デコード・トーカー(遊戯王OCG)

登録日:2017/05/28 (日曜日) 04:14:00
更新日:2024/02/17 Sat 22:35:58
所要時間:約 4 分で読めます





アローヘッド確認!召喚条件は効果モンスター2体以上!

俺はスタック・リバイバーサイバース・ウィザードバックアップ・セクレタリーの3体をリンクマーカーにセット!


サーキットコンバイン!

リンク召喚!現れろ、LINK-3!

デコード・トーカー!

OCGテキスト

リンク・効果モンスター
◀   ▶
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2300
効果モンスター2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×500アップする。
(2):自分フィールドのカードを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードのリンク先の自分のモンスター1体をリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。



《デコード・トーカー》とは遊戯王OCGに登場したカードである。
新マスタールールより登場したリンクモンスターの代表とも言えるカードであり、
アニメ『遊戯王VRAINS』において主人公「藤木遊作/プレイメーカー」が最初に手に入れたエースモンスターでもある。


アニメ

初登場は第二話。
ハッカー集団『ハノイの騎士』が繰り出すモンスター《クラッキング・ドラゴン》と罠カード《パルス・ボム》に追い詰められる遊作だったが、
デュエルディスクに捕らえられていたイグニスこと謎の生命体(後にAiと命名)の手引きによってデータストームに吞み込まれてしまう。

実はデータストームの中にはモンスターが潜んでおり、助言を受けた遊作はスキル「Storm Access」を使用。


風を掴め プレイメーカー!


かくしてモンスターを手に入れた遊作は冒頭の口上と共に召喚。
攻撃力を3300に上昇させた上で《サイバース・ウィザード》の効果で貫通ダメージを与えフィニッシャーとなった。

……ついでに事前にリンクモンスターの説明を受けてたのに、
土壇場でド忘れしたような発言をしたハノイの騎士は多くの視聴者からの失笑を買った。しかも翌週喰われちまうし


そのデュエルの終了後、データ出力を経て現実世界の実体カードとして生成されている。


その後も《ファイアウォール・ドラゴン》や他のコード・トーカーが活躍する中、ちょくちょく登場していたが、
1年目最終デュエルである「vsリボルバー(4戦目)」にて、《トランスコード・トーカー》《パワーコード・トーカー》《ファイアウォール・ドラゴン》という、
非常に贅沢な素材を使用してリンク召喚され、攻撃力を9200まで上げて《ヴァレルロード・ドラゴン》を撃破し、勝負を決めた。
なお、これにより第一期オープニング映像をこのデュエルで回収する形となった。

2年目では他のコード・トーカー(この年が初登場の《シューティングコード・トーカー》を除く)とともにOP・EDカード映像のみの登場であったが、
途中経過は省略されたものの「vsビットブート」戦で久々にフィニッシャーとして登場。

そして、「vs草薙翔一」戦にて本格的にデュエルに再登場する。
このとき「このカードは草薙さんと一緒に手に入れた俺達の戦う象徴」と遊作/Playmakerが初めて、
自分のモンスターに対してデュエル外での特定の思い入れを語っていた。

しかし、草薙の使用する《コードブレイカー・ゼロデイ》は《デコード・トーカー》の効果と非常に相性が悪く(今回の場合は遊作が戦いを躊躇しているのもあるが)、
パワーインテグレーションを逆利用されて苦戦を強いられてしまう。

精神的なダメージも多大な中、草薙との約束のために覚悟を決めた遊作は、
《リンク・キャンセル》で《デコード・トーカー》をEXデッキに戻して素材を復活し……――――



攻撃力上昇効果名は「パワーインテグレーション」、攻撃名は「デコード・エンド」
名前の由来は「デコード(decode)」と「コード・トーカー(code talker)」から。
ちなみに活躍は少なくないが、いまだに(2)の効果は2年目まで使用されていなかった。

その属性や攻撃力、パワーと名の付く自己強化能力OCGの発売形式はかつての遊星のエースモンスターである《ジャンク・ウォリアー》を思い出すものとなっている。

そして、遊戯王アニメシリーズでは主人公は攻撃力2500の主力エースモンスターを持つという法則が存在し、
本作の場合は元々《ファイアウォール・ドラゴン》がそのポジションを担っていた。
だが、あまりに強力な効果からアニメ放送中にも関わらずOCGにおいてなんと禁止カードに指定されてしまう。
そのため放送二年目後半からは作中だけでなくグッズ展開などにおいても《デコード・トーカー》が主力エースモンスターの座を実質的に引き継ぐこととなった。
一応、攻撃力2500枠としてなら《サイバース・マジシャン》や《サイバース・クロック・ドラゴン》などが活躍している。


OCGカードとして

攻撃力こそ2300とあまり宜しくないが、三つのリンクマーカー先にモンスターがいれば最大3800、二つでも3300となり大抵のモンスターは殴り倒せる。
加えて対象を取る効果を一度だけ無効にできる為、耐性持ちアタッカーとしては十分な能力がある。

問題があるとすればリンクマーカーの使い勝手が宜しくないことだろう。
例えばこいつをメインモンスターゾーンに置くとリンクマーカーは使えても一つしか使えず、(2)の効果を使っただけで攻撃力は元に戻ってしまう。
なので基本はエクストラモンスターゾーンに出すことになる。

また、自分側のリンクマーカーはペンデュラムモンスターなり使えばリリースは軽減出来るが、相手側を向いたリンクマーカーはそのまま相手にも利用されてしまう。
それ以外にも、攻撃力アップを警戒されてモンスターを出されなかったりすると3300までしか上がらず多少不安が残る数値になってしまう。
一応《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》なり壊獣なりで無理矢理埋める手もあるが、送ったモンスターはリリース出来ないので下手打つとあっという間にピンチになってしまう。



ちなみにこのカードに関連したカードが続々と収録予定。
詳細はコード・トーカー(遊戯王OCG)を参照。

……ところで、コード・トーカーで一人だけエクストラリンクに参加できないのはAiの性質を受け継いでいるからなのだろうか?



