G-ルシファー

登録日:2015/12/08 (火曜日) 20:17:27
更新日:2025/02/19 Wed 21:07:17
所要時間:約 4 分で読めます





突破口は、ルシファーが作ります!

ガンダム Gのレコンギスタ」に登場するMS。


型式番号:VGMM-Gf10
全高:17.5m
重量:52.3t(スカート・ファンネル含む)
装甲:フォトン装甲
動力:フォトン・バッテリー


パイロット:
ラライヤ・アクパール
ノレド・ナグ
マニィ・アンバサダ

●概要

ビーナス・グロゥブのジット・ラボラトリィが造ったG系統の最新型。
洗練された設計による美しく流麗なデザインとなっている。

「特殊兵装の母体としてMSを使う」というラボの設計思想を体現した機体で、腰背部に広がる巨大なスカートが特徴。
このスカートはメイン・スラスター兼武装の「スカート・ファンネル」で、機体の火力と推力の両方を支えている。逆に言えば、これを失うとただのMSと化してしまう。

装甲はG-セルフと同じフォトン装甲で、レーダーも高品質なものを搭載するなど「ルシファー(『明けの明星』としての金星のこと)」の名に恥じない高性能を発揮する。
脚にはミノフスキーフライトが内蔵され、重力下でも飛行が可能。宇宙空間でもスカート・ファンネルの推力によって高い機動力を有している。

機体自体は既に完成しているが、まだ試験段階の状態なので調整は完了していない。なので、コクピットは各種のチェックやオペレーティングのために3人乗りとなっている。ちなみにサブシートの後ろで人ひとりが服を着替えられる程度にはスペースが広い。
コクピットは国際規格準拠らしく、MSの操縦経験があれば誰でも動かせる。


●武装

◆バルカン砲

肩に2門内蔵されている。

◆スカート・ファンネル

メインウェポン。通常は本体から分離して敵を攻撃するが、装着したままでも使用可能。
3基装備し、それぞれメガ・キャノン1門とビーム砲6門を内蔵する。ビーム・サーベルも形成可。
メガ・キャノンは艦艇をも一撃で沈められる威力があり、サーベル状態ではジャスティマのサーベルと互角に切り結べる。
バリアも展開でき、三角錐型に展開して錐のように使えば高い突破力を発揮する。
さらにメイン・スラスターも兼ねていて、耐久性や出力がかなり優れている。
だがコレを失うと機動力が落ち、武器もバルカンとサーベルだけになってしまうという問題がある。

◆ビーム・サーベル

左腰に2本マウントされている。細長いメガ粒子の刀身を形成し、高い切断力を持つ。

◆ビーム・ライフル

一般的なタイプなら装備可能。
劇中でもアメリア製の量産品を装備していたことがある。

◆月光蝶

ターンタイプが搭載していたアレ。
監督曰く「有効な技術だから継承・保全されてきた」のでこの機体にも搭載されていたらしい。
作中ではスカートファンネルの一斉射の際に一瞬展開したのみなため詳細なスペックは不明。


●劇中の活躍

パイロットはラライヤとノレドで、ラライヤが操縦を行う。ノレドはナビゲートやファンネルの制御担当。

ジット・ラボの施設からマニィとノレドが強奪した後、メガファウナの戦力として使われることに。
G-セルフやG-アルケインと共にユグドラシルを撃破し、ジット団のジャスティマやマズラスターと戦った。ギアナ高地ではアメリア艦隊を「大人が大きなおもちゃをもらってはしゃいでる」からということで単機で全滅させた。

なおリンゴはスカートを展開して突き進む当機の姿をラライヤと重ねて見ていたらしく、飛行方法を改めるよう咎めていたシーンがある。


●G-ルシファー・キメラ

ホビージャパンの連載企画「ジーラボラトリィ」で発表された機体。
ガンダムヘッド(スターゲイザーに似ている)で、左眼はモノアイになっている。
肩や脚も形が変わり、カラーリングはシルバーに。

デザイナーの形部氏によれば「第二次レコンギスタ作戦のために結成された新ジット団の隊長機で、残っていたG-ルシファーの予備パーツをベースに別の機体の頭などをくっつけた」という設定らしい。


ガンプラ

「ガンダム G-ルシファー」名義でHGが発売。
スカート・ファンネルは分離可能で、ビーム・サーベルを展開した状態で飾れる。
結構大きな背負い物だが重心位置が低いため、却って安定脚となりバランスは良好。
劇中使用したビームライフルが付属しないのでファンネル依存のボリュームだが、本体プロポーションが秀逸なためポージングが決まりやすい。


●余談

元々は敵機として登場予定だったのだが、途中でラライヤ機へと変更されている。
その際、形部氏から「エネルギーを奪い取る機能を持つダハックのカウンター機体」という提案が出されたが、結局ダハックもクリム機として登場することが決まり必要性がなくなってしまった。


ゲームでの扱い

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では2019年6月に実装。設定的にはかなりの性能だが同作では最低コスト帯の1500となっている。
スカートファンネルを存分に振るう前格闘は踏み込みに優れ、後格闘は判定に優れる横薙ぎをする。また射撃CSは発生こそ遅いが弾速と火力が高く、覚醒時には爆風もつく。
反面、格闘CSのファンネル一斉射出を使用するとメイン射撃と格闘が一気に劣化するため、使いどころは見極めたい。
覚醒技は月光蝶。さすがに∀ガンダムと比べると性能は劣る。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでは大幅な弱体化を受けてしまう。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTではアシスト強化や射撃派生攻撃を貰い復権。

スパロボ』では『X』にて、Gレコ初参戦に伴い初登場。
性能は悪くないが武装はビームサーベルとスカートファンネルのみ(月光蝶はファンネルの演出内で使用)で器用さに欠ける。どちらかというと二人乗りを活かした精神コマンド支援要員であろう。

Gジェネ』では『クロスレイズ』のDLCにて初登場。システムの都合一人乗り。
ライフルは持たず、ビームサーベルとバルカン、メガキャノンとスカートファンネルという武装構成になっている。こちらでも月光蝶は演出止まり。





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最終更新:2025年02月19日 21:07