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ギルフォード・ザ・ライトニング(遊戯王)

登録日:2025/04/14 Mon 16:52:16
更新日:2026/08/14 Fri 15:33:55
所要時間:約 7 分で読めます




オレのデッキの中で最強を誇るしもべ!!
稲妻を操る伝説の戦士だ!
こいつが貴様の息の根を止めるぜ!マリク!

ギルフォード・ザ・ライトニング》とは、高橋和希原作の漫画遊☆戯☆王』に登場するカード、及びそれを元にした遊戯王OCGに存在するカードの1つ。
この項目では関連カードも紹介する。

【原作にて】

星8/攻2800/守1400
3体の生贄を捧げてこのカードを生贄召喚した場合、相手フィールド上モンスターを全て破壊する。

炎の凡骨デュエリスト城之内克也がバトルシティ編から使用したカード。
大剣を携えた筋肉隆々の大男でいかにも戦士族のエースといった趣のモンスター。仮面のような兜で覆われていて目元は見えない。ノーガードの腹筋や太ももが眩しい。
「力を振るった刹那で戦いが終わる」とクロスデュエルのテキストで記されているので、その稲妻ぶりを体現するべく敏捷性を重視しているのかもしれない。

下級モンスターは割と充実しているものの、上級モンスターや打点がパッとしなかった城之内に待望されていた切り札であり、彼曰く「最強のしもべ」。バトルシティ準決勝のマリク戦で満を持して登場した。
効果は生贄召喚時にモンスターを1体プラス(最上級モンスターは本来2体の生贄が必要なので合計3体)すると敵モンスター全てを破壊できるという、単純明快かつ豪快なもの。
「どんな特殊能力を持ったモンスターでも破壊できる」らしく、無敵状態の《万力魔神バイサー・デス》すら撃破した。
「三体の生け贄を捧げるカード」という点は神と共通していて、神のカードを持たない城之内にとって、それらに匹敵し得る切り札と言えるか。
攻撃名は「ライトニング・クラッシュ・ソード」、効果名は「ライトニング・サンダー」。

その破壊効果でマリクの盤面を更地にする活躍を見せ、そのまま直接攻撃によってフィニッシャーになるかと思いきや、残念ながら《悪夢の魔鏡》で攻撃は凌がれ、返しのターンに《ラーの翼神竜》の不死鳥(ゴッドフェニックス)によって倒されてしまった。
向こうは最上位の神のカードだったので相手が悪かったと言うべきか。

原作で描写された中では、上記のデュエルが城之内のラストデュエル*1であり《ギルフォード・ザ・ライトニング》の活躍はなんとこの1回のみ。
だがバトルシティ編以降のアニメオリジナルエピソードと外伝ではその時の鬱憤を晴らすかの如く大活躍を見せる。

ドーマ編孔雀舞戦では罠カード《ダブルマジックアームバインド》で奪い取った《ハーピィ・レディSB》2体を含む3体を生け贄に召喚しダイレクトアタックを決めたが返しのターン《ハーピィ・レディー鳳凰の陣ー》により破壊され大ダメージを受けた。

KCグランプリ編ではマスク・ザ・ロック戦でも3体生け贄に召喚し《古代竜-エンシェント・ドラゴン》を効果で破壊しダイレクトアタックを決めるも、蘇生効果を持つ《古代竜-エンシェント・ドラゴン》に相討ちとなり破壊される。
しかし返しのターンで蘇生され勝利の布石となる。

バトルシティ編終了後の外伝の遊戯王Rでも活躍。
R作中でも最強のしもべらしく、この攻撃力を超えるモンスターはデッキには入ってないそう。キースとの決闘で《時の機械-タイム・マシーン》の中から現れる彼のカッコよさは必見。
また、この戦いで《邪神イレイザー》に撃破されたので、神に二度も敗れるというかなり珍しい名誉の負傷?も得た。

