ジービーグル SD大戦艦編

登録日:2015/01/13(火)22:48:38
更新日:2019/12/03 Tue 09:39:54
所要時間:約 9 分で読めます




ジービーグル SD大戦艦編とは、SDガンダム BB戦士のシリーズである。ビー「ク」ルではなくシリーズ名以外の説明でも一貫してビー「グ」ルと表記される。
No.148:ウイングガンダムとNo.149:シェンロンガンダム、No.154:ウイングガンダムゼロとNo.155:ガンダムエピオンからなる。
戦艦に変形する巨大MSで惑星Vに迫る大彗星を破壊に向かう様子を描く。
一体の大型ガンダムに二体の小型ガンダムがセットになっており。頭部に一体、艦橋に一体が乗り込む。
各ミニガンダムには金メッキ(エピオンのみ灰色)で頭文字のエンブレムが付属し、ミニガンダムの胸やビッグガンダムの額または肩に装着できる。
第二弾の二機は戦艦パーツを組み合わせて一人乗りのマシーンにできる機能が付いた。
放映当時にBB戦士で新機動戦記ガンダムWのMSはこのシリーズでしか出ていない。説明書の機体解説にはノーマルワールドのものが使用されているようだ。
ミニガンダムを含めれば
が発売された。
第一弾と第二弾の間には少し間が空いており、「BB戦士 Gビーグル」の題で、コミックボンボン1995年夏休みと冬休みの増刊号にコミックワールドと異なるストーリーで川石てつやによる漫画版が掲載された。
またコミックボンボンスペシャル「オールガンダム最新プラモ大図鑑―Wガンダム・Gガンダム・BB戦士」にコミックワールドとも漫画版とも違うストーリーが掲載されていた。

ストーリー

コミックワールド版

大彗星を破壊に飛び立つ戦艦ウイングだったが、ミニウイングが読者に解説している間にミニヘビーアームズが勝手にスイッチを押してしまいMS形態に変形してしまう。戦艦パーツは星屑の彼方へ飛んでいき、ウイングは惑星Vへと落下する。
大笑いするサンドロックを咎め、救助に向かうシェンロン。この二人の態度が気に食わなかったウイングはシェンロンから戦艦パーツを強奪して再び飛び立つ。
この騒動のためにさらに彗星は近づき地上は大パニックとなってしまう。ウイングゼロがウイングをどつき倒し、シェンロンもつれて来て今までの失態に苛立ちながら一斉に大彗星に撃ちこむ。だが爆煙の中からは巨大MSの影。
大彗星の中から現れたのはエピオン。惑星Vへの侵略を宣言し、戦艦へと変形してダークエレガントバスターを発射する。惑星Vのガンダム達はミニウイングゼロの音頭で主砲を合体させ、辛くもエピオンを轟沈する。
トールギスの操縦するバスターベースに掴まって撤退するエピオン。惑星Vは守られたのだ。

ボンボン増刊号版

夏休み増刊号

大彗星へと向かう戦艦ウイングの内部では、各国が戦艦を打ち上げる中、翼の国の威信のためにウイングが大彗星を破壊しなければならないとウイングが演説していたが、ヘビーアームズしか聞いていないことに怒って全乗組員を集めさせる。
そのために艦は小惑星帯へと迷い込み、切り抜けるためにバスターライフルを発射するが、動揺して3発とも撃ってしまう。青くなったヘビーアームズとフレームくんのざわつきから撃ち尽くしてしまったことに気付き気が遠くなるウイングはヘビーアームズの勧めで休養を取ることに。
烈空頑駄無に羽荒斗と呼ばれてしごかれる悪夢にうなされていたウイングだったが、エネルギースタンド発見の報で目を覚ます。だがガンタンクの書割が倒れ、後ろからシェンロンのギターとサンドロックの歌によるテーマ曲とともに戦艦シェンロンが現れる。
戦艦シェンロンの砲撃によって窮地に陥る戦艦ウイング。ウイングはモビル・チェンジを決行し、反撃に転ずるが、ヘビーアームズやフレームくん達の乗っていた艦橋や連装砲は飛んで行ってしまう。さらにシェンロンも変形する。やはりサンドロックたちは飛んでいく。
肉弾戦で決着をつける両者。その攻防にヘビーアームズ達は息を呑む。やがて先に動いた方が負ける状態へ。その時緊張に耐え兼ね、同時にグルグルパンチを繰り出す両者。そんなことをしているうちに彗星は惑星ビーグルへ。ウイングとシェンロンは手を取り合いエンジン全開で彗星を追う。
だが間に合わず彗星は落ちてしまう。惑星ビーグルに何も起こらないことに疑問を持った両者は彗星に近づいてみるとそれは大きなハロだった。それが開き、中から現れたのは殿様ガンダムEX。夏休みで遊びに来たのだという。一同、盛大にズッコケる。

