コード・トーカー(遊戯王OCG)

登録日:2017/08/28 Mon 18:02:05
更新日:2025/03/19 Wed 14:04:59
所要時間:約 6 分で読めます





アローヘッド確認!召喚条件は効果モンスター2体!

リンク召喚!現れろ、LINK-2!

コード・トーカー!



《コード・トーカー》
リンク・効果モンスター
◀   ▶
リンク2/闇属性/サイバース族/攻1300
【リンクマーカー:上/下】
効果モンスター2体
(1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×500アップする。
(2):このカードのリンク先にモンスターが存在する限り、このカードは戦闘及び相手の効果では破壊されない。


コード・トーカーとは、遊戯王OCGに登場するモンスターカードの1つであり、同時にカテゴリ(テーマ)でもある。


カードとして

デコード・トーカー》を小型化したようなモンスター。
……という表現になることも示すように、カテゴリ名と完全一致の名前を持つが、その「元祖」にはあたらないという珍しいモンスターである。

キャンペーンで配られたカードで店の人に頼めば商品を買わずとも無料でもらえるという異例の配布方法が行われた。
攻撃力は1300と高くなく、《デコード・トーカー》の「パワーインテグレーション」と全く同じ効果を持つ。
ただし、このカードの場合、二つのリンクマーカー先にモンスターがいる最大で2300、一つでも1800となる。
また、モンスター効果もリンク先に依存した戦闘及び相手のカードの効果による破壊への耐性を持つ。

それ以外にも蘇生してメインモンスターゾーンに置いた場合のリンクマーカーの使い勝手が宜しくない点など《デコード・トーカー》に共通する部分が多い。
ステータスの関係もあり、戦闘よりもL召喚に繋ぐのが主な役目となる。

出た当時はリンク2でここまで縛りが緩くマーカーが下方向に伸びるカードがなかったため、効果を無視して踏み台目的で使われていた。
しかし、すぐにこれより縛りが緩く同じマーカーを持つ《セキュリティ・ドラゴン》や、
これより効果が優秀かつ相手方向にマーカーが伸びていない《アンダークロックテイカー》などの登場によりお役御免になった。

代わりに《サイバネット・コーデック》などのコード・トーカーサポートカードによる展開には非常に使いやすいカードとなり、
他のコード・トーカーの大半がリンク3なのでリンク2でそれらの踏み台となれるこのカードの価値は高く、カテゴリ用カードとして活躍している。


カテゴリとして

全てサイバース族のLモンスターである。
特にリンク3のコード・トーカーの特徴として、攻撃力2300を持つ点がある。
アニメ主人公・藤木遊作の実質的な使用カテゴリであり、そのためもあってかデッキ形式の商品で登場することが多い。
なお、OCGにてコード・トーカーの名称を指定するカードは、カードのコード・トーカーより早くに登場している。

なお、名前の由来は20世紀にアメリカ軍で雇用されたネイティブアメリカンの通信兵「コード・トーカー(code talker)」だと思われる。
某ゲームとかで知った人も多いのではないだろうか。
命名規則は、主に「○○コード」という別の単語、あるいは単に別の言葉をくっつけて「○○コード・トーカー」という形。

アニメでは遊作がスキル「Storm Access」を行った際に入手するのがお決まり。
……だったが、2年目終盤から登場するコード・トーカーは軒並みどこからともなく登場している。

リボルバー側の「Storm Access」を見るに、対となるモンスター群はおそらく『トポロジック』。



※これ以降、単にコード・トーカーと言う場合は基本的にカテゴリとしてのものを指す。


◆主なコード・トーカーシリーズ



リンク・効果モンスター
◀   ▶
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2300
効果モンスター2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×500アップする。
(2):自分フィールドのカードを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードのリンク先の自分のモンスター1体をリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