映画版「光のピラミッド」でも召喚され、バトルシティ優勝者の遊戯に野良試合を仕掛けて来たモブデュエリスト達を圧倒。
普段はコメディーリリーフかつ(主に海馬のせいで)決闘者として軽んじられがちな城之内だが、木っ端デュエリストでは相手にならない事が描写された。

大体の作品で城之内デッキの中で最強のステータスを誇る切り札として活躍しながらも、たびたび撃破されてしまう不遇な描写も目立つ。しかし、いずれのデュエルでも不利な流れを変えるのに一役買っており、泥臭く耐えて勝機を見い出す城之内の戦術の極みとも言えるモンスターだろう。

【いつどこで手に入れたのか?】

バトルシティ準決勝の城之内VSマリク戦のクライマックスでいきなりエースとして初登場したので、その入手経緯は不明。
生贄召喚を前提とする効果を持っているので、少なくとも王国編の時点では所持していない…というか実装されてないと思う。

バトルシティ編では「参加者が所持する最高のレアカードを賭けての勝負」がルールとして義務付けられているが、城之内が作中で提示したレアカードは一貫して《時の魔術師》で、大会前日に真紅眼をレアハンターに奪われた城之内はこのカードを指して「最後のレア(一枚)」と発言している。
となると《ギルフォード・ザ・ライトニング》は「もともと城之内のデッキに入っていたが《時の魔術師》や《真紅眼の黒竜》程のレアカードではない」*2か、「大会の途中で手に入れたカード」のどちらかになる。

しかし、言わずと知れた遊戯の《ブラック・マジシャン》や自己強化にトークン生成能力を持つ《インセクト女王》、罠カードを封じる《人造人間-サイコ・ショッカー》に飛行能力を持つ《要塞クジラ》といった他のレアカードと比較しても、2800の攻撃力に加えて破壊効果まで持つこのカードは、神を除けば作中ではトップに比肩するパワーであり低レアリティというのは若干不自然なので、おそらくは大会の途中に何らかの形で手に入れた可能性が高いと思われる。

デート中の遊戯よろしく大会途中にパックを剥いていつもの強運を発揮して当てたのだろうか。シングル買いは苦学生の城之内には少々厳しそうだ。
普通に描写外のデュエルでアンティとして入手したか、死闘の末に謎ルールによって勝利したリシド戦で意識不明の彼から形式上手に入れたなんて考えもある。*3

ひょっとするとマリクに洗脳されていた時に禁止カード群と共にデッキに混ざっていた*4のをそのまま再利用したなんて可能性もあるが、城之内のプライドや性格的にそれは少し考えにくいかもしれない。その場合はグールズ謹製の偽造カードの可能性まで出て来てしまう。なお、遊戯王Rではキースさんのタイムマシーンのカードをちょろまかしていたりした。
観戦していた遊戯は効果をしっかり把握していたので、もしかしたら何かの拍子で《時の魔術師》のように彼に譲ってもらったのかも。

まあ原作のレアカード判定*5は正直ガバガバなので想像の域はでない。
普通のコモンカードだった可能性も十分あり、最初からデッキには入っていたが、なかなか引きや出番に恵まれず、実は陰でずっと城之内を支えてきた仲間なパターンも考えられる*6


実のところ遊戯王シリーズで「入手経緯」が明確なエースやレアカードというものはそう多くない*7ので、このカードばかりが取り立てて謎という訳ではない。
しかし、
  • 時の魔術師然り真紅眼然りサイコショッカー然り、城之内の切り札級のカードは入手経緯がはっきり描かれていた
  • バトルシティ編に於ける城之内の動向は割かし細かく描かれているため、いつの間にか入手していたにしてもその「いつの間」が入る余地が少ない
  • 下級モンスターの活躍が目立つ城之内のカードで2800もの高い攻撃力を誇り最終盤で突然に初登場するインパクト
といった事情もあってこのカードは入手タイミングが謎な所が特に注目されやすい。

