一の槍 フラビージョ

登録日:2020/10/02 Fri 16:28:50
更新日:2025/02/05 Wed 19:43:41
所要時間:約 5 分で読めます




あれれれ?どうして「一の槍」なのに最後に項目が立てられたのかな~?

謹慎中は黙ってて!


フラビージョは『忍風戦隊ハリケンジャー』の登場キャラクター。

演:山本梓

【概要】

宇宙忍群ジャカンジャ』の幹部・暗黒七本槍の1人。
元「宇宙コギャル」。
忍者らしい身軽な服装や、蜂の頭を模した被り物が特徴のくノ一
上忍・中忍の任務達成状況などの報告・査定担当がメインだが、ハリケンジャーによって毎回作戦が失敗するため、
「落第!」「バツ!」と言いながら0点をつけるのがお約束。

戦闘力は七本槍の中では低めだが、ゴウライジャーと互角に渡り合える実力の持ち主。
2本の長い針を武器に、8の字に素早く動いて斬撃を繰り出す「蜂忍法・蜂の字殺法」や顔前で掌を開いて放つ衝撃波「ドカン!」が得意技。
また、ドライガジェットとダブルガジェットの同時撃ちを跳ね返す力がある「エレガントバリヤー」という防御技も使用する。

元は落ちこぼれくノ一だったが、宇宙センター街タウ・ザントにスカウトされた経緯の持ち主。
宇宙センター街ってなんだよというツッコミは禁止。
何気に七本槍では唯一ジャカンジャに入る前の経歴が判明している人物である。

【人物】

見た目どおり非常に可愛らしい仕草をするが、口調はかなりの棒読みなので少し恐怖を感じさせる。
一方で、マンマルバと電車ごっこをするなど子供っぽい無邪気な一面が多い。
ウェンディーヌとは、当初は宇宙一のくノ一を決めるために争う程かなり仲が悪かったが、チュウズーボが戦死してからは2人で共闘する描写が増えていった。

採点係ということもあってか、失敗ばかりの七本槍達には呆れており、巻之三十ではサーガインサタラクラはおろか目立ったミスをしていないマンマルバとウェンディーヌにまで0点をつけた挙げ句、彼等を自分の世話係にする女王様気質を見せた。
だが、そんな彼女にもバチが当たったようで、自分の遺伝子を元に造られたクグツ忍者・フラビジェンヌがかなりの高性能かつ献身的な性格*1だった為、事実上新たな一の槍に成り代わられてしまう。*2
更に、先述のフラビージョの暴君ぶりにマンマルバ以外の幹部全員から反感を抱かれた結果、ガチでジャカンジャを追放させられてしまう。
後日、必死に謝った事で何とか許してもらえた。

全体的にはコミカルな描写が多く、本作のギャグ担当である彼女だが、本性は外道かつ残忍。
劇中では、ジャカンジャの作戦で苦しんでいる人々を見て喜んでいる描写がある。
先述のジャカンジャ追放の件に関しても、フラビジェンヌを自分の手駒にする為だけに、七海を騙して疾風流忍術研究室に潜入し、緊急停止装置を盗み出すという悪どいことをしている。

実はフラビージョは、七海のマネージャーの馳太の提案で、七海とアイドルユニット「ビジョッ娘7」を結成しデビューする予定だった。*3
しかし、フラビージョにとっては作戦の為の一環でしかなく、作戦が成功するとまんまと騙された七海を嘲笑いながら「ビジョッ娘7」のポスターを破り捨てるという下衆な行為を行う。
この出来事はフラビージョが改心したと信じていた七海の心を深く傷つけた。


だが、このような性格とは裏腹に仲間意識はかなり強い。
チュウズーボの死に対しては、花丸100点を与えたり、マンマルバやサタラクラの最期に泣いたり、サーガインの敵討ちを積極的に行ったりしている。
反面、クローンの意味をよく分かっていない等頭が悪い様子も稀に見受けられ、サンダールの本性には全く気付いていなかった。


【本編での決末】

タウ・ザントの死後、ウェンディーヌ共々サンダールに始末されそうになるが、逆に共闘を持ちかけ3人でハリケンジャーとゴウライジャーに立ち向かう。
だが、最終的に五重連ビクトリーガジェットを受けウェンディーヌ共々敗北。
爆発に巻き込まれる形で姿を消し、現場にはまるで死を暗示するかのように武器の2本の針しか置かれていなかったが………


【他作品でのフラビージョ】

なんと生存しており、ウェンディーヌと共に再登場。
ビクトリーガジェットの衝撃で出来た次元の裂け目に飲み込まれて命拾いしていたらしい。
邪命体エヴォリアンと手を組み、『落第の使徒』を名乗ってアバレンジャーとハリケンジャーと対峙する。

「宇宙女子大生」という肩書きで、ウェンディーヌ共々1カットながら登場。

  • 『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』
時の魔神クロノスの能力で復活。
巫女の一人としてドリーム戦隊と交戦する。
この作品のみ、先の爆発で死亡した体で扱われている。*4

  • 『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』
零の槍 バット・ゼ・ルンバの部下として登場。
棒読みも相変わらずである。

残念ながら20周年記念Vシネクスト『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary』には登場しなかったが、いずれにせよウェンディーヌ共々ジャカンジャの数少ない生き残りという扱いで落ち着いている事には変わりはない。

【余談】

名前の由来はFRIDAY(金曜日)で、デザインモチーフは蜂。

子供っぽい雰囲気であるフラビージョだが、演者の山本梓氏は撮影当時は21歳と、七海役の長澤奈央氏より年上である。
山本氏は元々は戦隊側のオーディションを受けていたが、最終選考の際に『動きやすい服装』と言う連絡が手違いで本人に届いておらず、他の参加者が、スニーカーにジーンズと言う姿の中で、スカートにブーツを履いて参加してしまった。
しかし、怪我の功名と言うべきかそれが関係者の印象に残りフラビージョ役に起用されたとのこと。
山本氏は本作が俳優としての初レギュラーなのか、棒読みがかなり目立つが、「無邪気な残酷さを持った雰囲気」というある程度狙った演技指導も入っている模様。
また、山本氏もフラビージョは棒読みキャラである旨のコメントをしている。

放送当時同じくテレビ朝日系で放送されていた『クイズ!バーチャQ』では、本来なら敵であるはずのハリケンジャーとチームを組んでゲスト出演した。


全然追記・修正できてないじゃん!Wiki籠り0点!


『宇宙忍者ファイル:暗黒七本槍一の槍フラビージョ、宇宙センター街でタウ様にスカウトされました!』

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最終更新:2025年02月05日 19:43

*1 ウェンディーヌにはマッサージを施し、サーガインには風呂を焚いてあげ、サタラクラのくっだらないギャグで爆笑する等。

*2 もっとも、フラビジェンヌは組織の乗っ取りを企てていたが。

*3 フラビージョは終始真面目にレッスンを受けていた他、自分の過去も語った事から七海からは完全に信用されていた。

*4 これに限らず、同作では他のVSシリーズでの出来事が反映されていないと思しき描写が随所に見受けられている。(マトリックスで下敷きになっていたツエツエ、七海を『忍者さん』と呼ぶアスカなど。)