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更新日:2025/04/26 Sat 22:23:36NEW!
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『ジャイアントロボ』とは、1967年から1968年に放送された東映製作の実写特撮ドラマである。全26話。
横山光輝原作の
ロボットヒーロー漫画『ジャイアントロボ』のメディアミックス作品であり、同作の連載と同時進行で放送された。
おそらく
日本初の巨大ロボットヒーロー番組である。
【目次】
【物語】
宇宙から飛来した侵略者・ギロチン帝王は地球でBF団を結成、怪獣やロボットを使い侵略を開始した。
主人公の草間大作少年は、船旅の途中でBF団に対抗する国際機関ユニコーンの隊員・南十郎と共にたまたまBF団に捕らわれてしまう。
2人は脱出を図るが、その最中に巨大ロボを発見する。大作は脅迫されてロボを製作していた科学者ドクター・ガルチュアから、そのロボに命令出来る
腕時計型通信機を
猫ババ「もう時限爆弾を仕掛けたから」ともらう。
島の時限爆弾が作動しBF団の追手と共にガルチュアは死亡するも、その爆発の中でもロボは無傷だった。
大作が試しに命令してみたところ、ロボは動き出し、大作と十郎はロボを使って日本に無事帰還する。
かくしてロボに命令出来る唯一の人間となった大作はユニコーンに入隊、BF団との戦いが始まるのだった。
【概要】
1960年代後半の
第一次怪獣ブーム末期に製作された作品で、東映が初めて製作した巨大ヒーロー作品でもある。
70年代によく再放送されたため、リアルタイム世代ではない世代でも知っている人が多い。
全26話というその放送期間ゆえ、
夏休みシーズンに帯番組として放送するのに非常に都合がよく、そのため頻繁に再放送ラインナップに選ばれていたという事情もあったようだ。
企画の中心にいたのは後に『
仮面ライダー』を始めとする数々の東映作品の生みの親(の一人)となる平山亨と、後に東映ビデオ株式会社代表取締役となる渡邊亮徳。
平山氏から横山氏にテレビ作品用に原作の依頼があり、企画がスタートした。
ドラマとしては緩めの
スパイ物テイストが特徴。
ユニコーン隊員の軽いノリや
宇宙人の作った組織なのに
どっからどう見てもヤクザにしか見えないBF団も魅力の一つである。
一方、特撮面ではかなり気合いが入っており、円谷プロ作品にも引けをとらないレベル。
建物爆発シーンが大量にあるため、予算の少ない1970年代の作品では映像がよく使い回された。
作品人気は上々で視聴率も良かったらしいが、予算が足りなくなり26話で終了となった。
横山光輝氏の漫画版は、序盤の作画担当が違うのもあって著者の意向で長らくコミックが出てなかったが、氏の没後2005年に講談社漫画文庫からようやく出版された(全2巻)。
2016年9月14日から同年12月14日まで、Youtubeの「東映特撮 YouTube Official」において初の公式WEB配信が行われた。
その後、2025年3月11日から2度目の配信が行われている。
【ジャイアントロボ】
BF団が拉致したドクター・ガルチュアを脅迫して作らせたスーパーロボット。飛行速度はマッハ17。
動力源は原子力で、最初に声紋を登録した大作以外の命令は受けない。装甲は非常に頑丈で3000℃の熱線にも耐え、山を吹き飛ばすほどの爆発でも平気。
ちなみに大作は「原爆の放射能で動き出した」とか言っているが、ガルチュアは一言もそんなことを言っていない。まあ山を一発で吹っ飛ばしたんだから核爆発でもおかしくはないが、大作と南は爆発を受けた直後のロボに生身で乗って帰国したんだから原爆というのは矛盾している気もする。
全身が武器の塊であり、武装の数なら
マジンガーZにも負けない。
