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ジャッキー(スーパーマリオRPG)

登録日：2015/05/17 Sun 14:40:46
更新日：2023/12/19 Tue 00:30:38
所要時間：約 6 分で読めます




きみの戦いぶり、じっくり　見させてもらったよ。
ちょうせんなら、いつでも受けよう。
やるかい？



ジャッキーとは、「スーパーマリオRPG」に登場するキャラクターである。

■目次

概要

格闘家で、モンスタウンで「ジャッキー流道場」の師範をしている。

ジャッキー先生に会うには、まずモンスタウンの彼の道場に行ってみよう。
そこには、かつてクッパの手下であったノコヤンがおり、クッパと感動の再会を果たす。

それも束の間、ジャッキー先生に弟子入りしていたノコヤンは、マリオに勝負を申し出る。

ノコヤン

HP600　攻撃120　防御80　魔法攻撃0　魔法防御50　弱点なし　ジャンプ・炎・即死・毒無効
使用する技
  • 通常攻撃
  • ビートアタック：2倍ダメージ技。

ノコヤンはそこまでの強敵ではない。ビートアタックはやや痛いが、モンスタウンまで来られたプレイヤーなら勝てるであろう。



おみごと！



ここで、ジャッキー先生のお出ましである。
マリオの戦いぶりをじっくり見ていたジャッキー先生は、マリオに勝負を挑んでくる。

そのびっくりするほどちみっこいヴィジュアルに騙されるなかれ。

計3回戦うことになるが、このジャッキー先生、かなりの強敵である。
おそらく、作中でも屈指の強敵であろう。

まず共通して、ジャンプ以外の属性攻撃や状態異常が一切効かないという隙のない耐性を誇る。
つまりほぼ物理攻撃だけで攻めなくてはならない。
その代わりジャッキー先生も、魔法攻撃や全体攻撃、状態異常技(即死除く)などは一切使わず肉弾攻撃で攻めてくる。
攻撃技に関しては、全てボタンガード可能な単体攻撃のみである。
加えて、3対1での戦いとなるが、それにしても強い。
ボタンガードができないとかなり苦しいだろう。それ故にジャッキー戦は「ボタンガード道場」とも呼べる。
倒さなくても先には進めるので、レベルに応じて挑戦しよう。


ジャッキー（ようす見）


よっしゃ。まずは、ようすを見させてもらうよ。
（本音「10年、早いんだよ！」）

HP600　攻撃140　防御100　魔法攻撃0　魔法防御80　弱点なし　炎・雷・氷・即死・状態異常無効
1回戦から使用する技
●ジャッキーラッシュ：ジャッキー戦における通常攻撃。
●さんかくげり：1.5倍ダメージ技。
●こんじょうアップ：受けるダメージを全て半分にする。

ボタンガード入門試験
まず、ここでしっかりボタンガードのタイミングをつかんでおき、最低でもダメージを半減にできるようにしておきたい。ふっかつドリンクも用意しておこう。
2回行動と、こんじょうアップでダメージを与えにくくなることに注意。
ここで楽に勝てても、決して油断してはいけない。
思いっきり手加減しているのだから…



ジャッキー（ちょっと本気）


よっしゃ。ちょっとだけ　本気を出すから　ケガしたら　ごめんね。

HP800　攻撃160　防御120　魔法攻撃0　魔法防御90　弱点なし　炎・雷・氷・即死・状態異常無効
2回戦から使用する技
●てつざんこう：2倍ダメージ技。
●しゅうしけん：即死技。

ボタンガード段位認定試験
技が追加されて火力アップ。
てつざんこうとしゅうしけんは、何としてもボタンガードのタイミングを覚え、HPを1にしてでも生き残れるようにしたい。
ジャンパースカーフやセーフティーリングなど、即死無効のアクセサリーがあると安心。もちろん、ふっかつドリンクも多めに用意しておこう。
2回行動やこんじょうアップも健在で、それなりに苦戦するだろうが、地道に戦おう。
勝っても、ここで喜んではいけない。

これからが本当の地獄だ…



ジャッキー（本当のつよさ）


よっしゃ。ノコヤン、よく見ていろ。これが　ジャッキーさまの　本当の強さだ！


HP1000　攻撃180　防御140　魔法攻撃0　魔法防御100　弱点なし　炎・雷・氷・即死・状態異常無効
3回戦から使用する技
●しょうげきだん：4倍ダメージ技。
●きはくアップ：与えるダメージを全て1.5倍にする。

ボタンガード伝承戦
ジャッキー先生が強敵と言われる原因
看板を賭けて本気で挑む3戦目。
開幕でしょうげきだんを放ってくることが多く、初見ではあまりのダメージの大きさに呆然としてしまうだろう。ボタンガードしても倒される危険がある。
最上限のレベルまで上げてゴリ押しでもしない限り、ボタンガードを完璧に出来る腕が無いと厳しい。

その他の技も強くなっており、防御・魔法防御とも高く、こんじょうアップにより更にダメージを与えにくくなる。長期戦は覚悟だ。
更にダメージを与えるときはくアップをしてくる。こうなると、ほぼ全ての技で倒される危険があり、しょうげきだんに至ってはボタンガードしてもやられる可能性大。
武器世界に到達した辺りのレベルでもしょうげきだんのボタンガードをミスると軽く400近いダメージを受けてしまう。（本作の味方のHP上限は255）

