白雪千夜

登録日:2020/06/30 Tue 20:57:16
更新日:2025/06/04 Wed 01:47:25
所要時間:約 3 分で読めます






白雪千夜。私が唯一持っているものの名前です。私が自由にできるのは私だけ。

でもここへ来たのは、私の意思ではありません。戯れでしかない。

でも、それでも良いから来たのです


白雪千夜(しらゆき・ちよ)は、『アイドルマスター シンデレラガールズ』に登場する毒舌メイド系アイドルである。


【プロフィール】

タイプ:キュート
年齢:17歳
身長:157㎝
体重:40㎏
B-W-H:72-52-74
誕生日:2月4日
星座:水瓶座
血液型:O型
利き手:右
出身地:北海道
趣味:料理・睡眠
CV:関口理咲


【概要】


たまに見る夢は、炎が荒れ狂う夢だった。たいせつなものが、燃えていく夢。

私の全てを焦がして、焼き尽くす。だから、私はなにも求めない。いつか燃えてしまうなら。

スターライトステージ』で初登場したアイドル。
見た感じクールっぽいが、属性はキュートである。

過去に色々あったようで、現在は黒埼ちとせの使用人として彼女と同居している。養子となり姉妹になることもできたが断った模様。
学校もちとせと同じで、学年はちとせの1つ下。

全てを失った」「自分には何の価値もない」と度々自嘲しており、今は「主」であるちとせこそが全てで、彼女の求めるままに生きている。
アイドルになったのも彼女の指示で(プロデューサーはそんな彼女の圧に屈して合格させてしまったらしい)、「いつもの戯れに付き合っているだけ」だと言う。
「戯れ」というのは、ちとせが(自分が死んでしまう前に)新たな生き甲斐を千夜に見つけさせたい一心でやっていたことなのだが、その願いは全く通じておらず、
その後のアイドル活動もちとせが望むならとしてこなしていたが、
プロデューサーとの交流の末に自発的に行動するようになり、ちとせに「アイドルは楽しい?」と聞かれて肯定するまでになった。

時々、炎が荒れ狂い大切なものを全て焼き尽くす夢を見るという。
どうやらそれは彼女の過去に関係があるらしく、高い所や窓際が苦手という発言もある。
少なくとも、断片的な経緯からして全ての家族を喪っているということは登場当初から確定的な部分であったが、その真相が語られるのはかなり後のこととなった。

何事にも無関心という気質ではあるものの、クラスメイトとも普通に接しているなど、体面上の人付き合いは悪くはない。
あくまで自罰的な世界観でありそれを他人に押し付けようとはせず、ちとせ第一ではあるが他の人物にも相応の敬意は払って接する。


あなた…いえ、お前くらいでいいか。
お前の仕事ぶりを見ていると、思うところがあります。
……笑えてくる、といえば、理解できますか。

お前をみていると、かつての自分を思い出します。
誰かに仕える喜びを、早く見つけられるといいですね。あ、私以外で

サプリメントをあげます。私が用意した、お前のための弁当ですよ。ほら

だがプロデューサーに対してだけは様子が大きく異なる。
初対面時、ちとせから聞いた「僕ちゃん」の呼び名を成り行きで軽率に使ってしまった*2のが災いしてなのか「お前」と呼び始め、
建前上は礼儀正しいが、露骨に見下した態度をとり、稀に口調まで崩してくる独特な態度で接する。
もっとも、なんだかんだしているうちにPの滅私奉公ぶりにシンパシーを感じたり、その行いを認めるようになっていき、「お前」や辛辣発言も親しみを伴ったものになってもいるのだが。
後に心境が変わったことで「プロデューサー」と呼ぶ場面も出たが、それはそれとして以降もお前呼ばわりはしている。

コミュでは無表情だが、ステージの上では明るい表情を見せてくれる。
ちとせ曰く「昔はとっても賢くて可愛い、ルーベンスの天使みたいな笑顔で笑ってくれる子」だったらしい。


