ザ☆農村マン

登録日:2019/10/19 (土) 13:29:40
更新日:2019/11/04 Mon 13:09:13
所要時間:約 6 分で読めます





負けるわけにはいかねえ!

病気のおっ母のためにも!

幼い兄弟のためにも!


所属:正義超人
身長:185㎝
体重:92㎏
出身地:日本
超人強度:95万パワー
声:長嶝高士

キン肉マンⅡ世』に登場した超人。
農業を営む傍ら、超人レスラーとしても活動している超人で無名ながら隠れた実力者。
一人称は「ワス」で、語尾に「~ズラ」や「~ケロ」とつけて話す。
試合前に鍬でリング上を耕したり、観客に肥桶にいれた手作りカレーシチューを振る舞うといったパフォーマンスを行う。

首に手拭いを巻いて麦わら帽子を被り、胸の部分に「JA」と書かれたコスチュームを着た、等身が上がり筋肉質になったカールおじさんのような姿をしている。

昔から超人として実力を認められながら、たくさんの幼い兄弟の世話や病気の母親の看病のため、ヘラクレス・ファクトリーに入学できず正義超人のエリートコースを外れてしまったという過去を持つ。
そのため、日頃からうっ屈した生活を送っていたが超人オリンピック復活の報を目にしてひと旗上げようと考えて、超人オリンピック予選に参加した。

野心とハングリー精神の固まりのような人物で、都会の超人やヘラクレス・ファクトリーの卒業者への強いライバル意識を持つ。
高い実力を持っているがヘラクレス・ファクトリーに入学できなかったため、それは全て日々の野良仕事や自前のトレーニング・農作業特訓で鍛えられたものであり、大変な努力家でもある。

超人強度はこの時代の正義超人としてはやや低め、というかスグルと同じ。
かつてのスグルのように逆境から高みへ登ろうとする立場であることの表現だろうか。

超人レスラー以外にもセコンドとしても優れており、ミートも「隠れた名伯楽」と認めるほど。

【技】

・稲刈りソバット
稲を刈る鎌のような鋭いローリングソバット。

・脱穀スープレックス
上向き状態の相手の両足を掴み、相手の前面をリングに叩き付ける。

・ストローハット・リバァルブ
麦わら帽子のつばを広げてその上で相手を転がして球状にし、上空に跳ね上げてギロチン・ドロップで追撃する。

・田植え掌底
左右から連続で繰り出される掌底攻撃。

【活躍】

超人オリンピック日本予選Bブロックを勝ち上がり、決勝へ進出。
本来はそこで坊サンダーとの決勝戦を行うはずだったが、坊サンダーが負傷のため棄権してしまったため代わりに名乗りを上げた万太郎と超人オリンピック本戦出場を懸けて戦う事になる。

試合は序盤から技の応酬となって一進一退の攻防を見せるが、万太郎の一本背負いをかわして「稲刈りソバット」で流血させる。
万太郎が「火事場のクソ力修練」が終わってから遊びほうけていたため、鈍った体になってしまった事を指摘すると、「脱穀スープレックス」で強烈な一撃を与えてダウンを奪う。

起き上がってきた万太郎にボストンクラブを完璧に決められてしまうが、兄弟達の声援を受けて合計に技を外し、「ストローハット・リバァルブ」を食らわせる。
勝利を確信した農村マンは、オリンピック本戦で活躍してCM出演や講演をしたり、格闘技ジム経営といった夢を語り、勝利宣言しようとする。

しかし、それを聞いた万太郎は立ち上がり、超人オリンピックの舞台は多額の賞金や報酬のためではなく、正義超人が純粋にプライドと名誉を懸けて闘う場であると指摘し、農村マンの動機を「不純」と言い放つ。

農村マンはその言葉に激昂し「あんたのようにエリート街道をズッと歩んできた超人には、ワスの骨太の農村殺法をかわすテクニックはあるまい」と、「田植え掌底」で猛攻をかけるが、万太郎はラーメンマンに教わった「バトルエクササイズディフェンス」で防ぎ、バッファローマン譲りのミドルキックを食い込ませる。