電子頭脳はかなり優秀で、「やっつけろ!」だの「飛べ!」だのといった大作のアバウトな命令でもきっちり対応する。
なんと、
事前打ち合わせ無しの暗号で命令を出してもちゃんと通じたほど。
また、戦いの中で多少ながら自我も芽生えたらしく、最後は大作達を守るために命令違反を犯した。
最終回におけるロボと大作との別れは、全国の少年少女の涙を誘ったという。
着ぐるみは硬質の素材を使い、当時としてはかなりロボット感が出ている。
◇主な武器・技
目から出す。結構強い武装のはずだがあまり役に立たない。
その名の通り強力な
パンチ。決め技になったこともある。
時々パーで殴ってる時があるのはご愛敬。
この他、口からの
火炎放射、手の甲のバズーカ砲、うつ伏せになって背中から打ち上げる
ミサイル、捕獲チェーン、マジックハンド、超短波発生装置など、多彩な武装を備える。
【登場人物】
◇ユニコーン
国連直属の秘密警察機関。BF団と戦っている。
世界各国に支部があり、各支部共通の合い言葉は「ナポレオンの切り札は?」「ダイヤの15」。
諜報機関だけに
職員は自分の家族にもユニコーンについて話してはならないのだが、
明らかに小学生の草間大作に対して
親の許可も取らず本人にだけ説明と勧誘をして、
加入したら「ご両親にもこのことを話すな」と口止めしている。
せめて親には話を通せ
主人公。
普通の少年だったが、ジャイアントロボの持ち主になったことでユニコーンに入る。
ちなみにソノシートドラマ版では最初からユニコーン所属。
ジャイアントロボに命令が出来る唯一の人間なので両陣営にとってかなり重要な人物である。
上で普通と書いたがスペックは高く、何だかんだでピンチを幾度となく切り抜けている。
ロボに対しては結構アバウトな命令だらけであるが、ロボはしっかり命令を聞いている。
中の人は
双子の悪魔をこき使う子供だったりもしたが、本作の翌年に芸能界を引退。残念な事に39歳の若さで他界した。
ちなみに同時代には偶然にも『仮面の忍者 赤影』『河童の三平』に出演した「金子吉延」という似たような名前の子役もおり(こっちは2024年現在も健在)、本放送当時でも勘違いする人がいたとか。
ユニコーンの青年隊員。
第1話で大作と出会ったことがきっかけでコンビを組む。
軽い性格だが人の良い兄ちゃんで、大作の兄貴分。
思慮に欠け、作戦をミスすることが多いが、長身で格闘や銃の腕は良く、戦闘要員としてはかなり強い。大作の護衛役も兼ねている。
女性隊員。
普段は支部長の補佐をしているが、たまに前線へ出ることも。
大作と近い年齢の少女隊員。
複数の外国語を話せる才女であり、出番も多い。南に次ぐ大作の相方的存在である。
第13話には彼女と瓜二つの姿をしたアラー共和国の王女・ササール王女が登場した。
ユニコーン日本支部長。
現実を見据えて行動し、隊員を厳しくも温かく見守る。
U3は彼に怒鳴られる事が多い。
その他モブの隊員が多数登場している。
◇BF団
宇宙人であるギロチン帝王が結成した悪の組織。
名前は「ビッグ・ファイア団」の略で、作中でも時々このフルネームで呼称される。
首領は宇宙人だが、構成員の大半は地球人である。
ミイラーマン死亡後は毎週怪人が出るようになり、巨大化してロボと戦った宇宙吸血鬼ドラキュランなど個性的である。
BF団首領。昆虫っぽい顔とやけに細身な身体が特徴。
部下に直接命令する一方で配下の宇宙人や怪獣・ロボットを手配したりと働き者。
最後は巨大化して直接ロボと対決した。体は原子力エネルギーの塊で、指の破片だけで山を吹き飛ばせるほどの超危険なヤツ。
ギロチン帝王直属の部下で宇宙人。自称宇宙の名医で、人間を洗脳する脳手術を得意とする。爬虫類のような両腕は再生が可能。
銀色の肌のスキンヘッドで、
宇宙人なのに「お釈迦様でも気が付くまい」とか、ヤクザっぽい口調で話す。
日本支局長をパシりながらユニコーンと戦ったが失敗が重なり、第17話で帝王自らの手で処刑された。
