登録日:2022/08/30 Tue 00:00:00
更新日:2025/10/26 Sun 22:28:59
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サイコパス(psychopath)とは精神病質を意味する単語だが、本記事ではゾンビゲーム『デッドライジング3』に登場するサイコパスについて解説する。
概要
ゾンビに溢れた街ロス・ペルディドスにて、
敵としてプレイヤーに立ち塞がる人間の総称であり、
実際にサイコパスであるかは関係ない。
過去作同様にザコとボスに分かれているが、いずれにせよ
ゾンビよりも遥かに強い。
シリーズ他作品の
サイコパスは以下を参照。
本作では7つの大罪など新約聖書モチーフのサイコパスが多い。
別名や通称がある場合は別名/本名で表記。
ザコ、中ボス
Kings of Chaos(カオスキング)
ロス・ペルディドスで反社会的な活動をするバイカーギャング。
ゾンビアウトブレイクにより、理性のタガが外れている。
無法者の集まりで、ゾンビと異なりバリケードの設置といった理性的な妨害を行う。
◆Gang Members/Bikers(ギャングメンバー/バイカー)
カオスキングのメンバー達。
ゾンビアウトブレイクの混乱に便乗して、略奪や強姦など非道の限りを尽くしている
ヒャッハー共。
見た目も中身もだいたい
白人のモヒカン。
初登場時は改造
バイクを駆ってソードオフショットガンと
火炎瓶で武装し、集団でニックさんに襲い掛かる。
突然の世紀末バイカー集団に驚かされるが、銃器で撃退しよう。10人倒せばイベントは進行する。
ニックさんに返り討ちにされた以降も、リーダー不在ながらもちまちまと妨害を続ける。また、
深刻なバイク不足に陥ったのか、鈍器と火炎瓶を手に徒歩で襲い掛かってくる者しか登場しない。
◆Snake(スネーク)
『知られざる物語エピソード3』に登場する、カオスキングの幹部の一人。
トゲトゲのヘルメット、レイザーバックを装備した痩せた白人男性。
非常に臆病で、ハンター(プレイヤー)が襲撃してきた際は手下に戦いを任せて自分はひたすら逃げまくる。
屋上まで追い詰められると、ガタガタ震えて縮こまるなどなんでギャングの幹部をやってるのかわからない。
パンチ一発で死ぬ貧弱マン。
◆Cannons(キャノンズ)
『知られざる物語 エピソード3』に登場する、カオスキングの幹部の一人。
高火力の銃、ハンドキャノンを装備したグラマーな白人女性。
キングオブカオス唯一の女性。
襲撃してきたハンター(プレイヤー)にハンドキャノンを撃ちまくってくるため、短期決戦に持ち込まないと危険。
敵対的な生存者
ニックさんと敵対的な生存者達。
◆Big D(ビッグD)
ポン引きの男。アフリカ系アメリカ人。
派手好きなのか、ニックにコンボ車両の配達を頼み、風俗店へのタクシーを依頼してくる。
キャンディという手下のストリッパーを「逃げ出そうとした」と殺させようとするが、これを拒否したニックに逆上して襲い掛かってくる。
他にも様々な手下がいたが、アウトブレイクの最中残ったのはキャンディだけだったようだ。
ボスサイコパス以外のサイコパスとしてはかなり体力が多く、大口径の拳銃での銃撃は攻撃力も高め。
幸いにも生存者と同じモーションで怯みやダウンも頻発するので、強力な攻撃を行えばハメ殺せるはず。
倒すと、キャンディを仲間にできる。
◆Kent DeMare(ケント・デマーレ)
トロイという男から、街からの脱出をちらつかせ肩身のロケットペンダントを奪った、白いスーツを着たチンピラの男。
ニックにロケットを返すように言われるが逆上し、ボウイナイフを手に用心棒のジェシーと共に襲い掛かってくる。
ケントが死ぬと、ジェシーは速攻で降参する上に仲間になる。
ちなみにジェシーは仲間に出来る生存者の中では『全パラメータ中、パワーと強さがトップの5であり、走るスピード以外の二つも高め』とかなりの良キャラな為、二人との戦闘ではジェシーは可能な限り無視し、ケントを倒す事だけに集中する事をおすすめする。
ケントの
用心棒である黒人の屈強な男。
ケントと違い素手で襲いかかってくるが、攻撃力も体力もケントより優れている。
小悪党との仕事に嫌気が刺していたようで、前述の通りニックに鞍替えする。
その割には、ケントの脅しにはノリノリだったような…
ケントの体力バーはサイコパス特有のものであるのに対し、ジェシーの体力バーは通常の生存者(味方NPC)と同じ表示になっていることから、
倒すのはケントだけでいいことが露骨に示されている。
◆Phil(フィル)
妻の遺産を一人占めしようと企んでいる、バットを握りしめ眼鏡をかけた白人男性。
ニックを騙して向かわせるが、家に隠れていたウォーレンが真実を話した事で問い詰められる。
義理の息子のウォーレンや、都合の悪い目撃者となったニックやディックを口封じに殺そうとしてくるが……
三人に勝てるわけ無いだろ!!
