エリシオ(キラキラ☆プリキュアアラモード)

登録日:2021/04/03 Sat 17:52:11
更新日:2024/11/24 Sun 21:14:02
所要時間:約 6 分で読めます






そういう眼をした人が絶望に染まる瞬間…好きですよ!



エリシオは『キラキラ☆プリキュアアラモード』の登場人物。


概要

本作の敵キャラクターでキラキラルをうばう存在の1人。
グレイブと共にノワールにより招集された新幹部。
グレイブとは対照的に執事めいた小奇麗な服装をした長い銀髪の優男。

人物

「空っぽの道化師」を自称し、一見落ち着いた柔らかい物腰と丁寧な口調だが、本性は慇懃無礼かつ残虐非道。
他者の心身を巧みに痛めつけ絶望してゆく姿を見て嘲笑う陰湿で冷酷なサディスト。
そのやり方は兎に角汚いの一言であり、
ゆかりの変身アイテムを封じ変身できなくした上で拘束したキュアショコラを物理的に徹底的に甚振り、何もできないゆかりを精神的に追い詰めるという幼児アニメらしからぬガチ拷問プレイを披露するなど筋金入りの卑劣漢。
サディスティックという点ではビブリーと被るが、陰湿さや残虐さという点ではビブリーなど可愛いレベル。
と言うより、『プリキュア』シリーズ全体で見ても、恐らくは五指に入るであろう屈指のド外道である。
カワリーノさんやジョーカーと手を組んだあかつきには……


積極的に前線に出ることはないが、ひとたび行動に移ると卑劣・卑怯・非道三昧であり、プリキュアの心の闇を突くような汚い精神攻撃を好んで多用する。
プリキュアの事を敵以上に新たな闇の僕の候補者として見ている傾向があり、まずは先輩バンドとの人気差に情緒不安定になっていたあおい/ジェラートを洗脳。
そしてメンバーの中でも特に「心の闇」が深いゆかり/マカロンを一番に付け狙っている。
それをいつも旦那のあきら/ショコラに邪魔されるが、今度は彼女にターゲットを移し、妹のみくを人質に彼女の「闇」を引き出そうとするが、熱で簡単に溶けるチョコレートとは真逆の予想以上の強いメンタルの前に失敗。
以降はプリキュア達を洗脳する事は一旦諦め、グレイブの後方に回るが…


能力

使用する武器は黒いカード。
このカードを介して他者やスイーツからキラキラルを奪い取るが、戦闘では形状を黒い鉄の棒に変化させバリケードや拘束に用いたり、
ステッキのように変化させての攻撃、カード手裏剣としても扱える万能アイテムである。
「どんな小さなチャンスであっても逃しはしない」というスタンスを掲げ手堅く相手を追い詰める戦法を得意とする。
怪物を生み出す際の掛け声は「ノワール・ミロワール!」
更に人の負の感情を感じ取り、その感情を増幅させることによって対象者を自らの手駒にしてしまう洗脳能力を保有。
この力はプリキュアすらも完全に洗脳できるほど強力な代物であり、搦手をより凶悪なものに仕立て上げている。

本気になればカードに封じ込めた者の力を使い肉体を強化・変貌させるコスプレ「ノワール・メタモルフォース」を披露。
搦め手のみならず直接戦闘でも絶大な力を持つことが明らかになっている。
なおカードに取り込んだ者が操っていた怪物も引き継げるようで、グレイブ吸収後はグレイブのネンドモンスターを使役している。


カードモンスター


「ノワール!」

CV:真木駿一
キラキラルを吸収させた黒いカードを任意の物質と融合させることで生み出す怪物。
ビジュアルはビブリーの「イル」やグレイブの「ネンドモンスター」とは異なり、デフォルメ感のない正統派なモンスター風。
他のメンバーのようにただ真正面からプリキュアにぶつけるだけの戦術は取らず、プリキュアたちを罠に嵌めるための策略のパーツとしてカードモンスターを用いる。




作中終盤でのネタバレ

実は彼はただの幹部ではなかった。
その正体はノワールの人間だった頃の肉体に闇の力が注がれたことで作られたノワールの半身のような存在。
ノワールが精神体として分離した際に残された人間の肉体を利用した精神体となったノワールの操り人形であり、
「空っぽの道化師」という自称は言わばエリシオという存在を顕すノワールのブラックな皮肉と言える。


