竹林孝太郎

登録日:2015/06/14 Sun 01:47:00
更新日:2024/04/22 Mon 08:32:17
所要時間:約 6 分で読めます




「良いじゃないか2D(にじげん)……」

「Dを一つ失う所から女は始まる」

「それお前の初ゼリフだぞいいのか!?」

暗殺教室』の登場人物。

CV:水島大宙
演:吉原拓弥

誕生日:1月29日
身長:169cm
体重:50kg
得意科目:理科全般
苦手科目:体育
趣味、特技:メイド喫茶巡り
所属部活(過去):パソコン部
コードネーム:メガネ(爆)


■概要


「典型的な線の細いガリ勉系オタク男子」とでも言えば容姿を想像出来そうな、椚ヶ丘中学校3年E組の生徒である。
オタクな点では見た目通り(上記のセリフは彼の初セリフ)で、殺せんせーからも二次元の帝王と呼ばれている程の二次元をこよなく愛する筋金入りの紳士だが、
学業面では作中序盤では「要領が悪く、学習量と成績が比例しない」状態であった。
だが、殺せんせーの「竹林の為のカリキュラム」にて効率の良い学習方法を身に付け、
元の真面目さもあって、あっという間にクラスどころが学年でもトップクラスの成績(期末テストでは片岡と並びクラス一位であり学年七位になる等)を修めるように。

ちなみにそのカリキュラムの一環で殺せんせーから「好きなアニメのOPの替え歌」という暗記法を提案された。
実際効果があったらしく火薬(後述)の知識もそれで習得している。

暗殺方面では細い外見の通り運動音痴だが情報収集、偵察を得意としており、さらに芯はとても強く非常時においても取り乱さず冷静な判断ができるうえ、
今までクラスに協力しなかったにもかかわらず自分に協力を強制した寺坂に反発したり、
詳しいことは後述するが医者の家系の出なだけあって医学の知識を活かして感染症に倒れたクラスメイトの看病を率先して行った。

余談だが、眼鏡を外した上で髪型を変えるとまさに別人レベルのイケメンと化す。もったいない……

なお、「竹林太郎」ではない。公式でも間違わられたことも。


■人物・技能


見た目通り(?)性格も大人しい方なのだが、
後述するコードネームのように、内面には「爆弾を抱えた」人物でもある。


夏休み編までは本当に目立つ機会の少なかった彼であるが、
夏休み明けにいきなりE組メンバーらを驚嘆させたのは彼。

なんと、夏休み明けに突如ライバル関係にあったA組に転入したのだ。

理事長「E組生徒はあくまで2軍選手である事を自覚させる」為、この時期に良い成績を残したE組生徒をA組に転入させる手段に二つ返事で同意。
理事長に言わされたとはいえ、今まで和気藹々としていたE組を「一言で言うなら地獄」と言い切った。

だが、もちろん彼がこんな行動を取ったのには理由がある。
1つは、「親に認められたかったから」

彼の家系は代々病院を経営しており、2人いる兄も東大医学部。
それ故に、今まで思うような成績を上げられなかった彼は家族として扱われてこなかったという悲しい過去があった。*1
なので「好成績を挙げてA組に行ける」という成績の報告が出来るという事は、
彼にとって「地球の終わりよりも100億よりも大事」だったのだ。

もう1つは「自分が暗殺に役に立たないであろう」という事。

1学期の暗殺訓練の成績では彼が最下位であり(ここでも要領の悪さが響いている)、
「自分1人では100億ゲット=殺せんせーを殺す事は不可能」、
「自分の能力では協力して暗殺に成功しても精々分け前10億が良いところ」と判断したのだ。
普通なら「精々10億」という思考は出てこないが、
上記の通り病院経営をしている家族達からすれば「普通に働いて稼げる」レベルであり、
仮に10億程ゲット出来たとしても、「出来損ないが運良く救われたな」としか思われない。
これ以上E組に居残って、限りなく可能性の低い10億に縋るのは非効率、と考えたのである。

つまり、感情的にも、合理的にも、「E組に居る意味は無い」と判断したのだ。

だが、その慧眼は離脱する時にのみ発揮された訳ではない。

A組に転入したは良いものの、
  • 授業はE組が1学期に終えた所をやっていた上早いだけで分かりにくい(まあ、あのタコさんと比べれば当然)
  • 成績の悪かった昔の自分のように、勉強に追われて余裕が全く無い生徒達
という事を見抜き、困惑。

更に、暗殺では全く役に立っていなかった自分を気にかけて様子を見に来てくれたE組の気遣いに触れ、

「何故彼らは他人となった自分を知ろうとするのか」
そして、
「自分は何を学びにここに戻ってきたのか」
という疑問を抱く。

その直後、元E組である彼をまた利用しようとする理事長に呼び出され、
「救いようの無いE組らを監視・再教育する委員会を立ち上げる」という酷なスピーチを全校集会にて行うよう指示される。

