三幻神

登録日:2021/11/07 Sun 20:45:00
更新日:2025/04/02 Wed 20:04:39
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モンスターではない


だ!!





とは、遊戯王及びその関連作品に登場するカード群である。


【概要】

マジック&ウィザーズ(デュエルモンスターズ)の創造主であるペガサス・J・クロフォードが、古代エジプトのファラオ及び呪術的儀式「決闘(ディアハ)」について記された石板を解読し、
それらに記載された大いなる力を持つ精霊「幻神獣」たちを、再現カードへと落とし込んだ三枚の「神のカード」を指す。具体的には、
これら三体を総称して「三幻神」と呼称する。
イシズ曰く「三体がそれぞれ宇宙の両極性を象徴している」らしく、オベリスクは明と暗、オシリスは善と悪、ラーは天と地を現すとされ、
三枚のカード全てを手中に収めることができた者は「永遠不敗の伝説と共に決闘(デュエル)界の支配者階級の頂点に君臨し、決闘王(デュエルおう)の称号を得る」とも言い伝えられている。そこ、デュエルキングじゃなくて?


【作中における遍歴】

遊戯王作中において、MWおよびDMは前述した決闘(ディアハ)を原型として現代に構築されたカードゲームであるとされており、
モンスターカードがプレイヤーの呼びかけに応じてテキスト外の挙動を示す、あるいは本来の所有者ではない者の命令を拒否して消滅する、
などといったオカルト的な振る舞いを見せることは結構な頻度で存在していた。
しかしカードへ本物の神の現身が宿ってしまったこの三幻神は、それらとも一線を画する神ががった力によって、所有者や使用者・対戦者の命を奪うことすらあるという、
恐るべき超自然的なパワーを秘めた危険極まりないカードである。


そのあまりに強すぎる力を見たペガサスをして「これら三枚のカードを生み出したことは私にとって最大の過ちだった」*1とさえ言わせるのだから業の深さがうかがえる。

特にラーの翼神竜に関しては、「解読出来なかったヒエラティックテキストの解説文をそのまま模写してカード化した」らしく、
この言語を解読出来る者以外は使いこなすどころか効果を類推することさえままならないと謳われ、ペガサス当人でさえ全容を把握出来ていたのかは謎のまま。


流石のペガサスもこれら神のカードに宿ってしまった力を危険視し自らの手で処分しようとするが*2
危険な存在と化してしまったとはいえ自身の生み出した愛すべき作品の一つには違いない神のカードを葬る事は終ぞできず、
代わりに三幻神をイシズ・イシュタールが所属するエジプト考古局の協力でエジプトの地に封印、カードの存在そのものを公の場から抹消する。
しかし完全には情報を遮断しきれていなかった*3のか、マリク・イシュタールを首魁としたカード窃盗団「グールズ」の魔手によって強奪の憂き目に遭ってしまう。
これによりオシリスとラーはマリクの手に渡るが、最後の一枚オベリスクは辛くもイシズによって保護され難を逃れる。

イシズは「決闘者の王国」から帰還した海馬にここまでの一連の流れを語った上で、マリクを筆頭とした「グールズの殲滅」及び「残り二神の奪還」を依頼。
承諾した海馬によって執られた策は、街一つをデュエルフィールドにして紛れ込む賊を一網打尽とする一大イベント―――「決闘都市(バトルシティ)」の開催である。
そしてペガサスが解読した石板から削られていた「『名もなき王』の真名」を求める遊戯にとってもまた、バトルシティへの介入は不可避であった。
石板に姿のあった三体の神全てを手中に収めない限り、失われた闇遊戯の記憶が取り戻されることはないからである。

こうした前提により、遊戯・海馬・マリクらが三幻神を争奪する……という流れになるのが原作中盤最大のハイライト「バトルシティ編」のおおまかなあらすじである。
当然ながら、同編および以後のストーリーにおける中核を成す、最重要ワードの一つとなる。
そこからそれぞれのカードが、作中でどのように活躍したかに関してはオベリスクオシリスラーの個別項目を参照されたし。


