ウィークエンド(仮面ライダーリバイス)

登録日:2022/05/26 Thu 01:16:23
更新日:2025/04/02 Wed 23:41:36
所要時間:約 7 分で読めます






さっすが、さくらちゃん。お見事。

太助さん……?


第一の試験は合格だ!


ようこそ、ウィークエンドへ。

“ウィークエンド”…?えっ、全然平日なんですけど?
僕達の組織の名前だよ。


ウィークエンドとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーリバイス』に登場する組織である。



【概要】


私達はウィークエンド!長年にわたり、フェニックスを監視してきた地下組織だ。

軍人から、そして一般の市民に至るまで反政府の……同志によって結成されている。

牛島家の地下に秘密基地を構える組織。
ギフの危険性を知りながら研究を続けているなどきな臭い面を持つ政府特務機関フェニックスに対抗すべく結成された反政府の地下組織であり、徹底抗戦も辞さないという意向を持つ。
また、表立って活動しているフェニックスやデッドマンズとは異なりその存在が公表されていないため、一般人にその名は知られておらず、「構成員同士は互いを詮索しない」というルールの下、水面下で活動している。
……というよりはその性質上、フェニックスからすればデッドマンズと何ら変わらないテロリスト集団であり、むしろ公になってしまってはいけない団体でもある。

その活動方法や世間一般的には正義の味方であるフェニックスに懐疑的な姿勢から、接触した五十嵐さくらからの第一印象はお世辞にもいいものではなく、視聴者の多くからも例の如く怪しまれていたが、
基本的に一般人を無駄に巻き込むような真似はせず、フェニックスへの敵対意識も代表である狩崎真澄の過去を踏まえるとある意味当然の正義感によるものであるため、意外にも善か悪かの極端な二元論で語るなら、今のところは限りなく善に近い。
構成員達も任務遂行には真面目だが、決して人間味や感情がないというわけではなく、戦力面の心配と同時に命を無駄に散らしてはならないよう考慮するなど、怪しげな雰囲気に反して結束力は高い。

劇中序盤ではフェニックスと関わりを持つ五十嵐三兄妹を何度か監視している姿が見られており、その中でもフェニックスと強い関わりを持っていなかったさくら*1に目を付けると、
廃棄されていたリベラドライバーや自ら開発したローリングバイスタンプを送るなどして何度かサポートし、後に牛島家を訪れたさくらに自らの正体を暴露。
その後は度々さくらに加入を迫っていたが、ローリングバイスタンプの効果でバイス合体した上でギフ復活の影響による暴走の兆候を見せていた五十嵐一輝を拘束・連行した事で五十嵐家の面々にもその存在が知られ、第28話でギフ打倒のために遂にさくらが加入。
以降はさくらのみならず、なし崩し的に一輝達とも協力するようになった。

代表たる真澄の頭脳によって技術力そのものはフェニックスに引けを取らない一方、人員の質の問題なのか、さくらの加入や仮面ライダーオーバーデモンズの登場までは確固たる戦力としての仮面ライダーを抱えていなかった。
戦力確保後は赤石英雄が本格的に動き出したのを機に自らの存在を世間に公表。避難民達を匿うためにシェルターを提供し、本格的にレジスタンスとして活動を開始した。


【メンバー】

構成員の大半はいずれも黒いアウターに組織のロゴが刻まれたオレンジのスカーフを首に巻いている。
ただし、アウターに関しては全員が全員同じものを身に纏っているというわけではない。

代表

  • 狩崎真澄

過去から学ぶ事……それが未来を決めるのだ。

本編開始25年前に既に亡くなっていたとされていたジョージ・狩崎のダディ…もとい父親。
詳しくは個別項目を参照。

構成員

  • 牛島(うしじま)太助(たすけ)
演:矢柴俊博
  • 牛島公子(きみこ)
演:乃緑

これまでしあわせ湯の常連客であった牛島家だが、その正体はウィークエンドの構成員であり、実際には3人とも血縁関係のない、赤の他人同士だった*2
五十嵐家に近づいたのはギフの末裔たる彼らが世間に悪影響を及ぼさないようにする為だったが、それとは別に普段から足繫く通っていたしあわせ湯そのものに愛着はあった様子であり、公子は五十嵐幸実に対して「でも、銭湯は本当に好きだったのよ!」と語っていた。

光はさくらに正体を明かした後、度々勧誘を繰り返すのみだったが、第35話ではジョージから再調整されたデモンズドライバーとクワガタバイスタンプを譲り受けてオーバーデモンズへと変身し、一輝達の窮地を救った。
ちなみに光は任務や組織の戦力について以前にさくらに対して純粋に気があるらしく、彼女にはやや過保護。
そのため、彼女がアギレラと遊園地で遊んでいた際には彼女を尾行し、同じく花を尾行していた玉置豪と嫌々行動する羽目になっていた。
なお、これが切っ掛けで男の友情が芽生えた模様。

その後、第39話では公子がヘルギフテリアン達の大群の襲撃を受け、第40話では太助が赤石から光を庇った事で両者ともに殉職してしまった。
その際、太助の持っていた家族写真に本当の妻と娘の姿が写っていたが、2人ともデッドマンズによって殺されてしまった模様。
そのため、ウィークエンドのメンバーの大半が何らかの形で悪魔に家族を奪われた人々の集まりだった可能性もある。

  • 西風会館の生徒達
さくらが通っていた空手道場の生徒達。
牛島家を訪れたさくらに対し、試験として一斉に襲い掛かったが、全員倒された。

五十嵐三兄妹の末っ子であり、仮面ライダージャンヌの変身者。
当初は光から加入するように付きまとわれていたが、第28話でギフがオルテカを取り込んで完全復活を果たした後はギフを倒す為に家族から離れて戦う事を決意し、加入した。

かつてはデッドマンズの女王「アギレラ」として活動していたが、ジャンヌの手でクイーンビー・デッドマンを分離された後は「夏木花」という一人の人間として加入。
これまでの罪を償うために活動していく事となった。

かつてはデッドマンズの幹部「フリオ」として活動していたが、ウィークエンドに加入したアギレラこと花を追って自らも加入を志願し、試験としてベイルの根城を突き止めるべくバッファローバイスタンプとウィークエンドライバーを託される。
居場所を聞き出すべくわざとベイルの人質となり、その後はいざ変身しようとしたところでバイスタンプを奪われて失敗してしまったものの、結果として赤石の居場所を聞き出した功績を認められて正式に加入することとなった。


【余談】

  • 名前の由来は英語で「週末」を意味する「weekend」からだが、それとは別に読みが同じ「終末」という単語も掛けたシャレも含まれている可能性もある。


  • この手の組織にはロクでもない前例が少なからずあるせいか、登場当初から「胡散臭い」「デッドマンズ壊滅後に裏切りそうなどと視聴者達から辛辣なコメントをされていた。
    しかし、いざストーリーが進んでいくとトップの真澄や太助も終始一貫して一輝達をサポートし、最後まで仲間のまま死んでいったため、シリーズでも珍しい「胡散臭いと疑われつつも終始仲間」という珍しい組織となった。


追記・修正はあっても正解というものはないのだ。


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最終更新:2025年04月02日 23:41

*1 大二が正規構成員、一輝が組織公認の外部協力者なのに対し、さくらは半ば成り行きでの参戦であり、未成年という事で正式な契約も結んでいないため。

*2 実際、上記の名前も一種のコードネームに過ぎない模様。