理事長の「これをやれば強者になれる」という言葉に、
家族や、理事長親子のような強者に……と思いを馳せ、
「……やります」と返事し、迎えた全校集会の朝。

彼が出した答えは……


「でも僕は そんなE組が メイド喫茶の次くらいに居心地良いです」


用意された原稿を冒頭だけ読んでおきながら、理事長の意志に離反。
E組の担任は、要領の悪い自分の為に手を変え品を変え工夫して教えてくれた事。
E組の生徒は、家族や他の生徒が認めなかった自分に同じ目線から接してくれ、A組に転入してからも様子を見に来てくれた事を述べ、
スピーチを承諾した際、こっそりくすねておいた、理事長に対する「私立学校のベスト経営者に対する表彰」の盾を取り出し、
「理事長は全てが合理的で強いお方だ」と言いながら、更に隠し持っていたナイフの一振りで、その盾を粉々に砕いた。
(余談だが、この盾砕きは片手で持っているだけの盾をはたき落とさずしっかりと砕いているので案外難しいような……)

以前理事長の私物を同じく壊してしまったが為にE組行きになった(※ネタバレ注意)」前例を鑑みての行動を取り、敢えてまたE組に戻る道を選んだ。

ここでも、E組への感謝、そしてA組生徒の余裕の無さ・家族や理事長親子ら「自分が知る強者」の態度を嫌う「感情」と、
それを抜きにしても、授業のペースやクオリティが今やE組の方が高く拘る意味は無いという「合理的な思考」で、
再びE組へ戻るという結論を出せたのだろう。


そしてE組復帰後は、烏間先生の意向で「火薬を扱う担当」を買って出る事に。
まあ言うまでもなく火薬は危険なので、元々は「烏間の許可がある場合のみの使用」が前提だったが、
開花した学習のペースは凄まじく、死神編では携帯していた指向性爆薬を用いて壁を破壊出来るまでに取り扱えるようにまで成長を遂げている。
「リア充爆発しろ」が物理的に出来るね!やったねたけちゃん!

まあ、殺せんせーには直接的には火薬による爆発は効かないにしても、
周囲を爆発によって崩す事によって殺せんせーの苦手な「急激なフィールド変化」のトリガーになるし、
茅野のプリン暗殺のように「対先生弾を思いっきり炸裂させる」という用法もあるため、
今後の暗殺には役に立てる事も充分にあると思われる。

その火薬の勉強については意外と面白く思っており、進路の選択肢にも入れているようだ(進路相談前に「爆破日和」なる本を医療の本と読み比べていた)。

上記のA組からの離反の件や、家族の影響で、
強そうに見えるも、内面ではいつ落ちるかの恐怖に精神をすり減らし、他人への暖かさに欠ける「強者」になる事に疑問を抱き始めているのかもしれない。
実際、浅野を筆頭としたA組が心の奥底で己の教育理念のためなら生徒はおろか身内であろうと情け容赦のない仕打ちを厭わない理事長を恐れているのを見抜いて見せた。
(もっとも理事長がそこまでしてそのような弱肉強食の教育理念に拘るのは彼の悲しき過去に理由があるのだが……)
そして、A組で過ごした日々を通して学校の生徒の中では強者として頂点に君臨する彼も家庭環境・・・理事長の前では常に抑圧される弱者にすぎず、そんな環境の中で必死にもがき続けている彼の心情を垣間見たことで殺せんせーとクラスメイトに家族からの呪縛に救われた自分がそうだったように以後はいつか彼を救ってあげたいと考えるようになった。

感情表現が乏しいせいで、無感情なガリ勉タイプにも見えがちな彼だが、
周りの「強者」からの待遇の影響で「弱者の気持ち」を知っており、意外な程しっかりした自分のビジョンを持ったメガネくんなのである。

89話にて与えられたコードネームは「メガネ(爆)」。考案者は三村。
今や使われなくなった「(爆)」を彷彿とさせるが、もちろん上記の火薬による爆破の「爆」である。
三村曰く、話せば話すほどいろんなジャンルの話題が出てくるので、爆破以外でも色んな爆弾を抱えている」との事。
上記のように、時々大胆な行動で度肝を抜く彼は確かに内に爆弾を秘めていると言えるだろう。


■交友


オタクな彼としては、自律する2次元美少女AIな律はどストライクであり、
メイドモードを開発して「ご主人さま」なんて呼ばせており、一部の読者からしたら羨ましい限りだろう。
友人としては、二次元ならエロ的話題も乗れる岡島や、自分の趣味を理解してくれる奥田、学力が伯仲している磯貝
または「目を見ずに話せる」という理由で千葉辺りと仲が良いようだが、
全く好みでは無いが、ビッチのふりして実はいじられキャラなビッチ先生をいじるのを密かな楽しみとしていたり、
そして作中では、おバカなガキ大将という真逆なタイプの寺坂との絡みがよく描かれている。

なんと夏休み編直前、寺坂を連れてメイド喫茶に行っており
その後の寺坂は上記のメイドモード律をこっそり利用するようになったりと、
ガキ大将を萌えを用いて掌の上で転がすような真似をやってのけており、寺坂グループの吉田からは「実は一番強いんじゃないか」と思われてたりする。

渚くんといい、意外とSな一面もあるようだ(笑)



追記・修正は美少女化したプロ野球選手に萌えながらお願い致します。

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最終更新:2024年04月22日 08:32

*1 要はネグレクトという過干渉されていた渚や神崎さんのそれとはタイプが違えど明確な児童虐待の一種である