インビジブル(映画)

登録日:2021/09/22 Tue 05:50:10
更新日:2025/04/06 Sun 05:30:52
所要時間:約 5 分で読めます





姿は見えないが、殺意は見える


概要

原題は『Hollow man』で透明人間の意味。2000年に公開された米映画。

監督はまあわかるだろうが、『ロボコップ』や『トータル・リコール』で知られる悪趣味王ことポール・ヴァーホーヴェン。
脚本はアンドリュー・マーロウ。

男が透明人間になったら何をするか?という男の欲望を厨二病全開で
レイプ、殺人、覗きという変態趣味をターミネーターのオマージュ交えながら
最新のVFXと豪華なセットと予算で描いたハリウッド超大作?である。

日曜洋画劇場御用達映画であると同時に
スピーシーズ』『パラサイト』『グラスハウス』同様のお茶の間凍結映画、そしておっぱい映画としても名高い。
その為、家族で見ると高確率でお母さんはチャンネルを変え、お父さんは内緒で鑑賞するのがお茶の間の日常風景。
その為大人になって初めて見た、そして性の目覚めを経験したと言う視聴者は多い。

地上波では冒頭のゴリラがネズミを噛み殺す大流血シーンや
スーパーマンのジョーク、一部のエロシーンなど過激過ぎるシーンがカットされている。

とりあえずおっぱい、いっぱい、おっぱいである。
ただし透明人間になり戻れなくなり元友人らを殺害してしまう悲劇も描かれている。

おっぱいはあまり出ないが、グロテスク全開のクリスチャン・スレーター主演の
透明人間VS透明人間を描くビデオスルーの続編『インビジブル2』がある。
こちらは本作から数年後の世界観である。

DVD版

地上波や劇場版では過激過ぎてカットされた未公開シーンを大量に収録し監督らの音声解説も取り入れた豪華仕様。

未公開シーンでは透明人間セバスチャンによる隣人のお姉さんのレイプシーンを見る事が出来る。
観客には刺激が強過ぎるとしてカットされたとの事。

音声解説は普通はスルーされるエロシーンや下世話なシーンにもちゃんと解説を入れてくれている。流石である。

スーパーマンのジョーク

セバスチャンの話すジョーク。地上波では下品過ぎる上に意味がさっぱり解らないので必ずカットされている。

内容は
『飛んでいたスーパーマンが急にムラムラ来て下を見ると素っ裸のあのワンダーウーマンが寝そべりM字開脚で日光浴をしていた。
スーパーマンは光の速さでワンダーウーマンとセックスして飛んで行った。
透明人間とセックスしていたワンダーウーマンが聞くと透明人間はケツに差し込みが来たと答えた』。

意味はワンダーウーマンはM字開脚で日光浴をしていたのではなく、実は透明人間とセックスをしており
スーパーマンはワンダーウーマンに膣内射精したと思ったら実は透明人間とアナルセックスしてしまっていたと言うジョーク。
あまりの下品さにリンダとマットは閉口していた。

何故こんなジョークを言ったのかと言うと当時ジャスティス・リーグ(アニメ)が放映されていた為である。

ストーリー

品性に問題のある天才科学者セバスチャンは政府の極秘プロジェクトに関わり生物の透明化を研究していた。
透明ゴリラの実体化に成功するも更なる功績を欲したセバスチャンは
政府には内緒かつ自身を実験台に人体実験に踏み切り、人類初の透明人間となる。

最初は透明状態を楽しみ、残すは実体化ーーというところで問題が生じ、元に戻れなくなってしまう。
苛立ちから辛うじて保っていた理性を失い出したセバスチャンは…。

登場人物

セバスチャン・ケイン
演:ケヴィン・ベーコン/吹き替え:山路和弘/安原義人
本作の主人公にしてラスボス。
天才科学者だが品性には問題がある人物。
ただ根は好人物で、ある程度の理性は持っていた。
透明人間になってからは元からの性格の悪さが倍加しレイプ、殺人、覗きを繰り返す。
さらに自ら実験体になったのにもかかわらず「お前らは俺をモルモットにしている」とリンダ達に恨み言を吐き散らす始末。

透明人間になった彼は凶暴性、怪力に超人的な生命力を手に入れおり、
即席の火炎放射器で火達磨にされようが、感電しようが大したダメージを受けなかった。
最後はメンバー達を全員抹殺し、自分だけ脱出して研究成果を独り占めにしようとし、
レイプと殺人ライフを楽しもうとするが、リンダとマットの追撃により野望は阻止され、
宙づり状態のエレベーターのケーブルを切り離すことで、火災によって生まれた炎の中に落とされた。
ちなみに、終盤途中で感電してから透明化が解除しつつあり、実は電気により人間に戻る事は可能だった。

演じてたケビン・ベーコンは透明化してからは透過用の全身タイツ、眼球には全体を覆うコンタクトを着用、
さらにその上から視認化のためのラバーマスク、衣装を着けて撮影していて、
そのシュールな撮影環境に出演者は笑いをこらえながら演技していたそう。

