみ。


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最終更新:2025年02月01日 16:02

*1 一般に化石は湿気に弱いとされる。別に軟らかくなるわけではないが。

*2 当時のテレビの性能が現在より低かったのも大きいだろう。