メーデー!で取り上げられた事故

登録日:2020/07/22 Wed 11:52:00
更新日:2025/03/17 Mon 10:57:40
所要時間:約 137 分で読めます






This is a true story. It is based on official reports and eyewitness accounts.

これは、調査報告書、目撃証言等に基づいて再現された、真実のストーリーです。



【概要】

この項目は、ドキュメンタリー番組『メーデー!:航空機事故の真実と真相』で取り扱われた事故の一部を抜粋した項目である。
航空機事故を取り扱う長寿番組故か、取り扱われる内容は多岐に渡り、中にはフィクションにしか見えない様な案件も存在する。
以下の事故紹介は発生年度順ではなく 放映順の紹介 である事に留意されたし。

念押ししておくが、すべて公式記録、関係者の証言を元にした実話である。
なお記録が残っておらず推測による補完があったり、場合によっては番組冒頭に「脚色があります」と出たりする事もあるが、基本は実話である。

+ ▽一覧


【番組内で取り扱われた日本に関係する事件・事故】

数多くの航空事故を扱っているため当然日本が関係する事故もある。
ここでは日本で発生(不時着先が日本国内の場合も含む)或いは日本の航空会社で起きた事件・事故を紹介する。

日本航空123便墜落事故

第3期第3話「御巣鷹の尾根」(原題:OUT OF CONTROL)/第21期第3話「PRESSURE POINT」

フィリピン航空434便爆破事件

第3期第5話「機内の爆弾」(原題:BOMB ON BOARD)

成田空港手荷物爆発事件

第5期第7話「持ち込まれた小型爆弾」(原題:EXPLOSIVE EVIDENCE)

フェデックス80便着陸失敗事故

第12期第5話「DEATH AT NARITA」

チャイナエアライン120便炎上事故

第14期第4話「沖縄での炎上事故」(原題:DEADLY DETAIL)

中華航空140便墜落事故

第16期第9話「名古屋空港の悲劇」(原題:DEADLY GO ROUND)

【番組内で取り扱われた犠牲者無しの事故】

数多くの航空事故を取り扱っている本番組ではあるが、そのどれもが多くの犠牲者を出した悲惨な事故というわけではなく、
中には優秀な搭乗員やクルーの賢明な努力によって危機的状況から犠牲者を出す事なく生還した事故も少なくない。
このパターンでは機体の損傷が軽微な事が多く、調査がスムーズに進みやすい事から、その分事故パートに多くの尺が当てられる事が多い。
また、犠牲者が出なかった事で心象的に軽くなるのか、他系統の事故よりも視聴者の発言も軽くなる傾向にある。

以下はその一例として紹介する。

ブリティッシュ・エアウェイズ5390便不時着事故

第2期第1話「突風」(原題:BLOW OUT)

DHL貨物便撃墜事件

第3期第2話「バグダッド上空」(原題:ATTACK OVER BAGHDAD)

フェデックス705便ハイジャック未遂事件

第3期第4話「流血の操縦室」(原題:SUICIDE ATTACK)

ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故

第4期第2話「謎の白い光」(原題:FALLING FROM THE SKY)

中華航空006便急降下事故

第4期第6話「太平洋上空でのパニック」(原題:PANIC OVER THE PACIFIC)