【原作・アニメ等全般の特徴】

  • 神の怒りを買った者には裁きが下る
具体的には正規の資格者*4でない者が、コピーカード等非正規の手順で神を扱おうとすると「裁き」が下る。
リシド(と巻き添え食った城之内)のようにダイレクトに神からアタックされる場合もあれば、発狂したり即死したりと概ねろくでもない目に遭う。「本物の神のカード」を作ろうとして死んだ者すらいる。
ただし例外となるケースがオレイカルコスの結界》《神縛りの塚の二つ。これらが存在する場合は神の裁きを免れて使役が可能。
因みに資格者ではないだろう孔雀舞アマゾネスの鎖使いでラーを奪い取って召喚に成功しているので、正規の三幻神を普通に使う分には一応問題がないようである。
神縛りなしでラーのコピーカードをコントロール奪取で扱って裁かれなかった十代という例外もあるが、当時の状況*5的には流石にラーも協力をやむなしと判断したことだろう。

  • 通常召喚に三体の生贄(リリース)を要求する
原作のバトルシティにおけるスーパーエキスパートルールでは「1ターンに1枚ずつしか手札からカードを使用できない」という制約がある。
そのためOCG基準で考えるよりも圧倒的に3体リリース縛りの影響は重い。なので特殊召喚特化型の闇マリクはある種合理的とは言える。

  • ほとんどの罠・モンスター効果が神には無効となる
後述するように幾らかの例外こそあるが、ほぼ罠とモンスター効果は一方的に突破されてしまう。
因みに無効耐性の理屈の根底にあるのは「三幻神がモンスターではなく、神であるから」
どういうことかと言うと、原作のモンスター分類が「通常モンスター」「効果モンスター」「」みたいなことになっていて、三幻神はその三番目に該当する、というような感じである。
「モンスター」ではないので多くの場面において、モンスターに適用される処理の例外となってしまうわけである。なんという俺ルール*6
劇場版では「モンスター効果の発動宣言そのものが行えない」状態を「モンスターではない、だ!!」で一蹴して効果発動を強行する場面すらある。

  • コントローラー以外からのリリースや除去、コントロール奪取などを原則的に受け付けない
対象モンスターを生贄に捧げる《ソウルテイカー》、コントロールを奪い取る《洗脳-ブレインコントロール》などが無効化されている。
聖なるバリア −ミラーフォース−も使用した場合、無効化されるであろう描写が確認できる。
神の体内に爆弾を仕掛ける《生贄の抱く爆弾》や、「連携攻撃」により戦闘破壊扱いで撃破する《ディメンション・マジック》など、効果の特殊なものは有効な描写がある。
アニメの場合では全体効果破壊を行う速攻魔法神々の黄昏(ラグナロク)こっちではない)が有効なのが確認されている。

  • 魔法効果及び三幻神の効果のみ1ターンだけ受け付ける
死者蘇生で蘇生でき、弱体化する魔法も一応は有効。ただし受けたターンの終了時には効果が切れ、《死者蘇生》で蘇生していれば当然墓地送りとなる。
例外的に《神の進化》は神のサポートを行うものである都合上、「すべての効果によってこのカードは無効にならない」というテキストの一文で、無効化およびターン経過による効力喪失を防いでいる。

  • 下位のランクの神からの効果も受け付けない
ピラミッドの頂点にある最高位のランクを持つラーやアバターは他2神からの効果を受け付けない。
攻撃力∞となるオベリスクの「ゴッド・ハンド・インパクト」すらこの耐性の例外とはならない。
ただし《神の進化》のように、神そのもののランクを上げることができれば突破される。
アニメではこのランクの設定がカットされ、レベルが上回ってないと攻撃・効果が無効になる速攻魔法《階級制度》の発動に差し替えられている。