追記・修正 In to the VRAINS!

















現れろ未来を導くサーキット!


召喚条件は効果モンスター2体以上!

俺はリンクスパイダーとリンク2のプロトコル・ガードナーをリンクマーカーにセット!




リンク召喚 現れろ LINK-3


デコード・トーカー・エクステンド!!




Playmakerの新しい《デコード・トーカー》か!



新たなるエースモンスター…前に進む覚悟を決めたか、Playmaker




デコード・トーカー・エクステンドとは「STARTER DECK(2019)」で登場する闇属性・サイバース族のリンクモンスターである。
公式サイトには『進化した「デコード・トーカー」』と記載されている。……本当か?

デザイン上の違いとしてはアーマー色が金だった部分と藍色だった部分が逆になっていたり、背中のパーツの形状が違うのが主な違い。
また長さの違う左右非対称の剣を持った二刀流である。


OCGにおけるテキスト

リンク・効果モンスター
◀   ▶
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/左下/右下】
効果モンスター2体以上
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「デコード・トーカー」として扱う。
(2):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×500アップする。
(3):自分バトルフェイズに、このカードのリンク先のモンスターが、
戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合に発動できる。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。

効果は一つ目が、モンスターゾーンではカード名を《デコード・トーカー》として扱う効果。
これの意味は《デコード・エンド》に対応するくらいでほとんど意味はないが、《デコード・エンド》と後述する効果の相性が良いため十分メリットである。

二つ目は《デコード・トーカー》の(2)と同じ効果。

三つ目は条件を満たしたときに二回目の攻撃権を得る効果。
その効果の都合上、(2)による攻撃力アップが一つ分減ってしまうが、《リンクリボー》などの効果で攻撃力を下げずに条件を満たすこともできる。
マーカーの位置が位置であるため、《デコード・トーカー》と同様にエクストラモンスターゾーンに置いておくとよいだろう。

似た効果を持つ《シューティングコード・トーカー》とは、攻撃力がアップする点と直接攻撃可能な点で差別化していきたいところ。


なお、《ファイアウォール・X・ドラゴン》がすでに登場しており、《デコード・トーカー》の進化系として紹介されたため、
(スターターデッキのカードであることや下記のアニメでの活躍も含めて妥当ではあるのだが)「なぜリンク4じゃないのか?」と残念がられたことも。
効果的には攻撃的か守備的かという違いはあるが、リンクマーカーやステータスは同一であるため、進化形態と言うより派生・亜種カードと言った方が近い。


アニメ

初登場は第93話の「vs草薙翔一」戦。
予測はされつつも実現してほしくなかった草薙との戦いの中、叫び声とともに約束を果たす覚悟を決めた遊作がリンク召喚。

必殺技カードである《デコード・エンド》と速攻魔法《サイバース・プライド》の効果で、
コードブレイク・バインドの壁を乗り越えて、《コードブレイカー・ウィルスバーサーカー》を戦闘破壊。
さらに、自身の効果で2度目の攻撃が可能となり、《デコード・エンド》第3の効果でがら空きとなった草薙への攻撃力4300の直接攻撃でフィニッシャーとなった。


(2)の効果名は《デコード・トーカー》と同じ「パワーインテグレーション」である。

なお、スキル「Storm Access」で手に入れていない初のコード・トーカー(よってついでに言えば初陣がスピードデュエルではないのも初)。
ついでに言えば遊作がいつエクストラデッキに入れたのか一切不明なモンスターでもある(VRAINSではある意味逆に珍しい)。

また《デコード・トーカー》の進化形態だとは言及されていない。……やっぱり扱い的には派生カード?


さらにOCGオリジナルでこんなヤツも。

デコード・トーカー・ヒートソウル

リンク・効果モンスター
◀   ▶
リンク3/炎属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/左下/右下】
属性が異なるサイバース族モンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×500アップする。
(2):自分・相手ターンに1000LPを払って発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。その後、自分のLPが2000以下の場合、以下の効果を適用できる。
●フィールドのこのカードを除外し、EXデッキから「デコード・トーカー・ヒートソウル」以外のリンク3以下のサイバース族モンスター1体を特殊召喚する。
転生炎獣ヒートライオ》と合体。パワーインテグレーションはそのままに、互いのターンにフリーチェーンで使えるドロー効果を引っ提げてきた。
ドロー後にライフが2000を切ったら自身を除外コストにサイバースのリンクモンスターと交代できる。
リンク3以下なので、まずコード・トーカーシリーズは《アクセスコード・トーカー》以外すべて対応。
ただし《パワーコード・トーカー》は《デコード・トーカー・ヒートソウル》と属性が同じであるため《サイバネット・コーデック》でのアド稼ぎができないのが問題。
リンクモンスターを素材にコイツを出したなら、《トランスコード・トーカー》を呼んで素材を呼び戻すのも手。


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最終更新:2024年02月17日 22:35