冬休み増刊号

三か月後、またも迫る大彗星に、今度は無事到着した戦艦ウイングだが、小隕石群を軽視したためにバスターライフルが暴発し機体を失ってしまう。シールド部分に乗って漂流する一同は宇宙海賊として正体を隠し、他国の艦を奪って任務を達成することを決める。
まず標的となったのはシェンロン。フレームくん達は戦闘機(デザインは天下統一編版璽威武装)を操縦し、艦内に乗り込んでシェンロン達からアーマーを奪うなどやりたい放題。帽子とコートで正体を隠したウイングがヘビーアームズの制止も聞かず攻撃命令を出し続けたため撃沈してしまい艦の奪取には失敗。
次の標的は小惑星イカロスで完成したという新造艦。羽荒斗一家を名乗るウイング達を一目で見破るデスサイズだが、艦長のウイングゼロはスルーし、侮ったために艦を奪われてしまう。イカロスの岩盤を割り発信する宇宙戦闘機タイプの戦艦ウイングゼロ。
ウイングの暴挙に憤るデスサイズ。怒りに燃えるウイングゼロは全く聞かずネオバードモードに変形してデスサイズを乗せ艦を追う。ガトーみたいなことを言いながら彗星の前に立つウイング。追ってきたウイングゼロを巨大MSモードで攻撃しようとするが
モビルトレースシステムで動かすウイングはウイングゼロの策にかかりヘビーアームズが慌てて止めるが自分の股間を思い切り殴ってしまう。ビームサーベルを抜き、生身で挑むウイング。ウイングゼロのサーベルが帽子とコートを切り裂き、やっと気づくウイングゼロ。
そして名乗る、私はおまえの兄だと。ウイングは母の話を思い出す、回想が横道に逸れたので吹き出しを横にどかし、抱き合う兄弟。そして大彗星のことを思い出し、ツインバスターライフルの引き金を引くが、ウイングの警告にもかかわらずまたしても同じパターンで暴発。
本体は無事だからウイングの忠告を生かしていないわけではないと意味のない意味のない言い訳をするウイングゼロ。巨大ウイングゼロに彗星が迫ったその時、巨大エピオンの拳が彗星を打ち砕く。不敵に笑う謎の影。巨大ウイングゼロに蹴りを入れられ正体を現すエピオンとトールギス。
いいところを持っていかれて怒るウイング兄弟と、その態度に怒るエピオンの後ろで、近くの星に落ちる彗星。ボロボロの殿様ガンダムEXに気付くことなく巨大ウイングゼロと巨大エピオンはグルグルパンチを始めるのだった。

オールガンダム最新プラモ大図鑑版

彗星到着前に隕石に遭遇しバスターライフルを撃ち尽くしてしまったウイングは補給のためにコロニーへと寄港する。コロニーの主デスサイズからは歓迎されるが、ライバルであるシェンロン一行も寄港し…

登場人物

ウイング

  • ミニウイングガンダム
戦闘隊長。その強さに誰もが痺れるので戦艦のモデルになった(本人談)。
  • ミニヘビーアームズ
ウイングの同志。全身を完全武装しているが誘爆するので艦橋に隠れている。コミックワールドでは一連のゴタゴタの発端になっているが、漫画版では割と常識人(ただしウイングの暴走は全く止められない)。

シェンロン

  • ミニシェンロンガンダム
龍の国の帝の息子。コミックワールドでは男気あふれる人物だが、漫画版では川石てつやの漫画によくいるファンキーな性格。
  • ミニサンドロック
40人の部下を率いていた大盗賊集団の頭。その統率力を見込まれ艦橋の後ろに選ばれる。