  • 「フィールドそのものに干渉する効果」や「プレイヤーそのものに制約を課す効果」は例外的に有効である
例えば原作の《悪夢の鉄檻》は「プレイヤーを3ターン檻に閉じ込めて攻撃宣言を封じる」ものであり、神への攻撃命令そのものが出せなくなっている。
神も含めたフィールドのあらゆる攻撃に反応するディフェンド・スライムは、はっきり闇マリクが「神にも有効」と明言している。
Rでは光の護封剣が1ターン経過した後も継続して邪神の攻撃を遮断しているのが確認される。
アニメDMでは《オレイカルコスの結界》で永続強化され、そしてモンスターではなくカードゾーンを対象指定する《大地の浸蝕》で永続的な攻撃力ダウンが発生している。
こうした理屈で考えるのであればターン累加を発動の前提条件とする《罅割れゆく斧》が有効なのも「4次元的なフィールド干渉型の効果だから」ということで一定の筋は通る。

  • フィールド外では耐性が発揮されない
耐性はOCG基準で言う所の「永続効果」に近いらしく、《光の封札剣》による一時ハンデスや《方舟の選別》による特殊召喚無効は通っているのを確認される。

  • ウイルスカード無効
原作では《死のデッキ破壊》を始めとした感染系効果のカードは専用カテゴリ「ウイルスカード」として扱われている。
そのため魔法・罠・モンスター効果全てに該当せず扱いが不確定だったが、Rの描写を見る限りではフィールド上だと無効化されるようだ。
《光の封札剣》をオベリスクが食らっているのを見る限り、フィールド外ではウイルス感染で墓地行きになる可能性が高い。

  • 「上級呪文」は1ターンのみ効果を受け付ける
遊戯王Rによれば《光の護封剣》《六芒星の呪縛》《幻想の呪縛》などが該当するとされる。
ただ、作中で何をもって「上級呪文」と扱うかの明確な指標は描写されていない。

  • 攻撃・効果誘導能力
速攻能力を持つラーの翼神竜以外の二体の神はそれぞれ特殊召喚されたターンに攻撃できない*7のだが、
その代わりというべきか、相手モンスターの攻撃や効果の対象を特殊召喚した神に強制変更できる(海馬いわく「神は1ターンンのみしか蘇生できず攻撃もできないが──このターン無敵の壁となりオレのしもべを防御する!!」)。
「海馬VS闇遊戯」戦でのブラック・マジシャンのロード・オブ・ドラゴンへの攻撃に対するオベリスク、「闇遊戯VS闇マリク」戦でのオシリスのジュラゲドへの攻撃に対するラー、「闇遊戯VS闇マリク」戦でのラーのオベリスクへの攻撃に対するオシリスと、三体全てに他のモンスターを守るシーンが存在する。


【三幻神以外の「神のカード」】

元々のカード名指定で「オシリスの天空竜」「オベリスクの巨神兵」「ラーの翼神竜」を纏めてリリースするという贅沢極まる条件で召喚可能な最上位の神のカード。
個別項目参照。

遊戯王R」におけるキーカード。生前のペガサスが三幻神へのカウンターカードとしてデザインした禁断の神。
三幻神の能力を抑止するような能力をそれぞれ有する。
設定上の種族は「邪神獣」とされるが、作中ではそのあたりの扱いはやや曖昧。個別項目参照。

劇場版遊戯王デュエルモンスターズ 光のピラミッド」におけるキーカード。三幻神の存在をも封じる力を持つ。
このカードは「冥界の神」の力に由来するものらしく、発動下で特殊召喚されるスフィンクスたちは「神に仕えし獣」と呼称されている。

遊戯王デュエルモンスターズGX」におけるキーカード。所有者に絶大な力を与えるが著しく精霊界に悪影響を及ぼす邪悪なカード。
それぞれ三幻神に通じるような外見を持つが、実のところ三幻神との関連性に関しては詳細が不明となっている。個別項目参照。

遊戯王ファイブディーズ」における、シグナーの龍と対を成す序盤のキーカード。
邪神と呼ばれる負のアストラル体の化身であり、ダークシグナーたちが使役するモンスター。個別項目を参照。

同じく「遊戯王ファイブディーズ」における終盤のキーカード。北欧神話の神々。
神の化身がカードに宿った存在のため、種族が「幻神獣族」である点で他の類似カードとは一線を画する。個別項目参照。

