プロ野球

登録日:2011/11/14(月) 00:24:21
更新日:2024/04/24 Wed 19:55:26NEW!
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※プロ野球では独立リーグもあるが、ここでは日本野球機構(NPB)が統括するプロ野球について説明する。


●目次

【簡単な歴史】

1870年代日本に野球が伝わる。
その50年後には職業野球、即ち野球を職業としたプロ野球が始まった。
設立当初から人気はあったものの今のようなリーグ制ではなく、大会が行われその過程で戦うような内容であった。
そして当時の大日本帝国は戦乱の国であり、戦争の影響で中断されることも多かった。
戦後、プロ野球は再びリーグ戦を開始。当時は1リーグだったものの1949年にはプロ野球再編問題が勃発し、現在のようなセントラルリーグとパシフィックリーグに分かれた。
春から秋にかけてリーグ戦を行い、それぞれのリーグで優勝したチームが日本シリーズで戦うという形が完成。
以降細かい出来事は多数あれどプロ野球としての形はこの時に出来たと言っても過言ではない。

ただし戦後のプロ野球人気は正直な所芳しくなかった。
というのも当時のプロ野球への意見に対し「スポーツで遊んでお金をもらうとは何事か」という雰囲気があった。
なんで野球がそんな扱い?と現代の感覚だとそう感じるかもしれないが、よくよく考えれば野球とは「ボールを使って点数を取り合うゲーム」なのである。
今で言うeスポーツと同じ扱いだった、と考えるとピンときやすいかもしれない。
1974年までオリンピックにも「金銭を目的とした競技者はオリンピックに相応しくない」と言うように金銭や勝利至上主義と結びつく野球に限らないプロ選手は倫理・教育的側面から忌避された時代があり、敗戦直後から高度成長を続け今でも割と強い感覚である「汗水垂らして働くことが美徳」とされていた国民の支持は得られていなかった。
トップ選手となれば給料を多くもらえて贅沢していたのも、戦後の貧困に喘いでいる一般市民には見てて気持ちの良いものでは無かった。
後の「安打製造機」張本勲氏曰く「少年時代に近くの球場から覗き見した野球選手たちは、分厚い肉を食べ桐箱に入った贈答品として当時は珍重されることも多かった生卵を3つも4つも茶碗に放り込んでいた」との事。後に彼もプロ野球選手を目指す事になるがこれも動機の一つであるという。
他にもそんな贅沢をしたいがためにプロを目指した者はいたが、それも少数であろう。

しかし野球自体の人気が無いわけではなかった。高校野球や大学野球といった学生野球は非常に人気があり、人々はそちらに熱狂していた。
そんな学生野球を卒業した選手が次々プロ野球選手になったとき、転機が訪れた。
卒業すればその活躍が見られなくなるが、学生時代でも十分すごかった彼らがプロ選手になればそれ以上にレベルの高い戦いが見れる事に人々はすぐに気づく。
そんな学生達が野球を続け長く活躍したことにより、着々とプロ野球の人気が出てくる。
そして1959年6月25日に行われた巨人VS阪神戦。当時の天皇陛下が観戦するという「天覧試合」が行われた。
その試合は全国ネットにてテレビ中継され、そこで行われた両チームの投手の力投、更にホームランの応酬、先制してはひっくり返される白熱した試合展開により、天皇陛下だけでなく日本中の国民がプロ野球の面白さを知る事となった。

こうして今日も、12のチームが頂点を競い戦い続け、全国のファンがそれを見届けているのであった。


【チーム一覧】

本項では、本拠地の東にあるチームから順に記述してゆく。

◆セントラル・リーグ(セ・リーグ)


