黒埼ちとせ

登録日:2020/07/07 Tue 20:04:25
更新日:2020/08/11 Tue 00:27:21NEW!
所要時間:約 10 分で読めます




黒埼ちとせ(くろさき-)とは、『アイドルマスター シンデレラガールズ』に登場するアイドルである。

シンデレラガールズ7周年に際して発表された7人の新アイドルの1人であり、2019年2月28日に『スターライトステージ』のイベント「LIVE Groove Visual burst」開催と共にその存在が明らかとなり、白雪千夜と共にボイスおよび楽曲を引っさげて登場した初めての新アイドル。

極めて間違えやすいところだが、「くろさき」の一般的な表記の「黒崎」ではない。土偏、埼玉の「埼」である。

プロフィール

年齢:19歳
身長:164cm
体重:44kg
血液型:O型
スリーサイズ:86-58-84
誕生日:11月10日(蠍座)
利き手:右
出身地:東京
趣味:美味しいものを食べること・月光浴
CV:吸血鬼の末裔佐倉薫


概要

金髪に赤い目、妖艶な雰囲気を纏った美少女。
クォーターであり、幼少期はルーマニアで育った。
実家は相当なお金持ちであり、現在は建前上使用人の千夜と二人暮らし。
その容姿や超然とした立ち居振る舞いもあってか、吸血鬼の末裔らしい」と噂される*1。本人も何かにつけて冗談めかして血を吸いたがるが、そういう言動をしているから噂されるのか、噂されるからそういう言動をしているのかは謎であり、実際のところ具体的に肯定・否定はしていない。
19歳だが、諸事情により1学年分休学しており高校3年生。


出会い

ある日、プロデューサーは道端でちとせの姿を見かけるが、ちとせは目が合ってすぐに人混みの中に消えてしまう。
その翌日、ちとせを探してそこかしこを歩き回るプロデューサーに、

「……あなたの望みは、なぁに?」

と後ろから一声かけてくるが、プロデューサーが振り返ってもちとせの姿はなかった。
さらに翌日、あいも変わらずちとせを探し回るプロデューサーの元に三度現れる。

 なんだか心地良い空気が漂ってくる……

「あなたが何者なのかはまだ知らないけど……それは、これから知るからいいよね。あなた、私が欲しいんでしょ?」

「アイドルになってほしい」

「いいけど、いくつか条件を守ってね。できる?」
「ひとつは、私を退屈させないこと。ふたつめ。私に嘘をつかないこーと」

 頭がぼんやりとしてきた……

「みっつめは……なーに、その顔。もう待てないの? じゃあ、契約しよっか」



「……もう、後戻りはできないよ」



という、おおよそアイドルものではなく人外ヒロインと出会ったところから始まる現代伝奇ものみたいなエピソードがメモリアルコミュ1で展開される。
出会った女を片っ端からアイドルにしようとすることに定評のあるデレステP*2だが、この時の言動はそんな彼としても明らかに異常で、何らかの超常的な現象が関わっているかのように描写されている。
ちとせもこの時のことについて「(私を)選ばた」というような表現をしている。
曰く、ルーマニア時代に親しくした魔女の老婆から「お前は人を魅了する」と評されたとのことだが……?
もっとも、このような超常的描写がされるシーンはこれきりである。

その後、千夜にもアイドルになるようにそそのかしたようで、こちら(アイドル事務所)の都合など関係なしに千夜もアイドルになることになる。
千夜の言うところによれば、ちとせが思いついたように何かを始め、千夜もその「戯れ」に付き合う……ということが過去にもあったらしい。

その後、衝撃の真実

なんやかんやとりあえず各々デビューを飾り(無印N)、その後は千夜と共にユニット「VelvetRose」として活動することになる。
ここからは初登場イベントコミュに詳しい……というか、初登場なだけあって、二人の基本的な情報の多くがここに含まれており、この2人の物語として必読級の内容となっているため、掻い摘んで説明する。

VelvetRoseとしてのデビューにあたり始まったダンスレッスンでいきなり貧血で倒れてしまう。
しかし、千夜に慮られるも本人的には慣れっこという様子。
レッスン内容の見直しが必要となった程度で、あとは大したトラブルもなくユニットデビューに向けての準備が進んでいたある日の夜、プロデューサーはちとせに散歩に誘われる。