由来:復元・復号を意味する「デコード(Decode)」から

STARTER DECK(2017)で登場した、OCG及びアニメ初のコード・トーカー。
主人公・遊作の元祖エースモンスターであり、OCGで初めて登場したLモンスターの内の1枚である。
詳細は該当項目を参照。



《エンコード・トーカー》
リンク・効果モンスター
◀   ▶
リンク3/光属性/サイバース族/攻2300
サイバース族モンスター2体以上
(1):1ターンに1度、このカードのリンク先の自分のモンスターが、そのモンスターより攻撃力が高い相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
そのダメージ計算後、このカードまたはこのカードのリンク先の自分のモンスター1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで、その戦闘を行った相手モンスターの攻撃力分アップする。

由来:符号化を意味する「エンコード(Encode)」から

ストラクチャーデッキ-サイバース・リンク-で登場した、2体目となる光属性のコード・トーカー。
盾。

力自慢の脳筋野郎を殺すモンスター。
戦闘後にオネスト効果を発動する、とでも言うべき効果を持つ。
最初の攻撃で「戦闘ダメージを0にする」上で「ダメージ計算時」の相手モンスターの攻撃力を参照するため、少々手順がややこしい。
それでも相手次第とはいえ攻撃力上昇値に上限が無い為、戦闘においては主戦力となりうるモンスターでもある。

「復元」たる《デコード・トーカー》と対になるためか、アニメやイラストでもセットで描かれることが多い。


アニメ

初登場は第七話。
カリスマデュエリスト・ブルーエンジェルの繰り出す【トリックスター】のバーン戦術を耐え抜き、遊作はスキル「Storm Access」を使用。
データストームから手に入れた遊作は口上と共に召喚。
《ディフェクト・コンパイラー》の攻撃対象が攻撃力が上の《トリックスター ホーリーエンジェル》へ変えられた際に効果を発動。
返り討ちになりかけた《ディフェクト・コンパイラー》の戦闘での破壊と戦闘ダメージを無効化し、
更に《トリックスター ホーリーエンジェル》の攻撃力を自身に加える事で《トリックスター ホーリーエンジェル》を破壊してフィニッシャーとなった。

攻撃名は「ファイナル・エンコード」



《エクスコード・トーカー》
リンク・効果モンスター
 
◣ ▼ ◢
リンク3/風属性/サイバース族/攻2300
サイバース族モンスター2体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した時、EXモンスターゾーンのモンスターの数だけ、使用していないメインモンスターゾーンを指定して発動できる。
指定したゾーンはこのモンスターが表側表示で存在する間は使用できない。
(2):このカードのリンク先のモンスターは、攻撃力が500アップし、効果では破壊されない。

由来:接頭辞の「エクス(Ex)」から

EXTREME FORCEで登場した、3体目となる風属性カナブンコード・トーカー。
鎧。初のパック出身のコード・トーカー。

相手を制して味方を補強するモンスター。
EXモンスターゾーンの埋まっている数だけ相手のメインモンスターゾーンを封鎖できるが、封鎖するだけならサーチ手段が豊富な《ヨコシマウマ》やモンスター除去できる《ゴーストリック・サキュバス》の方が手っ取り早く、最大2ヶ所という数もおジャマ軍団が立ちふさがるため、コード・トーカーの中でもぶっちぎりで使いにくい。

ただ、EXモンスターゾーンのLモンスターと相互リンクしつつ左右のリンクマーカーでさらなる展開を望めるのは他のコード・トーカーには無い利点である。
また、自身の強化は出来ないもののリンク先の他コード・トーカーの自己強化を底上げできるため、なんだかんだでカテゴリ内での相性は良い。
良くも悪くもプレイングが試されるモンスターと言える。


アニメ

初登場は第15話。
電脳トレジャーハンター・ゴーストガールの繰り出す【オルターガイスト】の戦術を凌ぎ、遊作はスキル「Storm Access」を使用。
データストームから手に入れた遊作は口上と共に召喚。
L召喚早々にメインモンスターゾーンを2つ使用不能にし、ゴーストガールの《オルターガイスト・クンティエリ》の直接攻撃無効を封じる。
その後、《スキャンドール》の効果で2回攻撃が可能となり、2連続の直接攻撃でフィニッシャーとなった。