本:東京ドーム(東京都文京区後楽1-3-61)
監督:阿部慎之助

最初の日米野球を機に設立された現存最古の球団。球界の盟主。あまり知られていないが設立の地は千葉県だったりする。
ほぼ生え抜きしか監督にしないという縛りプレイをしながらも低迷した時期はほぼないというお化けチーム。
ヘマこいて最下位になろうとすぐ戻ってくるセ・リーグのラスボス。
未だに高いネームバリューを誇るため嫌う人も多いが、そういう人に限って「巨人が弱いと張り合いがない」とか言い出す。
地方での試合も多く、チームの存在しない地域(四国、沖縄、かつての北海道等)では「一番身近に見れる球団」ということもあり本拠地の東京以外のファンも多い。
…しかし上記の通り生え抜きの中心選手しか監督になれない上に、「球界の盟主たる巨人軍指揮官」という地位に対する(主にOBからの)プレッシャーは半端なく、監督の後継者不足に悩まされているのが常。

本:明治神宮野球場(東京都新宿区霞ヶ丘町3-1)
監督:高津臣吾

戦後の球団多数参入期に国鉄の手により設立された球団。スワローの由来は当時の国鉄特急「つばめ」。
今のオーナーは健康食品会社なのに妙にケガ人が多い。だがケガ人が出なかった時の強さはトップクラス。
同じく東京を本拠地にする巨人に話題を持って行かれやすいが、その分ファンは濃い。
紺と赤に加え、近年は緑をイメージカラーとしている。
監督を筆頭に吉本興業とマネージメント契約を結んでいる関係者が何人かいる。

本:横浜スタジアム(神奈川県横浜市中区横浜公園)
監督:三浦大輔

元(横浜)大洋ホエールズ(W)→横浜ベイスターズ(YBβ)。
かつては人気も実力も最下位と言われていたが、親会社がDeNAになってからはIT会社らしいフットワークの軽さで多くのコラボ企画を開催するファンサービスの鬼と化す。
実力については、近年はなぜか故障者が多いためか真ん中付近にいることが多い。かつては低迷しっぱなしだったのもあり2023年現在最も前回のリーグ優勝から時間が経過しているチームである。
マスコットのスターマンはたぬきじゃなくてハムスター。いいね?

本:バンテリンドームナゴヤ(ナゴヤドーム、愛知県名古屋市東区大幸南1-1-1)
監督:立浪和義

強い時期はかなり強いのだがなかなか勝ちきれず、Aクラスは多いが優勝に届かない事が多いという稀有な球団。
かつては故障などで全力を出せなくても滅茶苦茶弱いわけではないという安定した球団…だったのだが、ドラフト等の失敗が祟って暗黒期に突入してしまい、現在は5位~最下位が定位置という低迷に喘いでいる。
実はプロ野球チームとしては巨人、阪神に次いで3番目の歴史を誇る。

本:阪神甲子園球場(兵庫県西宮市甲子園町1-82)
監督:岡田彰布

猛虎魂。何故か大阪の球団だと思われているが、現在のホームは上にも書いたように兵庫である。
ただし春夏の甲子園期間中には京セラドーム大阪での主催試合があるのと、親会社の阪急電鉄は大阪の会社、ついでに阪神タイガースの前は大阪タイガースを名乗っていた辺りは大阪のチームと勘違いされても仕方ない部分はある。
京セラドーム使用前はこの期間延々とビジターゲームが続く通称「死のロード」があったせいで成績が安定しなかった。
日本の球団では巨人に次いで2番目に歴史が長い。
その為に巨人との戦いは伝統の一戦と呼ばれるが上記の天覧試合をはじめ要所要所では毎回負けている
また交流戦や日本シリーズでのバファローズとの対戦は「関西ダービー」と名付けられている。
ライバルとされる巨人と比べて強い時期と弱い時期が極端で、たまに本気か冗談かわからないこともしでかすため「12球団一のお笑い球団」と言われることすらある。土地柄か…。
本来は古代史or宇宙用語だった暗黒時代という表現をスポーツに定着したのはこのチームのおかげ。
しかしどんな時代でもやたら強い中継ぎ陣には定評がある。遠山葛西ループとかJFKとか
ファンの熱狂度は随一で、1985年の優勝時には熱狂的阪神ファンを意味する「トラキチ」が流行語となり、2023年の38年ぶりの日本一の際は道頓堀への飛び込みを防ぐため1300人もの警官が配置された。


