大曲駅(秋田県)

登録日:2020/08/22 Sat 10:19:22
更新日:2023/02/25 Sat 00:15:36
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大曲駅(おおまがりえき)は、秋田県大仙市にあるJR東日本の駅である。

概要

旧・大曲市の代表駅かつ中心駅である。
路線としては田沢湖線奥羽本線が乗り入れる。田沢湖線は当駅が終点である。
また、田沢湖線盛岡駅から東北新幹線仙台大宮東京方面)に直通する秋田新幹線の列車も乗り入れており、停車駅に指定されている。
秋田新幹線田沢湖線の線路と奥羽本線秋田方面とを直通運転する。

当駅は秋田県内の駅としては秋田駅、土崎駅に次いで3番目に利用者数が多い。

ちなみに青森県にも十和田観光電鉄の同名駅がかつて存在したが、廃線となってしまった。

駅構造

橋上駅舎を持つ地上駅であり、コンコース・改札口は2階に、ホームは1階にある。
ミニ新幹線停車駅の中では数少ない自動改札機設置駅である*1

在来線

1番線が単式ホーム1面1線、2番線と3番線が島式ホーム1面2線となっている。計2面3線。

  • 1番線
奥羽本線下り(秋田方面)のホーム。狭軌。
次の停車駅は神宮寺。

もともと秋田方面は複線だったのだが、秋田新幹線を開業させる際に片方を新幹線専用の標準軌に改造し(大曲駅だと12番線に相当する)、もう片方は在来線の車両が通れるように狭軌のままにして、単線並列にしたのである。
そのため、運転系統が完全に分断された山形新幹線新庄駅と異なり、直通運転も可能となっている。

  • 2番線
奥羽本線上り(横手、湯沢、新庄方面)のホーム。狭軌。
次の停車駅は飯詰。

  • 3番線
田沢湖線(角館、田沢湖、雫石、盛岡方面)の専用ホーム。
次の停車駅は北大曲。

田沢湖線は全線が秋田新幹線と共用させるために標準軌に改軌させられたため、奥羽本線との直通運転は不可。
また、行き止まりホームになっている。

新幹線

秋田新幹線のホームは1面2線の行き止まりホームである。
田沢湖線ホーム(3番線)と新幹線ホームの間に通路があり、そこに新幹線の改札口もある。
田沢湖線盛岡方面)と奥羽本線秋田方面とで直通運転を行うのだが、線形の都合上、当駅でスイッチバックが必要になる。そのため当駅には全列車が停車する。ちなみに秋田新幹線こまち号は当駅から秋田駅までの区間は座席が進行方向とは逆になるため注意が必要である。また、当然ながら定期列車で唯一スイッチバックを行う新幹線である。
田沢湖線側は在来線の車両と共通の線路を走行するが、奥羽本線側は在来線の線路とは別に新幹線専用の線路が用意されており、単線並列の形をとっている。
某ゲームをプレイしている時に当駅の車止めに高速に突っ込むのはよくあること。

  • 11番線
秋田新幹線上り(角館、田沢湖、雫石、盛岡方面)のホーム。
一部の臨時列車を除き、盛岡駅からは東北新幹線仙台大宮、上野、東京方面)に乗り入れる。また、盛岡駅ではやぶさ号と連結してから出発する。

当駅には全車指定席のこまち号しか乗り入れないが、盛岡駅までの区間しか乗らない場合は自由席とほぼ同額の特急料金で指定席の空席を利用することができる。しかし東北新幹線の区間に入る場合はやはり指定席特急券が必要となる。
一応、秋田新幹線開業初期の頃は自由席もあった(この頃の連結相手はやまびこ号)のだが、連結相手がはやて号に変更された際に全車指定席となった(のちに相手をはやぶさ号に変更)。

開業初期は途中、宇都宮駅・郡山駅・福島駅のうちのどれか1駅に停車する列車もそれぞれ1本ずつ存在していた*2のだが、現在は全列車が大宮駅~仙台駅間ノンストップのため、この区間の途中駅(小山~白石蔵王)に用事がある人は仙台駅で乗り換えること。
また、古川駅~新花巻駅間も仙台始発・終着の1往復以外は全て通過するため、同区間の駅利用にも基本的に盛岡駅で乗り換えが必要になる。

こまち号は盛岡駅仙台駅大宮駅東京駅には全列車が停車する。角館駅、田沢湖駅、上野駅は早朝の1本を除く全列車が停車。雫石駅には一日数本しか停まらない。

  • 12番線
秋田新幹線下り(秋田方面)のホーム。
奥羽本線の下り線との並走区間であるが、新幹線のほうは終点の秋田駅までどこにも停車しない。


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最終更新:2023年02月25日 00:15

*1 他に自動改札機があるミニ新幹線の駅は(東北新幹線との接続駅である盛岡駅や福島駅を除けば)秋田駅と山形駅しかない。

*2 ちなみにそれらの列車はなぜか上野駅は通過していた。