エアカナダ143便滑空事故

第5期第2話「不運の先に待つ奇跡」(原題:MIRACLE FLIGHT)
ピアソン機長の登場回だが、何より「もう助からないぞ」の和訳が有名な事故。

ブリティッシュ・エアウェイズ38便事故

第8期第2話「THE HEATHROW ENIGMA」

スカンジナビア航空751便墜落事故

第8期第3話「PILOT BETRAYED」
離陸時の「ローテート」を 「回転」 と誤訳したことで有名な事故。

USエアウェイズ1549便不時着水事故

第9期第1話「ハドソン川の奇跡」(原題:HUDSON RIVER RUNWAY)
ご存じトム・ハンクス主演の映画にもなった事故。

ノースウエスト航空85便緊急着陸事故

第9期第7話「TURNING POINT」

タカ航空110便緊急着陸事故

第9期第12話「NOWHERE TO LAND」
隻眼の英雄、ダルダーノ機長の登場回。

リーブ・アリューシャン航空8便緊急着陸事故

第10期第1話「FIGHT FOR CONTROL」
筋肉式操縦の回。

アメリカ海洋大気庁P-3エンジン喪失事故

第11期第6話「INTO THE EYE OF THE STORM」

カンタス航空32便エンジン爆発事故

第11期第10話「TITANIC IN THE SKY(空飛ぶタイタニック)」

キャセイパシフィック航空780便事故

第17期第1話「DEADLY DESCENT」

アメリカン・インターナショナル航空808便墜落事故

第17期第4話「BORDERLINE TACTICS」
ストロボ機長の回。

コンチネンタル航空1404便離陸失敗事故

第17期第7話「RUNWAY RUNOFF」
ロッキーおろしの回。

ローガンエアー6780便事故

第19期第01話「NORTH SEA NIGHTMARE」
YOUTUBEのナショジオ公式チャンネルで無料公開されている回である。

1991年アメリカ空軍KC-135エンジン脱落事故

第19期第7話「MISSION DISASTER」

2008年アンダーセン空軍基地B-2墜落事故

第20期第3話「STEALTH BOMBER DOWN」

トランスエア・サービス671便エンジン脱落事故

第20期第4話「DOUBLR TROUBLE」


トランス・ワールド航空841便急降下事故

第20期第6話「TERROR OVER MICHIGAN」

【ミスの内容が酷すぎる。とんでもない事故原因】

番組では様々な事故原因が扱われているが、中には明らかに常軌を逸した人為的ミスによる事故も存在する。
ナレーターも調査員も毒舌になりやすいのも特徴。

エチオピア航空961便ハイジャック墜落事件

第3期第10話「ハイジャック犯への罠」(原題:AFRICAN HIJACK)

アメリカン航空96便貨物ドア破損事故/トルコ航空DC-10パリ墜落事故

第5期第3話「キャビンの穴」(原題:BEHIND CLOSED DOORS)

アダム航空574便墜落事故

第6期第7話「THE PLANE THAT VANISHED」

クロスエア3597便墜落事故

第8期第1話「COCKPIT FAILURE」
ご存知ルッツ機長登場回。

リナーテ空港事故

第9期第13話「THE INVISIBLE PLANE」

サンタバーバラ航空518便墜落事故

第10期第12話「28 SECONDS TO SURVIVE」

エア・フロリダ90便墜落事故

第11期第4話「DISASTER ON THE POTOMAC(ポトマック川の惨事)」
「アンチアイス・オフの回」として有名な事故。

2008年メキシコ内務省チャーター機墜落事故

第12期第8話「政府チャーター機 暗殺疑惑」(原題:INNER CITY CARNAGE)

マンクス2 7100便着陸失敗事故

第12期第9話「マンクス2 霧の7100便」(原題:3RD TIME UNLUCKY)

トランス・コロラド航空2286便墜落事故

第14期第6話「DANGEROUS APPROACH」

ジャーマンウイングス9525便墜落事故

第14期第7話「MURDER IN THE SKIES」
ルビッツ副操縦士の回。

インドネシア・エアアジア8501便墜落事故

第14期第9話「DEADLY SOLUTION」

ノースウエスト・エアリンク5719便墜落事故

第15期第1話「KILLER ATTITUDE」
ファリッツ機長登場回。

LAPA 3142便離陸失敗事故

第15期第9話「DEADLY DISCUSSIONS」
別名「最低回」。

ファイン・エア101便墜落事故

第17期第5話「DEADLY PITCH」

アエロフロート・ノルド821便墜落事故

第17期第8話「LETHAL LIMITS」
メーデー史上に残る迷言「何を?俺だってできない」が爆誕した回。

ラミア航空2933便墜落事故

第17期第9話「FOOTBALL TRAGEDY」

エグゼクフライト1526便墜落事故

第19期第2話「Playing Catch Up」

ライオンエアー610便墜落事故

第19期第4話「GROUNDED:BOEINGMAX8」
DC10と並ぶ欠陥機と酷評されたB737-MAXの回。

フラッグシップ航空3379便墜落事故

第20期第9話「TURBOPROP TERROR」

アトラス航空3591便墜落事故

第21期第9話「Delivery To Disaster 」

【こんなことで事故が…特に印象深い(?)事故原因】

番組の性質上、時としてとんでもない事故原因が扱われる。
ここではそんな衝撃的な事故を紹介する。
上述のほどではないにしろ機内クルーや地上スタッフがやらかしたものもあれば、
ハイジャック事件やJAL123便事故の様に対応困難な無理ゲーとしか言い様がないものも。
また、たまに救助や調査が神がかっているパターンもある。

スイス航空111便墜落事故

第1期第3話「機内火災」(原題:FIRE ON BOARD)

ユーバーリンゲン空中衝突事故

第2期第5話「空中衝突」(原題:MID-AIR COLLISION)

アエロフロート航空593便墜落事故

第3期第9話「コックピット内の子供」(原題:KID IN THE COCKPIT)
児童操縦回。

ユナイテッド航空585便墜落事故/USエアー427便墜落事故/イーストウインド航空517便急傾斜事故

第4期第5話「737型機に潜む危険」(原題:HIDDEN DANGER)

ヘリオス航空522便墜落事故

第4期第10話「ゴースト」(原題:GHOST PLANE)
悲劇のヒーロー、客室乗務員プロドロモウ登場回。

南アフリカ航空295便墜落事故

第5期第4話「謎の炎」(原題:MYSTERY FIRE)

イースタン航空401便墜落事故

第5期第9話「注意散漫」(原題:FATAL DISTRACTION)