初代日本支局長。
軍服を着用。柄が悪く口が曲がっている。変装が特技。
浅はかな考えが多く、ある意味BF団を象徴する人物。
第7話でイカゲラスの溶解液の誤射を食らい、ドロドロに溶けるという無残な最期で退場。
平山亨氏の『私の愛したキャラクターたち』によれば本名を「ハンス・スパイダー」といい、日独ハーフの元ナチス将校だった。
大戦末期に部下共々捨て駒の囮にされた経験がその人間性を形作ったらしい。
ナチス時代に上層部からの抹殺対象の一人であった、後のジャイアントロボ設計者であるガルチュア博士を自身の保身ついでとはいえ救った張本人で、その縁でナチス崩壊後、BF団に幹部待遇で迎え入れられる。
しかしガルチュアの離反とほぼ同時期からギロチン帝王が本当に宇宙人なのか疑念を抱くようになり、帝王が直々私室に招き入れて脱皮の様子を見せたのに疑いを完全に払拭しなかったため帝王の怒りを買ってしまう。
イカゲラスの溶解液の誤射の真相は、それを装った粛清であった。
スパイダーに続く二代目日本支局長。
眼帯をつけ、名前の通り黒いダイヤ模様の服を着用。スパイダー同様変装が特技。
第12話で基地の爆発に巻き込まれ死亡したようである。
中の人はその後、特撮関連では『
超人バロム・1』前半のミスタードルゲ役、一般層向けでは東映内の俳優集団「ピラニア軍団」の中心人物として知られる事になる。
第13話から登場した三代目日本支局長。
ハゲ頭に出っ歯・囚人服というコントのような風貌。
右足が赤い
義足になっていて、赤いコブラの飾りが付いた
杖を愛用。この杖には様々な仕掛けが内蔵されている。
第20話にて
半ば自滅に近い形で基地の爆発に巻き込まれて死亡。
ただの無能とは言ってはいけない。
第21話で登場した四代目日本支局長。
銭形警部のような黒っぽいコートと帽子を服装としている
人間ミイラ化薬を使い全都民の
ミイラ化を計画するが、ロボのレーザーを食らい、
初登場回で死亡。
すぐ支局長が死ぬようでちゃんと組織が機能してるかとか突っ込んではいけない。
第15、22話に登場。銃弾も通さない金色の
鎧の
騎士で
剣が武器。
第22話では最高幹部と称されているが、この回で
ユニコーン隊員たちに叩きのめされたのを最後に一切登場せずフェードアウト。後の
デッドライオンである。
第1話に登場。ジャイアントロボを設計したBF団の科学者であったが、組織を裏切って捕らわれた大作と南を逃がし、BF団相手に討ち死にする。
ジャイアントロボも本来なら処分するつもりだったが、奇遇にも爆破に耐え抜いたロボは大作の手に渡り、BF団に対抗する人類側の切り札となったのは運命の悪戯とも言える。
ソノシートドラマ版ではロボを破棄しようとする下りはなく、最初から人類の味方として大作に託すという流れになっている。
わずか1話限りの出番ながらも、平山亨氏の『私の愛したキャラクターたち』でその半生が明かされた。
本名を「エーリッヒ・ガルチュア」といい、西ドイツ北端デンマーク出身で、ゲルマン主義社会では冷遇され気味だった。
ナチス政権下のドイツでは宇宙人とのコンタクト部門に勤め、暗殺部隊の一員だったスパイダーの気紛れで粛清から逃れたこと、また愛する妻と娘をBF団の粛清対象とされた一件が組織を見限った原因であることが語られている。
【BF団の怪獣&怪ロボット】
BF団が使用する兵器。見た目が怪獣でも中身はメカの場合もある。
他の同時期の作品と比べて個性豊かな顔触れである。
予算の都合上、ほとんどの怪獣が複数回登場している。
そのため話数に対して総数は少なく、外様組や幹部自身が戦ったケースを除くと、全13体しか出てこなかったりする。
二本足で歩く海洋生物とでもいうべき外見。
全身にタコの吸盤、腕にはヒレがある。
ジャイアントロボの初対戦相手。二代目は口から砂を吐き、水ではなく砂の中を泳いでいた。
なお、こいつの二代目のみ
次回予告で「よみがえった」と説明がある。