メタ的に考えるなら、遊戯・海馬・マリクの神のカードを所有する連中の中で、上記の通り城之内は真紅眼の不在もあって最上級モンスターや打点不足な所があり、いわば盛り上げ役に欠ける部分もあったので、カードパワーの調整や決闘のテコ入れとして登場したとも考えられる。
もっと言うならこのカードはOCGの登場(厳密に言えばゲーム付属カードとしての)が先のカードなのでサプライズ出演(逆輸入)という形なのである。
無敵状態の《万力魔神バイサー・デス》を突破するための切り札として作者にちょうど抜擢されたのかもしれない。

【OCGにおいて】

効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2800/守1400
このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事もできる。
(1):モンスター3体をリリースしてこのカードのアドバンス召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ6 エキスパート2 付属カード」で初登場。後に「STRUCTURE DECK-城之内編- Volume.2」にてイラスト違い版も登場している。
高橋和希先生描き下ろしのイラスト*8という形で収録されており、原作での登場よりゲームでの付録としての登場が先だったりする。
原作をほぼ再現した効果であり、モンスター3体リリースで《サンダー・ボルト》出来る。流石に破壊耐性無視までは出来ないものの発動さえできれば非常に強い効果。
また効果を使わなくても単なる最上級モンスターとして使用することも可能であり、原作さながらの活躍が期待できた。

弱点は単純にモンスターを3体並べるというのは非常に難しかった
当時は2025年の今みたいに特殊召喚手段が豊富ではなく、下級モンスターで戦線を維持しながら上級モンスターを出すというゲームスピードがとても遅い状態。
1対1の小競り合いが多くフィールドのモンスターも枯渇しがちな上に1体1体の価値は高く、3体もいらないモンスターがいるという状況は稀であった。
また召喚に手間が掛かる割にアド的には3体のモンスターを破壊してやっとトントン、それなら召喚しやすい《雷帝ザボルグ》の方が使いやすい。
モンスター全体破壊でなく全体バウンスまで含めれば、一手間掛かる替わり蘇生からでも使い回しやすい《守護者スフィンクス》も手強い同期生(数ヵ月差でギルが先輩)であった。

それでも上手くデュエルを進めれば《ギルフォード・ザ・ライトニング》で敵フィールドを一層し、そのままダイレクトアタックで決まる試合も無かったわけではない。
この点では相手フィールドの魔法・罠ゾーンのカードを全て破壊するという対になる《モイスチャー星人》とは大きく差が付いている。

また、意外な使い道として、《ユーフォロイド・ファイター》の融合素材にするというものがある。
パワー・ボンド》を使って融合すると攻撃力が8000になり、1ターンキルが成立するため。
いざとなれば通常召喚や《早すぎた埋葬》及び《リビングデッドの呼び声》による蘇生が可能なので戦略に柔軟性がを出せるのが利点。