チャイナエアライン611便空中分解事故

第6期第1話「SHATTERED IN SECONDS」
ポテト回。

ニューデリー空中衝突事故

第6期第4話「CRASH COURSE」
ドゥッタ管制官登場回。

チュニインター1153便不時着水事故

第6期第6話「DITCH THE PLANE」


ロサンゼルス国際空港地上衝突事故

第7期第4話「CLEARED FOR DISASTER」

エールアンテール148便墜落事故

第7期第7話「DOOMED TO FAIL」

コルガン・エア3407便墜落事故

第8期第4話「DEAD TIRED」

TAM航空3054便オーバーラン事故

第9期第2話「DISASTER RUNWAY」

コンチネンタル・エクスプレス航空2574便墜落事故

第9期第5話「BREAKUP OVER TEXAS」

英国欧州航空609便墜落事故

第9期第6話「ミュンヘンの悲劇」(原題:MUNICH AIR DISASTER)

ナイジェリア航空2120便墜落事故

第9期第10話「DESERT INFERNO」

パシフィック・サウスウエスト航空1771便墜落事故

第9期第11話「I'm the Problem」

ユナイテッド航空232便不時着事故

第9期第14話「SIOUX CITY FIREBALL」

シンガポール航空006便墜落事故

第10期第3話「TYPHOON TAKEOFF」

アメリカン航空191便墜落事故

第10期第7話「CATASTROPHE AT O'HARE」

エールフランス447便墜落事故

第10期第13話「AIR FRANCE 447: VANISHED」
ボナン副操縦士登場回。

アメリカン航空587便墜落事故

第11期第5話「QUEENS CATASTROPHE」

ヴァリグ・ブラジル航空254便墜落事故

第12期第3話「VANISHING ACT」

コンコルド墜落事故

第12期第7話「エールフランス4590便コンコルド炎上」(原題:CONCORDE - UP IN FLAMES)

ファーストエア6560便墜落事故

第12期第10話「DEATH IN THE ARCTIC」
「フィクションかよ!騙された!」および「メーデーよくばりセット」の回。

エル・アル航空1862便墜落事故

第13期第3話「HIGH RISE CATASTROPHE」

UPS航空6便墜落事故

第13期第4話「FATAL DELIVERY」

アトランティック・サウスイースト航空2311便墜落事故

第13期第9話「STEEP IMPACT」

TAM航空402便離陸失敗事故

第13期第10話「CARNAGE IN SAO PAULO」

サンジェット航空チャーター機墜落事故

第14期第1話「自家用ジェットの悲劇」(原題:DEADLY SILENCE)

アメリカン航空77便テロ事件

第14期第2話「9.11:ペンタゴンへの攻撃」(原題:9/11: THE PENTAGON ATTACK)

テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故

第14期第3話「ボーイング747の衝突事故」(原題:DISASTER AT TENERIFE)
別名「テネリフェの悲劇」「テネリフェの惨事」。メーデー民的には残念機長ことザンテン機長や「あのバカ来やがった!」が有名。

ガルーダ・インドネシア航空421便不時着事故

第14期第8話「RIVER RUNWAY」
第9期第12話「タカ航空110便」と同じ原因で起きた、事実上の後日談もう同じ事故は起こらないと断言してたナンスェ……


マレーシア航空370便墜落事故

オリジナル版第14期第11話「WHAT HAPPENED TO MALAYSIAN 370?」/番外編3 第6話「コックピットの殺人者」(原題:KILLER IN THE COCKPIT?)


