登録日:2015/03/16 Mon 20:36:09
更新日:2023/11/17 Fri 21:24:08
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DM-31「
戦国編 第4弾
戦国武闘会」にて初収録。レアリティはコモン。
DMC-58「マッド・ロック・チェスター」などにも再録された。
スペック
爆獣イナバ・ギーゼ C 火文明 (3) |
クリーチャー:ドラゴノイド/オリジン/ナイト 3000 |
バトルゾーンにある自分の他のナイトはすべて、「スピードアタッカー」を得る。 |
DM-30当時では注目すべき種族を持っている。
まずは
オリジン。DM-30当時の新種族であった。
そして
ドラゴノイド。
不死鳥編からしばらくの間絶滅していたが、久々に復活した。
後は
戦国編でのプッシュ期間中のナイト。
ただ、このクリーチャーにおいてドラゴノイドとオリジンはあまり生かされないと思われる。
能力的にドラゴノイドデッキには入らないし、入っても準バニラ当然である。
オリジンに関してもほぼ同様の状態。
イナバ・ギーゼで一番重要なのはナイトをサポートする能力であり、自分の他のナイトに、スピードアタッカーを付与する常在型能力を持つ。
イナバ・ギーゼ自身はスピードアタッカーにはならないが、1ターン中に複数体同時に出せば一応可能。
この自分のナイトをスピードアタッカー化は言うまでもなく強力。
今までのナイトデッキはコントロールデッキとなることが多かった。
しかし、DM-31で登場したナイトの多くはコントロールよりもビートダウン向けのカードが多い。
このカードの効果を主軸にしたナイトのビートダウンデッキも十分に組める。
ドラゴン・サーガで登場した新種族
ファンキー・ナイトメア。
彼らの種族はファンキー・ 『
ナイト』 メアだった偶然から、ナイト扱いされることになる。
そんなことでイナバ・ギーゼは、ファンキー・ナイトメアをサポート出来るようになった。
実際にファンキー・ナイトメアとイナバ・ギーゼを組み合わせたデッキも考案されている。
特に
ドラグハート・ウエポンを装備した《
龍覇 ドクロスカル》および《
龍覇 ウルボロフ》とは相性が良く、彼らの効果発動や龍解のサポートなどをしてやれる。
DMR-16極からは
ダーク・ナイトメアが出現したが、当然彼らもサポート対象となった
ナイト全体が定期的にフィーチャーされる機会を貰っている種族であるため、イナバ・ギーゼの未来はまだまだ明るい。
相性の良いカード
邪眼皇ロマノフI世 SR 闇文明 (7) |
クリーチャー:ダークロード/ドラゴン・ゾンビ/ナイト 8000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から闇のカードを1枚選び、自分の墓地に置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。 |
このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地にある闇のコストが6以下の呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。その後、その呪文を自分の山札の一番下に置く。 |
W・ブレイカー |
ナイトの長。戦国編初弾のカードだが、イナバ・ギーゼとは相性が良い。
アタックトリガー時の墓地の呪文踏み倒しを即座に行える。
魔光帝フェルナンドⅦ世 VR 闇文明 (11) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/ナイト 11000 |
このクリーチャーの召喚コストを、自分の墓地にある呪文1枚につき1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。 |
このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーのパワーは、そのターン中、自分の墓地にある呪文1枚につき-1000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される) |
W・ブレイカー |
ロマノフ同様、ナイトでは高い知名度を誇るカード。