17歳にしてバスト72と控えめだが、ウエストが52とかなり細く、推定Aカップはある。でもその割に他の推定カップがもっと下の人よりもまな板にイラストで描かれる事が多い
その細さにもかかわらず大食いで、毎食2人分は食べるとのこと。
これは小食のちとせの分まで食べているかららしい。劇場わいど☆第438話で会話中ずっと箸を止めずに食べ続けてる千夜ちゃんはかわいい。


【関連アイドル】

同時に登場した、デュオユニット「VelvetRose」の相方。苗字も白と黒が入り対の関係になっている。
今の千夜の全てであり、主であり、幼馴染。
曰く「お嬢様は薔薇のような存在、自分は薔薇を包み込む包装紙」とのことで、この発言を拾われてユニット名が「VelvetRose」になった。
ちとせからは「千夜ちゃん」「僕(しもべ)ちゃん」と呼ばれている。

傍から見れば主従関係だが、本来なら対等な友達であるし、「黒埼家に拾われた手前、表向きは上下関係が必要」みたいな話でもない。
「『ちとせのために生きる』というアイデンティティを千夜に与えた」からお互いそうしている、言ってしまえば主従ごっこ的なものである。
なので、ちとせは勿論のこと、千夜も本心から主従を貫いているわけではない。それが漏れるのは本当に僅かな場面だけだが。

同じくスターライトステージで初登場したアイドル。
同時期の登場とはいえ世界観がまるで異なるためか、同期くくりの時以外では関わりは多くない。
アニメ『シンデレラガールズ劇場 CLIMAX SEASON』最終話にてアピール対決をした。
後に「TRUE COLORS」で楽曲共演を果たした。
颯とは「Fantasia for the Girls」でも共演。イベントコミュではデュオ相方を失っているのが共通している。

同じく7周年にて追加されたアイドル達。

ご存じ働いたら負けアイドル。初登場となる「Fascinate」コミュで共演した一人。
同じ北海道出身かつ同年齢で、曰く「本能的に苦手なタイプ」とのこと。
どうやら初対面で「小さいな、こんなのもアイドルなのか」と言われたのが原因らしい。
程よく踏み込み、適度なところで追求しないバランス感覚と、なんだかんだ面倒見のいい性格を買われ、Pからしばらく見守るように頼まれている。

千夜と共にトリオユニット「Sirius Chord」を組むアイドル達。
元々2020年5月実装の限定SSR[アストラル・スカイ]渋谷凛特訓前で交流していたが、2021年9月のイベント「Drastic Melody」でユニットを結成し、その際に千夜の内心に深く踏み入ることとなって以降、本格的に千夜の保護者枠として出てくることが増えている。凛は千夜より年下だけど

ご存知厨二病アイドルのボクっ娘の方にして、デュオユニット「XENOЯOS」の相方。
ユニット曲「EPHEMERAL AЯROW」のイベント直前、ストーリーコミュ第79話で千夜の悩みを聞こうとして、千夜の過去の詳細をちとせ以外のアイドルで初めて聞かされることに…*314歳にそんな激重案件担当させるな

千夜とは別ベクトルに突き抜けた不幸の持ち主。
色々と細かい共通点があるが、ちとせとの共演がかなり多いのとは対照的に千夜との絡みは皆無。
特に「不幸によって生きる理由を見失い、たった一つのものを拠り所に生きている」という共通しないでほしい点があり、アイドルというもので得る充実を「光を知ってしまった」というニュアンスで語る者同士でもある。

ストーリーコミュ第79話で登場する、それまで絡みのなかった相手。
千夜が「迷いがあるので納得できるまで活動を休止させてほしい」とPに言い出した場面に飛鳥と共に居合わせ、居ても立っても居られず「自分はアイドルでなくなったら何者でもなくなってしまう、それが嫌だからアイドルは辞められない」という話をし、
「アイドルなど辞めて何者でもなくなりたかったが、今更辞めても元には戻れない」という、真逆であり同じでもある思いを抱いた千夜の参考の一つとなる。
まさに前述のほたるの話と通じるもので、実際ちとせのストーリーコミュでのほたると似たような役回り。