メインモンスターゾーンが3つしかないスピードデュエルであったため、2つも埋めるだけでも十分脅威である。

モンスターゾーン封じの効果名は「グラスプゾーン」、攻撃名は「エクスコード・クローズ」



《パワーコード・トーカー》
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
 
▼ ◢
リンク3/炎属性/サイバース族/攻2300
モンスター3体
(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、このカードのリンク先の自分モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、元々の攻撃力の倍になる。

由来:低音2音で構成するヴォイシング「パワーコード (Power Chord) 」から

ストラクチャーデッキ-パワーコード・リンク-で登場した、5体目となる炎属性のコード・トーカー。
ワイヤー。

効果に頼る軟弱者を殺すモンスター。
《エンコード・トーカー》が対高攻撃力モンスターなら、こちらは対耐性持ちモンスターといった所。
現状召喚条件にモンスター3体を要求する唯一のコード・トーカーであり、これを出し易いと取るか出しにくいと取るかは人それぞれ。とはいえ効果も併せてモンスター消費が激しいので展開手段は用意しておきたい。


アニメ

初登場は第28話。
ハノイの三騎士・ファウストの繰り出す【電動蟲】のビート戦術を耐え抜き、遊作はスキル「Storm Access」を使用。
データストームから手に入れた遊作は口上と共に召喚。
ファウストの《電動蟲スプレッド女王》の効果を無効化、リンク先に蘇生された《スペース・インシュレイター》をリリースする事で攻撃力を倍にし、
《電動蟲スプレッド女王》を破壊してフィニッシャーとなった。

モンスターの効果を無効化する効果名は「ワイヤー・リストラクション」、攻撃名は「パワーターミネーションスマッシュ」




《トランスコード・トーカー》
リンク・効果モンスター
◀  
リンク3/地属性/サイバース族/攻2300
効果モンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが相互リンク状態の場合、このカード及び、このカードの相互リンク先のモンスターの攻撃力は500アップし、相手の効果の対象にならない。
(2):「トランスコード・トーカー」以外の自分の墓地のリンク3以下のサイバース族リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。

由来:圧縮データを別形式に変更する技術「トランスコード(Transcode)」から

STARTER DECK(2018)で登場した、6体目となる地属性のコード・トーカー。
変形合体。

皆で強くなって一緒にぶっ放すモンスター。
コード・トーカーとしては初となる相互リンク前提の効果持ちだが、Lモンスターを素材に召喚していれば自前で蘇生と強化が出来るのでL召喚メインのデッキならば十分主戦力になりうる。
中でも釣り上げ効果を持つサイバース族リンク2の《スプラッシュ・メイジ》ならこのカードを足掛けにした連続L召喚で一気にリンク4まで繋げられる。
召喚制限も併せてサイバース族かコード・トーカーシリーズメインのデッキでこそ活かせるモンスターと言える。


アニメ

初登場は第42話。
Aiの尊い犠牲(生きてます)により「Storm Access」で入手した遊作が召喚。
蘇生した《デコード・トーカー》と共に連続攻撃を仕掛けるも、リボルバーの《チョバムアーマー・ドラゴン》によって直接攻撃を回避されフィニッシャーになり損ねた。

代わりに他のコード・トーカーを差し置いて、VRAINSの年度ごとのラストデュエル全てに参戦している地味に好待遇モンスターでもある*1
攻撃名は「トランスコード・フィニッシュ」または「トランス・フォールト」