原作漫画版では触手しか出て来ない。
球体に太い突起が複数生えたような形状をしており、突起を収納した姿はただのデカいボールである。
突起から発砲し二本足で歩行することも可能。
「妖獣」という肩書だが、実はロボットで操縦席などもある。
体形はボリュームのある爬虫類風の人間体形で、単体で見ると仮面ライダーなどの怪人っぽい。
初代はアラビアの油田を襲い、二代目(二号機)はユニコーンの支部長を列車ごと誘拐した。口からの火炎放射や分銅鎖で攻撃する。
本作で初の二代目が登場した怪獣で、ここまで怪獣名がそのまま
サブタイトル(第1話なら『大海獣ダコラー』など)だったのだが、2代目はこの方法が使えなかったため、ここ(第10話)からサブタイトルパターンが変更になった。
巨大な腕のロボット。ロボを握りつぶそうとしたことも。
二号機は某赤い彗星専用機の如くレッドカラーで手の甲からミサイルを発射。
脇に被膜がある爬虫類版のムササビのような怪獣で空を飛べる。また「忍者」の肩書のごとく姿を消せ、大きさも変えられる。口からはロケット弾を発射する。
初代は対立する国の軍用機や軍艦を襲い、対立を高めた上で話し合いに集まった支部長をスパイダーが暗殺する作戦に参加。
二代目はミイラーマンのアジトが見つかった際に防衛に出てきた。
そのたたずまいはイカというより下(裏・腹側)から見たエイに近い。溶解液や突風などを武器とする。
初代はユニコーンの暗号解読を狙い、結果的にスパイダーを殺害した。
二代目は最終回に登場し、ジャイアントロボを消耗させる囮に使用され、こいつを倒したところでついにロボのエネルギーが尽きてしまった。
洞窟で眠っていたごつごつした岩のような肌の怪獣だが顔が2つあり、それぞれの口から油と火を吐いて火事を起こす。
空飛ぶクラゲ。基本的に繰演で動いている。奇怪な叫び声を上げ、触手から強力な電気を流す。
二代目はカラミティ強奪に従事し、動けないカラミティに代わってロボと戦った。
本作では珍しい
ゴジラ体形の正統派な怪獣。登場してしばらくの間は人間大で行動していた。
頭部から触手もしくは角のような赤い突起が多く生えている。
攻撃を受ければ受けるほど強くなるという能力を持つ。
巨大な
一つ目から大量の
触手が垂れ下がったような見た目をしている。下半身を生やして立つ事も可能。
二代目は最終回に登場し、ジャイアントロボを消耗させる囮に使用される。
『
ウルトラマンガイア』の
ガンQはこいつに似ていると言われる。
トラバサミの怪物といった容姿の空飛ぶロボット。
顎は固定されておらず分離して挟み込んだりするような芸当も可能。
四足歩行のトカゲ型怪獣で、肩から大砲のような管が生えていてここから冷凍液を出す。
第15・24・26話と計3回登場し、第24話では指揮官のプロフェッサーを成り行きで殺害。
ドクター・スネークらBF団の科学陣が開発した、ジャイアントロボと同等の力を持つロボット。
新しい兵装が追加されており、頭部形状も異なる。
ガルチュアの腕時計型通信機は再現できなかったらしく、それよりはるかに巨大な装置で操縦する。
実は特撮界初の
ロケットパンチ持ち。メトロスリーが操る二号機は角だけでなく頭を外して飛ばすことも可能だった。
正確にはBF団のものではなくメルカ共和国(どこからどう見ても「
ホットドッグとコーラの国」)が日本政府を通じてユニコーンに圧力をかけ、ジャイアントロボのデータを開示させて開発したデッドコピー機で、見た目はロボのカラバリ。
指先から中性子爆弾を発射し、自動反射装置であらゆる攻撃を相手に跳ね返す能力を持つが、まだ未完成で動かない状態だった。
この実験中にミスターゴールドと二代目スパーキィの襲撃を受けて奪取されるが、BF団の方でも稼働に手間取っているうちにジャイアントロボに見つかる。
破壊しようとしたロボや防衛部隊の航空攻撃を自動反射装置で跳ね返して迎撃するも、ロボの足止めに出たスパーキィがカラミティのいる方向に投げ飛ばされ、激突し崖から転落。
