新庄駅

登録日:2020/08/14 Fri 18:02:42
更新日:2020/09/03 Thu 21:14:27
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新庄駅(しんじょうえき)は、山形県新庄市にあるJR東日本の駅である。

概要

奥羽本線陸羽東線(奥の細道湯けむりライン)、陸羽西線(奥の細道最上川ライン)の3路線が乗り入れる。
さらに奥羽本線の上り側(山形、福島方面)は山形新幹線(福島駅で東北新幹線東京方面と合流する)と線路を共有しており、奥羽本線は当駅を境に上り側と下り側とで運転系統が分断されているため、事実上5路線が乗り入れていることになる。

山形新幹線は当駅が終点である。
新幹線の終点は当駅の他にも北海道新幹線新函館北斗駅、秋田新幹線秋田駅、上越新幹線新潟駅、北陸新幹線金沢駅東海道新幹線東北新幹線などの東京駅(起点?)、九州新幹線鹿児島中央駅などがある。
その中でも当駅は上越新幹線の支線のガーラ湯沢駅や、山陽新幹線のオマケ路線である博多南線の博多南駅と並び、知名度の低い新幹線の終点となっている。
新青森駅東北新幹線北海道新幹線の境界駅、新大阪駅東海道新幹線山陽新幹線の境界駅、博多駅山陽新幹線九州新幹線の境界駅であるが、直通運転を行なっているため、ここでは終点ではなく途中駅として扱う。

奥羽本線は上り側(福島方面)と下り側(湯沢、横手、大曲、秋田方面)とで運転系統が分断されている。これは線路の幅が異なるため。
昔はどちらも狭軌だったので直通運転も可能だったのだが、上り側は新幹線の車両が奥羽本線上を通れるようにするために標準軌に改造された。下り側は従来通り狭軌である。
ちなみに奥羽本線は当駅から福島駅までの区間(山形新幹線との共用区間)は山形線の愛称が付与されている。

当駅は山形県北東部(最上地方)の事実上の中心駅である。
また、秋田県南部(湯沢市、横手市)の需要もカバーしている。というのも秋田新幹線が横手駅や湯沢駅(新潟県の上越新幹線越後湯沢駅とは異なる)に乗り入れていないため。

山形新幹線は最初は福島駅から山形駅まで開業させていたのだが、のちに天童市や東根市などさらに北側の自治体から延長の要望があったため、新庄駅まで伸ばしたのである。

駅構造

新幹線停車駅なのにエレベーターがない駅。
…と書くと、高齢者や車椅子の人にとっては物凄く意地悪な駅に思えるかもしれないが、実際にはむしろかなり先進的なバリアフリーが充実した駅なのである。
というのも全ての乗り場(ホーム)を同一平面上に設置したために、改札口からエレベーターはおろか階段すら使わずに全ての路線が利用可能だからである。
また、橋上駅舎や高架駅ではなく、地上駅である。

当駅には乗り場が5つあるが、そのうち直通運転が可能なのは5番線だけであり、他の4つは行き止まりホームとなっている。
上りの行き止まりホーム2本(1番線と2番線)が、下りの行き止まりホーム2本(3番線と4番線)と向かい合う形をしており、その間に通路がある。
改札口から見て手前側が1番線と3番線、その奥に2番線と4番線、さらにその奥に当駅で唯一直通運転が可能な5番線がある、という構造をしている。
5番線は改札口からやや遠いものの、通路を介して同一平面上で乗ることが可能となっている。

また、他の路線への乗り換えも全て同一平面上の移動のみで行える、大変便利な駅なのである。
実はこういう駅はヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツなど)の主要ターミナル駅ではごく当たり前のものなのだが、日本では一部の港町のターミナル駅(函館本線函館駅、瀬戸大橋線などの高松駅、鹿児島本線門司港駅、かつての長崎本線長崎駅*1など)などごく一部の駅に限られる。