同じく「遊戯王ファイブディーズ」におけるラスボスZ-ONEの使用カード。全能の力を持つ10体(+1)の神。
攻撃力はほぼないが、そんなことが一切問題にならないような鬼畜効果の数々を有する。個別項目参照。

遊戯王ZEXAL」におけるキーカード。この世界を作り上げた根源となる「神のカード」であるとされる。
ナンバーズという概念もそもそもがこれに由来するらしい。このカードを手に入れたラスボスの使用カテゴリに関しては個別項目を参照。

遊戯王ARC-V」におけるキーカード及び登場人物。こいつ神のカードなのかって? 一応本人が神みたいなもんだって自称してたので…
モンスターと心を通わす決闘者、決闘を強制する世論、そしてモンスターの怒りが最悪の形で合わさって生まれてしまった「神にも等しい力」を持つ存在。
個別項目を参照。

  • オマケ
「ファイブディーズ」に登場した眠れる巨人ズシンは誰もが持っているカードでありながら三幻神に匹敵する力を持つが、あまりにも厳しい召喚条件により長い間誰にも使われなかったとされている。


【OCGにおける三幻神】


(共通テキスト)
星10/神属性/幻神獣族
このカードを通常召喚する場合、3体をリリースして召喚しなければならない。
(1):このカードの召喚は無効化されない。
(2):このカードの召喚成功時には、このカード以外の魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(固有効果)
(5):このカードが特殊召喚されている場合、エンドフェイズに発動する。このカードを墓地へ送る。

流石にOCG基準では無茶苦茶な耐性を持たせる訳にもいかず、「召喚時限定」というこぢんまりとした完全耐性となった。
しかし毒蛇神ヴェノミナーガ様と同じ理論で、スキルドレインが張られていると耐性の上から効果を消されてしまう。
そして特殊召喚できないラー以外には、原作再現として蘇生するとエンドフェイズに墓地行きになるデメリットが課せられている。
のどかな埋葬で墓地に落とすとエンドフェイズの自壊を踏み倒すことができるが、神の複数積みが必要になったりとあまり融通のきく運用はできない。

現在の環境だとハードアームドラゴンを使っても「破壊以外の」かつ「対象を取らない」除去が割と蔓延しているので、場持ちは正直よろしくない。
この観点では気軽にサクリファイスエスケープ→不死鳥で回避がきくラーの方が正直永く居座れるという状態である。
神をデッキに入れて活躍させるのであれば、最近充実してきた神属性・幻神獣族サポートを上手く使っていきたい……のだが、そのラインナップがいずれも限定的でクセが強いものが多いのが悩みどころ。
現在では追加カードによって原型をとどめないレベルに魔改造された【絵札の三銃士】で使うのが最も無理がないだろう。

三極神がOCGでは幻神獣族ではなくなったため、OCGの神属性・幻神獣族は三幻神やそのバリエーションのみとなっている。


【サポートカード】

  • 《ラーの使徒》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1100/守 600
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
手札・デッキから「ラーの使徒」を2体まで特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分は「ラーの使徒」の効果でしかモンスターを特殊召喚できず、
このカードは「オシリスの天空竜」「オベリスクの巨神兵」「ラーの翼神竜」の
アドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
三幻神専用リリース要員。しかし「こいつの効果以外の特殊召喚が一切できない」デメリットが尋常じゃなく重く、使いにくさが否めない。
使えないというわけではないが、むしろ極めて重いデメリットを生かして《ギブ&テイク》で送り付ける運用の方が圧倒的に強いという評価をされている。

  • 《リアクター・スライム》
効果モンスター
星4/水属性/水族/攻 500/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドに「スライムモンスタートークン」(水族・水・星1・攻/守500)2体を特殊召喚する。
このターン、自分は幻神獣族モンスターしか召喚・特殊召喚できない。
(2):自分・相手のバトルフェイズにこのカードをリリースして発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「メタル・リフレクト・スライム」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
事実上の神専用リリース要員。前述した《ラーの使徒》と違い融通がきくのが大きい。
そのまま(1)の効果で3体リリースしてもいいし、(2)の効果で出した《メタル・リフレクト・スライム》と融合して神・スライムを出してもいいだろう。

