アパッチ(ビーストウォーズⅡ)

登録日:2020/07/05 (日曜日) 18:29:37
更新日:2023/04/17 Mon 01:48:29
所要時間:約 5 分で読めるのであります






心配いりません、コンボイ司令!

敵なら自分が蹴散らします!



「アパッチ」とはアニメ「ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー」の登場人物である。

CV:小高三良



【概要】

身長:2.9m
体重:2t
スピード
ビーストモード:50km
ロボットモード:45km
ジャンプ力:6m(ビースト・ロボット共通)
最大パワー:80万馬力
テックスペック
パワー8 知能9 スピード9 耐久力9 階級9 勇気9 火力10 テクニック9 合計72

ライオコンボイが率いるサイバトロン宇宙警備隊の副司令官を務める男。
惑星ガイアにて青いサル……ではなくマンドリルをスキャンした。

角刈りモヒカンヘッドを生やしたいかつい顔が目立つロボットモードに比べると、根は真面目
一人称は「自分」で、「~であります」と付けて話すような軍人気質。
普段は温厚なおじさんだが、怒らせると非常に怖い。
そのため個性的なメンバー達に怒鳴りながらツッコミを入れることもしばしば。

インセクトロンジョイントロンなどと言った仲間が出る度「本当に信用出来るんでありますか?」と言うのがある種のお約束。*1

訓練兵だった頃、厳しい訓練に力尽きエネルギーが切れそうになったのを若き日のライオコンボイ(当時は「コンボイ」)に救われ、以降彼を慕うようになる。
ライオコンボイにとっては頼れる副官であり、無二の親友。

……だが、最初はビッグホーン(仮にも上官なのに)「お前に命令される筋合いはない」等と酷い発言を言われたりと、ライオコンボイ以外のメンバーからは「なんか威張ってるおっさん」扱いされて正直嘗められていたが、
惑星ガイアでの戦いを通し、段々と前作ライノックスにも劣らぬ副官としての有能かつ的確な指示を出せるようになり、副官として尊敬されるようになっていった。


【戦闘能力】

副官だけあって戦闘能力は非常に高く、恐らく劇中のサイバトロンではライオコンボイと合体戦士であるマグナボス&トリプルダクスを除けば単体では最強クラス。

「空飛ぶ戦車」の異名を持つ「アパッチ」の名を冠しているのは伊達ではなく、全身に火器を搭載しており、そのレパートリーはサイバトロンでもNo.1。
胸には左右に10発、合計20発同時発射するミサイル「アパッチランチャー」を備える。
これは手に持ってマシンガンのように使う事もできる。
そして手持ち武器として「アパッチバズーカ」もあるが、本編未使用。(と言うよりは、アングリーモードの主砲として使われている)

更に怒りが頂点に達すると、第三の姿である砲撃形態『アングリーモード』に変形。ビーストモードにおける背部から新たな頭部が出現する。
この状態で火器を一斉射撃する「アングリーファイア」を最強技としているが、
本人にはこの時の記憶はなく、第3形態があることすら認識していない。
初解放は第6話の古代遺跡にて。
インセクトロンの忍者マンティスの猛攻を受け、ライオコンボイが窮地に立たされた際に怒りと涙と共に発動。彼の窮地を救った。



【漫画での活躍】

コミックボンボンに連載されていた漫画版でも登場。
アニメ版同様生真面目であり、チームのツッコミ役。
だがデストロン機甲軍団の巨大戦車に即座に対抗策を講じる等機転も働く。
だが助っ人になりきっていたスターアッパーの適当な作戦に同調する等天然の気も見られる。
趣味は菜園であり、朝のラジオ体操も欠かせない。タスマニアキッドからも(親しみをこめて)「オヤジ臭い」と言われている。

漫画版独自の設定として、昔は「青い死神」と呼ばれ味方からも恐れられていた凄腕のワンマンアーミーであった。アニメにおけるビッグコンボイのような存在である。
だが自分の単独行動が元で戦友を失ってからは現在の真面目な性格となった。