+ …などというと聞こえは良いが
そもそも《ユーフォロイド・ファイター》の融合召喚は融合素材代用を使えない・事実上パワーボンドを使わないと出す意味が薄い*9…と言った二重苦があり想像以上に決める事が難しく、そこにサーチ不可のギルフォードを加えて三重苦にしてしまうと事故率が大変な事になるという、デッキのコンセプト上大きな問題を抱えていた。
しかもそれを補って余りある利点があったという訳でも無く、当時の生贄召喚の難易度やこのカードを墓地に送る手段の乏しさ*10から生贄召喚できる点も蘇生できる点も然程評価できる程の利点とは言えなかった。
それ以前に、フィールドへの出しやすさは《カオスの儀式》が使える《カオス・ソルジャー》(※双方《マンジュ・ゴッド》でサーチ可能)の方がはっきり言って上であり、いざとなれば場に出せるそこそこの高打点というのはこのカード固有の強みですらない。
その《カオスの儀式》も「いざと言う時に素材の《カオス・ソルジャー》が不在だと融合できないから微妙」と言う考え方もあり、手放しに採用できる候補だったわけではないので、制限カードである蘇生カードに頼らないとまともに使えないこのカードの有用性などお察しなわけで…。
一応融合召喚後に蘇生で追撃できる点は《カオス・ソルジャー》に真似できない点ではある。…最初から《ゲート・ガーディアン》(※《ウェポン・サモナー》でサーチ可能)で打点を追求した方が蘇生を使うまでもなく勝負を決めやすい点に目を瞑れば。
といった感じに、真剣に組もうとするとサーチ手段のある面子に単純な有用性すら負けているため候補にすら挙がらないのが実情*11だったようで、当時実際に組んだ人の考察でも前述の《ゲート・ガーディアン》や《カオス・ソルジャー》が有力視されていたようである。
尤も、有用性は1キルが遥かに現実的*12な《ゲート・ガーディアン》が突出してるので、《カオス・ソルジャー》も超高級品の《究極竜騎士》絡めない*13限り割と勝負になってなかったりするが…。

これに関して「どうせユーフォロイド・ファイター1キルなんて実用性の無いネタデッキなんだから安定性を重視する意味が無い」と言う趣旨の意見もあるが、当時のファンデッカー基準でも対戦相手を無視した暴論に過ぎない。
当時から主役となるコンボの成功率は出来るだけ上げるべきと言うのが心構えとして語られていたし、それ以前に「主軸がよくわからん動きを続けた挙句事故って普通に負ける」のが大半のデッキと対戦して一体何が楽しいのか、と言うのは対戦すればすぐに実感できる話である。
結局の所当時としてもユーフォロイド・ファイターかギルフォード・ザ・ライトニングのいずれかに主軸は絞る方が好ましく、どっちつかずのデッキがいい印象を受けることなどありえなかったのだ。


だが、6年ほど経過した際に《神獣王バルバロス》が登場。
効果は以下の通りである。

効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
(1):このカードはリリースなしで通常召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
(3):このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事もできる。
(4):このカードがこのカードの(3)の方法で召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのカードを全て破壊する。

モンスターだけでなく魔法、罠ゾーンも破壊する効果を持つ上に普通に攻撃力で負けている。
更に妥協召喚も可能な上に、その場合でも攻撃力1900と下級エースレベルという化け物みたいなカードが現れてしまった。
こいつが現れた以降は《神獣王バルバロス》じゃなくて《ギルフォード・ザ・ライトニング》も、《モイスチャー星人》に至ってはもっと採用する理由がほとんどないのがまた辛い。

とはいえ種族・属性が違うので、その辺りで差別化は可能。
光属性・戦士族はサポートが豊富であり、《不死武士》や《オネスト》を使えるのはバルバロスには無い利点と言えよう。
特に《フォトン・サンクチュアリ》はこいつの効果発動を狙うにはうってつけである。
《不死武士》が蘇生したターンに《フォトン・サンクチュアリ》を発動すればその時点で3体分確保できる。
単独では下位互換でも、デッキ単位で独自の運用ができるのは救いである。

問題は全体破壊効果の価値自体が薄れてきていることだが。
インフレとは恐ろしい。

遊戯王ラッシュデュエルでも登場。向こうのルールにあわせて効果が少し変わっている。
効果モンスター(LEGEND
星8/光属性/戦士族/攻2800/守1400
このカードはモンスター3体をリリースして攻撃表示でアドバンス召喚できる。
【条件】上記の方法でこのカードを召喚したターンに発動できる。
【効果】相手フィールドのモンスターを全て破壊する。

強制効果ではなく起動効果となった。
しかしカード以上にルールが追い風、何故ならラッシュデュエル通常召喚がターンに何回も行えるため、使い勝手はかなりいい。
ただしLEGENDカードなので他のカードとの兼ね合いが問題。光属性かつ戦士族主体のデッキなら採用の価値はあるか。