中国国際航空129便墜落事故

第15期第3話「TURNING POINT」

トランスワールド航空800便墜落事故

第15期第4話「EXPLOSIVE PROOF」

トランスアジア航空235便墜落事故

第15期第7話「CAUGHT ON TAPE」

エメリー・ワールドワイド17便墜落事故

第16期第1話「NUTS AND BOLTS」

スホーイ・スーパージェット100の墜落事故

第16期第5話「DEADLY DISPLAY」

リノ・エアレース墜落事故

第17期第2話「DEATH RACE」

タロム航空371便墜落事故

第17期第6話「FATAL CLIMB」

ユナイテッド・エクスプレス6291便墜落事故

第17期第12話「SLAM DUNK」

パキスタン国際航空268便墜落事故

第18期第1話「KATHMANDU DECENT」

ウエスト・エア・スウェーデン294便墜落事故

第18期第2話「IMPOSSIBLE PITCH」

ユニー航空873便火災事故

第18期第3話「EXPLOSIVE TOUCHDOWN」

デトロイト空港衝突事故

第18期第4話「TAXIWAY TURMOIL」

サウスウエスト航空1380便エンジン爆発事故

第19期第5話「CABIN CATASTROPHE」
伝説級の女性パイロットが登場する「女傑回」

USバングラ航空211便着陸失敗事故

第19期第6話「MELTDOWN OVER KATHMANDU」

インディペンデント航空1851便墜落事故

第21期第2話「Mixed Signals」

シドニー・シープレーンズDHC-2墜落事故

第21シーズン第7話「Dream Flight Disaster」


【関連記事】

大韓航空機撃墜事件:第7期第5話「TARGET IS DESTROYED」で取り上げられた。




追記・修正は事故の解明により空の旅がまた一つ安全になった事と、もう二度とこんな事故が繰り返されない事を願いながらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • メーデー!:航空機事故の真実と真相
  • ナショナルジオグラフィックチャンネル
  • 事実は小説より奇なり
  • フィクションじゃないのかよ!騙された!
  • 飛行機
  • 事故
  • 一覧項目
  • 人災
  • 大惨事
  • 所要時間30分以上の項目
  • 所要時間60分以上の項目
  • フィクションであって欲しかった
  • 所要時間90分以上の項目
  • メーデー
  • メーデー!
  • 所要時間120分以上の項目
最終更新:2025年03月17日 10:57

*1 当時の通信音声では、123便からこの旨を聞いた管制官が一瞬絶句しており、それだけ危機的状況である事が窺える。

*2 元軍人ではあるものの民間でのパイロット歴が遥かに長いため他の事故でも見られる元軍人パイロットとは異なる。

*3 ちなみに、実際には緊急事態に陥った機長の精神的負担を慮った管制官が途中から母国語である日本語を使うように促した事で、以降の通信は例外的に日本語でのやり取りとなっている。

*4 日本人からすれば常識だが英語圏の国では馴染みのない風習である事から、第21期では「日本ではお盆」という話題が出た際にお盆とは一体どういうものなのかという解説が入った。

*5 事務所自体の功績まで否定するわけにはいかないのも大前提だが、この段階ではジャニー氏の性的スキャンダルは全く明らかになっていなかったことには留意。

*6 実際には事故前の1983年頃から視聴率が低迷し、野球や特番による休止が頻発するなどいつ打ち切りになってもおかしくない状況であった。

*7 日本国内で運用された機体は離着陸回数が多いため経年劣化により状態が良くない機体が多く、退役後はスクラップになるケースが多いが、JALの747SRは最長でも機齢20年で退役したためスペースシャトル輸送機など転属した機体も多い。

*8 なおANA保有機の内2機はより高出力なエンジンに換装して航続距離を延長したり、機内設備を変更するなどした本格的な国際線仕様機に改造され、成田-ホノルル線や成田-シドニー線といった中長距離国際線に投入された。

*9 事実、後述のトルコ航空の事故では離陸上昇中に油圧全喪失に陥りクルーは成すすべもなく墜落している。

*10 淫夢民がTVCM風のそれ系の動画を作った際、ついでに当時の実際のニュース映像にテロップを追加したものだったことが判明。当該動画が…おそらくその淫夢関係ないタイプの不謹慎さや意図しない方向で有名になりすぎたことから…動画サイトから取り下げられており、偽造であることを最も強く主張できる材料がなかった。一応当時の実際のニュース速報のフォントと異なるように見える、後ろの発信状況確認用のTV画面にはテロップが映っていない(こちらに映っているのが実際に放送されている映像のため)など偽造である証拠自体はあったが。

*11 本番では成田やソウル、シンガポールなど東アジア及び東南アジア各地の7空港からアメリカへ向かう航空機11機・乗客4000人を標的とし、この事件で使われた爆弾の10倍の威力を持つ爆弾が使われる予定だったという

*12 事件当時はマニラ発セブ経由だったが、マニラーセブ間の運行はなくなっている。

*13 当時のカナダ第二位の航空会社。後にカナディアン航空と名を改めた後にエア・カナダに合併された。

*14 当時のインドではヒンドゥー教徒とシク教徒の対立が激化しており、事件の1年前にシク教過激派を排除すべくインド政府軍がシク教の聖地・黄金寺院を攻撃する「黄金寺院事件」が発生。攻撃そのものは目的を達するなど軍事的には成功したが、報復としてシク教過激派テロリストが当事件等の同時多発テロを引き起こした他、攻撃を命じたインディラ・ガンディー首相がシク教徒のボディーガードに暗殺されるといった事件も起きた。

*15 再現VTRの捜査シーンで、現場保全用の立ち入り禁止テープがなぜか兵庫県警のものだった事に由来。テープが上下逆向きに張られているおまけ付き。

*16 座金。ボルトとナットと共によくある穴の空いた円形のアレ。本来の使用目的はナットの緩み防止や部材の保護。

*17 実際に今回の事故の発生前に、それに関係したトラブルが既に発生していた。

*18 恐らくタイ国際航空の物を借りていたと思われる。

*19 機体が古く、酸素マスクが乗客の数より少なかったために必要な操作だった。

*20 不発弾の埋まっている地帯に突っ込み、下手をすると乗員が不発弾で爆死する危険があったため、消防車の通った轍を歩いて機体から離れた

*21 1ポンドは約450グラムなので、必要量の半分も入っていなかった事になる。

*22 副操縦士の知らない間に基地跡地はカーレース会場になっており、よりにもよって当日はレースが行われて大勢の観客がレース終了後もキャンプを楽しむために現地に残っていた。またエンジンが停止していたのでエンジン音もせず、現地の人々は不時着まで事故機の存在に気づかなかった。