その実力は作中最強クラスであり、ある事件ではそれを存分に見せつけた。


事の発端は農作業帰りに自分の部屋に戻ると、部屋が荒らされていた。
現場にはヒゲが落ちており、ビーストモードで唯一ヒゲを持つキッドを疑い、厳しく攻め立ててしまう。
それにショックを受けたキッドは基地を飛び出し、デストロンのサイボーグビースト軍団に捕まってしまう。
その後それが誤解だとわかり、責任を感じたアパッチは一人で救出に向かう。



部下を信じてやれないなんて…

軍人としてあるまじき行為…




いや、人間としてあるまじき行為!

何が朝日の誓いだ!



待ってろよ、キッド!



現場に辿り着いたアパッチは、サイボーグビースト軍団の強襲を受ける。

まず襲い掛かってきたスラストールの口内にマシンガンを放ち一蹴。
次に飛び掛かってきたマックスビーの攻撃をかわし、背中に組み付いて首筋をナイフで一刺し。

だが上空からこっそりダージガンが降下してくる、ナイフの反射で気付いたアパッチは倒れているスラストールの銃を奪って使用、撃墜する。
そして周囲の安全を確認したアパッチはキッドを助けようとするが、足元のアンゴルモアエネルギー溜まりからヘルスクリームが飛び出してきて…


ピチピチ跳ねていた。


そう、ヘルスクリームはサメなのでビーストモードでは地上で活動できなくなっていたのだ(アニメ版では飛べます)。
そのまま蹴り飛ばして撃破、キッドを救出し、疑った事を謝るのだった。
だが農園に(肥料代わりに)オシッコをかけていたことを告白され、再び激怒するのだった……。
ちなみに部屋を荒らした真犯人は、酔っぱらったライオコンボイだった。

人口惑星ネメシスでのデストロンとの最終決戦ではアングリーモードを披露し、最後まで戦い抜いた。
この時ナイフ反射をキッドにマネされていた。
惑星ネメシス爆発後は消息不明となるが、キリンだらけの惑星に漂着した模様。
ネオ」のコラーダブレイクの話と照らし合わせれば、ロングラックの一族のとなったと思われる。


【玩具】

玩具は海外で別キャラクターとして発売されていた物を、色の変更一切なしでそのまま流用している。*2
うっすらとゴールドのラメが入った、メタリックブルーの体毛の成型色が非常に美しい。
(ビースト)コンボイから進化した、より自然な類人猿に見えるビーストモードから、野性味とスマートさを両立したロボットモードへの変形が見事。
ビーストモードの耳を押すと、実際のマンドリルの威嚇のようにカッと目を見開いて口を開くギミックがある。
そして、そのまま背中のレバーを前に押すとアパッチバズーカがせり出し、ミサイルを発射することも可能。

海外での名称は「バ・ブーム( B'BOOM)」*3
マントヒヒの総称である「バブーン」と、爆発音を掛けているシャレた名前。
ちゃんと第3形態(戦闘砲台「メガアーティラリー・アタックモード」と呼称)への変形も再現されている。
こちらの彼はゲリラ戦を得意とする荒くれ者という設定だが、怒り狂うと手に負えないのは共通している。

日本ではメガストームとのセット『大砲の対決』も販売された。


追記、修正は怒り狂ってからお願いします。

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最終更新:2023年04月17日 01:48

*1 とは言っても、「ビーストウォーズ」の時代のサイバトロンは宇宙中に散らばってて顔も知らない連中の集まりなので、アパッチの心配性も無理もないのである。

*2 他に色の変更なしで流用されたのはタスマニアキッド、スクーバ、シザーボーイのみ。

*3 「バブーン」、「ビーブーン」とも読める。本項目ではムック本「ビーストウォーズユニバース」に準じて「バ・ブーム」で記載させて頂く。