本:MAZDAZoom-Zoomスタジアム広島(広島市民球場、広島県広島市南区南蟹屋2-3-1)
監督:新井貴浩

赤ヘル。唯一の市民球団。球団名の「東洋」の由来である東洋工業…もといマツダが筆頭株主ではあるがあくまでスポンサーに近い立ち位置。
由来は広島城の異名「鯉城」から。コイキングじゃないよ。
市民球団という都合上人気はあるものの常に資金には泣かされており、FAで主力に出ていかれる事もしばしば。
逆にFA戦線に参戦することも稀。参戦しても微妙な反応をされたりするし。
流石にそれじゃアカンということでここ最近はメジャーから帰ってきた選手やFAで出ていった選手を再び迎え入れたり、FA補償の際にプロテクトで漏れたベテランを引っこ抜いたりと動きを見せ、それが見事にマッチすることが多い。
弱いときでも追い詰めた時のしぶとさと外国人選手の有能さに関しては定評がある他、良くも悪くもアットホームなところがある。
現在のオーナーは松田元オーナー。「元オーナー」じゃなく「元という名前のオーナー」である。
かつては強力な5位力に悩まされていたが、今は不思議と中の上クラスに落ち着いている。 

◆パシフィック・リーグ(パ・リーグ)


本:エスコンフィールドHOKKAIDO(北海道ボールパーク、北海道北広島市Fビレッジ1):FFs
監督:新庄剛志

元々は後楽園球場→東京ドームが本拠地で、2004年に北海道に移転。
このため年に数試合東京ドームでの主催試合があり、二軍本拠地も千葉県の鎌ヶ谷。二軍が本州なのは冬季の北海道では雪のためシーズンオフの練習がまともにできないという地理事情もある。
北海道住民からは愛されているがどうにもドーム運営会社と揉め気味だったため本拠地を移転。観戦以外も楽しめる新球場になり観客数は前年比155%増となった。なんか変だな
GM制を敷くなどアメリカ流を取り入れた運営故か選手に対しては非常にドライな対応をし、例え主力であろうと少し年を取り年俸に見合わない成績なら即座に放り出す事も…。

本:楽天モバイルパーク宮城(宮城球場、宮城県仙台市宮城野区宮城野2-11-6)
監督:今江敏晃

プロ野球再編問題を契機に創設された最も新しい球団。
今まで空白地だった東北に出来たチームということもありファンだけでなく東北出身の選手からも人気が高い。
オーナーがIT企業という事もありドラフトや外国人選手は派手さを重視するが、それ以外は似たような選手(成績もタイプも顔も)をいっぱいそろえる不思議な集団。
楽天はJリーグのヴィッセル神戸の運営にも関与しているため、両チームの交流や合同キャンペーンも行う。
ヤクルトと同じく、監督を筆頭に吉本興業とマネージメント契約(ry

本:ZOZOマリンスタジアム(千葉マリンスタジアム、千葉県千葉市美浜区美浜1)
監督:吉井理人

元ロッテオリオンズ(O)。1992年に川崎球場から移転。その前は宮城県を準本拠地としていたほか、東京都にも専用球場を持っていた。
移転した本拠地はその名の通り海辺にあり、凄い浜風が吹き荒れるためフライ処理が格段に難しいと評判で、たまに強風が理由で試合が中止になることも。
何故かいつまでたってもスモールベースボールな印象が抜けない不思議なチーム。とある事情から阪神と仲良し
ファンが濃く、創作などでも熱烈なマリーンズファンが現れることが妙に多い。
??「ロッテの選手は真面目(地味)なんだからクズはいない」