もちろん2回行動もあり、1人でも倒れたら危険信号である。
ふっかつドリンクはとにかく大量に用意していこう。
どうしても勝てないならレベルを上げて再挑戦しよう。
威力を最大に上げたジャンプを活用したり、固定ダメージのこんぺいとうを使ったりするのも手だ。

ちなみに「さんかくげり」と「てつざんこう」はボタンガードできるタイミングがなぜか2回ある。

実はジャッキー先生は倍率が高いだけで攻撃力自体は大したことがないため、初期値のクッパにひまんパタこうらを着せるだけで通常攻撃のダメージが1になるので、スターのたまごなどがあれば完封可能。

‥‥‥
まいった！
まいりました！



苦労の末にジャッキー先生に3回勝つと、負けを認めたジャッキー先生はマリオに「ジャッキーベルト」というアクセサリーをプレゼントしてくれる。
攻撃・防御+27、素早さ+12、即死無効と、ジャンパースカーフには劣るが、なかなか優秀なアクセサリーである。
そして、ジャッキー先生は道場を「マリオ流道場」と改名し、看板を「J」から「M」に付け替え、ノコヤンとともに「1000本ジャンプ」という名の無限ジャンプを始める。
2人は、いつまでもジャンプし続けるのであろう…


リメイク版

リメイクのSwitch版では3人わざの存在により、倒すだけであればかなり敷居が下がった。
きはくアップ、こんじょうアップは全てHPが発動条件なので、そのラインに達する前に放ってしまえば良いのだ。
うまくいけば原作では有り得なかったスピード決着も可能。

リメイク版のエンディング後ネタバレ注意


余談

このゲームにおいては、敵の通常攻撃（ジャッキー戦ではジャッキーラッシュ）の基本ダメージは、「（敵の攻撃力）-（自分の防御力）」で計算される。
1.5倍技、2倍技などは、このダメージに倍率をかけたダメージとなり、きはくアップ後は全てダメージが1.5倍となる。
これを利用し、事前に受けるダメージを計算するといい。
ちなみに、3戦目（攻撃力180）のきはくアップ後のしょうげきだん（4倍技）のダメージは、（180 - 自分の防御力）×1.5×4という数字になる。
ここまでのダメージを受ける技も他にないだろう。
低レベルなら、理論上は4桁ダメージも可能なのである。
具体的には、ここにたどり着けるマリオの最低レベルは3で、レベルアップで物理に何も振らず、防御力が上がる装備をしないと防御力は4なので、受ける最大ダメージは
(180-4)×1.5×4=1056となる。

作中には「ニセジャッキー」という敵も登場する。
本物と同じ技を使うので、しっかりとボタンガードをしながら戦おう。
HPが320と低めな上に防御が本物より低く、属性攻撃の無効も持たないのでさほど苦労しないだろう。
…しかしニセモノの癖に攻撃力だけは本物と全く同じ上にしょうげきだんまで放ってきたりする。

NINTENDO64の『マリオストーリー』でも、ジャッキーとほぼ同じ立ち位置の「シショー」という人物がいる。
こちらの弟子は二人で、ぞれぞれトゲメットとバケバケ*1の色違い。
パラメータの基準が異なるので一概に比較はできないものの、シショーも強さはジャッキーに比肩しうる実力者である。
ジャッキーと違い物理攻撃オンリーだが、3戦目では平気で10ダメージ以上を叩き出すコンボ攻撃を繰り出すため(本作の最大HPの桁数は2桁)、HPにバッジ効果とレベルアップボーナスをつぎ込みまくっても正面から受け止め続けるとかなりキツイ。
…が、単に倒すだけならチート級のアイテム「ストーンぼうし」(マリオが数ターン動けない代わりにダメージ完全無効)を使い続け、仲間に戦わせるだけで勝ててしまう抜け穴も*2。
しかしこれでも、マリオRPGに登場する3ターン無敵＆普通に行動可能なレッドヨッシーエキスの劣化版だったりする。
また、ストーンぼうしを使わない場合はバッジ「ビリビリーン」を装備するといい。直接ダメージを受けると相手に1ダメージ与えてひるませる仕様上、シショーのコンボ攻撃も1ヒット目で中断させられるので結果的に被ダメージを大きく抑えられる。

戦闘時のジャッキー先生のグラは非常に小さく微動だにしない。
そのためか、スーパージャンプの連続記録狙いに最適な相手だったりもする。
無論、3戦目でやるのは自殺行為に等しいので、ボタンガードに慣れていなければ1戦目にやるのがいい。

逆に最も連続スーパージャンプがやりにくい相手は同じくモンスタウンで戦えるクリスタラーである。
理由はジャッキー先生の逆で「最高クラスのデカさ＋浮遊タイプだから常に上下している」ため。



ししょう！がんばって　ついき・しゅうせいに　はげんでおります！

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最終更新：2023年12月19日 00:30

*1 後の『ペーパーマリオRPG』に登場したランペルの元になった布のモンスター。こちらの味方に化けるという特殊能力を持つ。

*2 本作の仲間キャラは体力が無い代わり、モンスターからの攻撃で巻き添えを受けると数ターンダウンしてしまう仕様がある。だがシショーは仲間を狙う攻撃を一切してこないため、この戦法が意外と通じるのである。