イナバ・ギーゼとは相性が良い。
アタックトリガー時のパワー低下を相手にすぐに浴びせられる。
ファンキー・ナイトメアの
ドラグナー。
上記でも述べたが、このドラグナー達とイナバ・ギーゼは組み合わせられる。
ドラグハートを装着した際の、龍解の手助けなどをしてやれる。
コロコロアニキにおいてこのデッキは『ジ・オール・オーバー』という名称がつけられた。
派生カード
爆獣イナバ・ギーゼ C 火文明 (3) |
クリーチャー:ドラゴノイド/オリジン/ナイト 3000 |
自分の他のナイトに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない) |
|
魔弾ソウル・キャッチャー C 闇文明 (2) |
呪文:ナイト |
KM−クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。 |
ナイト・マジック(自分のナイトがあれば、この呪文のKM能力をもう一度使ってもよい) |
ナイト呪文ではお馴染みの《魔弾ソウル・キャッチャー》と共に
ツインパクト化を果たした。
わずか2マナで墓地からクリーチャーを回収でき、場にナイトがいればナイト・マジックで更にもう1体手札に戻せる。
更にはクリーチャーとしての性質を備えたツインパクトも当然回収でき、このカードを始めとしたツインパクト化ナイトが多数登場しているのも追い風である。
なお、収録時には呪文側にナイトの種族表記がなく、エラッタで
無種族になったものかと思われた。
しかし後日、テキストの不備であって実際にはナイト呪文として扱うとの発表が公式よりなされている。
DMPP-11「戦極大決戦 -CLIMAX GALAXY-」にて収録。
能力面で変更はないが、レアリティがアンコモンに昇格した。
背景ストーリー
背景ストーリーでは、戦国編時点でオリジナル・
ハートで眠らずに活動を開始していたオリジンの一派だと推測される。
DM-33収録の《ザ・ストロング・ブレス》のイラストでは、獅子型デーモン・コマンドと対峙しているような描写がある。
戦国編のナイトは神化編で一時的に絶滅状態に追い込まれているので、神化編では騎士ではなく太古の始祖として戦っていると考えられる。
神化編ワールドマップでは光文明領域にて《
白騎士の聖霊王 HEAVEN》と激突している姿が描かれている。
光文明の対オリジンの先鋭である白騎士の聖霊王と戦っている辺り、このクリーチャーはオリジンの中でもかなりの強者だった可能性がある。
まあ戦国編時点でオリジナル・
ハートで眠っていなかった時点でただ者ではないことは間違いないのだが…。
ちなみに、実際のカードパワーや能力的にはHEAVENに対抗できる要素はなかったりする。パワーは言うまでもなく、シールドに封印されてしまうのだ…。
備考
DM-31の通常版のフレーバーテキストでは、誰かを騙しているような台詞が記載されているが、騙した相手の詳細は描かれていない。
このクリーチャーの元ネタである因幡の白ウサギであり、因幡の白ウサギは鮫を騙している。
このようなネタから実は同弾収録の《爆獣装甲ヴァルアーサー》の着ている『機神装甲(もしくは爆獣装甲?)』は鮫を模しており、騙した相手はヴァルアーサーだったという説がある。
ところが同じナイトかつ派閥のクリーチャーを騙す理由は思い当たらず、ヴァルアーサー側にも特に騙されたことを示唆するような描写は存在していないという疑問はある。
背景ストーリーに関連した台詞と言う説もあり、イナバ・ギーゼは登場時期的にオリジン軍がオリジナル・
ハートに本格侵攻する前に動いていた特別なオリジンである。
そう考えると既にナイト達に忍び込んだ魔の手とも呼べる存在の可能性があり、
騙した相手とはナイトという派閥全体だったと見る説を考察するファンの意見も根強い。
急いでいたのも自分がオリジンという異質の存在だったことが気付かれる可能性があるからとする憶測も出ている。
デュエプレ版のボイスでは騙された相手を罵倒する様子やせっかちな様子があり、単純にせっかちで敵を騙すことが特技な可能性も高いが…。
急げ!間違えた事に気づかれる前に!――爆獣イナバ・ギーゼ
- つまり超銀河弾HELLの製造を入れ知恵したのがコイツってことかな -- 名無しさん (2017-06-21 21:45:49)
最終更新:2023年11月17日 21:24