*23 あろうことか、映画の方はそんな内容にもかかわらずNTSB調査官を実名で出そうとする暴挙に出ようとしたが、機長が「実際の彼らはそんな対応しなかったのに不公平だ」と猛反対して無事実名表示は阻止されたとか。残念でもないし当然。

*24 ちなみに、映画の冒頭は機長がまさにそうなった悪夢を見る場面から始まる。

*25 こう書くとギャグっぽく感じられるが、クルー達が必死にもがいた末の結果なので調査官はその時のクルーの心境に同情していた。

*26 一度着陸直前に不可能と判断して中断した。調査官からは「直前で問題に気付いても着陸したがるのがパイロットの心理で、ここで一度中断出来た機長は凄い」と称賛されている。

*27 第5期第1話「SLAMMED TO THE GROUND」でも終盤に事故機墜落の原因となったマイクロバースト探知のテストのために観測機がマイクロバーストに突っ込みナレーターからも「命を懸けて何千人もの命を救うのです」と評されたが、インタビューに応じた関係者が「実験は大変だったが、結果が出るのが楽しみだった」「最初は不安だったが段々マイクロバーストを見つけるのが楽しくなった」と言っているのでこの手の研究者がハイテンションでデータ収集に取り組むのはよくある事らしい。

*28 パイロットにとって飛行時間20,000時間は一つの目標とされているものの到達できるパイロットは世界的に見ても一握りしかいない

*29 意味もなくコントロールチェックを行った訳ではなく、故障した機体の操縦限界を測る事で着陸に伴うトラブルを最小限に抑える事ができた。

*30 これだけ聞くと普通の挨拶だが、出発空港に緊急着陸したのでジョークである

*31 インタビューで「着陸の方が着水より100万倍楽」とも言っている。波が大荒れの海面への着水となるため、ハドソン川よりも更に難易度が高くなると判断したのも理由の一つ。

*32 Wikipediaでは機長が自分にも同じ事をこなせるのかと真っ先に意識したサレンバーガー機長に匹敵する人物だと記載されている。

*33 事故が起きたのは午後5時頃だが、その日の朝に追加勤務を言い渡された時点で、全員15時間近く起きており、機長は直近の48時間で7時間しか寝ていなかった。

*34 各クルーの総飛行時間が、航空機関士が5000時間、副操縦士が15000時間、機長に至っては20000時間以上もあり、なおかつ評判も上々という、全員が非の打ち所のない経歴の持ち主だった。特に機長はナレーションから「超」ベテランと呼ばれ、破格の扱いを受けている。

*35 実際には効果があったが、突風が強すぎてリカバリーしきれなかったために効いていないと錯覚してしまった

*36 本人も「ありえないですよね」と自嘲している。さもありなん。

*37 ボイスレコーダーのデータに操縦中の内容が残されていなかったため、確認こそできなかったが自動操縦を伝える警報音は通常通り鳴っていたと考えられており、機長も副操縦士も認知バイアスにより気づかなかったと見られている。

*38 古くは大西洋無着陸飛行を初めて成功させたチャールズ・リンドバーグ等が受賞している

*39 但し本人は「着陸後にセキュリティの関係上毎度CVRを消しているが、事故時にやったかは覚えていない」と否定している。また、パイロットらの証言は物証と食い違っており報告書で大部分無視されてはいるがブレーカーの不正操作についてはほぼ状況証拠のため処分はされなかった。

*40 ちなみにこの機長がハイジャック事件に巻き込まれたのは本件で3度目である、そのため不本意な形ではあるが「ハイジャック慣れ」しており犯人に対し冷静に対応していた。当時のアフリカ情勢があったとはいえ不運としか言いようがない。ちなみに実際にはむしろ「スペックからするとこのへんで燃料補給を要するから」という理由で経由地を入れてしまうことも多々ある

*41 秘密警察に拘束され拷問を受けていた・オーストラリアに支援者がいると機長に話している

*42 犯行人数を水増ししたが速攻でバレる。凶器は現地調達の消防用の斧と、本物かも確証が持てない爆弾のみ。機長もこの爆弾は偽物だろうと思ってはいたが万が一を心配し口に出せなかった

*43 総集編では先に2つ目の事故が取り上げられ、後から最初の事故が取り上げられた。

*44 ドアに覗き穴が付けられ、数ヶ所に英語で注意書きが貼られた。しかし、殆どの荷物係は覗き穴の意味がわかっておらず、トルコ航空の事故の荷物係は英語が読めなかった。

*45 当然ながらアウト寄りのグレー。

*46 何とかブラックボックスは1週間以内に見つけられたが、機体の残骸は殆ど回収できなかった。

*47 フラッグ・キャリアのガルーダ・インドネシア航空はこの時はセーフだったが、この事故の僅か2ヶ月後にGA200便墜落事故(第13期8話)が起きたため結局ブラックリスト入りしてしまった。