「焦らなくていいよ」
「……焦ってはないけど。あーん、そっか。あなたや他の人からしたら、焦って見えるのかな?」
私ね。長くないと思うの。だから、今が楽しければいい。たぶんアイドルとしても、ハードなお仕事はできないでしょ?」
「だけど、千夜ちゃんは違う。あの子には未来がある。ちょっと口下手だけど……本当は、優秀でいい子なんだから。それに、笑顔は世界一可愛いんだから」
「……あなたが可能性を引き出して。千夜ちゃんを私の僕ちゃんじゃなくしてあげて。あの子を、あの子らしくしてあげてほしいの」


なんと、永遠の命を持つ吸血鬼どころか余命幾許もないことが明らかになる。
ちとせの最大の行動理念はここにあると言える。
ちとせにとって、何よりの心残りが千夜ということになるのだろう。
全てを失ってちとせの「僕ちゃん」になって以来、自分には何の価値もない、全てをちとせのためと言う千夜をこのまま置いて逝けば、まあ、どのような結末を迎えるのかは想像に難くない。
アイドルのみならず千夜の言う「戯れ」の数々も、それに千夜が巻き込まれていたということを考慮すれば、千夜に新たな生き甲斐を与えるための試みの一環だったと考えられる。

これだけだとまるで、若くして死を突きつけられながら他人の人生だけを第一に考える聖人君子メンタルに見えるが、全面的にそうというわけでもない。
度々口にする「魅了する」「支配する」といった言葉は、ちとせにとってはある種の本気の欲求であり、傲慢とすら言えるほどの言い分も時々ある。
千夜に関しても、解放したいと言いながらも独占欲がちらつくこともしばしば。
アイドルとして数多の人間を魅了した挙句にさっさと死なれては、たとえ千夜のことが上手くいっても色々大変なことになりそうである。

もちろんプロデューサーとしても、ちとせの願いを受け容れながらもちとせ自身のことも軽んじるつもりはなく、先の会話の後にもそのような話が続く。



なお、シンデレラガールズで死ネタと言えば北条加蓮という大先輩がいるわけだが、
加蓮はあくまで「体調は快方に向かっている」というのが設定としては大前提であり、初期にちらつきがちだった死を匂わせるアレやソレは、2019年時点にもなるとむしろわりと元気なのも鑑みればある種の悪ノリだったと言えよう。
それに対してついにガチの死ネタ持ちライバルが現れた格好であり、しかも本人が「このドレスも、気に入っちゃった。棺桶衣装コレクション、増えちゃうななどと遠慮なしにぶっ込んでくる。

また、この設定に関して重要な点として、「長くない」というのはプロデューサーしか知らない情報である。
病弱なところは隠しようもないだろうが、周囲からは軽口だと思われているであろう死ネタにはプロデューサー(劇中人物および我々)だけが心中穏やかでない形になる。
千夜に関しても、知っていれば異なる反応をするであろう事柄が多々あるのでおそらくその例外ではないと思われる。

なお、今のところ自己申告でしかないため、どのような原因でどのくらい深刻な状態なのかは明確ではない。
虚弱なことは様々な場面で強調されているが、とりあえずそれなりに無事な生活は送れているのも確か。
さすがに誇張表現ということはないだろうが。


千夜も含めて、このような強固な設定構築(+特定キャラとの結びつきが絶対的に強い)こと自体がシンデレラガールズとしては異例極まりなく、鳴り物入りで登場した新アイドルならではの特性を持ったキャラクターとなっている。

その他色々

プロデューサーのことは「魔法使い」「魔法使いさん」と呼ぶ。魔法をかけて!
二人称としては「あなた」や呼び捨てが使われることも。
シンデレラにまつわるモチーフがアニメ版から強調された傾向にあることや、既存の183人は全てアニメ以前に登場していることを踏まえると、新アイドルらしい要素とも言えなくもないか。

立ち絵差分として登場するレッスン着が薄桃色、片方ずれて肩が見えてるけど袖はたっぷり、お腹は丸見えというやたらドスケベなうえに肝心の運動にも若干向いてなさそうな代物で時々ネタにされる。体弱いんだから気を遣いなさい。

千夜とは対照的に、病弱にして大変育ちのよろしくセクシーな体型の持ち主である。
食べること自体は好きだがかなりの少食であることも判明しており、丹精込めて作られる千夜の手料理もほとんど残してしまうらしい。
都合、相方がほぼ二人分を毎食たいらげているという健啖ぶりを発揮させている。どのようにしてこれだけ育ったのか。あるいは患う前に育ったのかも。
身長に関しては7人の新アイドルではトップ。年齢も一番身長低いのと共にトップタイである。