本:ベルーナドーム(西武ドーム埼玉県所沢市上山口2135)
監督:松井稼頭央

元西鉄ライオンズ。1973年からしばらくの紆余曲折の末1979年に西武鉄道に買収され、福岡から所沢に移転。2008年に地域密着を目指し「埼玉」がチーム名につくようになり、またこれまで抹消されていた福岡時代の歴史が復活。さいたま市の大宮公園野球場(大宮球場)でも年何試合か開催されるようになった。
プロ野球ファン以外にとってはチームよりも本拠地であるドームのアレさで話題になることも多い。2023年6月現在アニヲタWikiに珍しく単独項目がある事から察して欲しい。大型ライブイベント開催が告知されると「所沢は嫌だ…所沢は嫌だ…」とうわ言を呟くアニヲタが大量発生するのはお馴染みの光景。
なおプロ野球ファンからの評判も…
また近年チームを悩ませる「主力選手がFA宣言するとほぼ移籍してしまう」という事態にもこの本拠地事情が大きく影響しているともいわれている。

本:京セラドーム大阪(大阪ドーム、大阪府大阪市西区千代崎3-中2-1)
監督:中嶋聡

2005年にオリックス・ブルーウェーブ(BW)が大阪近鉄バファローズ(Bu)を合併。このため、戦前の阪急軍、阪急ブレーブス(B)、ブルーウェーブと続く阪急の系譜を継ぐ。その都合一時期12球団で唯一京セラドームとほっともっとフィールド神戸(神戸総合運動公園野球場)と本拠地を2つ持つ球団だったが、現在は大阪ドームがメインで神戸は副本拠地扱い。
Wiki篭り的にはバファローベルでお馴染み。これは2011年にロゴ等を大幅リニューアルした際に誕生したもの。
他にもコラボをして負けて顔芸を繰り返しているバファローズポンタが人気を博している。
なお、近鉄時代から間違われるがバファローズではない。
本拠地が兵庫な阪神と異なりちゃんと大阪の球団なのに成績が普通だとメディアも現地もあんま取り上げてくれない悲運の球団。なおこれは前身の阪急/近鉄時代から変わっていない。
なのでファンはやっぱり濃くなりがち。
阪急の頃を含めると何気に4番目に古い歴史を誇る老舗球団。

本:福岡PayPayドーム(福岡ドーム、福岡県福岡市中央区地行浜2-2-2)
監督:小久保裕紀

若鷹軍団。元南海ホークス→福岡ダイエーホークス。1988年シーズン終了をもって南海電鉄からダイエーに売却され、その際に福岡に移転。元々は大阪の球団だったんやで。関西に球団多すぎだろ…。
このため関西には南海からの残党のような濃いホークスファンがちらほらいる。
ソフトバンクがオーナーになってからは、補強にも育成にも高い資金力をフル活用しておりパ・リーグのラスボスみたいになっている。
こちらも南海時代を考えると老舗球団の一つ。

◆2024年から加入予定

2軍は本拠地を東西に分け、イースタン・リーグ、ウエスタン・リーグとして構成されていたが、2004年の近鉄2軍消滅→楽天2軍誕生により両リーグのチーム数が奇数となり、試合日程が歪なものとなっていた。
これを解消するために2024年に2軍専門の新チーム公募を実施し、2球団が誕生することになった。
NPB球団の拡張は65年ぶりのことで、2チームについてはイースタン・ウエスタン両チームとの対戦が予定されている。

  • くふうハヤテベンチャーズ静岡
本:静岡市清水庵原球場(静岡県静岡市清水区庵原町3000)
監督:赤堀元之

東京にある投資ファンド・ハヤテグループを親会社に持つ静岡のプロ野球チーム。
運営会社は「ハヤテ223」で、ハヤテふじさんと読む。
GMには地元出身の大ちゃんこと山下大輔氏が就任した。

  • オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ
本:HARD OFF ECOスタジアム新潟(新潟県立野球場、新潟県新潟市中央区長潟字新田前570番地)
監督:橋上秀樹

名前で分かる通り、Jリーグと同名のプロ野球チーム。
2007年から「北信越BCリーグ」のチームとして活動していた。
元々NPB加入を目指して設立されたチームのため、誕生17年目にしてその念願がかなったこととなる。