*48 あちらは主に立地の問題で危険になっているのに対し、こちらは経営陣や職員の怠慢により危険になっている点が異なる

*49 航空関連の統計を取っているFlight Stats社の基準では、15分未満のズレであれば定時としてカウントされており、実際の運航でも数分程度のズレは定刻として案内される。

*50 インタビューでは「この事故でしかこの方法は使った事がない」と語っている。エンジン音の変化からエンジン出力の変化を推測するケースは時々あるが、音から出力値を推測したケースは他に紹介されていない。

*51 経営拡大を主導した社長がパンアメリカン航空の社長に転じ、以降は短期間で経営陣が何回も変わっていた。加えてそのパンアメリカン航空に値下げ攻勢を仕掛けてられている。

*52 ちなみに駆け付けたヘリは公園警察の救急の小型ヘリコプター。命綱もヘリのクルーが即席で作るなど万全の救助体制ではなかったが、パイロット達はそれでも自分達に与えられた使命を果たすために駆け付け、諦めかけていた生存者達を勇気づけている。またこの事件とヘリの活躍がきっかけで首都ワシントンの危機管理体制は大きく見直される事となる。

*53 救助隊のボートも駆けつけるはずだったのだが、氷が張っていたため近寄る事ができなかった。

*54 調査官には「外した方がマシ」とすら言われた。

*55 調査官曰く例外を除いて「空中でコンピューターの電源を切る事は絶対やってはいけない事」とのこと。当たり前である。

*56 電子式集中化航空機モニター

*57 再現ドラマ内では調査官が「もっとゆっくり、最初から説明してください」と整備士と思われる電話の相手を宥めている。

*58 「(操縦桿を)押し下げろ」もしくは「(機首を)下げろ」と言うべきところを「引き下げろ」と言ってしまったため、副操縦士は混乱してしまい最後まで操縦桿を引き続けていた。

*59 明言されていないが直接煙草を回してもらえなかったCAが煙草から出ている煙を吸って満足する描写があり、普通の煙草ではなく大麻もしくはマリファナだった可能性が高い。

*60 CVR音声では一応副操縦士が推力と速度をチェックした様子はあるが、フラップは完全に忘れられていた。

*61 デルタ航空をはじめ同様の事例では警報に問題があってそもそも鳴らなかったか、気付いた&理解はしたが対処できなかった、精神不安定で気付かなかったというケースばかり。正常な精神状態で鳴っている警報(しかも軽微な警報ではなくマスターコーションである)を無視したのは本件位である

*62 離陸決心速度の名の通り、ここまで加速したら滑走路上で止まり切れないのでもう後戻りはできない。V1後にエンジンが片方吹っ飛ぼうがDC-10の落とし物を踏もうがもう離陸するしかないのである。中止するならV1前に警報が鳴った時点でなければならず、それを無視したこのクルーはその点でも論外。

*63 気道熱傷を含め全身に60%もの大火傷を負っていた。死亡ラインが30%なので本当に奇跡的である

*64 なお、番組では取り上げていなかったが、法廷審理において機長の免許が事故当時に失効しており、本当の意味でパイロットですらなかったことが発覚している。

*65 ちなみに他の要因が大き過ぎたためか直接の原因としては取り上げられていないが、当日のスケジュールが過密気味だった事から疲労が溜まっていた可能性もある。実際冒頭で機長と副操縦士が過密なスケジュールを愚痴る場面がある。

*66 吹き替えでは「おつくろぎくらさい」などと翻訳されていた

*67 もちろんハイジャックを警戒しての発言である

*68 この字幕は直前に登場するトランスアジア航空235便墜落事故の調査官の台詞で本事故とは全く無関係。が、直後に本事故の機長の顔を映したのは間違いなく意図的なものであろう。

*69 法的には目的地までの燃料だけでなく、非常事態を見越して多めに給油しなければならない。つまり今回は法に則っていない訳で、ナンスも「これは明らかに犯罪行為です」と憤っている。

*70 第19期第6話におけるUSバングラ航空211便着陸失敗事故の機長の台詞。当然だがこのラミア氏は機長と対立していた同僚のことでラミア航空とは無関係。

*71 当時の防衛相によると「キロガ機長もそうだが、(ラミア社に勤めている)他の5人もボリビア空軍を退役している法的根拠はない。」とのこと

*72 コパ・スダメリカーナ優勝チームとコパ・リベルタドーレス優勝チームの対戦で、アトレティコ・ナシオナルは事故発生時点でコパ・リベルタドーレス2016年大会を制していた