《シューティングコード・トーカー》
リンク・効果モンスター
  ▶
リンク・効果モンスター
リンク3/水属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/左/下】
サイバース族モンスター2体以上
(1):自分バトルフェイズ開始時に発動できる。
このバトルフェイズ中、このカードはこのカードのリンク先のモンスターの数+1回まで相手モンスターに攻撃できる。
このターン、相手フィールドのモンスターが1体のみの場合、そのモンスターと戦闘を行うこのカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ400ダウンする。
(2):自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。
このターンにこのカードが戦闘で破壊したモンスターの数だけ自分はデッキからドローする。

由来:不明
候補としては原因を探る手法の「トラブルシューティング(Troubleshooting)」が挙げられる。

ストラクチャーデッキ-マスター・リンク-で登場した、7体目となる水属性のコード・トーカー。
弓。

条件付きだが最大3回まで攻撃可能なモンスター。
リンクマーカーの関係でEXゾーンでは上下、メインゾーンでは上と左しかリンクできないが、それとは別に1回分のボーナスが追加される。
難点として、「通常の攻撃に加えて」ではなく「+1回」であるのでモンスターがいなくなると攻撃できなくなる。
その他、相手モンスターが1体になると攻撃力が下がるデメリットもあるため、攻撃する順番も気を付ける必要がある。
2つ目は戦闘破壊した数に応じてデッキからドローできると言うもの。このカード自身の効果で考えれば最大3枚ドローできる。
また、このカードによって戦闘破壊が成立すれば他のカードによって付与された連続攻撃でも有効である。


アニメ

初登場は第48話。
Aiの呼びだしたデータストームに突入し、「Storm Access」で入手した遊作が召喚。
リンク先に《サイバース・マジシャン》と《サイバース・ウィッチ》がいた事でボーマンの場にいたハイドライブモンスター3体に攻撃を行い、フィニッシュを決める。

攻撃名は「シューティング・コンプリート」




まだ見ぬ世界へ繋がる風を掴め!

リンク召喚!LINK-4、アクセスコード・トーカー!!


リンク・効果モンスター
 
リンク4/闇属性/サイバース族/攻2300
効果モンスター2体以上
このカードの効果の発動に対して相手は効果を発動できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、そのリンク素材としたリンクモンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力は、そのモンスターのリンクマーカーの数×1000アップする。
(2):自分のフィールド・墓地からリンクモンスター1体を除外して発動できる。相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
このターン、自分の「アクセスコード・トーカー」の効果を発動するために同じ属性のモンスターを除外する事はできない。

由来: 本人確認のための識別子「アクセスコード(accesscode)」から

ETERNITY CODEで登場した初のリンク4コード・トーカー。
槍。

抵抗を許さず邪魔者を排除するモンスター。
(1)はL素材モンスターのリンクマーカーを参照するパンプアップ効果。
(2)はフィールドか墓地のLモンスターを除外しカードを破壊する効果。
この2つの効果に、相手のチェーン発動を許さない効果外テキストを有する。
素材指定が緩いため、L召喚をある程度行うデッキ全般で採用を検討される万能フィニッシャーとして引っ張りだこになっている。
詳細は個別項目へ。


協心戮力!

未知なる風と一つとなりて世界を繋ぐ未来を描け!

現れろ!LINK-5!《アコード・トーカー@イグニスター》!

《アコード・トーカー@イグニスター》
リンク・効果モンスター
リンク5/闇属性/サイバース族/攻2300
◤ ▲ ◥
◀   ▶
◣ ▼ ◢
効果モンスター3体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがL召喚した場合に発動できる。
自分の墓地から攻撃力2300のサイバース族モンスターを可能な限り、
このカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚し、
このカードの攻撃力をその数×500アップする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
(2):相手がカードの効果を発動した時、
このカードのリンク先の自分のLモンスター1体をリリースして発動できる。
その発動を無効にし除外する。
由来: 調和を意味する単語の「アコード(accord)」から