ちなみに当駅は新幹線停車駅であり、なおかつ終点でもあるにもかかわらず、自動改札機が設置されておらず、有人改札となっている。
山形新幹線は福島駅と山形駅以外はすべて有人改札であり、秋田新幹線盛岡駅大曲駅・秋田駅以外はすべて有人改札である。また、東北上越北陸でも新幹線の改札口には自動改札機があるけど在来線は有人改札または無人駅、という事例が少なくない。

  • 1番線
当駅始発の上りの山形新幹線つばさ号(山形、米沢、福島方面)のホーム。
また、当駅を終点とする下りのつばさ号もここに到着する。

ただし一部の臨時列車は2番線に乗り入れるものもある。

ほぼ全てのつばさ号は福島駅から東北新幹線上り(郡山、宇都宮大宮、上野、東京方面)に乗り入れる。
その際、大部分は仙台方面からやって来たやまびこ号と連結してから福島駅を出発する。ただし一部の臨時列車は連結をせず東京まで単独運転を行うものも存在する。

休日のみ運行される観光列車の「とれいゆつばさ号」(車内に足湯がある)は福島駅までの運行となるため東北新幹線に乗り入れない。そのためそのまんま在来線特急である。
なお、全席指定の臨時列車として東北新幹線に直通して上野駅まで運転されたことがある。その際、先着で足湯利用券も発売され東北新幹線内でも足湯が利用できた。また、団体専用列車として東京駅まで運転されたこともある。

つばさ号の次の停車駅は大石田。

山形新幹線は山形駅を境に下り方面(山形~新庄間)は本数が激減するため注意が必要。そのため新庄駅を発車するつばさ号は定期列車だと2時間に1本しかない。
また、山形〜福島間もつばさ号は基本的に1時間に1本(ラッキーな時間帯で2本)のみの運行となっている。

ちなみに当駅を終点とする下りのつばさ号は、「つばさ◯◯◯号、山形・新庄行き」と案内される。
これは山形県の代表駅である山形駅を経由することを強調したものである。
理由としては「終点の新庄駅の知名度があまり高くないこと」や「東北新幹線古川駅で陸羽東線に乗り換えるルートでも新庄駅まで行けるため、山形駅経由であることを強調しているため」などがあげられる。

  • 2番線
奥羽本線の上り、山形線(山形、米沢、福島方面)の普通列車(各駅停車)のホーム。
一部の臨時のつばさ号もここに乗り入れることがある。
山形線普通列車の次の停車駅は舟形。

  • 3番線
当駅始発の陸羽西線(古口、余目、酒田方面)のホーム。
奥羽本線下りの一部列車もここを使用する場合がある。

陸羽西線の次の停車駅は升形。

  • 4番線
当駅始発の奥羽本線下り(真室川、湯沢、横手、大曲、秋田方面)のホーム。

奥羽本線下りの次の停車駅は泉田。

先述の通り湯沢や横手に秋田新幹線が通っていないため、新幹線で新庄まで行ってから奥羽本線に乗り換えるというルートが確立されている。
昔は在来線特急のつばさ号は福島から米沢、山形、新庄、湯沢、横手、大曲を経由して秋田まで向かっていたのだが、山形新幹線山形駅開業後は「つばさ」が新幹線の列車として使用されることになったため、山形~秋田間のみ運転する特急「こまくさ」が運転されていた。
その後、山形新幹線が新庄駅まで延伸開業したことにより、当駅を跨ぐ奥羽本線の列車が全て廃止となった(というかそもそも福島方面のレールをそれまでの狭軌から現在の標準軌に変えてしまったので物理的に不可能になった)。

  • 5番線
主に陸羽東線(鳴子温泉、古川、小牛田方面)が使用するホーム。

このホームのみ直通運転が可能となっている。
そのため、陸羽東線から奥羽本線下りや陸羽西線に直通する列車もここから発車する。

陸羽東線の次の停車駅は南新庄。


追記、修正は新幹線で新庄駅で降りた人、または新庄駅から新幹線に乗った人がお願いします。

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最終更新:2020年09月03日 21:14