ドラゴンギルド(デュエル・マスターズ)

登録日:2018/05/14 Mon 01:41:58
更新日:2024/12/02 Mon 23:05:44
所要時間:約 7 分で読めます






果たしてその化石が本当にかつて絶滅したドラゴンのものかはわからない。

だが、それでもドラゴンを信じる者たちにとっては力の象徴なのだ。




ドラゴンギルドとは、デュエル・マスターズ種族である。

概要

新章デュエル・マスターズから登場した種族で、ドラゴン種族カテゴリにも属する。

背景ストーリーでの設定に合わせ、DMRP-01に登場した新規の主力種族を伏せ持っているという点がある。
その影響で全ての文明にドラゴンギルドが存在するが、現時点で多色無色のドラゴンギルドは登場していない。

命名ルールは基本的に冠詞は「龍装者」と付くのがお約束だが、伏せ持つ種族の設定に合わせて微妙に変化する。
例えば、戦艦都市という設定があるムートピアとの複合だった場合には「龍装艦」へと変化。
名前も龍の化石の元ネタであるドラゴンの名前を連想させるネームに設定されている事が多い。
しかし、《記憶の紡ぎ 重音》のように、一切ドラゴンギルドの命名ルールを守っていないクリーチャーもいる。

イラストは、伏せ持つ種族の姿をしたクリーチャーが龍型の骨を装着しているというデザイン。
この龍の骨をよく見ると過去に登場したドラゴンの化石らしき物となっていて、ファンサービス的な要素がある。
比較して想いに馳せるのもなかなか楽しい暇潰しにはなるだろう。

種族としてのゲーム面での特徴は、中量級が比較的多い。
ただし、《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》のように本家ドラゴン顔負けの強力な大型クリーチャーもいる。

所持能力は伏せ持つ新章DMの基本種族の方針に合わせたクリーチャーが多く、種族デッキに投入が検討される。
ドラゴンなのでドラゴンデッキに投入し、進化元革命チェンジの素材としても働くことが可能な他、歴代のドラゴンサポートも受けられる。
ちなみに、イラストの元ネタになっているドラゴンに近い能力再現しているクリーチャーもいれば、特に意識していないクリーチャーもいたりと、その辺は適当。

背景ストーリー

背景ストーリーでの設定では、革命ファイナルラストのドラゴン絶滅をルーツに持つ。

革命ファイナルの最終決戦の影響でドラゴンはDS世界から消滅し、各地に骨として名残を残すだけになった。
しかし、各文明にドラゴンの伝説は残った事で、かつての最強種族に憧れた者達はドラゴンの化石を身に着けだした。
身に着けている化石が特別(元ネタが有名なドラゴン)だと、調子が良くなったりしているらしい。

実はドラゴンの化石を身に着けた各文明の一味は話し合って動いたという訳でもなかった。
ところが、全ての文明内でドラゴンの化石を付けたドラゴンギルドが結成されていたのだった。
しかし、闇文明内でのドラゴンギルドはマフィ・ギャングによって凶鬼の材料へと利用されてしまった。

化石がドラゴンの物なのかは確証がないようだが(歴代シリーズを歩んだプレイヤーには答えは分かるだろうが)、ドラゴンを信仰する者にとっては力の象徴なのだ。
この身に着けていたドラゴンの化石は変化しつつあるようで、《龍装者 バヴェール》などはそれを体感している様子。
やがてドラゴンの化石達は一斉に祝福の音色なのか恐怖の悲鳴なのか分からない音を奏で始めた。


…だから、この種族は正確に言えば「ドラゴンのコスプレイヤー」とか「自分をドラゴンと思い込んでるクリーチャー」という立場である。
なのに種族名ではドラゴンとなっているため、ゲーム上ではしっかりとドラゴンと同種として扱える。


ドラゴノイド「ドラゴンに憧れているだけでドラゴンとか、そんな…そん…」
ティラノ・ドレイク「ドラゴンをくれよ公式さん!! 頼むから俺らにドラゴンをくれよォ!!」
バーサーカー「俺らもDS世界で生きるには龍の遺体使っておけば良かったんだな」


過去にドラゴンに憧れながらもドラゴンになれなかった種族達が哀れである。
実際にドラゴンギルドという種族には、過去に中途半端な扱いに終わったドラゴノイドやティラノ・ドレイクの反省はあるのかもしれない。