ウイングゼロ

  • ミニウイングガンダム0
かつて翼の国で最強と言われたウイングの兄。兄の顔すら覚えていない弟に喝を入れるため旅から戻った。
  • ミニデスサイズ
ウイングガンダム0の親友。プラモではランナーの関係で頭部が真っ白なので一番イメージと違う姿になる。

エピオン

コミックワールドでは大彗星の中身で侵略者。漫画版では彗星を破壊する側。
  • ミニエピオン
コミックワールドでは常にエレガントに振る舞っているが周囲から極悪非道と呼ばれる(本人は理由がわかっていない)。
漫画版ではかっこよくウイングゼロ達を助けたのに、蹴られて憤慨する。
  • ミニトールギス
飛び道具を持たないエピオンのために後方から援護する。

登場メカ

ウイング

翼(ウイング)の国の大戦艦。ガンダニュウム合金製でとても頑丈。巨大MSを大戦艦に改造した。戦艦形態はバード形態にヘビーアームズを模した艦橋を搭載し、シールドに主砲や副砲を追加したもの。
艦首バスター砲はバスターライフルと同じものだが、戦艦形態の方が気合が入っているので星の一つは消し去ってしまうほどの威力を誇る。

シェンロン

龍(ドラゴン)の国の大戦艦。格闘能力が非常に高く、ウイングに対抗して戦艦に変形する。戦艦形態は右手を足の間に、左手を頭に移し、代わりにカタパルトデッキを装着して背中にはサンドロックを模した艦橋を搭載するもの。
艦首ドラゴニックファイヤーは通常の戦艦程度は飴の様に溶かしてしまう。説明書では真空の宇宙空間での火力を心配されている。

ウイングゼロ

ツインバスターライフルは分割できてネオバードモードを再現できるが、持ち手は一つしかないので両手には持たせられない。
ネオバードモードから羽を左右に広げて上部に艦橋、羽の下にミサイルを追加して爆撃機形態に変形する。爆撃機形態の全ての武器を一斉に発射する全弾集中フルファイヤーストームが必殺技。
なおシールドの先にウイングのバスターライフルを装着できる。

スペースシューター

爆撃機形態になるための追加部品を組み合わせてできるミニマシーン。4体の中で唯一艦橋にハンドルがなく両手で独立した砲を持っているためミニガンダムが落ちやすい。

エピオン

SDでは不可能と思われたモビルアーマー形態を、オリジナルの砲エレガントバスターを脚代わりにすることで実現。機体解説と思い切り矛盾するこの装備を説明書では「これだけは特別」と押し切っている。
巨大MS形態ではエレガントバスターを腕に装備するアタッチメントもある。ただ成型色の関係で、足ではなく胴体と同じ色になっている。
下半身と頭を直結し、頭の上に上半身を接続してアームを翼と交換して首の後ろにシールドとミニエピオンの翼を付けた砲座を乗せ、
腰の後ろにエレガントバスターを付けることでシューティングモードに変形する。このシリーズで唯一ミニガンダムが露出している。
必殺技は周囲のダークな気を集めエレガントバスターを撃つダークエレガントバスター。技名が何となく意味不明なのは説明書にも認められている。

バスターベース

シューティングモードになるためのパーツが集まってできた高機動ミニビーグル。

用語

  • 惑星V(ビーグル)
地球から二万光年離れたBB戦士が住む惑星。中央に「W」の形をした大陸、その周囲には海、さらに四方を大陸が囲んでいる。
西の龍の国は翼の国より広く、砂漠も多い。四千年の歴史を持つ料理が有名な観光スポットもある。
  • フレームくん
ミニガンダムの中身。ちーびー戦士のちーびーフレームの小型版といった感じで軟質素材のこのフレームに頭と胴体を被せ、手足を付けることでミニガンダムになる。大きさは食玩のジョイントガンダムと同じくらい。
設定上は惑星Vの一般人や戦艦の乗組員としていっぱいいる(だいたい巨大ガンダム一機につきBB番号ぐらい乗っているらしい)。
黄金エンブレムをもらったフレームくんはアーマーを着てガンダム戦士になることができる。
  • バトルチェンジ(モビル・チェンジ)
大戦艦から巨大MSへの変形。戦艦用のパーツは外れてしまい、回収できなければ戦艦への再変形は不可能。


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