ALLIANCE INSIGHTで登場した初のリンク5コード・トーカー。そして@イグニスターでもあるモンスター。
剣。

反撃の芽を潰し、物量で圧殺するモンスター。
(1)は発動後に特殊召喚出来なくなる代わりに墓地の攻撃力2300のモンスターを可能な限りリンク先に蘇生してその数だけパンプアップする効果。
(2)はリンク先のLモンスターをコストに発動する万能無効効果。

コード・トーカー待望の制圧効果持ちの大型エース。
《トランスコード・トーカー》を経由して展開し、このカードの真下に蘇生させるだけで攻撃力3800の対象耐性持ちが降臨し、万能無効で相手の動きを妨害出来る。
地味にカウンター効果のコストはこのカードの効果で蘇生させたモンスターでも良いため、相手ターンにこのカードのリンク先にL召喚したり、このカードを出す前にあらかじめリンク先になる様にLモンスターを配置したりと言う手もある。

召喚口上は遊戯王OCGタイムズにて披露されており、「協心戮力」の部分をAi役の櫻井孝宏氏が、「未知なる風と〜未来を描け」までを遊作役の石毛翔弥氏が担当し、それ以降を2人が同時に読み上げる形で披露された。
同時に攻撃名と(1)の効果名も披露されており、それぞれ「アコード・コンクルージョン」と「アコード・インテグレーション」
《覇王天龍オッドアイズ・アークレイ・ドラゴン》と言い、最近のデザイナーは視聴者の知らないアニメの続きを見ている疑惑がある



◆コード・トーカーシリーズ専用サポート

モンスター


《マイクロ・コーダー》
効果モンスター
星1/闇属性/サイバース族/攻 300/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのサイバース族モンスターを「コード・トーカー」モンスターのリンク素材とする場合、手札のこのカードもリンク素材にできる。
(2):このカードが「コード・トーカー」モンスターのリンク素材として手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「サイバネット」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
フィールドのこのカードを素材とした場合にはその1枚をサイバース族・レベル4モンスター1体にできる。


《コード・ジェネレーター》
効果モンスター
星3/地属性/サイバース族/攻1300/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのサイバース族モンスターを「コード・トーカー」モンスターのリンク素材とする場合、手札のこのカードもリンク素材にできる。
(2):このカードが「コード・トーカー」モンスターのリンク素材として手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから攻撃力1200以下のサイバース族モンスター1体を墓地へ送る。
フィールドのこのカードを素材とした場合には墓地へ送らず手札に加える事もできる。


《コード・ラジエーター》
効果モンスター
星4/水属性/サイバース族/攻1600/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのサイバース族モンスターを「コード・トーカー」モンスターのリンク素材とする場合、手札のこのカードもリンク素材にできる。
(2):このカードが「コード・トーカー」モンスターのリンク素材として手札・フィールドから墓地へ送られた場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターは攻撃力が0になり、効果は無効化される。
フィールドのこのカードを素材とした場合にはこの効果の対象を2体にできる。


《コード・エクスポーター》
効果モンスター
星5/風属性/サイバース族/攻 500/守2300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのサイバース族モンスターを「コード・トーカー」モンスターのリンク素材とする場合、手札のこのカードもリンク素材にできる。
(2):このカードが「コード・トーカー」モンスターのリンク素材として手札・フィールドから墓地へ送られた場合、自分の墓地のレベル4以下のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
フィールドのこのカードを素材とした場合には手札に加えず効果を無効にして特殊召喚できる。