彼の本当の役割はキラキラル集めや戦闘ではなく、ノワールに闇を与えられた人間達の闇が完全に成熟した瞬間その人間をカードに封印して「収穫」すること。
ノワール配下の闇の僕達に対する処刑人とも言うべき存在こそがエリシオである。
また同時にノワールが求めるキラキラルを蓄える端末としての役割も兼ねている。

そしてエリシオが操る黒いカードの正体は、完全に闇が成熟したことでエリシオに取り込まれた、これまで数多く居たノワールの配下の成れの果てである。
つまり、ジュリオやビブリー達も、闇の僕のままだったらいずれはこうなる運命であった。なにそれ怖い…

なお、モンスターの使役に使用したカードは消滅する。
現段階では従来のシリーズのように解放されて元の姿に戻るという場面が描かれていない。つまり…
カードの素体にされた闇の僕は死ぬという事になる。まさに外道。

つまり闇の僕達の実態はノワールのエサであり、彼等はキラキラル集めに利用されるだけでなく、実績を上げても完成した「闇」をエリシオに刈り取られ、改心しても粛清対象になる…というノワールに忠誠を誓った時点で詰んでしまう運命にある。
回避するためには、現状だと闇が育ちきる前にプリキュアに浄化してもらうか自らプリキュアになって対抗できるだけの力をつけるしかない。
多少は自業自得の面もあるとは言え、歴代の敵対組織やショッカーも真っ青のブラックっぷりである。

ノワール・メタモルフォースによる変身能力も駆使して本腰を入れてプリキュアを闇に落とすべく暗躍と心理戦を繰り返すエリシオであったが作戦はことごとく失敗し自らも消耗を重ね、
「光と闇、どちらか一方を消すことは不可能」と悟ったように呟くが、最後は倒れた所をノワールに取り込まれてしまう。
最終盤の46話にて、完全な力を取り戻さんとするノワールに完全吸収されたエリシオであったが




100年前と同じですねぇ……

何故だ…エリシオ…!?

あなた方のスイーツから始まった戦いに、終わりはない。では、どうすればいいと思います?
全てを無くせばいいんです…

偽物の分際でェエエエエエエエエエッ!!
そんな……ノワール!

フフフ…安心してください。貴方もすぐですから



フフフ……!さあ、「愛」も「憎しみ」もない場所へ行きましょう……
「空っぽの世界」の誕生です


しかし長い連戦の結果自我が芽生えたのか、上述の通りノワールの作戦や何度闇に染めても闇に堕ちないプリキュアの存在から、
ひいては光と闇の戦いそのものに疑問を呈すようになり、遂に46話にてノワールとプリキュア達の死闘の最中突如叛逆。

ノワールとルミエルの2人をカードに封じると、己が望む「空っぽな世界」を創造する礎に変え、
光と闇の強大な力の象徴の力を用いることで、文字通り世界そのものを己が望む世界に一瞬で改変してしまった。
なお2018年開幕早々、エリシオの世界の支配下に置かれたプリキュアはまたもやレイプ目となり記憶も改竄されてしまった。
新年早々楽しいいちかのお誕生日会かと思ったらこれだよ!!

プリキュアが立ち直ったあとはルミエルとノワールの力をカードに取り込みベストマッチ!強化形態に。その姿はまさに光と闇が両方そなわり最強に見えたという
両端に三日月状の矛を備えた杖を武器に激闘を繰り広げ、しまいには地球を丸ごと無に還す暴挙に出る。
その中で実はエリシオの意識がルミエルのカップケーキから生まれたキラキラルを闇に染めて作られたこと、立場が立場なだけに自ら無視していただけで移り変わりやすい人間の心をずっと哀れんでいたことが判明。
エリシオの本心を理解したプリキュアたちは「心のぶつかり合いは避けられないが、大好きという気持ちは人々を繋げることもできる」と諭し、キラキラルの力で世界を再生させる。

全てが終わったあとはプリキュアの掲げる理想を「いっときの奇跡」と言いつつ「おいしそうな未来」と評する。
人と人が繋がり合う世界を信じて、ルミエルとノワールのカードを海の向こうへ解放するのだった。


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最終更新:2024年11月24日 21:14