牛島光

登録日:2022/06/25 Sat 16:49:04
更新日:2024/05/04 Sat 12:15:44
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さくらさん、僕達の同志になってくれないかな?


牛島光(うしじまひかる)とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーリバイス』の登場人物である。
彼が変身する仮面ライダーオーバーデモンズについては個別項目を参照。

演:奥智哉



【概要】

五十嵐家が経営する銭湯「しあわせ湯」の常連客一家・牛島家の一人息子で、父に太助、母に公子を持つ。
また、五十嵐さくらの通う空手道場「聖風会館」の門下生でもあり、彼女とはそちらでも親交がある。

一人称「僕」で、他者と会話する時は基本的に敬語を常用する純朴な青年。
一見すると単なる一般人のように思えるが……


【正体】

その実態は政府特務機関フェニックスに反旗を翻す地下組織ウィークエンドの一員
太助や公子はそこでの上官にあたり、それまで五十嵐家に接触してきたのも彼らの行動を監視する為であった。
つまり家族と思われていた3人だが、それは銭湯を経営している五十嵐家に怪しまれずに近づく為の見せかけに過ぎず、実際のところは互いに血の繋がりのない赤の他人同士でしかない
「牛島光」という名前も、恐らくは一種のコードネームと思われる。

物語も中盤に差し掛かると、かねてより組織全体で新戦力として目を付けていたさくらに自分達の正体を明かし、スカウトに踏み切る。
当初は組織の胡散臭さのせいで返事を渋られるばかりだったが、ベイルの一件を境に信頼を勝ち取り、晴れて彼女と同志となった。

正体を明かしてからさくらが加入するまでは、どこか冷ややかで真意の見えない行動が多かったものの、それはあくまで組織の一員として任務に徹していたからであり、実際の感性や善悪観は至って一般的。
加えて年相応にやんちゃとも言える部分もあり、かつてのアギレラこと夏木花の加入や自身の変身資格を得てからはギフジュニアの討伐競争を吹っ掛けたり、戦いに意気込むあまり顔芸を披露する彼女に「花さん、綺麗な顔が台無しですよ」と軽口を叩くように。

さくらに対しては新戦力として以前に、一人の人間として意識しているらしく、彼女に対してはやや過保護気味。
そのため、彼女がアギレラと遊園地で遊んでいた際には彼女を尾行し、同じく花を尾行していた玉置豪と嫌々行動する羽目になっていた。
なお、これが切っ掛けで男の友情が芽生えた模様。


ありがと。さくらちゃんのおかげで楽しい。フフッ…

ま、お邪魔虫がいなきゃもっといいんだけど。休みの日くらいついてこなくていいのに。

さくらさんのボディガードが僕の仕事なので。ヘヘッ…

その過去には謎が多いが、言動の節々から察するに若くして過酷な人生を歩んできた事が示唆されており、恐らく家族とも死別していると思われる。
その影響からか内心では家族愛に飢えているらしく、任務上の偽装家族だと分かっていながらも太助や公子の事を実の両親のように思っている。
実際、第39話で公子がギフジュニアやヘルギフテリアンの大群から逃げ遅れた時には、一般隊員の制止も聞かずに助けに行こうとしたり、彼女を見捨てる指令を出した太助に掴みかかっていた。
その分、太助が身を呈して自分を庇い、命を落とした事に対して「母さんの事は見捨てたのに、矛盾してますよ……」と困惑を抱いた事も。

当初はウィークエンドの技術力的な都合もあって単身で戦えるだけの力を持っておらず、そのせいでさくら達に加勢出来ずに歯がゆさを抱く事もあったが、第35話では親しくなった玉置の「自分で動けば何かが変わる!!」という言葉に触発されて一念発起。
ジョージ・狩崎からベイル無しでも戦えるように調整されたデモンズドライバーを受け取ってオーバーデモンズに変身し、五十嵐一輝達のピンチを救って以降、正式な仮面ライダーとなった。


【関係者】

  • 牛島太助
任務上の父親で、ウィークエンドの実質的なナンバー2。
ウィークエンドの使命に人一倍忠実で、変身する前の光を「今のお前は弾避けにもならない」と断言したり、時には団員を切り捨てる決断も辞さない厳しさを持つ。
しかし、公子を泣く泣く犠牲にする決断の際にも、それが断腸の思いによるものと示唆されており、どこか冷徹になり切れていない部分もある。
実は過去にデッドマンズによって本来の妻と娘を喪っており、現在でもその家族写真を肌身離さず持ち続けていた。
そして第40話にて赤石英雄が変身したギフデモスの攻撃から光を庇って致命傷を負い、「自由無き平和など何の意味もない」事を『息子』が証明してくれると願いながら事切れた。
死後、愛用の眼鏡はさくらを通じ、形見として光の手に渡った。
牛島家としての姿は、公子の尻に敷かれ気味の穏やかな夫を演じていた。

  • 牛島公子
任務上の母親
光や太助と同じく、五十嵐家に近づいたのはギフの末裔たる彼らが世間に悪影響を及ぼさないようにする為なのだが、
それとは別に普段から足繫く通っていたしあわせ湯そのものに愛着はあった様子であり、五十嵐幸実に対して「でも、銭湯は本当に好きだったのよ!」と明かしている。
だが、第39話にて迫りくるギフジュニアやヘルギフテリアンに他の隊員と共に立ち向かうも、重傷を負って逃げ遅れた末にヘルギフテリアンの一撃を受けて殉職。
自分の命が尽きかけてもなお自分に駆け寄ろうとする光に対して「行きなさい!」と叫ぶなど、その姿は最期までウィークエンドの戦士そのものだった。
牛島家としての姿は、太助に主導権を握る恐妻(?)を演じていた。


【仮面ライダーオーバーデモンズ】



父さん、僕戦力になれてるかな……!?


光が変身する仮面ライダー。詳しくはこちらを参照。


【余談】

  • 何かとさくらに執着しがちな態度や、そのさくらが花と一緒にいる場面が多い事、さらには彼以外のウィークエンド所属の仮面ライダーが2人とも女性ライダーという事も相俟って、一部視聴者からは百合の間に挟まる男」扱いされているとか。



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最終更新:2024年05月04日 12:15