いずれもコード・トーカーのL素材になった場合に固有の効果を発動する効果モンスター。
それぞれ《コード・トーカー》or《デコード・トーカー》、《トランスコード・トーカー》、《シューティングコード・トーカー》、《エクスコード・トーカー》をデフォルメしたかの様なデザインをしている。
また4体ともサイバース族モンスターを用いてコード・トーカーをL召喚する場合に手札のこのカードをL素材にできる効果を固有に持っている。
《コード・トーカー》《デコード・トーカー》《パワーコード・トーカー》以外の4体は素材にサイバース族モンスターを指定しているので特に気にならない制約だろう。
上記の通りコード・トーカーのL素材になった場合の効果を持つが、手札からL素材にできる効果を使わずにフィールドからL素材にした場合に、その効果に別の要素を加えることができるようになる。効果は以下の通り。
  • 《マイクロ・コーダー》 → 「サイバネット」魔法・罠カードのサーチ。フィールドからL素材にした場合は代わりにレベル4のサイバース族をサーチ対象に選べる。
  • 《コード・ジェネレーター》 → 攻撃力1200以下のサイバース族モンスターをデッキから墓地へ送る。フィールドからL素材にした場合は代わりに手札に加えることが可能になる。
  • 《コード・ラジエーター》 → 相手の場の表側表示モンスター1体の攻撃力を0にして効果を無効化。フィールドからL素材にした場合は対象を2体に増やせる。
  • 《コード・エクスポーター》 → レベル4以下のサイバース族をサルベージ。フィールドからL素材にした場合は代わりに効果を無効化して蘇生することが可能になる。
手札からなら無駄な召喚権を使わずL召喚に繋げられ、フィールドからなら固有効果を拡張できるため、いろいろと便利なモンスターたちである。
ちなみに「サイバネット」カード群は、《マイクロ・コーダー》によってカテゴリ化がなされることとなった。

EXデッキのモンスター

《トークバック・ランサー》
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク1/闇属性/サイバース族/攻1200
【リンクマーカー:下】
レベル2以下のサイバース族モンスター1体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外の自分フィールドのサイバース族モンスター1体をリリースし、そのモンスターと元々のカード名が異なる自分の墓地の「コード・トーカー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。

サイバース族モンスター1体のリリースを条件にコード・トーカーをこのカードのリンク先に蘇生できるモンスター。

ちなみにアニメでは1ターンでの回数に縛りが無く、同名カードの蘇生も可能というものだった。


魔法・罠


《サイバネット・オプティマイズ》
永続魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
サイバース族モンスター1体を召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):自分の「コード・トーカー」モンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

サイバース族モンスターの召喚権を増やす効果と戦闘時のコード・トーカーに耐性を付与する。
召喚権追加は純粋に便利な効果だが、戦闘時の効果を多く持つコード・トーカーに対する妨害をなくしてくれるのも強力。
ただこのカード自体は除去に対して特に耐性がないので何らかの形で補いたいところ。



《サイバネット・コーデック》
永続魔法
このカード名の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。
(1):「コード・トーカー」モンスターがEXデッキから自分フィールドに特殊召喚された場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターと同じ属性のサイバース族モンスター1体をデッキから手札に加える。
このターン、同じ属性のモンスターを自分の「サイバネット・コーデック」の効果で手札に加える事はできない。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

EXデッキから召喚したコード・トーカーと同属性モンスターをサーチできる効果を持つ。
サイバース族モンスターは属性にばらつきが多いのでサーチ対象が枯渇していくということ自体は少ない。
また同属性でなければ何度でもサーチできるので何度かL召喚しての効果利用を狙っていきたい。
またこのカード+効果モンスター2体によるEXリンク構築のルートも確立されている。


《リコーデッド・アライブ》
通常罠
(1):自分のフィールド・墓地のリンク3のサイバース族リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、EXデッキから「コード・トーカー」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):EXモンスターゾーンに自分のモンスターが存在しない場合、墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の「コード・トーカー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

コード・トーカーシリーズ専用の罠カード。
(1)の効果はフィールド、または墓地のリンク3のサイバース族Lモンスターを除外してEXデッキからコード・トーカーを特殊召喚する効果。
(2)の効果も考えると大体はコード・トーカーを除外して効果を使うことになるだろう。
ただし、この効果で特殊召喚したコード・トーカーは(正規のL召喚を行っていないため)蘇生制限を満たせないことに注意。