米軍
◆Spec Ops(特殊部隊)
初代
デッドライジングにも登場した、米政府直属の特殊部隊。
もし世界観が繋がっているなら、スコットくんの同僚たち。
相変わらず全身に装甲を纏い、アサルトライフル(コルトAR-15バリアント)、手榴弾やスタングレネードで武装している。
また、一部の者は背中にRPGを背負っており、時折ぶっぱなしてくる。ニックさんは耐えられるが、コンボ車両に直撃すると爆散しかねない。
デッドライジングの頃はAIが弱かったため、棒立ちでひたすら撃ってくるだけだったが、今回は前作に登場した傭兵同様に、ローリングでの回避行動や、銃床を用いた近接攻撃も仕掛けてくる。
高い防御力は据え置きなため、難敵となっている。また、スタングレネードでの奇襲を成功させる等、ストーリー上でも活躍する。
本作では、国防長官ジョン・ヘムロックによってロス・ペルディドスに派遣され、
ゾンビアウトブレイクを起こした違反感染者の殲滅の名目で、生存者を皆殺しにしようと暗躍する。
ストーリー後半になるにつれ、ジープでの封鎖線を張るなど行動範囲を広げていく。
『デッドライジング』に登場した
スカウトボットの改良版らしき特殊部隊のドローン。
突然変異体である
キングゾンビを捕獲するために航空機から大量に放たれる。
ゾンビや人間をぶら下げて飛行できるほどの浮力を持つ。
黄色いラインが入ったゾンビ捕獲用ドローンと
赤いラインが入ったタレットを内蔵した攻撃ドローンの二種類が存在する。
攻撃ドローンは機銃を落とすので、これを取得すると武器ロッカーにも登録される。
◆Commander/Adam Kane(司令官/アダム・ケイン)
特殊部隊の司令官である白人男性。
デッドライジングの
ラスボス、ブロックの後任者。
ブロックと比べると正義感が強く、仲間想い。プレイヤーキャラの一人。
それを黒幕達に利用され、結果として意図せずに非道の限りを尽くす羽目になる。
たった一人で大統領の護衛を殲滅するほど強いが、
ニックさんにとっては、ちょっと強い雑魚でしかなかった。
敵対時の武器はアサルトライフルとスタングレネードで、モーションなどは特殊部隊と同じ。
基地に乗り込んできたニックさんによって、家族同然の絆がある部下達を
皆殺しにされ、「司令官」名義で自身も挑むが敗北。なお、
敗北ムービーすら無い。
しかし実は瀕死で生きており、その後に真相を知って絶望。
偶然遭遇したZDC捜査官ブラッド・パークの目の前で
「命令に従っただけなのに……」と泣きそうな顔で言い遺し、自害した。
因みに名前の由来は「“アダム”とイヴ」、「“カイン”とアベル」。
◆President‘s Forces(大統領の護衛)
特殊部隊の司令官アダム・ケインを主人公としたDLCシナリオ『知られざる物語エピソード1』に登場する、大統領ソーニャ・パドックを護衛する海兵隊とスーツ姿のSP達。
強さは特殊部隊と同じ。緑色のフレアを使用する。
ソーニャがゾンビアウトブレイクの首謀者であると聞かされ、義憤に駆られたアダム一人が突入。
富豪の屋敷を要塞化して立ち向かうも、殲滅された。
もちろんこれはヘムロックらの真っ赤な嘘である。
ボス
体力・防御力・攻撃力のいずれも高い。サイコパスとしてはここからが本番。
また、条件を満たすとスタンするが、その隙に近付いてボタンを入力するとニックさんがボスにヘッドロックを仕掛けて、まるで後輩いびりの如くネチネチと追撃してくれる。
◆Harry “Zhi” Wong(ハリー・“ジー”・ウォン)
(Ikari ga wasi no Seigidaaaa!)