最後まで動かないまま大破した。
当時の児童誌には「起動しなかったのは
完璧にコピーした結果、大作の命令以外では動かないから」という記述が見られる。
これも正確にはBF団所属ではなく、悪用された宇宙植物で、触手を使いアグレッシブな動きをする。笑い袋のような笑い声を出し、触手で攻撃する。
初代は電気、二代目は水が弱点。
昭和ライダーなどでガソリンスタンドが爆発炎上する
バンクシーンに映り込んでいる触手はこいつのもの。
【余談】
ゲーム『
スーパー特撮大戦2001』に参戦したが、独特な操作システムと元々のゲームバランスの悪さ(巨大ユニット全般が根本的に使いにくい)もあり使い勝手が悪かった。
しかも、専用ルートでは強制離脱する。
戦闘アニメでは攻撃するたびに「ま゛っ!」というセリフで応えるが、これは
空耳ネタであり別に公式設定ではないのでファンサービスになっていないという回りくどいミスをやらかしてしまっている。
また、なぜかスパーキィ(初戦)に「メガトンパンチ以外無効」という、原作でそんな描写はないどころか、決め技ですらない技で撃破が指定されていたいる。
メガトンパンチの取り回しがいいので普通にプレイしていれば気が付かないことも多い設定ではあるのだが、これに対するヒントが「パンチだ!ロボ!」の一言と絶妙に分かりにくいため槍玉に挙げられやすい。
しかし、実際のところ、Lサイズユニットが使いにくいのはゲームのシステム上の問題であり、その中では武装の癖が少なく、むしろ使い勝手はいい部類。
草間大作を中心に一定の範囲が通信機の圏内となっており、ロボがその範囲内にいれば操作できるという専用システムが搭載されていることやロボの戦闘アニメは他の巨大ロボと比べて実写映像がふんだんに使用されているなど、かなり優遇されている方だったりする。
槍玉に挙げられやすい強制離脱も実は離脱後少し後がLサイズユニット最後の決戦であるため、ゲーム的に大した影響はなかったりする。ロボが無事に帰ってくるif展開を作れよっていう意見はまぁうん⋯
敵キャラもスパーキィ、ガンガー、GR2、カラミティ、ドラキュラン、ギロチン帝王と印象に残る敵が多めには用意されており、その点でも優遇されている。BF団は同じ敵がまた出てきても違和感ないし
『
AZITO3』では正義側でジャイアントロボ、悪側ではGR2、そしてカラミティがどちらでも使用可能な巨大ロボット兵器として参戦。
カラミティは全ユニットの中で唯一正義・悪両方で使用可能で、原作の動けない設定が移動速度:鈍足、自動反射装置は防御特化ステータスという形でアレンジ再現されている。
悪側の方が開発可能時期がステージ4からと遅い代わりに初期レベルが高く設定されており、同ステージの冒頭部ではBF団首領・ギロチン帝王が挨拶に来てくれる。
また、アニメ『
神のみぞ知るセカイⅡ』では、主人公が「教育実習生と恋仲になることの難しさ」を相棒に解く上で、おかっぱ頭の国語教師・二階堂先生を「踏み台に使うしかない」と称し、「ニカイドウロボ」なる特撮版GRにそっくりな姿に疑ロボ化して巨大化した教育実習生を説得しようと試みるという、
メイン視聴者層完全置いてけぼりなパロディが行われた。
最終回のもう一つのプランとして、「BF団との戦いを終えたロボは遊園地で平和のシンボルとして子供たちに囲まれる日々を過ごす」というものが用意されていた。
その方が幸せだっただろうが、原子炉は取り除いたほうがいいと思う。
「ロボ、追記・修正だ!」
「ま゛っ!」
- 意外と悪役の皆さんが良いキャラしてる。たぶん、普段ヤクザ映画とか時代劇の悪代官を専門としてる人たちで、そういうノウハウを活かしながら演じてくれたんだろうなw -- 名無しさん (2013-08-09 13:52:52)
- OVAの大怪球フォーグラーはガンモンスが元ネタなのかな -- 名無しさん (2014-01-11 10:47:10)