【試合あれこれ】

下記シリーズものにはトップスポンサーの企業名が頭に付けられているが、変わる可能性もあるため省略する。

★オープン戦
非公式試合。
2月下旬~3月下旬に開催される。
全球団と戦うわけではないし試合数も不定。
各選手の出来上がり具合を確かめたり新しい戦術を試す場所であり、これはこれで面白い。

★ペナントレース
いわゆる通常の試合。
例年3月下旬〜10月頃まで、25回戦総当り125試合のリーグ戦と交流戦合わせて143試合が開催される。
延長は12回までで、12回でも決着が着かない場合引き分けとなる。
ラジオではこれを境にナイターイン、ナイターオフと区別される。

★セ・パ交流戦
再編問題後の2005年に導入された。
セvsパの組み合わせで戦う。
現在は1カードごとにホーム、ビジターを年間で入れ替えて3試合、3試合×6カード(ホーム試合は6カード中3カード)を1ヶ月かけて戦う。
普段戦わない相手と戦う事となるため番狂わせが生じ易く順位も滅茶苦茶になりやすい。一時期はセ・リーグ6チーム全部が勝率5割以下になったこともある。
2020年シーズンは事情により中止となっていた。

★オールスターゲーム
夢の球宴。
7月中旬に、セ・パ対抗形式で2試合、年によっては3試合開催される。
出場選手はファン投票・選手間投票・監督推薦により決められ、全体通して必ず各チーム1人以上は選出される。ファン投票なので稀に投票ジャックも起こる。暗黙の了解として、開催球場を本拠地とするチームの選手が多く選ばれるように配慮されている。
球場は12球団持ち回り制で決められるが、地方球場になることも。
延長戦は無し。
2020年シーズンは事情により(ry

★クライマックスシリーズ(CS)
2007年から導入された。以前パリーグで何回か導入されたプレーオフの改良版。
勝ち残ったチームが日本シリーズの出場権を得られる。

1stステージでは2位vs3位、3試合中2勝先取。2ndステージでは1位vs1st進出チーム、6試合中4勝先取(1位は1勝のアドバンテージ付き)。
球場は常にペナント上位チームの球場。
勝ち数が等しい場合はペナント上位チームが勝ち抜ける。
2020年シーズンは事情によりパ・リーグのみ実施、2ndステージ(ペナント1位vsペナント2位)のみの開催となった。

これによりペナント2、3位のチームも日本シリーズへの出場が可能になった。
…が全試合本拠地や1stの試合数やアドバンテージの関係で1位の方が楽なのには変わりない。

日本シリーズ
正式には日本選手権シリーズ。
CSの優勝チーム(かつてはペナント優勝チーム)同士が戦う。
7試合あり、4戦先勝で日本一決定。
パ・リーグの出場チームのホーム球場を○、セ・リーグの出場チームのホーム球場を●とすると、奇数年には
○○<移動日>●●●<移動日>○○
偶数年には 
●●<移動日>○○○<移動日>●●
という日程で行う。
2017年までは延長15回、一時期導入された3時間30分ルール(時間を過ぎると新しいイニングには入らない)も無視。これを最大限に使った2010年の第6試合は記憶に新しい。2018年以降は延長は12回までになる。
なお、引き分けが絡んだ場合に起こる第8戦以降は延長無制限になる。

年度別日本シリーズで当wikiに該当項目があるのは以下の年度。

【用語あれこれ】


  • 日本野球機構(NPB)
文科省管轄の社団法人。文字通り日本のプロ野球のトップ組織。その割には組織としての規模は小さい。

  • 日本プロ野球選手会
社団法人と労働組合で同名の組織だが二つはあまり区別されない。
主な役割は選手の待遇向上と野球の振興。毎年正月にテレビ放送されるスポーツフェスティバルの主催はここ。
争議権を有するため、プロ野球再編問題時にストライキを実施したのはあまりにも有名。