なお、ドラゴンギルドの化石は新章世界のドラゴン事情を考察するのに一役買っているとも言える。
ボルシャックとかバザガジールといった超獣世界でも古き時代からのドラゴンが、パラレル世界でも生き続けていたという推測ができる。
同時にあの龍たちも最後は死んでいったのだとも思うと悲しくもなる。
…鬼丸「覇」の化石って何だよ、鬼丸ってこっちの世界にもいたの?とか深く考えたら考えたで負けな部分もあるが。


主なカード

龍装者 バーナイン R 光文明 (4)
クリーチャー:ドラゴンギルド/メタリカ 2500
このクリーチャーまたは自分の他のメタリカがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引いてもよい。

メタリカに反応してドローしていくドラゴンギルド。

メタリカデッキでは疑似的な《知識の精霊ロードリエス》と化すため、強力なドロー手段と化す。
コスト設定やギリギリ除去を避けられる500設定のパワーも地味にグッド。

元ネタは《偽りの王 ナンバーナイン》だが、なぜ元ネタなのか疑うくらいには意識されてないスペック。

龍装者 カカンロク UC 自然文明 (9)
クリーチャー:ドラゴンギルド/グランセクト 14000
ダブル・シンパシー:パワー12000以上のクリーチャー
T・ブレイカー

新型のシンパシーを持って登場したドラゴンギルド。

大型獣が並べば並ぶほど低コストで出せるが、スペック自体は準バニラのパワー馬鹿。
コイツを気軽に出せる程の盤面を展開できるならコイツの出番はないというジレンマ。

龍装者 アブゾード C 闇文明 (5)
クリーチャー:ドラゴンギルド/マフィ・ギャング 4000
S・トリガー
スレイヤー

S・トリガースレイヤー所持というだけの今の時代では淡泊なドラゴン。

DMでも屈指の人気を誇る元ネタの《超神龍アブゾ・ドルバ》に顔向けができないスペック。
元ネタのスペックも単純だからそれに合わせただけとか、そもそも元ネタもDM-08の超神龍では一番使われてないだろとか言うんじゃないよ。

“龍装”チュリス R 火文明 (5)
クリーチャー:ドラゴンギルド/ビートジョッキー 5000
B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する。)
スピードアタッカー

B・A・D2で序盤から場に出せるスピードアタッカードラゴン。

革命チェンジというか《蒼き団長 ドギラゴン剣》を高速で展開できてしまうスペックから、カード公開時点で大きく話題になった。
団長の存在を抜きにしても3ターン目に攻撃可能で自壊できるドラゴンという時点で異常な使い勝手の良さではある。

今やDMのドルガンと言ったらコイツを指すので、元ネタの《熱血龍 バクアドルガン》も泣いてるに違いない(バクアドルガン自体は強いけど)。

龍装艦 ゴクガ・ロイザー SR 水文明 (6)
クリーチャー:ドラゴンギルド/ムートピア 4000
ブロッカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを2枚引く。
呪文の効果によって相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選ばれない。
呪文を自分の手札から唱えた時、その呪文を、墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。

cipドローと呪文限定アンタッチャブルと手札からの呪文再利用の効果を持つブロッカー

前述の分で分かるだろうが、一枚でやれることが多すぎる器用すぎるにも程があるクリーチャー。
呪文連打できるアンタッチャブルな時点で、色さえ合って呪文をある程度使うデッキなら何に入れても大活躍待ったなし。
間違いなくドラゴンギルドの代表的クリーチャーになると言える一枚。

勝利龍装 クラッシュ“覇道” SR 火文明 (10)
クリーチャー:ドラゴンギルド/ビートジョッキー 9000+
B・A・D2
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが破壊された時、タップしていたら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。
バトル中、このクリーチャーのパワーを+5000する。

あの《勝利宣言 鬼丸「覇」》が、B・A・D能力を元にリメイクされて帰ってきた。

自壊時にタップしてればエクストラターンを行うが、B・A・Dによって一度のエクストラターンは高確率で起こせる。
本家のように踏み倒しでは効果を発揮にくくなっている他、延々とエクストラターンが起きてしまう可能性が起きないように調整されている。
とは言っても自壊で追加行動ができるのは普通に強力で、《“必駆”蛮触礼亞》と合わせると3ターン目でのエクストラターン発生というプレイングが可能。







決して話し合ったわけでは無いのに、全ての項目で追記・修正がお願いされていた。

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最終更新:2024年12月02日 23:05