- カラミティ、もし起動したら今でも語り草の特撮史上の強敵になってたのかもしれないな -- 名無しさん (2014-07-14 13:28:35)
- ↑最後まで微動だにしなかったからこの程度で済んだってのもある。殺意ゼロの一方通行みたいなもんだな。 -- 名無しさん (2015-05-20 23:39:36)
- カラミティ、ジャイアントロボと見た目が全く同じなのかと思いきや、口元が微妙に曲がっている(麻生太郎みたいな感じ?)んだよなwもしかして、ジャイアントロボのマスクを作ってたら造形に失敗しちゃったのがあって、捨てるのが勿体ないから敵キャラとして再利用したんだろうか?w -- 名無しさん (2015-05-21 00:04:10)
- 平山プロデューサーじゃなくて亮徳さんじゃないの? -- OVA大怪球フォーグラーはマーズのラー説が有名 (2016-10-03 17:32:31)
- 「BF団との戦いを終えたロボは遊園地で子ども達とふれあい、平和な日々を過ごす」後のジャンパーソンに近いな。 -- 名無しさん (2016-10-23 19:08:22)
- 余は原子力時代真っ盛り、敵の少年スパイの無残な死……18話辺り顕著だけど、60年代だったからこそ出来たエピソードだったと思う。70年代でも厳しかったかも -- 名無しさん (2016-11-14 22:55:56)
- カラミティって特撮作品でよく見る偽者キャラでもかなり異質なのよな。元々は善悪関係なしに作られた兵器だが敵に奪われて敵化、動けないが搭載された自動反射装置でその欠点を補っている、主役ロボを一度敗退させている等が主な部分。そのせいかGRが参戦したアジト3と特撮大戦両方に登場できている。 -- 名無しさん (2019-10-29 06:55:12)
- 微妙なラインだが主人公のロボットが何気に量産機なんだよな。BF団が3台(GR・初代GR2・二代目GR2)製造し、メルカ共和国がGRのデッドコピーでカラミティ。 微妙な台数だが戦艦とかなら同型2~3隻は珍しくないし。 -- 名無しさん (2023-06-22 22:17:59)
- 初代サタンローズの回の植木の業者に扮する羽目になるスパイダーの姿は必見 -- 名無しさん (2023-06-23 04:09:14)
- 歌詞転載で凍結となった項目がいくつかあるようなので歌詞と分かる場所を除去しました -- 名無しさん (2024-06-15 12:00:47)
- カラミティは大作の命令でしか動かないところまでコピーしてた…それなら、1話後に出てきた人造人間U7とセットで使えばBF団にも使えたという事かな。つまり大作のコピーがロボのコピーを動かすと -- 名無しさん (2024-07-23 20:20:30)
- セリフ自体もそうなんだけど、演じてる安藤さんにも訛りが入ってるのでどこか江戸っ子組長感のあるドクトルオーヴァ -- 名無しさん (2024-08-29 18:44:08)
- やたら「十傑集が出てこない」って書いてあるけど、今川版がまだ存在しなかったから当たり前でしょ。消していいよねこれ?そもそも「ジャイアントロボといえば今川版が一番有名」ってのも、特撮ファンの間でのこれの知名度を思うと疑問符がつくところだし… -- 名無しさん (2025-03-15 21:49:24)
- カラミティの回は「結局なんだったんだコイツ…」と思いながら観ていたが、最近YouTubeで見かけた考察で「ジャイアントロボをあまりにも完璧に模倣してしまったせいで、開発側も無自覚なうちに『大作にしか動かせない』という仕様まで再現してしまい、とうとう最後までそれに気付けなかった」という説があって少し納得できた。 -- 名無しさん (2025-03-25 17:00:41)
最終更新:2025年04月26日 22:23