  • 日本プロ野球名球会
金田正一らが設立したOBの組織。
入会の条件は2000安打200勝250セーブのいずれかを達成すること。そのほかに昭和以降生まれという謎の縛りがあり、これは川上哲治をハブるためだと噂される。
金田の私的組織と揶揄されることもあったが、近年は金田が実質的に追い出され、OB組織として整備されつつある途上。
実は日本で記録をスタートさせさえすれば外国人の入会制限はない*1。その証拠にアレックス・ラミレスは日本でのキャリアのみでの2000安打を達成*2、条件を満たしたため入会している。
ちなみにそれぞれの条件は日本プロ野球以外の試合でもカウントされる。
…のだが、デビューの地である日本では2安打しか打っておらず、その後MLBで1998本以上(最終的な安打数は2095本)打ったアルフォンソ・ソリアーノ*3に関しては余りにも特殊すぎるケースのため、「本人から申し出がないため所属とせず」とやや有耶無耶な形で処理されている。なおソリアーノ本人は割と入会に乗り気だったという話も
2019年からは特例入会制度が導入され、上記の入会条件を満たさずとも理事会の承認が得られれば加入できるようになった。

  • 野球殿堂
プロ野球で活躍した選手や、プロ野球の礎を築いた人物の中で、投票で一定の割合に達した人物が選出されるプロ野球屈指の栄誉。

2011年シーズンから導入。
詳しくは項目を参照。

2022年シーズンオフから導入した新しい制度。
出場機会に恵まれない支配下登録中堅選手に新たな活躍の機会を設けることを目的とした制度。
詳しくは項目を参照。

当wikiに項目のある野球選手

現役選手

現NPB所属


現米球界所属選手



その他


引退選手(日本人選手・五十音順)




うーお


かーこ


さーそ


たーと


なーの


はーほ


まーも


やーん


引退選手(NPB在籍経験者・外国人選手・五十音順)


当wikiに項目のあるプロ野球審判




【余談】


  • 近頃野球人気が低下しているとよく叫ばれているが、実際は趣味およびスポーツ嗜好の多様化という説が大半。
    昔は今と違い、メディアは限られ、趣味の数も相対的に少なかった。
    スポーツに限って言えばサッカーW杯の開催、アテネオリンピックにおける躍進*4で世間が海外で活躍する選手に目が行くようになったことが大きい。ちなみにアテネオリンピックの開催年は2004年だが、この年プロ野球に何が起きたかを考えると尚更であろう。
  • 2004年の球界再編以降、パ・リーグを中心に様々な集客イベントを実施した結果、2010年代以降は毎年観客動員数を更新するようになった。実際に球場を訪れると多数のサービスや物販が目白押しであり、「メディアで見るのではなく行く」趣味になったと言えよう。
  • 2010年代以降の一試合の平均試合時間は3時間10分で、他のスポーツに比べてかなり長い部類に入る。これは継投やサイン交換、ファウルの増加などが一因。そのためメジャーで導入されたピッチクロック*5を導入しようという流れもある。放送メディアでは特にこれが足かせとなっており、全国放送のテレビ・ラジオから姿を消したのもこれが理由の一つ。
  • テレビ中継される時、延長オプションがつく場合があるため、アニメ予約録画には注意。
    ほぼ一局に絞られるのは内緒
    最近は地上波よりもCSなどの専門チャンネルでの放送が増えたため、延長を気にする必要は少なくなった。



追記・修正は贔屓球団にこめている愛情をたっぷり注ぎながらお願いします。

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最終更新:2024年04月24日 19:55

*1 逆に言うと「MLBで記録をスタートさせて米日通算で2000本」の場合は資格外。このケースに当てはまる選手は元巨人のウォーレン・クロマティ、元楽天のアンドリュー・ジョーンズなど過去7名いる

*2 MLB時代にも86安打しているがこれを除いた記録である

*3 日本時代は広島、MLB時代はニューヨーク・ヤンキースやシカゴ・カブスなどに在籍。

*4 金メダル16枚は1964年東京以来、メダル数37枚と当時の日本新記録を達成している。

*5 打者、投手共にプレーに一定の制限時間を設けるもの。