【楽曲】

  • Fascinate
ちとせとのユニット「VelvetRose」の楽曲。
キュート属性の曲だが、ちとせの吸血鬼属性を反映させたのか、ホラーやダーク寄りの曲調となっている。
また、スターライトステージでのMVではその関係性を反映させ、2人が同一画面で踊っているシーンでは千夜のソロパートでもお構いなしでちとせを前面に出した(と言うよりも千夜が後ろに下がった)フォーメーションになっている。
CDはSTARLIGHT MASTERの第38弾としてカバー元のCD売上の最低が75万枚オーバー、平均95万枚とか言うやべーやつらをカップリングに従えて発売された。

  • TRUE COLORS
スターライトステージ4周年記念楽曲。
城ヶ崎美嘉高森藍子アナスタシア藤原肇乙倉悠貴、久川颯、久川凪に「VelvetRose」も加わった9人で歌っている。
MVは2Dと3Dの両方で手を取り合っているシーンがある。

  • Unlock Starbeat
7thライブツアー大阪公演のテーマ曲。
星輝子神崎蘭子五十嵐響子多田李衣菜とバンドを組んだ形式でのロックナンバーで、千夜はドラムを担当。
MVでは本職のドラマーの動きをサンプリングしたドラムスティック回しを披露してくれる。

  • 君のステージ衣装、本当は…
シンデレラガールズ劇場EXTRA STAGE第3期EDテーマソング。
佐城雪美的場梨沙速水奏荒木比奈との歌唱となる。
アニメーション*4中で全員同じ学校の生徒だけど実年齢小学生と大学生が同じ学校って1期とかでもそうだったから文句言わない

渋谷凛松永涼とのユニット「Sirius Chord」の楽曲。
この曲のイベントコミュで千夜は凛、涼とぶつかり合い、すべてを吐き出し、そして新たなステージへと一歩を踏み出していく。

  • HALLOWEEN GAME
姫川友紀中野有香上条春菜堀裕子との楽曲。
イベントコミュ内容はアストロ球団地獄甲子園もかくやなトンチキ野球公演

  • Clock Hands
CINDERELLA MASTER」第17弾に収録されている白雪千夜の初のオリジナルソロ楽曲
2024年4月のユニットツアー大阪公演にて初披露された。
本楽曲とともにデレステに実装されたストーリーコミュ第79話「Life is A Will」で千夜はアイドルである意味を、そして自分が生きる意味を見出すこととなる。

  • Fantasia for the Girls
スターライトステージ9周年記念楽曲。
久川颯神谷奈緒藤原肇イヴ・サンタクロース赤城みりあ依田芳乃小早川紗枝星輝子と共に歌唱している。
なおイベントコミュには厳密には千夜は出演していない。というのもコミュはPの異世界転生モノなので、チヨ≠千夜なのである。

  • EPHEMERAL AЯROW
二宮飛鳥とのユニット「XENOЯOS」の楽曲。
2024年9月のデレステ9周年記念ライブにて初披露された。
イベントコミュは異星からの侵略に抗う《模造体》と《人形》*5の物語という公演モノ。
一方で楽屋パートでは、前述の千夜のストーリーコミュでの交流を経て千夜と飛鳥がいかに付き合っていくのかが描写されている。

【余談】

  • デレステとは別のソーシャルゲーム「戦の海賊」にて、メイドロボのマキナ(魔法兵)というそっくりさんが登場している。黒髪おかっぱ頭のメイドさんはオーソドックスなデザインなので似通ってしまっても止むを得ないのだが、担当声優が同じかつ10周年ツアーの愛知公演で「アタシポンコツアンドロイド」をカバーしたばかりだったため注目を浴びることになった。

  • それとは別にこのアタポンカバー、担当声優の千夜の心境を存分に反映したあまりの無表情っぷりが話題となっている。




お嬢さまは、価値のなかった私に意味をくれた。

お前は、私にさらなる追記・修正を与えた。お嬢さまの隣に立つ仕事を。

これについては……一度しか言わない。感謝していますよ。



















































あと。プロデューサー。

お嬢さまと話しているのだから、口を挟まないでください。

それでもプロデューサーか。まったく。

【呼称の変化】

2021年5月16日に実装されたスターライトステージのストーリーコミュ第65話「Story of Your Life」終盤、
ライブを終えたちとせと会話している千夜にプロデューサーが次の仕事に行くよう声をかける一幕があり、
それに応じた千夜がプロデューサーに対して言ったのが上の台詞であるのだが…