「わからない。でもケツに差し込みが来た」

リンダ・マッケイ
演:エリザベス・シュー/吹き替え:佐々木優子/田中敦子
本作のヒロイン。セバスチャンの元恋人で現在はマットと交際している。
終盤で女傑に覚醒しセバスチャンに引導を渡した。

お色気シーンでは夢の中ではあるが、おパンツを脱がされるシーンがある。


マシュー・マットケンジントン
演:ジョシュ・ブローリン/吹き替え:てらそままさき/宮本充
研究員でリンダの今の彼氏。
セバスチャンとも友人だが性格は正反対の好青年。ラストでは重傷ながらもリンダと共に生還する。
中の人はかつてのグーニーズの兄ちゃんで、後のサノス

サラ・ケネディ
演:キム・ディケンズ/吹き替え:篠原恵美/水谷優子
研究員の一人の金髪ショートカットのおっぱい美女で医療担当。
獣医らしく優しく勇敢で理性的な性格。
セバスチャンの性格だけは受け入れられない模様。

お色気シーンで生おっぱいを透明人間に揉まれるシーンがある。
少しずつ服のボタンを外され、露わにされたおっぱいを弄ばれるシーンは生唾もの。
乳首もしっかりと映り、コリコリ愛撫される描写がある。
実際に揉んでいるのは女性スタッフで、映像合成で女性スタッフだけを消して透明人間を演出している。
ちなみに、この女優は貧に(ry


隣人のお姉さん
演:ローナ・ミトラ/吹き替え:横手久美子/野村須磨子
セバスチャンの隣人の美人のおっぱいお姉さん。

帰宅後すぐにシャワーを浴びる習慣がある様子。
ブラインドを降ろさずに下着姿になっており、
女性の一人暮らしにもかかわらず、些か不用心なところがある。
物語開始直後とセバスチャンが研究所から逃げ出した時の2度に渡り、
彼(と視聴者)に悩ましい下着姿を見せつけた。

セバスチャンが自宅に戻った際、例によってブラインドを降ろさずに着替えていた所を覗かれ、
目をつけられてしまう。
しかもこの際はトップレスでその美巨乳を見せつける形でシャワー室から忘れ物を取りに帰り、
彼(と視聴者)の理性を崩壊させる。

辛抱たまらんくなったセバスチャンは、巧みにお姉さんの部屋に侵入。
シャワーを浴び終えたお姉さんは鏡の前でスキンケア中だったが、
着ていたバスローブははだけており、おっぱいは丸出しであった。
このようにセバスチャン(と視聴者)を大いに勃起させるが、
最終的には煽情的な格好で暫く過ごしていた事が仇となり、
我慢できなくなったセバスチャンに襲われる。

本編ではその後は不明だが、DVD収録の未公開シーンでは、お姉さんのレイプシーンを見る事が出来る。
お姉さんは押し倒され、激しく突かれ、泣き叫びながらその巨乳を揺らすのである。
仰向けにも拘わらずボリュームたっぷりのハリのあるおっぱいなので、必見である。
その様子は、ぶっちゃけ下手なAVよりよっぽどエロい。
まだ殺人に抵抗があったセバスチャンは彼女を見逃し、お姉さんはベッドで一人泣いていた。

※ちなみにこの映画のBlu-ray版が存在するが、上記の未公開シーンが本編に組み込まれている。


ジャニス・ウォルトン
演:メアリー・ランドル/吹き替え:山像かおり/高乃麗
黒人のおばさん研究員。
女性キャラで唯一お色気シーンが無い。
何故って?おばさんのお色気シーンなんか誰も見たくないからさ。

…と思ったら、実は用を足そうとしてズボンを脱ぐお色気シーンが存在した。誰得。
その内容はトイレに行くがセバスチャンに覗かれているのではないかと勘繰り、
サーモグラフィーで辺りを見渡した後、誰もいないことを確認するというもの。
流石のセバスチャンも、やはりおばさんの裸を覗くつもりはなかったようだ。
おばさん自意識過剰すぎ。

フランク・チェイス
演:ショーイ・スロトニック/吹き替え:大滝寛/牛山茂
コンピューターの天才研究員。

カーター・アビー
演:グレグ・グランバーグ/吹き替え:坂口賢一/星野充昭
デブ担当研究員でセバスチャンに負けないスケベな性格でプレイボーイのおっぱい写真に夢中になっていた。まあお前ら。

ハワード・クレイマー博士
演:ウィリアム・ディヴェイン/吹き替え:佐々木梅治/たかお鷹
研究の顧問委員長で、主人公たちの恩師でもある。
勝手にした実験報告に怒り、上層部に連絡しようとするも、
セバスチャンによってプールに沈められ、溺死されられた。


「スーパーマンがムラムラして追記していると、あのワンダーウーマンが全裸で修正していた。あのワンダーウーマンがな」

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