【リメイク版】

《稲妻の戦士-ギルフォード・ザ・ライトニング》

効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2800/守1400
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードはモンスター3体をリリースして手札から特殊召喚できる。元々の持ち主が相手であるモンスターをリリースした場合、この特殊召喚成功時に相手はカードの効果を発動できない。
②:このカードを①の方法で特殊召喚した場合に発動する。相手は自分フィールドのモンスターを全て墓地へ送らなければならない。
③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。このターンのエンドフェイズにデッキから、戦士族モンスターを1体を手札に加える。

「ORIGINAL ARTWORK COLLECTION」で実に約25年越しに登場したリメイク版。
直近で城之内の新カードも多数出ていたので期待していた決闘者も多いだろう。現代に合わせて効果がブラッシュアップされているが、主に原作再現の意識が強く出ているカード。オーバーフレーム版も合わせて実装されている。

①は元カード同様の3体生贄効果。《D-HERO Bloo-D》のような特殊召喚効果になっており本家より扱いやすくなっている。
また、条件付きだが着地時に相手の発動を封じる効果を持っている。《強奪》や《三戦の才》を使ったコントロール奪取などと合わせたい所。相手依存だが原作同様《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》に壊獣や現在猛威を振るっている《天下独歩の大義賊》あたりも狙い目にはなる。《ラーの翼神竜-球体形》にカウンターして意趣返しするのも面白い。

②はおなじみの豪快な全体除去。
本家と違い破壊効果ではなく《魔砲戦機ダルマ・カルマ》に類似した、プレイヤーに墓地送りを強要するいわゆる布告除去になっている。そのためモンスターの耐性を無視してほぼ確実に相手盤面を一掃する事が可能
①の発動封じとは噛み合いもよく、墓地送りで破壊による誘発効果なども封じるので非常に強力な除去。
(破壊はしていないが)まさに「どんな特殊能力を持ったモンスターでも破壊できる」と言った原作を再現している。

③は戦士族をデッキからサーチする効果。
エンドフェイズと拾うのが遅いのは気になるが、どこから墓地へ送っても発動する汎用性は魅力的。
①のリリースで失いがちなアドバンテージもある程度だが補える。サーチするのはもちろん《鉄の騎士 ギア・フリード》…と言いたい所だが、戦士族なら1枚初動が豊富なのでそれらを持ってくるのが鉄板か。

総じて、流石に3体リリースは現代遊戯王でも重く、環境に食い込めるほどのパワーカードではないがファンデッキで遊ぶ分には十分すぎる強さと原作再現度を併せ持つカード。「ライトニングサンダー!」が上手く決まった場合は盛り上がってもいいだろう。
なお、神のカードや本家とは異なり、あくまで自身の効果による特殊召喚なので《クロス・ソウル》などを使った3体アドバンス召喚など出来ない点には注意が必要。

【関連カード】


《ギルフォード・ザ・レジェンド》

効果モンスター
星8/地属性/戦士族/攻2600/守2000
このカードは特殊召喚できない。
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する装備魔法カードを可能な限り自分フィールド上に表側表示で存在する戦士族モンスターに装備する事ができる。

装備カードサポートとなったギルフォード。
墓地に装備カードを落としまくれば最大でも5枚もの装備カードをつけることが可能である。
装備にコストがいるカードも踏み倒しできるのは嬉しい限りである。

しかし手軽さを重視するなら《不意打ち又佐》、ワンキルに特化するなら《重装武者ーベン・ケイ》が優先されるのが辛いところ。
装備コンボを狙うのに最上級の通常召喚は重すぎる上、装備カードを大量に墓地に送るのも簡単ではない。
攻撃力を装備魔法で補強する関係上、素のステータスの高さも大した利点になっていない。
何より特殊召喚できないのが辛い。「墓地に装備魔法がある状況で2体の生け贄を要求する」というのは、どんなデッキで使えばいいのかという根本的な疑問をもたらす。