イベント予告時には競合他社めいた百合枠だとか言われることもあったが、実際に登場してからは往年の泣きゲーヒロインといった評が聞かれるようになった。なんで7周年の新アイドルなのにサービス開始以前まで遡るんだよ。


関連楽曲・イベント


Fascinate

初登場イベント楽曲である、VelvetRoseの持ち歌。タイトルは英語で「魅了」の意。
7thライブ大阪公演では作曲の睦月周平が生バンドに参加しており、本人の演奏でのライブ初披露となった。
MVでのダンスシーンでは2人で踊るシーンでは千夜パートでもお構いなしでちとせが前に出た*3ダンスとなっている。
後同一レベル帯最強の詐称譜面扱いされてるラス殺し

バベル

イベントコミュにちょっとだけ出演。
「運命への叛逆」がテーマとなる中に登場するだけで意味深なものがあるが、
「物語の中ぐらい、想い合うふたりがきちんと救われて、ハッピーにならないとね♪」という、やっぱり意味深な台詞を残していく。

TRUE COLORS

ちとせを含むデレステ発新アイドル4人が参加したデレステ4周年曲。
イベントコミュでの印象的な場面としては、夜の散歩に出たところを城ヶ崎美嘉に追いかけられて2人で話し込み、
「私たちと仲良くしてくれて、ありがとう。千夜ちゃんは(中略)可愛がってあげて」
と、事情を知っていると死亡フラグにしか見えない発言を何も知らない相手に投げつける場面が挙げられる。

Spin-off!/オウムアムアに幸運を

8周年記念作品と称して現れた、楽曲1曲のフル尺に乗せて届けられる短編3Dアニメ。
アニメに登場するアイドル5人の中の1人であり、共に「オウムアムアに幸運を」を歌唱する。
人選としてはまあまあサプライズなのだが、もっとサプライズだった人物がいたのであまり取り沙汰されることはなかった。
劇中では花嫁姿で登場し、かつての友人であった実年齢19歳外見年齢12歳のリサと仲間たちによって拉致され、共に世界に抗うことに。

生存本能ヴァルキュリア

7th大阪にて佐倉が関口理咲(千夜役)と共に歌唱した曲の1つ。
非オリメン楽曲への参加は当然考えられる中で、参加者にオリメンが2名いたのもあって可能性として考えたPも少なくはなかったであろうが、「生き残れ」ってレベルじゃねーぞ!!

時を刻む唄

コラボカバー楽曲。アニメ版『CLANNAD AFTER STORY』の主題歌で、千夜と2人で歌唱。
泣きゲーだとか言ってたら完全に泣きゲーになってしまった件。
そして、曲単体でもおおよそ感じられるであろうあまりにもシャレになってない選曲で多くのPを戦慄させた。

関連エピソード(カード)


無印

立ち絵でもおなじみの特訓前は、長身かつお高そうな装いであるにもかかわらずなぜか萌え袖
特訓後ではいかにも吸血鬼といった感じの衣装を着る。

Fascinate

イベント報酬。
特訓前は前述の真実を明かすシーンで挿絵として使われる。
特訓後では千夜と極めて顔が近いお耽美な状態になっていてちとせ単品を抜きづらいためか、レッスンなどの演出ではイベントにも出てくる「この衣装を着た立ち絵」が使われる。

緋薔薇の令嬢

恒常SSR。
方向性としては無印同様に吸血鬼、それに加えて女王というイメージが加えられている様子。

クリムゾンセレニティー

モバマスで登場したSR。
テーマらしいテーマのないメダルSRとしてなのもあってか、ちとせのイメージに沿った正統派な内容。

千年の誓約

2020年5月末の限定SSR。
すでにちとせ以外のデレステ発3人の限定SSRが登場していた状態であり、例年通りならジューンブライドガシャとなる開催時期が迫っていたことから、覚悟の決まったPも多かったであろう。
花嫁姿は前述のSpin-off!に繋がるというのもあるが、それ以前の話としてちとせの境遇で「花嫁」がどういう意味を含むかという話で……。
特訓後の衣装は「結婚した相手は夜の眷属でした、残念♪」という感じの設定で、薔薇をあしらった真っ赤なドレス。
高所の柵の上に爪先立ちというメチャクチャ危ない姿となっているが、下にマットは敷いてあるのでご安心ください。

オウムアムアに幸運を

イベント報酬。
特訓後はSpin-off!の設定に則って、CGで加工したという設定で12歳相当の姿のロリちとせになっているという(シンデレラガールズでは)前代未聞のイラストになっている。


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最終更新:2020年08月11日 00:27