神・スライム(遊戯王OCG)

登録日:2020/07/26 Sun 21:56:47
更新日:2025/04/15 Tue 11:53:02
所要時間:約 4 分で読めます





攻略不能たる壁…不死の(ゴッド)・スライムだ!


(ゴッド)・スライム》とは「遊戯王OCG」に登場するカードの1つである。


【概要】

(ゴッド)・スライム》
融合・効果モンスター
星10/水属性/水族/攻3000/守3000
水族モンスター+水属性・レベル10モンスター
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。
●自分フィールドの攻撃力0の水族・レベル10モンスター1体を
リリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。
(1):モンスターをアドバンス召喚する場合、
このカードは3体分のリリースにできる。
(2):このカードは戦闘では破壊されず、
相手は「神・スライム」以外の自分フィールドのモンスターを、
攻撃対象に選択できず、効果の対象にもできない。

『デュエリストパック-冥闇のデュエリスト編-』にて登場したカード。
元ネタは原作のバトルシティ編決勝にて、闇マリクが罠カード《メタル・リフレクト・スライム》を発動、
対戦相手の闇遊戯の出した《オベリスクの巨神兵》の姿を模したスライムが召喚され、更に強力な再生効果を持つ《リバイバルスライム》と融合され、
鉄壁の壁モンスターとしてマリクから「不死の(ゴッド)・スライム」と称されたことから。
その縁で融合モンスターとしてOCG化した。


融合素材には水族モンスターとレベル10の水属性モンスターが指定されている。
水族モンスターは当然ほぼ水属性であるためサポートが共有できるため素材を揃えるのは難しくない。
融合素材代用モンスターでお馴染み《沼地の魔神王》は《融合》カードを引っ張ってこれるし、元ネタの《メタル・リフレクト・スライム》も使いやすい。
また、レベル10儀式モンスターを有しておりサポートも豊富な「リチュア」とも相性はいい。
このカード自身も融合素材に合致するので、EXデッキから墓地に送り、《死魂融合》を使うのも手。

他にも、攻撃力0の水族モンスターをリリースしても特殊召喚できる。
こちらは消費を抑えて出すことができるが、該当するのが上述の《メタル・リフレクト・スライム》と、《ガーディアン・スライム》のみ。
だが前者は罠モンスター、後者もダメージを受けるだけで特殊召喚できるので場に出すのは容易。

フィールドで攻撃力0の水族・レベル10のステータスであれば良いので、レベル、種族、攻撃力を操作してこのステータスにしたモンスターをリリースしても良い。
氷水(遊戯王OCG)であれば攻撃力の操作で該当ステータスのモンスターを用意できる。
その他でも用意する手間はあれど、このカードを何体も出すことができる。


(1)の効果はこのカードを3体分のアドバンス召喚のリリースに使える効果。
カードテキストに3体リリースが必要と記されているモンスターのサポートに使える効果。
ただし、2体分のリリースには使えない。

(2)の効果は戦闘破壊耐性と、相手はこのカード以外のモンスターを攻撃・効果の対象にできなくする効果。
戦闘で突破されることはなくなるが、このカード自身には効果耐性はないため、真っ先に除去されることが多い。
神縛りの塚》があれば効果破壊もされなくなり、三幻神らも対象になるので相性がいい。
更には《神縛りの塚》を破壊して三幻神をサーチしてこのカードをリリースしてアドバンス召喚もできる。


【対応する主なモンスター】

(1)の効果でリリースして召喚するのに適している最上級モンスター達。

ご存じ原作に登場した神のカード。
このカードにより消費を軽減することが出来る。
特に《ラーの翼神竜》は《ガーディアン・スライム》からサーチできるので相性がいい。

3体リリースしてアドバンス召喚することで効果を発動できるカード達。
運用方法は三幻神達と同じ。

プラネットシリーズの一枚。
3体リリースしてアドバンス召喚することで、相手モンスターを弱体化させる効果を持つ。
運用方法は同じだが、このカードは水属性・水族なのでサポートを共有できる。


【原作において】

原作にはこのカードが存在していたわけではなく、《オベリスクの巨神兵》の攻撃を食らった闇マリクがそのダメージをトリガーに発動した《メタル・リフレクト・スライム》が直接の元ネタ。
この結果《オベリスクの巨神兵》を模した姿と、その攻撃力の4分の3である3000の攻守を備えた壁モンスターとなって出現した。

無論そのままでは《オベリスクの巨神兵》に粉砕されるため、闇マリクは次の自分のターンで無敵の再生能力を持つリ《リバイバルスライム》と《融合》を用意し、次の《オベリスクの巨神兵》の攻撃に対して2体のスライムを融合。さらにスライムモンスターに攻撃を誘導する《ディフェンド・スライム》を併用することで、《死者蘇生》をサルベージしラーを蘇生するまでの時間稼ぎを行った(さらにターンごとにダメージを与える《ボーガニアン》を並べる徹底ぶりも見せた)。
結果、守備力3000で他のモンスターへの攻撃をガードし、倒されても即座に再生する無敵の壁モンスターが完成した。*1

最終的に闇遊戯の《ソウルテイカー》により《オベリスクの巨神兵》の効果を発動するためのコストとされている。*2

OCGにおいてトリプルコストモンスターとなったのは、《ソウルテイカー》により2体分のコストにされたことと、元の使い手繋がりでラーの召喚サポートにするためだと思われる。
また《リバイバルスライム》絡みの防御能力は戦闘破壊耐性と攻撃対象制限効果で再現されている。
なお《メタル・リフレクト・スライム》の方は守備3000のトラップモンスターとして先にOCG化されているが、あちらと異なりコイツは攻撃可能だったりする。



追記、修正は神をコピーしてからお願いします。

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最終更新:2025年04月15日 11:53

*1 攻撃力2000のブラック・マジシャン・ガールの攻撃をガードした際にも砕けて再生している。反射ダメージはしっかり発生したため、この辺りは原作ならではのノリだろう。

*2 原作軸の融合モンスターは単体のカードが存在せず、素材となったモンスターカードがそのまま場に残っていた。海馬が《XYZ-ドラゴン・キャノン》を《オベリスクの巨神兵》の生贄にできたのも同じルールによるものである。