……というのはストラク看板時代のお話。
現在の遊戯王OCGには《聖騎士の追想 イゾルデ》という究極の相方が存在している。
リンク召喚時のサーチ効果でこいつを呼び込め、装備カードを大量に落としながらのリクルート効果でリリース役を供給できる。
ただし、このカードをサーチしても召喚できるのは次のターン以降になってしまうが……。

アニメ『GX』では万丈目の後輩である五階堂が使用。
墓地の装備魔法を一気に装備して《XYZ-ドラゴン・キャノン》を戦闘破壊破壊するも、《おジャマ・デルタハリケーン!!》 で破壊される。
しかし、五階堂の切り札としてはこの後登場した《重装武者-ベン・ケイ》の方が目立っている節がある。
また、この登場はこのカードの初収録された『ストラクチャーデッキ-戦士の伝説-』販促のためという面があるのだが、同じくストラクチャーデッキ使いだったダークネス吹雪やティラノ剣山と違い五階堂はレギュラーになれなかったどころか再登場すらかなわずこのカードの登場もそれっきりという点でも不遇。



こちらもどちらかというとラッシュデュエル向け……というわけで登場している。
効果モンスター
星8/地属性/戦士族/攻2600/守2000
このカードは特殊召喚できない。
【条件】このカードを召喚したターンに発動できる。
【効果】自分の墓地の装備魔法カードを3枚まで選び、それぞれ自分フィールドの表側表示モンスター(戦士族)に装備する。

やはり任意の発動効果となっている。またラッシュデュエルは魔法罠ゾーンが3つしかないので、回収できる枚数も3つとなっている。
しかし発動タイミング任意というは嬉しい変更。何故なら《ギルフォード・ザ・レジェンド》を出した後に戦士族を更に召喚し、彼らに装備カードをつけることが出来るからである。
また墓地送りが頻発する環境であるため、装備カードの取り捨て選択もしやすい。
特殊召喚不可のデメリットもラッシュでは痛くないという強力なカードとなっている。


《ギルフォード・ザ・ライジング》

効果モンスター
星8/炎属性/戦士族/攻2500/守2200
このカードは特殊召喚できない。
【条件】このカードを召喚したターンに、自分の墓地のモンスター(戦士族)2体をデッキに戻して発動できる。
【効果】このターン、このカードはモンスターに3回攻撃できる。

ラッシュデュエルで登場した新たなギルフォード族。
こちらはモンスターを戻して攻撃回数を増やす効果である。
いくら通常召喚が多数可能、毎ターン5枚までドロー可能とは言ってもリソースには限度がある。
特に最上級のアドバンス召喚はやはりきついが、このライジングはその辺りをカバー出来るのだ。
戦士族デッキであれば条件も満たしやすいだろう。


【余談】

遊戯王クロスデュエルでは以下のフレーバーテキストが用意された。
「稲妻と共に現れ、稲妻を操る伝説の戦士。その力が振るわれた刹那、すでに戦いは終わっている。」
「稲妻と共に現れ、稲妻を操る」「すでに戦いは終わっている」とは三体リリース時の効果を表したものだろう。
初登場時のインパクトと豪快な活躍を見事に表現した名文と言えよう。


《ギルフォード・ザ・ライトニング》で印象的なものの一つにこのシーンがあるのだが、演出の都合を含めても本当に凄まじい
まず原作では城之内が5ページ*14絶叫しているので、その間このモンスターもずっとラーに焼かれていたことになる。*15*16
そしてアニメではなんと1分も攻撃を受けている。
今のところ一回の攻撃でこんなに長く喰らっているのはこのモンスターだけである。
あまりの惨状にモクバが真っ青になり「ヤバイよ……」と呟いていたのだが、仮に闇のゲームではなくソリッドビジョンのシステムだけだったとしても同じことを言っていたのではなかろうか……。