見ての通り、呼び方が「お前」じゃなくなっていた。

ちなみに、最初からこうなっていたわけではなく、コミュ冒頭でちとせが倒れたと聞いてプロデューサーにブチ切れている時はしっかりお前呼びだった。
だからこそ、「コミュ前半と終盤の間に何かがあったことは確かだが、何があったのかは分からない」という状況となってP達をやきもきさせた。
ちなみに、ライブ後の会話も会話で「これからもお嬢さまをアイドルとして推していきますよ。」と千夜らしからぬ単語を使っており、ピンク頭が何か吹き込んだかと話題になった。

そして2021年9月17日開始のイベント「Drastic Melody」。
イベントコミュはユニット「Sirius Chord」の結成の経緯を回想で語る形となっているが、
回想の冒頭が先のストーリーコミュでちとせが倒れたことを千夜が知ったときとなっており、ストーリーコミュ65話の裏側を補完する形のコミュとなった。
プロデューサーを交えた渋谷凛、松永涼との合宿での交流、衝突、想いの吐露、
…そしてその先のEDコミュ「Three Chord」で、ついに千夜からの呼称――プロデューサーへの信頼関係が一歩先へと進んでゆく。
ちなみにこのEDコミュで向井拓海から「ダチ」という言葉を、多田李衣菜から「推し」という言葉をそれぞれ教えられている。りあむは冤罪で助かったな

このイベント以降のデレステの千夜は明確に「Drastic Melody」イベント経過後となっており、
それは「堕ちる果実」イベントコミュで「推し」を使っていることや、2022年のホワイトデーキャンペーンでの呼称が「プロデューサー」となっていることなどからもわかる。

ただし完全に「プロデューサー」呼びに変わったわけではなく、以後の登場シーンにおいても「お前」呼びを使用することは多い。例えば[アマ・デトワールの烙印]のSSRにおいては絵のモデルにプロデューサー自身を提案されたのか「 お前を絵のモデルに?」と呆れた口調で発言しており、またストーリーコミュ第79話「Life is A Will」*6では終始「お前」呼びとなっている。*7

一方Mobage版の方の千夜はこれに準じたエピソードを経ていないゆえか、
10周年アニバアイプロや2022年の誕生日エピソードなどサービス終了まで呼称は「お前」のままだった。
Mobage版とデレステの世界設定がパラレルであることを改めて窺わせてくれる。



…何を他人行儀になっているのですか?

お前もともに追記・修正して行く責務があります。

プロデューサー。

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最終更新:2025年06月04日 01:47

*1 この際救助されるまで両親を探す描写と空港でちとせの父から両親の死を知らされた描写からするに両親に逢えなかった可能性が非常に高い。もっとも航空機事故は状況にもよるが遺体が跡形もなく吹き飛ぶこともあるので幸か不幸かは誰にも分からないが......

*2 オーディション会場に現れて嫌々ながら応答する千夜が何者なのかPは当初わからず、話を聞いているうちに彼女がちとせの言う「僕ちゃん」だと気がついた……という流れなので、情状酌量の余地はある。

*3 実際、聞かされた直後の飛鳥は、最後に千夜から「いつもと異なり大変伝わりやすい言葉遣い」なんて言われるほど露骨に気を遣って言葉を紡いでいる。

*4 EXTRA STAGE各期EDのみ3DMVが無くゲーム尺のアニメーション映像が変わりに採用されている

*5 いずれもロボットであるが、前者は地下深くで冷凍睡眠している人類から記憶や名前を引き継いでいる。後者は《模造体》によって製造された兵器。

*6 凛や涼との交流が言及されている。

*7 主人のちとせも「魔法使いさん」「プロデューサー」「あなた」と状況に応じて使い分けているので呼称の変更よりは追加に近い