(2)の効果は除外されているコード・トーカーを特殊召喚する効果。
概ね(1)で除外したコード・トーカーを特殊召喚するために用いられるだろう。墓地からの発動なので純粋にアドバンテージを取れるのが魅力。

イラストは《デコード・トーカー》の右半身と《エンコード・トーカー》の左半身が映っている。
この2体はデコード(暗号化)とエンコード(復号化)で対の関係になっており、イラストもそれを意識したものと思われる。

アニメでの初登場はリボルバーとの2戦目でイラストの通りに《エンコード・トーカー》と《デコード・トーカー》に使用された。
ラストデュエルとなるAi戦では、序盤に《サイバネット・クロージャ》により裏側表示で除外され、終盤のキーカードになる活躍を見せた。


《リミット・コード》
通常罠
このカード名のカードはデュエル中に1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地にサイバース族リンクモンスターが存在する場合にこのカードを発動できる。
そのモンスターの数だけこのカードにカウンターを置き、EXデッキから「コード・トーカー」モンスター1体を特殊召喚し、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
このカードのカウンターを1つ取り除く。
取り除けない場合このカードを破壊する。

墓地にサイバース族Lモンスターが居ることを条件にコード・トーカーを呼び出せるカード。
ただ(2)の効果は兎も角このカードが除去されるとコード・トーカーも自壊してしまうのは痛いので、召喚後はさっさとL素材に使ってしまうのも一つの手。

ちなみにアニメでは永続罠であり、発動制約も同名カードがフィールド・墓地に存在すると発動できないというものだった。



《サイバネット・コンフリクト》
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「コード・トーカー」モンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし除外する。
次のターンの終了時まで、相手はこの効果で除外したカードと元々のカード名が同じカードの効果を発動できない。

コード・トーカーが場にいるときに発動したカード効果を無効にして除外し、次のターン終了時まで相手に対する同名カードの使用を不能にする効果を持つ。
無効にして除外するので破壊時効果を持つカードなども安心して除去でき、しかも同名カードの利用に制約をかけられるのは強力。
しかも制約がかかるのは相手のみなので自身は特に気にすることなく発動できる。

ただし肝心のコード・トーカーを出すまでに何らかの形で妨害される危険がある点には注意。


《コード・ハック》
永続罠
(1):自分フィールドのサイバース族Lモンスターは相手の効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、自分と相手のモンスター同士が戦闘を行うバトルステップに発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで0になり、
お互いのモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
(3):自分の「コード・トーカー」モンスターが攻撃したダメージステップに相手が効果を発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
その発動を無効にし、その攻撃モンスターの攻撃力を700アップする。

【サイバース族】全般で使える汎用的な効果に加え、コード・トーカー専用の戦闘補助効果を持つ永続罠。
(2)は高打点モンスターの処理や戦闘をトリガーとする効果の発動に使える他、戦闘破壊とライフの減少を防げるため、相手ターンでは防御にもなる。
相手がダメージステップ時に発動した効果の発動を無効にして打点も上昇できる(3)も有用ではあるが、コード・トーカー専用であることと、墓地効果ゆえに相手から見えており奇襲性がないことから、牽制の意味合いが強い。





余 談

アニメでのコード・トーカーの攻撃名にはそれぞれ「エンド」「ファイナル」「クローズ」「ターミネーション」「フィニッシュ」「コンプリート」「コンクルージョン」と終わりを意味する単語が含まれている共通点を持ち、《トランスコード・トーカー》《アクセスコード・トーカー》以外はいずれも初登場時は最初の攻撃で勝負を決めており*2、文字通りデュエルを終わらせる役目も担っている。


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最終更新:2025年03月19日 14:04

*1 Aiとのラストデュエルにて判明した15枚のエクストラデッキに入っていたコード・トーカーは「デコード・トーカー」「トランスコード・トーカー」「アクセスコード・トーカー」という、かなり尖った構築となっていたほど。

*2 例外の2体も、妨害を受けなければ勝負が決まるという場面には至っている。