モンスターストライクの遊戯王コラボでは城之内と共に参戦。
レッドアイズを差し置いて上位形態の獣神化のお供として抜擢されるなど優遇されている。

ちなみに、召喚時の城之内の台詞は原作・アニメではトップの通りだが、
「貴様の息の根を止めるぜ!とかなり攻撃的だったためか、
加筆修正の入った文庫版では「こいつがてめえを倒すぜ」と少しマイルドにされている。



この項目は記事3体を追記して召喚する事もできる。相手フィールドの記事を全て修正する。

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最終更新:2026年08月14日 15:33

*1 後攻1ターン目で中止となったバクラ戦を除く

*2 この2枚は作中では相当なレアカードと設定されている。前者はレアカードも多数所持しているハイレベルなデュエリストである舞が詳細を知らず、キースも「これほどの代物が出て来るとは(要約)」と冷や汗を流しながら驚く程の代物。また初代の数十年後が舞台と見られる『5Ds』の時代に至っては「超レアカード」とまで呼ばれている。後者は言わずもがな、作中に於ける市場価格は数十万円にも上るとされ、現実に於ける世界大会準優勝商品の使用不可カードとほぼ同じ値打ちと言える。

*3 リシドデッキの主戦力の罠モンスター「アポピスの化神」によって一度に3体ものモンスターを出せる高い展開力や防御的なカウンター戦術と一撃必殺を狙えるこのカードはいちおう相性が良いと言える。

*4 洗脳城之内が使った《ライトニング・ボルテックス》は効果・イメージ共にこのカードと酷似していたりする

*5 バトルシティ編に登場するモンスターとしては攻撃力2400前後から「レアカード」とされる傾向が見られ、またOCGの《翼を織りなす者》や後発の《眠れる巨人ズシン》のような「高性能の大型モンスターだがレアカードではない」といったカードは当時の原作にはあまり見られない事は確かではある。

*6 アンティである《時の魔術師》も原作のバトルシティの決闘では出番が全くなかった。

*7 あの「ブラック・マジシャン・ガール」や「バスター・ブレイダー」や「ワイバーンの戦士」などバトルシティ編の新カードは決闘中にいきなり初登場するのがほとんどなので、大抵は大会当初からずっとデッキに入っていたカードだと思われる。

*8 同時に付録でついてきたカードも同じく高橋和希先生描き下ろしデザイン

*9 融合で出すならより簡単に出せる究極竜騎士やマスター・オブ・OZの方が攻撃力は上回る

*10 当時の天使の施しは禁止カードであり、このカードを墓地に送る手段はディスアドを背負うものばかりだった

*11 一応当時のカードwikiでは候補に書いていてもらえたが、バスター・ブレイダーまで書いていた割にカオス・ソルジャーが漏れていた体たらくなので…

*12 流星の弓ーシールや強制転移で相手の場をがら空きにしなくても1キルできるルートが多い

*13 カオス・ソルジャーと融合素材代用で出せる。墓地融合の龍の鏡にも対応するのが大きな強みでぶっちゃけユーフォロイド・ファイター一本特化より強い。と言ってもファンデッキの域は出ておらず古いゲーム付属カードの為すさまじく貴重かつ高価故利用者は皆無だった

*14 ジャンプ掲載時と単行本では3ページだったが、文庫版ではカズキングにより2ページも追加された

*15 マリクが設けた闇のゲームのルール通りならその筈なのだが、実は《ギルフォード・ザ・ライトニング》自体は2ページ目で消滅している描写があり、その後の3ページはどう見ても城之内がラーの炎を直接喰らってるとしか思えない構図になっている。闇のゲームのルールすら逸脱してるような気がするのだが

*16 参考までにオシリスは3ページで焼き尽くされた。