*73 コパ・スダメリカーナ優勝チームとJリーグ杯優勝チームの対戦

*74 スイス航空は最初、オーストリア航空・KLMオランダ航空・スカンジナビア航空の3社と「アルカザール」と呼ばれる航空連合を結成しようとするが、各社間で折り合いがつかず頓挫。次にデルタ航空・シンガポール航空と包括提携を結ぶ事で航空連合「グローバル・エクセレンス」をスタートさせたが、当のスイス航空を含む3社とも別の航空連合に加盟する航空各社と提携を始めてしまったため、これも事実上空中分解してしまう。最終的に後述する「ハンター戦略」で資本提携した航空会社などと自社のマイレージサービス「クオリフライヤー」を発展させる形で航空連合「クオリフライヤーグループ」を発足させ、その盟主に収まった

*75 「ハンター戦略」と呼ばれるもの。これは他社との提携ではなく出資や買収でシェア拡大を狙うというものだったが、そうして傘下に収めた航空会社の多くは業績が悪く、スイス航空本体の経営に打撃を与える事となった

*76 第12期第4話「SIDESWIPED」で紹介された事故。1992年6月6日発生。事故原因は585便の事故とは関係がなく、姿勢指示器の電線の損傷と、その問題に対処するためのスイッチの仕様がシミュレータと実機とで異なるという問題に起因する操作ミスだった。

*77 これらの不具合のために追加された訓練の内容は説明されていないので、訓練内容が一致しているかどうかは不明。

*78 管制官に呼び出されたエンジニアが与圧スイッチが自動になっているかクルーに質問していたが、既に酸欠状態にあった機長はその指示を理解できなかった。

*79 但し彼自身も副操縦士に酸素マスクを付けた後に一度コクピットを出て行くという不可解な行動を取っており、酸欠状態の影響が出ていたと見られている。

*80 事故発生から約6時間程経っても乗員・乗客の名簿を公表せず、それに激怒した被害者家族の一部が事務所に入ろうとして小競り合いになり負傷者を出す等。

*81 再現映像では墜落の瞬間に空軍機のパイロットが目を伏せてヘルメットのゴーグルを下げるというやるせない心情を描いた描写が挟まれている。このパイロットは調査官の要請に応じて再現飛行を行った際に再現機の横を飛び、自分が見た人物が客室乗務員だった事を証明している。

*82 これが光っていない=前輪が出ていない可能性があったため、着陸を中断していた。ここまでの判断は正しかったのだが……。

*83 但し「管制側が別のトラブルに忙殺されていた」「当時の管制の職務としてコクピット側への高度の確認がなかった」「自動操縦が操縦桿を押しただけで解除される事をパイロットに周知されていなかった」事も原因ではある。

*84 とは言うものの、事故が起きて自分のミスかもしれないと思った際の心境を「家族が遠くへ行ってしまう気がした」と語り、マスコミに犯人扱いされた事に参って調査官が無実を証明してくれた事に心底安心したとも語っており、かなりのトラウマになっている事も窺える。

*85 一応機長も伝票が見当たらない事は認識していたが、その後の対応は管制塔に丸投げしていた。

*86 更にシートベルトも「墜落の衝撃で外れなくなるかもしれない」と考えて外した。

*87 これは単に尺がなかっただけかもしれないが。

*88 当然磁気データは「0と1で表される2進数」であり、1KBのデータですら8048桁に及ぶ。1秒のデータを抜き出すのに1日がかりと言う気の遠くなる作業である。

*89 BEAが調査の結果、パイロットの責任と判断したが、パイロット側はそれに反論し、独自に調べた結果ブラックボックスが回収時と解析時の写真を比較すると後者の方が古ぼけている様に見えたため、改竄を疑われた。

*90 副操縦士の発言。本人は単に速めの速度で降下する事への冗談として言ったのだが、皮肉にもこの発言の直後に事故が起きた。

*91 調査官からはそもそも検査官が職務の範疇を越えた対応をした事も批難されている。

*92 番組中では管制がかなり混乱した様子が描かれるが、一応事故報告書では事故機の帰還可能性には影響なかったと結論されている。後述するが実際離陸した時点で生還はほぼ絶望的であった。

*93 当然これほどの火災事故なので殆どの紙類は燃えてしまっており、しかも「残骸から見つけた」ではなく「風で流されていた」との言い回しから、実際は内部告発の可能性がある

*94 最強の拳銃として名高い大口径の拳銃

*95 一方で航空業界では緊急着陸時の乳幼児の安全基準がなく、客室乗務員はユナイテッド航空の規定に従って「床に寝かせて毛布で包み、親が押さえつける」事を指示するしかなかった結果、不時着時に宙に投げ出されてしまった乳幼児が出ており、最終的に乳幼児4名中1名が亡くなっている。その指示をした客室乗務員はその後乳幼児用の座席を航空機に用意する運動に身を投じている。

*96 推奨手順通りにエンジンとパイロンを分離するには多数の接合部を外す必要があり、同時に外す非公式手順に比べて難易度が高い上に工数にして200時間もの差があった。

