ロングラック(ビーストウォーズネオ)

登録日:2021/08/13 Fri 21:33:14
更新日:2025/05/23 Fri 18:14:09
所要時間:約 3 分で読めます






好きにするがいい。

しかし、下品な言葉づかいはやめるんだ。



ロングラックとはアニメ「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ」の登場人物である。
肩書きは「副指令」


CV:植本潤



【概要】

全長:2.9m 重量:2t

ビッグコンボイ率いるサイバトロン訓練生の1人。一人称「僕」又は「私」
ビーストモードはキリン。そのためビッグコンボイを除くメンバーより一回り以上頭身が高い。
ロボットモードでは機械なのに立派なモミアゲが生えており、右肩にキリンの頭部が丸々乗っている。
さらに右腕はマジックアームになっているため左右のバランスがとんでもないことになっている。

変身バンクは最初期から完成。ビーストモードへの変身バンクは第3話で初披露。当初はカクカクしていたが、第9話以降クオリティが改善されたものが使用された。

【人物像】

士官学校を首席で卒業したエリートであり、訓練中はビッグコンボイから副官に任命され、彼等のまとめ役となる。
そのため冷静に物事を判断できるタイプだが、いささかマニュアル主義な一面があり、不測の事態やアドリブに弱い。
1話では教官になるのが伝説のワンマンズアーミーであるビッグコンボイだと知らず、黒板消し落とし実力を試そうとするブレイクら三名を止めようとして結局返り討ちにされてしまったことも。
実際主役回の9話「副指令ロングラック」ではビッグコンボイ行方不明時に指揮を取ろうとしたが、みんなが好き勝手動くので上手くいかなかった。
そして、自分はまだまだ未熟だと悟り、終盤のユニクロン編の最中に副官の座を降りた。(代わりに途中参入のマッハキックが副官となった)

マッハキックとは部屋を荒らされる等当初険悪だったが、2人で行動するうちに打ち解けていった。
自室はサバンナの夜景が壁紙に張られている所以外は普通の部屋だが、勝手にマッハキックに潜入され荒らされたことがある。

他にも、時の惑星クロノスで幼児化する等、ブレイク程ではないが災難に見舞われることも。

最終回の視聴者に向けた全員集合メッセージでは「人生色々!」と残した。

【戦闘能力】

右腕がマジックハンド状になった伸縮自在の「ロングアーム」になっており、これで強烈なパンチ攻撃「アームシュート」を見舞う。
背中の2つの砲門からは「ダブルミサイル」を放ち、左腕には手持ちナイフの「ハンドダガー」が仕込まれている。
グリーン連星アラキデ惑星での戦いでは自己学習型無人兵器相手に使用できる武器がなかったために、鳥型のミサイルを発射する銃・「スパイショット」}を使用した。

第3形態としてビーストモードからマジックアームを展開する「アームビークルモード」もあるが、劇中未使用。

また、ブレイクやスタンピーがウェポンモードになった際に使用者となることがある。


【漫画版での活躍】


どうだ!

我こそは由緒正しき…

ロングラックだ!


コミックボンボンに連載された漫画版では、TV版に輪をかけてエリート意識の強いマニュアル人間であり、ヘタレ。

ある日1人でガンホーの留守番を任された際に、1人で司令官ごっこをするという痛い所を見せた。(しかもこっそり残っていたハインラッドに見られた)
そしてデストロン別動隊のハイドラーとハードヘッドが侵入してきてピンチに陥るが、相手がドジを踏んで自滅。
だが爆弾を残しており、マニュアルで解除方法を知っていたので順調に解体するが、最後の白と赤のコードの事が書いておらず大苦戦。
だが先祖の幻聴が聞こえてきて「白旗は不要」と告げる。
ご先祖達は「白旗は不要」=白を選ぶな』と言ってたのだが、ロングラックはそれを「白旗は不要」=白を切れ』と勘違いしてしまい、白を切るがハズレで爆発…

…したかに見えたが赤を切っており、爆発は免れた。(実はハインラッドのおかげ)


他にもユニクロンの事を知っている等博識な一面を見せた。
そのユニクロンとの最終決戦ではブレイク・バスターモードを手にし、ブレントロンを蹴散らしていった。

彼の家系は代々コンボイ(司令官)を務めるエリート一家という設定。
また、本作のビースト戦士は機械生命体化した動物であり彼の一族全員がキリン。
…ということは、誰か1人くらい「ジラフコンボイ」と名乗った者がいたのだろうか。
ちなみにその始祖はとあるマンドリルから変身能力を授けられたことが示唆されている。
コラーダの一族も同じという話には留守番のため居合わせなかったので、祖先に変身能力を授けた存在を特別な名で崇めていたかどうかは一人だけ不明。
そして彼もユニクロン戦での功績が認められ、コンボイとなり一族の栄光を受け継いでいくのだった。
その後は後方支援の仕事をしながら、評議会入りを目指して勉強中。

ナビ曰く、優柔不断が災いして「彼女できなそう」「アウトオブ眼中」といったファンレターを貰っていたらしい。


【玩具版】

玩具版は新規造形で「C-29 ロングラック」として発売。
「D-29 ガイルダート」とセットになった「サバンナの対決」も発売された。

ビーストモードはキリンの斑模様を忠実に再現。舌を押すと目が黒めになるギミック付き。
右腕のアーム展開・ミサイル発射・ハンドダガー格納ギミックと劇中に登場した一通りのアクションを搭載している。
劇中未使用のアームビークルモードにも変形可能。アームを回転させたり、ミサイルを発射できる。
また、武器に変形したブレイクやスタンピーを持たせることもできる。

後に『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』でリメイクされた。
玩具は「マイクロン伝説」のグラップSのリデコ
こちらはリデコ元に合わせてショベルカーに変形するが、元々の体色が重機との親和性が高い黄色で、リデコ元のグラップSもデカいショベルがそのまま右腕になる左右非対称体形であるため、重機ロボとしてもリメイクキャラとしても殆ど違和感がないと評判。


【余談】

コミックボンボンでスターアッパーが前作の漫画に登場した応募キャラ企画において、
98年10月号にて発表された優秀賞の中にモチーフの似た作品(首はアームではなく銃に変形)があるが関連は不明。



ダメだ~!ボクはマニュアルにないことは追記・修正できないんだ~!

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最終更新:2025年05月23日 18:14