登録日:2012/02/10 Fri 16:34:57
更新日:2024/09/10 Tue 04:43:40
所要時間:約 5 分で読めます
「クールクールと冷たい時代を、
ホットなソウルで熱くする!」
新番組「正義の味方(タイトル名未定)」
毎週日曜日、朝7:00〜7:30 ON AIR
正義の味方とは、SCEが2001年11月15日に発売したPS2ゲームである。
プレイヤーは戦隊ヒーローとなり、架空の街只野市を舞台に30分生放送ヒーロー番組を作る。
特撮ヒーローになりきるゲームは既にセガの「レンタヒーロー」があったが、この作品のコンセプトはいかに視聴率を高くするかにある。
放送終了時に視聴率がノルマに達しなければ番組は打ち切りとなるのだ。
ヒーローらしい行動をしてヒーローらしく怪人を倒せば視聴率は上がるが、ヒーローらしからぬ行動や怪人に負ける、更には怪人が出現する場所に遅れると視聴率が下がってしまう。
物語は全9話、君は町の平和と視聴率を獲得出来るか?
【ヒーローの造形】
本編スタート前にヒーローのスーツを決める。
ヒーローを口の空いたマスクにしておくとEDで萌え死ねるかも。
そして番組タイトル及びヒーローの名称を決めるのだが、スーパー戦隊にありがちな名称の前の枕詞(ゴレンジャーの「秘密戦隊」のようなもの)まである。
それらが決定すれば遂に放送開始だ。
【本編】
物語は台本通りの「ストーリーパート」と台本無しの「アドリブパート」と敵と戦う「バトル」がある。
タイムベルトは15秒1ブロックで、アドリブパートで只野市民にしっかり聞き込みをして次のストーリーパートの場所を把握し、しっかり時間通りに現場に着かないとイベントが発生せずに視聴率が下がる。
アドリブパートでは困った人に助言やミニゲームをこなすことも可能で、成功すれば視聴率が上がり失敗すれば視聴率が下がる。
また、裏イベントなるものもあり、本筋の事件とは別の事件を解決することも出来る。
ちなみにバトルは昔の特撮にありがちないつの間にか採石場で戦うことがよくある。
敵に負ける、もしくは敵と戦わないことも出来るが、視聴率は下がる。
【OP・ED・CM・次回予告】
誰だって〜パートタイムスーパースター♪
OPは自分が決めたヒーロー名称がタイトルとなって歌が始まる。
主題歌「スモールタウンスーパースター」は神曲。
EDは歌無しでしんみりした
BGMだが、
最終回EDはOPのフルか「朝日がのぼる」という別の歌になる。
CMは毎回前後にアイキャッチ入りで15秒間ある。
只野市のCMなのだが、毎回やたらと凝っている。
最終回CMはなんと悪の組織ゲネスの勧誘CM。
【放送終了後】
終了後に視聴率がノルマを達成していれば存続決定、していなければ打ち切りとなる。
また、トレーディングカードのような物が手に入るが、視聴率によって貰える枚数が違う。
そして視聴者のお便りまで見れる。
【登場人物】
ジャスティス・チェンジ!
主人公でありヒーローとなって変身する青年。
ジャーナリスト志望で只野市にやってきたが事件に巻き込まれ、ヒーローに変身して戦うことになる。
現代特撮風なイケメンキャラだがギャグキャラでもある。
3枚目風だが、顔が良い所為か本人の知らない所でモテまくる果報者。
ニュースキャスターであり
喫茶店HAPPYのマスター結城幸次郎の娘。
番組終了前に事件のニュースを読む。
第7話冒頭の彼女には要注目だ!(怖い意味で)
喫茶店HAPPYの看板娘。
ヒーローやヒロインに憧れている。
好物は
ハンバーガー(やりすぎバーガー)でかなりの大食いだが体重を気にしている。
喫茶店HAPPYのマスターで結城やよいの父親。
元刑事で当時のニックネームはマラカス。
ゲネスに襲われた所を水原光一に助けられ、その後は住み込みで働いてもらっている。
ニビル星から来た
宇宙人。
水原光一に変身能力を与えた。
語尾に「〜カモ」と付けるのが口癖。
只野署の刑事で結城幸次郎の元上司。
未だに結城をマラカスと呼ぶ。
只野市の街外れに住む科学者。
水原光一に
必殺技チップを授け、必殺技で敵を倒せば毎回新しい必殺技をくれる。
マジキチな見た目ながらお茶目で気の良いじいさん……?