*97 電源が喪失していた以上モニターも機能していなかった可能性もあるが、乗員乗客が全員死亡しているため真相は不明。

*98 第4期第5話「HIDDEN DANGER」で放送された3件の事故の原因。これらの事故の最終報告が出されたのは1999年~2001年。副操縦士が問題の訓練を受けたのは、前回同じ操作をした7年前よりも更に前である。

*99 実際に管制については本当にラジオでサッカーの試合を聞いており、注意力散漫だったとされる。

*100 北極圏を飛行する機材は北極と北磁極のズレによる影響を受けやすくコンパスがずれる事が多い

*101 その為本当に墜落事故が起こったと知らされた際に演習部隊は完全に一瞬呆気に取られ、演習に協力していた調査官も「これは演習にリアリティを持たせるための演出なのか?」と疑ってしまうシーンがある

*102 一方でインタビューに応じた生還者の関係者が少女の親ではなく親戚のおじさんという辺りに娘を一人失った遺族のやりきれなさがうかがえる。

*103 アパートの倒壊規模から当初は犠牲者数百人と推測されたが、出かけていた人が多かったため予想よりは犠牲者数は少なかった

*104 機長が操縦席を立たざるを得なかったのは操縦席から予備の酸素マスクまで手が届かなかったためである。

*105 インタビューに応じた地元住民の両親は裏に抜け道を作っておいたため火災から逃れることができ、無事に息子と再会できた。

*106 加えて、離陸滑走中にオートスロットルの故障が発生しており、手動に切り替えていたものの「オートスロットルの異常のためにアイドルになった」という先入観を持ってしまっていた。

*107 酸欠は自覚症状が出にくいうえに思考力が著しく低下するため、当事者の判断任せだと手遅れになりやすい。

*108 管制塔とパンナム機との「滑走路を空けたら報告せよ」「OK。滑走路を空けたら報告する」の交信はKLM機にも聞こえていた

*109 現在のルールでは実際に離陸を許可する時とそれを取り消す時にしか使ってはいけない。それ以外の時は「離陸」ではなく「出発」の意である「departure」。

*110 管制塔がKLM機に「OK」と言った後2秒間無言になったので、交信が終了したと誤認したため。また、直前の管制塔とKLM機との交信が離陸承認にも聞こえる内容だったので、急いで現状を伝える必要があった。

*111 KLM機の「離陸します」に対して管制官の「OK…離陸スタンバイ、また呼びます。」の「OK」だけが聞こえた。パンナム機の発信は「まだ滑走路に居る」と言うものであり、どちらか一方でも完全な形で通じていれば悲劇は防げた可能性があった

*112 あまりの雹の量に、対地接近警報が地面と誤認して警報を鳴らす程だった

*113 再現ドラマやインタビューでは「まだ死にたくない、家族の元へ帰らせてくれ」「乗客を救う力を与えてくれ」と死に物狂いで祈る様子が語られている。特に機長はインタビューでこの事を思い返した際に今にも号泣しそうなほど表情を崩しており、覚悟を決めた後は「着水する時は恐怖など感じなかった」と語る一方でエンジンが両方停止した時の出来事がトラウマになっている事がうかがえる。

*114 一例としてかつては燃料を節約したパイロットの報奨を出しており、無理な操縦を行う温床になると見なされ廃止など。

*115 こちらもメーデーの第16期4話「DEADLY AIRSPACE」で取り上げられている

*116 事故の数日前に実施された爆発物捜索訓練の際に仕掛けられた物の残留物

*117 回転しなくなったプロペラの空気抵抗を軽減する為にブレードを進行方向と水平にする機能

*118 パイロット達の手順を無視した操縦についてはこの回で語られている。

*119 しかもCVRの最初に記録されていたのは同僚達の日常のやり取りだったため、思わず笑みを浮かべてしまうという生々しい場面がある。

*120 空耳ではないかとも言われるが、直後に「エメリーは大手とは違う」と話が続くため、「三流のトップ」で正しいと思われる。

*121 事前のブリーフィングでは伝達ミスで山の存在が伝えられず、地図にも何故か件の山が記載されていなかった。

*122 以後、機長の音声は一切なく、この時に死亡してしまった可能性すらある。また、健康診断では機長は健康だったとされており、兆候は全くなかったと思われる。

*123 事故調査に協力したタロム航空の指導教官はインタビューで「せめて晴れていれば…」と嘆いている。

*124 「スロットル不具合」「機長の急病」と並ぶ3大原因としている

*125 大抵は操縦桿の中央にクリップがある

*126 弟の古金水が持たせたもの

*127 其の検査官は殺虫剤の缶やキャンプ用の燃料ガス缶までは没収したが漂白剤の中身がガソリンだという可能性までは見抜けなかった。当時の規定でも中身を確認すべきだったのだが…

*128 とはいえその場合もスプレー缶という可燃物を持ち込もうとした時点で兄の手荷物に不審を抱くべきではあった

*129 何せバッテリーの方は完全に空港の監視映像に映っていなかったのだ。機内に持ち込まれた漂白剤の容器が古金水の2本だけとは限らない