真青眼の究極竜

登録日:2016/05/01 Sun 20:25:22
更新日:2025/04/06 Sun 20:49:35
所要時間:約 4 分で読めます





進化した最強ドラゴンの姿、その目に焼き付けるがいい!
今こそ現れよ!
融合召喚!!

真青眼の究極竜(ネオ・ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン)



真青眼の究極竜(ネオ・ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)とは『Yu-Gi-Oh! THE DARK SIDE OF DIMENSIONS MOVIE PACK』で登場した光属性・ドラゴン族の融合モンスター。
あの負けフラグ青眼の究極竜が新たに進化し、かつての原作での連続攻撃能力をついに手に入れた融合モンスターである。


OCGにおけるテキスト

融合・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3800
「青眼の白龍」+「青眼の白龍」+「青眼の白龍」
「真青眼の究極竜」の(1)の効果は1ターンに2度まで使用できる。
(1):融合召喚したこのカードが攻撃したダメージステップ終了時、自分フィールドの表側表示のカードがこのカードのみの場合、
エクストラデッキから「ブルーアイズ」融合モンスター1体を墓地へ送って発動できる。このカードは続けて攻撃できる。
(2):自分フィールドの「ブルーアイズ」モンスターを対象とする魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、
墓地のこのカードを除外して発動できる。その発動を無効にし破壊する。

2016年公開の映画「遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」のために高橋和希先生がデザインしたモンスター。
青眼の究極竜と比べて大きな違いは 両腕が無くなっており、代わりに青眼の亜白龍のような青白いラインが入っていること。
その他、結構細部が異なっており、ぶっちゃけ見た目だけなら別物。
足も明確な三本指から一本に近くなっており、そちらはセイヴァー・スター・ドラゴンが近いイメージか?


そして、その効果は融合召喚されたこのカードしか表側表示で存在しないときに、
エクストラデッキから「ブルーアイズ」融合モンスターを墓地に送り3回攻撃するという効果と、
このカードが墓地に存在する場合に除外することで、場のブルーアイズを対象に取る効果から守る効果の2つである。

真紅眼の黒竜のような名前表記と超銀河眼の光子龍CNo.107 超銀河眼の時空龍っぽい読み方となっているが、
見た目と効果はまさに新しく、そして原作効果を持った真の青眼の究極竜と言える(まぁ、自身単体では耐性能力はないけれど)。

ちなみに発表されたときはまだ効果テキストが判明していなかったのだが、
よこはまコスモワールドの大観覧車「コスモクロック21」のゴンドラにこのカードがラッピングされたことでテキストが判明した。
原作で観覧車が舞台となったゲーム回があったため、原作ファンの中にはそれを思い出していろいろな思いを抱いたとかなんとか。


本来の青眼の究極竜と比べると

  1. 少々厳しい条件下でだが、攻撃力4500で3回攻撃が可能。
  2. 墓地にこのカードがあれば場のブルーアイズを対象をとる効果から守ることができる。

というメリット効果があるが、

  1. デモンズ・チェーンなどの効果モンスターメタにかかる
  2. ダイガスタ・エメラルや絶対魔法禁止区域等が利用できない
  3. 青眼の究極竜という名前のカードではないため青眼の光龍のためのリリースにできず、マスター・オブ・乗っただけ究極竜騎士の融合素材になれない

という点では青眼の究極竜が勝る。
効果の使用には融合召喚が必須ということもあり、青眼の究極竜で使えたデビル・フランケン等はできなくはないがこちらでやってもうまみが薄い。
よって自身のデッキのタイプによって使いやすい方を選ぶべきだろう。
……まぁ、連続攻撃に「ブルーアイズ」融合モンスターが必要なので基本的には両方入れるかもしれないが。

ちなみに青眼の究極竜サポートである「アルティメット・バースト」をこのカードは使えないが、
自身がほぼ同条件の連続攻撃能力を持っているのでそこまで問題でもないか。
ちなみに効果を受けて攻撃力が上がっていたので通常の攻撃名かは不明だが、映画では「ハイパー・アルティメット・バースト」という攻撃名だった。

このカード発表前までは「原作の効果を再現した青眼の究極竜はどうすれば出せるか」という議論に対して、
エクシーズモンスターなら原作効果を
  • 首の数だけ攻撃→エクシーズ素材の数だけ攻撃
  • 2度までの破壊耐性→エクシーズ素材を身代わりに破壊を免れる
という風に再現出来る為、「エクシーズなら究極竜リメイクも可能では?」と一部の決闘者に言われていた。
というのもアニメなどの素材数を参照にする効果はエクシーズ以外では再現されない傾向があったためである(ハルバード・キャノンなど)。*1

そんな中で登場したこのカードは戦闘破壊耐性こそないものの、割とうまい具合に融合モンスターに落とし込んだ効果となった。


場にこのカード以外の表側表示のカードがあると連続攻撃はできないため、
青き眼の乙女や光の霊堂といったフィールドに残りやすいブルーアイズサポートとは相性が悪く、
またフィールド魔法である神御用達の塚…もとい神縛りの塚との併用もできない点が若干扱ううえで厳しいところ。
一応、ダメステまでにこのカードだけにできれば問題ないが、やはり少し効率が悪い。

そのためこのカードは場に残して戦わせるのではなく、その強大な力でフィニッシャーとするほうが理想的な運用方法。
効果の都合上エクストラ圧迫もあるので、出した以上は短期決戦が望ましいところ。
青眼の白龍】デッキに単に入れるよりは、このカード専用のデッキを構築したほうがうまく扱えるだろう。
地味に上述した究極竜騎士も、効果のコストとして墓地に落とした青眼の究極竜に、龍の鏡を発動することで墓地から融合召喚することができる。

ストラクチャーデッキでのテーマ強化の一環として「青き眼の祈り」が追加。
墓地のこのカードを除外する事で「青眼の白龍」にEXデッキの「ブルーアイズ」モンスターを攻撃力400アップの装備品としてフィールドに出す事ができる。
「真青眼の究極龍」を装備させ、そのまま装備させた「青眼の白龍」を「ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン」やシンクロ召喚の素材にすればスムーズに墓地送りにでき、妨害札として機能させる事も出来るようになった
手札誘発が飛び交う昨今の環境ではこちらの使い方がメインになっている。

『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』


今回の映画にも もちろん登場。
デュエルシーンのほかに新型次世代デュエルディスク『パワー・ビジョン』の発表会にも登場。

会場の床を突き破って登場し、突如コントロールを失って墜落してきた戦闘機を迎撃して破壊して自分も爆発に巻き込まれ叩き落された。

ちなみにこれはすべて上記のデュエルディスクのソリッドビジョンによる演出。
突如コントロールを失って焦るパイロット含めて全部ただの立体映像だったのである視聴者以外にだれがそこまで見るんだよ


そしてデュエルでの真青眼の究極竜の活躍はというと……



負けフラグ卒業…おめでとう!



追記・修正した最強項目の姿、その目に焼き付けるがいい!



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最終更新:2025年04月06日 20:49

*1 シューティング・クェーサー・ドラゴンなど全く存在しないわけではない。