ギガトロン

登録日:2020/04/20 (月曜日) 16:59:57
更新日:2024/08/07 Wed 22:12:10
所要時間:約 7 分で読めます






ギガトロン様の悪の魂を受けるのだ!



「ギガトロン」とはアニメ「トランスフォーマー カーロボット」の敵キャラクターである。


CV:小檜山洋一



【概要】


デストロンの急進派「デストロンガー」を束ねる闇の破壊神(早い話TFシリーズでいうところの破壊大帝)。
サイバトロンの司令官、ファイヤーコンボイとは「400万年に渡る付き合いの幼馴染」であり、
彼のであるゴッドマグナスとも因縁がある。

冗談が嫌いで、「引き際は鮮やかに」をモットーとする冷静な性格。
そのカリスマ性から部下には慕われており、特にゲルシャークは崇拝に近い形で仕えている。
だがブラックコンボイらコンバットロンという優秀な部下が加入した時には彼らメタルビースト軍団には手厳しくなるも、
それは「彼らを見習って頑張って欲しい」という親心(?)でもあり、基本的には部下想いである。
ひょうきんさと凶悪さを併せ持つビーストメガトロンとは対照的とも言える。

だがブラックコンボイらが謀反を企てていた事には流石に激怒する等、厳しい一面もある。

その反面新兵器に自分の名前を付けられるのを恥ずかしがったり、部下の作戦のために体を張る等コミカルな一面もある。
武器は分離可能なダブルセイバー「回転剣」で、先端はミサイルのように飛ばせる。
また、額からは「カッタービーム」という光線を放つ。

ちなみに海外名は「メガトロン」である。

【多段変身】


ギガトロンは6つの形態を持つトランスフォーマー(いわゆるシックスチェンジャー)であり、各形態を個別のコンピュータが制御している。
そのため変形するごとに性格が変わる多重人格者(劇中ではバット以外はそこまで変わっていないが)。
トランスフォームの際には「変身!ギガ〇〇!」と形態名を付けて叫ぶ。

  • ギガバット

ロボットモードの下半身を折り畳み、顔にマスクをつけた蝙蝠形態。
この形態では語尾に「~でヤンス」と付ける等、少々小物臭い性格になる。
戦闘能力はあまりないのか、専ら撤退用に使われる。


  • ギガドラゴン

ロボットモードを上下反転し、両足を頭に、両腕を脚部に変えた双頭竜形態。
腕は小さいのが新たに生えてくる。この形態では性格が荒っぽくなる。
戦闘は主にこの形態で行うことが多く、多少飛行もできる。
武器は口から吐く火炎放射「ツインブレス」と踏みつけ。


  • ギガジェット

ギガドラゴンの尾を機首に見立てた戦闘機形態。ちゃんと車輪も出る。
主に長距離移動で使用し、爆撃やミサイル攻撃もできる。


  • ギガフォーミュラ

ギガジェットを裏返しにして翼を折り畳んだフォーミュラカー形態。
あまり車に見えないとか言っちゃダメ。ちゃんと4輪駆動である。
翼を広げた体当たり攻撃が得意。


  • ギガハンド

四肢とギガジェットの機首を5本指に見立てた手形態。大乱闘のボスキャラではない。
この状態では基地と接続して巨大ロボットのように動かせる。

※ネタバレ注意!
















わしたちに輝かしい未来はない。


永遠を与えられた代わりに、過去も未来も奪われた。


しかし、子供たちのパワーを使えば未来が掴める。


その可能性を感じさせてくれる!