効果モンスター
星12/神属性/創造神族/攻 ?/守 ?
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上の、元々のカード名が
「オシリスの天空竜」「オベリスクの巨神兵」「ラーの翼神竜」となるモンスターを
それぞれ1体ずつリリースした場合のみ特殊召喚できる。
このカードの特殊召喚は無効化されない。
このカードを特殊召喚したプレイヤーはデュエルに勝利する。
三幻神以外で後述の《神縛りの塚》《真実の名》のサーチに唯一対応するモンスター……ではない、創造神。
個別項目参照。

  • 《交差する魂》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
幻神獣族モンスター1体をアドバンス召喚する。
その際、自分フィールドのモンスターの代わりに相手フィールドのモンスターをリリースする事もできる。
相手フィールドのモンスターをリリースしてアドバンス召喚した場合、以下の効果を適用する。
●このカードの発動後、次のターンの終了時まで
自分は幻神獣族モンスター以外の魔法・罠・モンスターの効果を1ターンに1度しか発動できない。
効果を端的に要約すると「効果の発動制限付きになった原作仕様の《クロス・ソウル》」。
敵モンスターを最大三体丸ごと生贄にして神を呼べるが、現在の環境で相手が素直に三体並べてくれるかはやや状況を選ぶ。
相手モンスターをリリースした場合は次のターンの展開が大幅に制限されるのも痛い。

フィールド魔法
(1):フィールドのレベル10以上のモンスターは
効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):フィールドのレベル10以上のモンスターが
戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
破壊されたモンスターのコントローラーは1000ダメージを受ける。
(3):フィールドのこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから神属性モンスター1体を手札に加える。
神の維持と招致・戦闘補助を兼ねたフィールド魔法。個別項目も参照。

  • 《真実の名》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):カード名を1つ宣言して発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、
宣言したカードだった場合、そのカードを手札に加える。
さらに、デッキから神属性モンスター1体を手札に加えるか特殊召喚できる。
違った場合、めくったカードを墓地へ送る。
デッキトップにあるカードの宣言に成功すればそれをドロー+神をサーチか特殊召喚できる。
王様みたいな運命力を持たない決闘者が世にはほとんどだと思うので、おとなしくゾンビキャリア》《絶対王 バック・ジャック》あたりで予め効果の発動を確定させて使おう。

  • 《神の進化》
通常魔法
このカードの発動と効果は無効化されない。
(1):自分フィールドの、元々の種族が幻神獣族のモンスターまたは
元々のカード名が「邪神アバター」「邪神ドレッド・ルート」「邪神イレイザー」となる
モンスター1体を選ぶ(「神の進化」の効果を既に適用したモンスターは選べない)。
そのモンスターは、攻撃力・守備力が1000アップし、
自身の効果の発動及びその発動した効果は無効化されず、以下の効果を得る。
●このカードの攻撃宣言時に発動できる。
相手は自身のフィールドのモンスター1体を墓地へ送らなければならない。
待望の三幻神・三邪神専用サポートカード。ステータス強化・効果無効耐性・コスト除去強制と付与効果は文句なし。
とは言えどの神と組み合わせるかで相性の良し悪しはある。

  • 《神速召喚》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
レベル10モンスター1体を召喚する。
自分フィールドに「クィーンズ・ナイト」「ジャックス・ナイト」「キングス・ナイト」が全て存在する場合、
代わりに以下の効果を適用できる。
●デッキから闇属性以外の攻撃力?のレベル10モンスター1体を手札に加える。
その後、レベル10モンスター1体を召喚できる。
「絵札の三銃士」のサポートカードであると同時に、神を呼ぶカードでもある。
追加効果で指定されている「闇属性以外の攻撃力?のレベル10モンスター」というのは、
「アルカナ トライアンフジョーカー」「オシリスの天空竜」「ラーの翼神竜」「ラーの翼神竜-球体形」
「BF-極光のアウロラ」「サイバー・エルタニン」「マアト」の七体だけであり、実質オシリスとラーを指定した効果なのがわかる。

