ゲームキューブコントローラ

登録日:2015/09/29 (火) 21:04:13
更新日:2019/11/12 Tue 18:35:02
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ゲームキューブコントローラとは、読んで字のごとくニンテンドーゲームキューブ用のコントローラーの事である。

特徴


コントローラ左面にコントロールスティックと十字ボタン、Lボタンが、
コントローラ右面にA、B、X、Yボタン、RボタンにZトリガー、Cスティックが配置されている。
Cがスティックになった点を除けばボタン数はNINTENDO64のコントローラと同等。
セレクトボタンは存在しない。

同世代と比較するとLRが1つずつでスティック押し込みがないのでプレイステーションXboxと比較すると
総ボタン数は少ない。

加えて、Aボタンが右面中央に大きく位置し周囲をB、X、Yボタンが囲んでいるという、やや変わった配置になっている。
アナログ入力が可能なのは各スティックとL・Rボタンのみであり、他のボタンは全てデジタル入力である。

十字ボタンは地味にゲームボーイアドバンスと同じ大きさ。ただし、材質と押し心地はやや固め。

裏側の丸く出っ張った部分には振動モーターが内蔵されており、振動は結構強めである。

本体がゲームハード史上に残る耐久性を誇るだけあって完全に壊れることは中々ないが、
個々のパーツ、特にコントロールスティックやLRボタンは劣化しやすい。
手を放しているのにカーソルやキャラクターが微妙に動く、
ゆっくり押したいのに目いっぱい押し込まないと反応しない
という問題に遭遇したプレイヤーも多いのではないだろうか。

カラーリングは本体と同色であるバイオレット・オレンジ・ブラック・シルバーの他、
コントローラのみの配色として、バイオレット&クリア、エメラルドブルーなどがある。

●派生コントローラ
  • ウェーブバード
GC用のワイヤレスコントローラー(ただし振動機能は無し)。

  • デジタルコントローラ
ゲームボーイプレーヤーでの仕様に特化したGCコントローラ。
スティックが無くシルエットはスーファミコントローラそっくりだが、
右面の配置は通常のGCコントローラと同じ。






追記・修正お願いします。
































さて、ここからが本題。

このコントローラ、ゲームキューブの登場から仕様がほとんど変えられる事が無いまま、
実に20年近くに渡って生産が続けられている異例の長寿コントローラでもある。

ゲームキューブ本体の生産が既に終了しており、主力製品がWiiやその先のWiiUに切り替わった後でも、である。

と、いうのもWiiにはゲームキューブの後方互換機能が備わっている都合上、
キューブ用のコントローラポート(とメモリーカード挿入口)が搭載されており、
加えてWii用のソフトにもゲームキューブコントローラでの操作に対応したタイトルが数多く販売された。
バーチャルコンソール配信ソフトにも対応している。
(ただしボタン配置の都合上、スーパーファミコンなど一部ソフトは操作しづらい。よりにもよってマリオが該当していたりもする)。
そうした事情もあってか、Wii発売後もキューブ用のソフトが一部再販されるなど、
キューブ熱は衰えることが無く、ゲームキューブコントローラの新色が発売されるという異例の自体も起こった。

ちなみに色はWiiに合わせたホワイトであり、ワイヤレスコントローラがハードに標準付属されるようになった時勢に合わせてか、コードの長さが1mから2mに伸びている。


WiiUはゲームキューブとの互換性はさすがに二世代前のハードという事もあり、生産はされず。

…だったのだが、大乱闘スマッシュブラザーズ for WiiU発売時に「いつもの操作感で遊びたい」という声に対応するため、
なんと周辺機器としてゲームキューブコントローラ接続タップが発売されるというまさかの事態となった。
尤も、あくまでWiiU用の周辺機器という事もあり、基本的にWiiソフトには対応しておらず、WiiUでもゲームキューブコントローラに対応しているソフトでないと遊べない。

さらに言うと、現状ではゲームキューブコントローラ対応ソフトがスマブラ一つだけなので事実上のスマブラ専用コントローラーとなっている。
公式側もそれを踏まえたのか、コントローラの再販時のカラーリング名が「スマブラブラック」「スマブラホワイト」とスマブラ用である事をアピールしている。

それでも、このコントローラーが10年以上に渡って愛され、使われ続けている事に変わりはない。
ゲームキューブ発売当時は思いもしなかった光景であろう。

コントローラーを始めとする周辺機器の老舗であるホリからゲームキューブコントローラを模した、
「ホリ クラシックコントローラ」や改良型の「for Wii U / Wii」なんてのも発売されていたりもする。


そして2018年…
Nintendo Switchにて、新作『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』が発売されるに伴い、 本コントローラと接続タップが再販された。
ゲームキューブの発売当時から20年近く経っているため、使われている部品の材質などは完全に同一ではなく、ボタンの推し心地などは微妙に異なっている(もちろんゲームを遊ぶ上で支障はない)。
さらにHORIを始めとする国内外の周辺機器メーカーも本コントローラを模したSwitch用コントローラを発売している。
純正品にZトリガーが一つしかないが、HORIのものは ZR、ZLを増設 。またRとLの構造も変わっており、押しやすくなっている。
しかし感触は純正品と全く同一では無いため、10年以上純正品に慣れ切ったプレイヤーは違和感を覚えることもあるらしい。
一応スマブラ以外のゲームでも使用可能だが、やはりボタン配置の都合上プレイしづらくなるゲームが多い。

なぜ未だに全く同じ仕様のコントローラが再販されるかについては、スマブラDXの競技プレイヤーに対して供給を行う意味合いが大きいからと言われている。
単純に新作を買うユーザーに旧来の操作を再現させたいだけならば、GCコンの形状はそのままに、ボタンの仕様を現行機に合わせた上でワイヤレス仕様なりUSB直刺しなりで発売すればいい話だし、現に後者はHORI製コントローラーがそれをやっている。
それをわざわざ接続タップを用意してまで当時の仕様での再販に拘る理由は、今現在でもゲームキューブとブラウン管テレビを使って競技を行っているプレイヤーが世界中に存在しているから…という説が濃厚である。

+ここから先は深淵の話
実はこのコントローラー、昔から言われている事だが販売時期は勿論、製造過程でもいくらか品質にばらつきがある。
このばらつきは通常のゲームプレイにおいてなら、スティックのニュートラル位置が大きくずれているなどの初期不良レベルで酷いものでない限りは特に支障はない。
しかしスマブラDXにおいては話が別で、高品質なコントローラーとそうでないコントローラーではテクニックの精度や確実性にもろに影響を受けてしまう。
そのため1フレーム単位の高度な駆け引きで競っているようなプロレベルの競技プレイヤーの中には、この高品質コントローラーを求めて中古や新品を買い漁ったり、既に高品質コントローラーを所持している者から高価で買い取ったりする者もいる。
(ちなみに前者については、確率の低い当たりを求めて同じものを買い続ける光景になぞらえてコントローラーガチャと言われていたりする)

この問題を解決するために、有志の手によりUniversal Controller Fix(UCF)と呼ばれる、どのコントローラーでも高品質コントローラーと同等のパフォーマンスを実現できるソフトウェアが開発され、ローカル大会ではしばし使われている。
しかしこれは言ってしまえばハックロムにあたるため、法的な問題などからEVOなどの任天堂がスポンサーについている大型大会では使用できないといった制約がある。

ちなみにDX以外のスマブラシリーズ作品においては、操作の仕様がDXとは異なるためこのような問題は起こらない。
しかし前述の通りボタンやスティックの感度や触り心地は販売時期によって微妙に違うため、感触的な面で気になる人は気になるようだ。



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