【デビルギガトロン】



ゴッドファイヤーコンボイに敗れたギガトロンだったが、ピラミッドに眠るエネルギーと部下のメタルビースト3兄弟(グッシャー、ギルドー、ガスカンク)のエネルギーを取り込んで復活、パワーアップした形態。
更に4つの形態を獲得し、合計10段変形という史上最多の変形数を誇る。
名称もギガドラゴンデビルドラゴンという風に変化する。
海外名は「ガルバトロン」



  • デビルエレファント

ガスカンク(スカンク=陸上哺乳類)の力で得た象形態。
翼を耳に、デビルジェットの機首を顔と鼻に、回転剣を牙に見立てている。
この形態ではパワーが上がるようで、自分より遥かに大きいブレイブマキシマスの攻撃を止めようとした。(ゲルシャークには無茶だと突っ込まれたが)


  • デビルノドン

ギルドー(ムササビ=滑空する生物)の力で得た翼竜形態。
デビルバットを裏返しにして、デビルジェットの機首を頭部に見立てている。


  • デビルクルーザー

グッシャー(カエル=水属性)の力を得た船形態。
デビルフォーミュラの前輪を変形させたような姿、あまり船に見えないとか言っちゃダメ。



  • デビルザウラー

デビルギガトロン最強の恐竜形態。
デビルノドンと同じ頭部で4足歩行にした姿をしている。尻尾は回転剣。
ドラゴンより強いのかとか、そもそもあまり恐竜に見えないとか、色々ツッコミたい所はあるがとにかく最強なのだろう。
海外版では流石にグリフォンということになっているらしい。

ゴッドファイヤーコンボイとの最終決戦において、ギガトロンは自分の本心を語る。

デビルギガトロン真の目的は地球の子供たちを支配し、その純粋なエネルギーをもって宇宙とトランスフォーマーの未来を変えること
永遠の命を持つということは、過去の自分が永遠に続くということ。
戦うために生まれてきたトランスフォーマーにとって、それは一種の無間地獄ともいうべきものではないであろうか。

それゆえか、永遠の命を持つ自分らトランスフォーマーには未来がないと絶望視しており、
最終決戦で無限の可能性を持つ地球の子供達に希望を見出していたと内心を吐露する。

最終的にゴッドファイヤーコンボイの手に現れたその無限の可能性の力……スーパーゴッドソードによってその野望は阻まれ、ギガトロンを含めたデストロンガーはセイバートロン星に強制送還されるのであった。


……但し、ゲルシャークを除いて。


【余談】


デビルギガトロンの玩具はギガトロンのリデコであり、デビルギガトロンで得た4形態(あえて言うならギガエレファント・ギガノドン・ギガクルーザー・ギガザウラーか)はギガトロンでも再現できる。
ただデビルエレファントの耳と頭部を繋げるジョイントはデビルギガトロンにしかついていない。

玩具展開『レジェンズ』では、その後復活したブラックコンボイがコンバットロンと(半分無理矢理引き込んだ)ゲルシャークと共にブレイブマキシマスを襲撃。ギガトロンもまた釈放されるが…


「わしはもう、悪の心を捨てた。」


ギガトロンは既に悪事を働き続ける事に疲れ果てており、自身の永遠の生は、無限の力を持つ子供達の未来を護る事に使うべきという結論に達した。
ファイヤーコンボイとも和解を果たした彼は、激昴するブラックコンボイを「償い」として服役中に編み出した11番目の形態『デビルオーストリッチ』*1のリフォーマット光線で彼をプロトフォームの状態に戻した。
そして今度こそ改心してくれることを願ったのだが…

その後は最終回(エピローグ)にて、ゲルシャークを加えた穏健派のデストロン軍団のリーダーとして、デビルハンド形態でゴッドファイヤーコンボイと合体しデビルゴッドファイヤーコンボイになり(玩具でも再現可能)、未知の敵に挑んでいる姿が描かれた。

正義に目覚めた悪魔は、400万年越しに和解した神と手を取り合い、無限の可能性を産み出す子供達の未来を守る為、今も戦い続けているのだ。




追記、修正は10段変身してからお願いします。

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最終更新:2024年08月07日 22:12

*1 オーストリッチは英語で「ダチョウ」の事。玩具でも再現可能。