  • 《絶対なる幻神獣》
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に、手札から魔法・罠カード1枚を捨て、
自分の墓地の幻神獣族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替える。
(2):自分フィールドに幻神獣族モンスターが存在する場合、エンドフェイズに発動できる。
このターンにフィールドで効果を発動した、
相手フィールドの表側表示のカードを全て破壊する。
神をサポートする永続罠。
攻撃を墓地の神に肩代わりさせる効果、神が存在する限り相手が効果発動したカードをエンドフェイズに破壊する効果を持つ。
「原作再現」という観点では確かに忠実なのだが、実用性で見るともう一声欲しいのが正直な感想。

  • 《千年の啓示》
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から幻神獣族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
自分のデッキ・墓地から「死者蘇生」1枚を選んで手札に加える。
(2):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
このターン、自分の「死者蘇生」によって、自分の墓地の「ラーの翼神竜」を召喚条件を無視して特殊召喚できる。
この効果を発動したターンのエンドフェイズに、
自分は「死者蘇生」の効果で特殊召喚された「ラーの翼神竜」を墓地へ送らなければならない。
「幻神獣族」を指定した効果も一応有するが、実質ラーの専用サポート。詳しい運用はラー側の項目を参照されたし。

  • 《マジックカード「クロス・ソウル」》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):モンスター1体のアドバンス召喚を行う。
その際、自分フィールドのモンスターの代わりに相手フィールドのモンスターをリリースする事もできる。
この効果でアドバンス召喚したモンスターはこのターン、リリースできない。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
相手はこのカードの(1)の効果を適用できる。
原作の挙動を再現するシリーズカードの《マジックカード「○○」》に選ばれた《クロス・ソウル》
《交差する魂》から効果の発動制限を抜いて相手もこちらのモンスターをリリースできる様になり、より原作仕様に近づいている。
自分→相手の順番でアドバンス召喚を処理するが、このカードの効果でアドバンス召喚したモンスターはこのターン中リリース出来ないため、こちらが出したモンスターを相手にリリースされる心配がないと言うのは大きい。
更に「自分が(1)の効果でアドバンス召喚した後、処理が終わって墓地に送られたこのカードの(2)の効果が誘発して相手が(1)の効果を適用してアドバンス召喚する」と言う流れになるため、このカードで神を呼ぶと神の共通効果である召喚時の効果発動封印でこのカードの(2)の効果が発動しないので自分だけ相手のモンスターをリリースしてアドバンス召喚出来ると言うコンボが成立するため非常に相性が良い。
自分のターンで神を呼ぶ分には《交差する魂》より使いやすいが、あちらは速攻魔法なので相手ターンに発動して展開の妨害が出来るので上手く使い分けたい。




オレはオベリスクの効果発動! オレの項目を追記し、オベリスクの攻撃力分の文字数の修正を貴様に与える!

馬鹿な!? モンスター効果は無効―――

「モンスター」ではない……!
「神」だァァァッ!!


なっ……!?

ゴッド・ハンド・インパクトォォォ!!

うぉっ……くうっ……うっ、ぐああああああ!!



追記・修正は地面からドローして効果発動を強行してからお願いします。

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最終更新:2025年04月02日 20:04

*1 イシズが当時のペガサスの言葉を自分の口から語っている

*2 劇中にて「神のカードを手に灰皿の前でライターを握り締めるペガサス」という様子が描かれている。焼却処分しようとしていた様子である。

*3 イシズから話を聞いた海馬が「相手プレイヤーに直接ダメージを与える能力を持った伝説のカード」と、噂レベルの知見はあることを述壊している

*4 千年前の前世持ちないし千年アイテムの適合者

*5 結果としてはラーが強引に神縛りの塚で使役されていた状況から、十代が解放したことになる

*6 ただし、バトルスピリッツにおけるスピリットとアルティメットのように、このような扱いがされる事例が他のTCGでないわけではない。

*7 特定条件下のオベリスクのソウルエナジー・MAXは除く。