「おっほほほほほ!」
高笑いがトレードマークのゲネスの行動派の最高幹部。
只野市に現れた第3のヒーロー。
正体はナイトレイドか……?
光一に接触して来たダンディな紳士。
人間の愚かさを嘆いている。
【只野市】
この特撮番組の舞台。
番組収録は只野市が全面協力している。
人々全員に話しかけることが出来、一人一人に個性がある。
只野市に現れヒーローが戦う悪の秘密結社。
詳細は当該項目を参照。
【必殺技】
ヒーローが使用する超必殺技。
全6種類で、話数が進む毎に増えるのでちゃんと装備を変えておこう。
使用するには敢えてピンチを呼び込む必要があるのはお約束。
これで戦闘を締めると視聴率が跳ね上がる。
……星を切断とか銀河を破壊するスペックの割に、怪人一人しか殺せないのは禁句だ。
【ファンレター】
番組終了時に紹介される熱い応援レター。
非常に種類が多く、内容、メッセージ共に凝った内容になっている。
視聴率が良い時は良い形に、悪い時は悪い形のメッセージが書かれるのも芸が細かい。
【余談】
テレビ東京系列のゲーム情報番組「ゲームwave」ではこの作品のPRの為にアンタッチャブルの山崎弘也が「超人間 ヤマーマン」なるキャラを演じた。
追記・修正するんだ! この町の平和と視聴率のために!!
- 宇宙刑事、スーパー戦隊、改造人間 のところ、独断と偏見でリンク張りました、他の項目の方が良ければ変更お願いします -- 名無しさん (2014-04-08 15:21:10)
- 懐かしいww ガキの頃にやりこんだなぁ。今で言うとマブヤーとかに近いのかな? -- 名無しさん (2014-04-08 15:29:56)
- いろんな意味で早すぎた迷作(断じて名作ではない) -- 名無しさん (2014-04-09 00:10:18)
- 公園のおじいさんの台詞の意味が分かったときはゾクっとしたわ。可哀想すぎる -- 名無しさん (2014-05-27 23:35:47)
- ↑何だっけ? >公園のお爺さんの台詞 もう最後にプレイしたの5年前ぐらいだったから忘れちゃった -- 名無しさん (2015-12-13 18:26:51)
- ↑前のヒーローの話だったかなあ?かなり細かい所まで作ってるよね。もっと知られてほしいゲームだ。 -- 名無しさん (2015-12-13 18:42:14)
- ↑たしかそのお爺さんの娘が以前町を救っていたヒーローと恋人同士だったけど、ある人物の策で娘が殺されてからそのヒーローを逆恨みしてたんだよ。このゲームの過去話は今の特撮ともタメ張れるレベルで人間の業を描いてる部分が多いよな。 -- 名無しさん (2015-12-13 19:23:20)
- ↑急速に思い出したよ。ヒーローを応援する声が熱くなってくにつれて辛い過去も明らかになるんだよね。頃だったのも -- 名無しさん (2015-12-14 22:52:18)
- OPのスモールタウンスーパースターを聞くといつでも元気が出てくる。特に履歴書には載らない部分→ハートの中住んでんだスーパースター の部分で泣く。 -- 名無しさん (2016-12-02 22:18:56)
最終更新:2024年09月10日 04:43