農村マンはヘラクレス・ファクトリーの卒業者はバラ色の人生を送っていると思っていたがそれは間違いであり、ファクトリーを卒業したあくる日から悪行超人との闘いの日々で、ファクトリーでの教育はそこから生還するためのヒントに過ぎないのだ。

必殺の「脱穀スープレックス」も防がれ、「ストローハット・リバァルブ」で最後の攻撃に出るが、火事場のクソ力でつばの回転を止められてしまい「ターンオーバー・キン肉バスター」で失神KOとなり、敗れ去った。

試合後、万太郎の力を認めて握手をし、激励の言葉を送った。

その後、決勝に出場したもののミートが準決勝でイリューヒンを助けた時に重症を負ってしまいセコンド不在となった万太郎の所へ駆けつけ、ミートの代わりに万太郎のセコンドを務める。

試合開始当初は万太郎が指示を無視したためにチームワークに亀裂が入ったように見えたが、ケビンにいいようにやられてしまったためにようやくアドバイスを求めてきた万太郎に「赤ちゃんチューチュー作戦」を授ける。

ふざけた名前ではあるが、実はこの親指を口に食わえて肘を前に出す姿勢はキン肉王族に代々伝わる防御テクニック「肉のカーテン」であり、ミートでさえも完全に習得させる事ができなかった「肉のカーテン」をいとも簡単に習得させてしまったのだ。
これにはテレビで見ていたミートも農村マンを「隠れた名伯楽」と評価した。

試合は「キン肉ドライバー」と「ロビン・スペシャル」の撃ち合いといった一進一退の攻防となり、「マッハパルパライザー」で「肉のカーテン」までも破られた万太郎は「マッスル・ミレニアム」で勝負に出ようとする。
しかし、ケビンが「マッスル・ミレニアム」対策のための特訓をしている事を知る農村マンは「マッスル・ミレニアム」は最後の手段とし、使う時は「豊年満作」の合図を出すからそれまで待つように指示を出す。

さらに試合は進み、クロエの正体を知ってその夢を受け継いだケビンの「大渦(メイルストローム)パワー」と万太郎の「火事場のクソ力」のぶつかり合いとなるが、その中でふらつきを見せたケビンに万太郎は合図を
待たずに「マッスル・ミレニアム」を仕掛けてしまう。
しかし、「マッスル・ミレニアム」破りの特訓「戦略(タクティクス)No.スペシャル0」によって「マッスル・ミレニアム」は破られ、「OLAP」と「ビッグベン・エッジ」の連続攻撃で万太郎は敗れた。

試合後、万太郎から合図を待てなかった事を謝罪され、会場に駆けつけたミートからは「立派に代わりを務めてくれた」とねぎらいの言葉をかけられた。

以上の経緯からわかるように、何かと問題を抱えがちなII世の超人の中でもかなりの好漢なのだが、結構不憫な面も目立つ超人である。
万太郎のセコンドを務めた際には彼の力を上手く引き出してくれたのだが、万太郎が全体的に彼の指示に従いきれなかったがゆえに敗北してしまったとみられる点が多く、キン肉マンお馴染みのかつてのライバル同士の友情としてはやや消化不良な結末を迎えてしまっている。

本編での登場はここが最後だが、「究極の超人タッグ編」では万太郎がカオスに「赤ちゃんチューチュー作戦」を授けており、
彼のアドバイスは万太郎の中でしっかりと活きているのがわかる。
IIシリーズが終了し、万太郎が元の時代に帰った後はより深い友情を結んでくれているものと思いたい。

【その他】

作者お気に入りのキャラクターで、アイドル超人入りさせるかどうかで悩んだそうだ。

胸の「JA」の文字はアニメでは「こめ」になっている。

追記・修正お願いします。

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