神崎士郎

登録日:2011/12/31(土) 23:49:56
更新日:2020/05/26 Tue 01:09:00
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優衣…

神崎士郎とは、『仮面ライダー龍騎』の登場人物。そして、神崎優衣の兄である。


演:菊地謙三郎

年齢25歳。
かつては両親と妹の優衣の4人で暮らしていたが、両親がある出来事で亡くなった為、優衣は叔母の沙奈子に、士郎はアメリカの知り合いに引き取られる。

その後日本に戻り、清明院大学に通う事になる。そこの江島研究室で「ある実験」をし、それ以降、消息不明。



ネタバレ





戦え…





その実験とはの向こうの世界、ミラーワールドで活動する事が出来る「仮面ライダー」というシステムの開発であり、神崎士郎、江島教授、そして秋山蓮の恋人である小川恵理が参加していた。
開発自体は成功するが、その場にミラーモンスターのダークウィングが襲来。
恵理が意識不明の重体、江島教授も別のモンスターに狙われる事になる。

この事件は蓮が仮面ライダーナイトに変身するきっかけを与え、彼とは浅からぬ因縁で結ばれる事にもなった。


その後、神崎士郎は(詳細は不明だが)ミラーワールドの存在となり、様々な想いを抱えた人々に自身が開発したカードデッキを与え、『戦いに勝ち残れば、どんな願いも叶えられる』というライダー同士の戦いを開始する。

アメリカでは死んだことになっていることから幽霊のような存在であるが、現実世界に現れることはでき、足はある。


劇中では、神崎士郎自身は直接手を出す事はないが、言葉巧みにライダー達の心理を揺さぶり続ける。
更に鳳凰型モンスター達を従え、戦いの進行を妨害する者や優衣に危害を加える者の抹殺を命じている。

最終的には「仮面ライダーオーディン」を従え、自身の代わりに戦わせる。
放送前のジャンクションでは闇夜を歩く神崎の姿が一瞬でオーディンに変わったことや、神崎がオーディンのカードデッキを所持しており、士郎役の菊地謙三郎も自分が変身するかと思ったとインタビューで語っていることから彼がオーディンに変身していると推測する児童誌も存在した。


何故、彼はライダー同士の戦いを始めたのか?戦いを行う事によって彼は何を得ようとしているのか……



更なるネタバレ





彼がライダー同士の戦いを始めた理由は妹、優衣にあった。
優衣は幼い頃に一度士郎の目の前で死亡しており、彼が嘆き悲しんでた時、鏡の中からもう一人の優衣が現れ、融合、蘇生させる。しかし……


「20回目の誕生日の日に消えちゃうよ?」

と言い残して……。


それから神崎士郎はやがて訪れる優衣の決められた死を回避し、優衣に普通の生活を送らせる為にどうすればいいか考えた。
そして「ライダー同士の戦いで生き残った者は新しい命を手に入れられる」というシステムを作り出し、ライダー同士の戦いが開始された。


オーディンの常軌を逸した強さも、新しい命を手に入れて優衣に与える為に、どんな強敵にも必ず勝つ為に設定したと思われる。

さらに、神崎士郎が望まぬ結末に至った場合、オーディンの持つ「タイムベント」のカードを使って一連の戦いを"無かったこと"にし、一からやり直していた。


何度も何度も戦いが繰り返されており、それがTV本編・劇場版TVSP・二つのHERO SAGAである。
一応、TV本編が最終エピソードと思われる。

だが劇場版では、TV本編とは異なり「ライダー同士の戦いで生き残った最も強い命を優衣に与える」という形になっていた。

TVSP版は「戦いを止めるEND」「戦いを続けるEND」の2種類があるため、これらを各物語としてカウントすることもできる。
更に言えば、コミカライズ版における二つの物語も多くの部分で映像版とは異なる。

小説 仮面ライダー龍騎』における物語も世界観が異なっている。

てれびくんの応募者全員サービスであるハイパーバトルビデオ、『龍騎vs仮面ライダーアギト』内の世界で夢を見ていた真司も、もしかしたらどこかでタイムベントされた彼なのかもしれない。





妹を救う為。ただそれだけの為にどんなモノも犠牲に出来た。だが、妹の優衣は新たな命を受け入れない。

時間を繰り返す内に、間接的ではあるが優衣を手にかけてしまい、絶望の声を上げることしかできなかった世界もある。


そして、また世界を繰り返す。


また命を受け入れない優衣は消滅した、その時、彼は気づいてしまう。

「何度世界を繰り返しても、優衣は絶対に新たな命を受け入れない」

彼はそれを否定するかのように叫び続ける。

そこへ鏡に現実世界から消滅した優衣が現れ告げる。「もう、終わりにしようよ。」

士郎は言う。「優衣を失いたくない、俺を一人にしないで!」

優衣は優しく告げる。「私はいつでもお兄ちゃんの側にいるよ。」

士郎の目から一滴の涙が―――



ある幼い兄妹が絵を描いていた。そこへ神崎兄妹も訪れ、一緒に絵を描いていく。それは「自分たちを守ってくれる怪物」の絵ではなく、「いろんな人が幸せそうに笑っている」絵だった―――





2003年、春。

鏡の向こうの世界も、鏡から出てくる怪物も、願いを叶える為の殺し合いもない「平凡で平和な世界」。

様々な想いを抱え戦った人々も普通の生活を送っていた。

ただ、そこには「ある兄妹」の姿はなかった。



とある喫茶店に飾られた写真の中で幼い兄妹が幸せそうに笑っていた―――



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