「憤怒」。
アジア系アメリカ人。
中国人のような服装だが日本語訛りの英語、そして日本語を喋る。ついでに言うなら、演者も日本人俳優である。
元々は、スーパーマーケットのマネージャーとして働いていたが仕事がクビになり、さらに妻が不倫して失踪、その挙げ句にゾンビアウトブレイクに巻き込まれたことで発狂。
普段は禅の庭で心を鎮めるも、それを意図せずに邪魔し、助けを求めてやってくる生存者を次々に殺害する殺人鬼と成り果てた。
「怒りこそ全て」と称し、禅の庭に侵入してきたニックに襲い掛かる。
武器は青龍偃月刀と煙幕玉。
銅鑼を鳴らすと心が乱されるのか怒り狂い、スタン状態になる。
俊敏な動きで接近戦を仕掛けてくるほか、体力が減ると煙幕玉の起爆と共に柱や屋根の上に瞬間移動し、体力を回復させる。
体力回復中は無防備なため、簡単に打ち落とせる。
敗北すると、前述の経緯を叫び怒りに身を任せ、青龍偃月刀を使いクビちょんぱして自害した。
日本語版では規制により、カメラは首ではなく胴体を映している。
◆Darlene Fleischermacher(ダーリーン・フライシャーマッハー)
「
暴食」。
度を越した肥満体系の白人女性。
ゾンビアウトブレイクに巻き込まれたことと、今まで
ダイエットで食欲を抑圧していたストレスで過食症になった上に、食べ物に対して異様なまでの執着を持つ狂人と成り果てた。
電動カートをあり得ないくらい器用に乗りこなし、ディスプレイ用の巨大スポークで武装している。
ビュッフェに籠城し食べ物を一人占めしている上に、食べ物を求めてやってきた生存者を、躊躇無く殺害する
殺人鬼と化している。
ビュッフェに訪れたニックさんにも襲い掛かる。
電動カートでの突進や巨大スポークや包丁での接近戦、皿を投げつけての遠距離攻撃を繰り出す。
また、度々床に嘔吐するが、嘔吐物を踏むとニックさんがズッテンコロリンする。
体力が減ると食べ物を食べて回復するが、ここで余計に食べ物を与えると吐き出してスタンする。
最後は自分の嘔吐物に滑った上に、喉に嘔吐物を詰まらせて
勝手に死んだ。
続編であるデッドライジング4にも名前だけ登場。
元はウィラメッテに住んでいたらしく、今作でビュッフェに籠城していたのは全国大食い大会優勝の景品としてギフトカードを貰っていたからのようだ。
その果てが上記の顛末と考えると、何とも皮肉なものである。
◆Dylan Fuentes(ディラン・フェンテス)
言うことを聞かない子には...パパがお仕置きしちゃうぞ!
「
色欲」。
ハードゲイのコスプレをした白人男性。レザーマスク越しでも分かる整った顔立ちなのだが、マスクにより完全に台無しである。
バイセクシャルで、スタジオ型風俗にて捕まえた男と女の両方を拘束して犯そうとしていた。さらにやってきたニックさんの
ケツにも大興奮し襲い掛かる。
男性器を模したコンボ武器、ラストキャノンを装備。
火炎放射と冷気放射を切り替えて繰り出したり、時には
激しく腰を前後に振りながら火炎弾や氷結弾を連射し、近寄れば蹴り技やラストキャノンによる殴打も繰り出す。
「踊って貰おうか」という要求に素直に応じて、ポールダンスを披露すると、
ガックンガックン腰を振りつつ興奮のあまりスタンする。
敗北すると
幸せそうなアへ顔でラストキャノンから蒸気を噴射しながら息絶える。
テクノブレイクを起こして
勝手に死んだのであって、ニックさんが殺したわけではない模様。
◆Jherii Gallo(ジェリー・ガロ)
あんたに私は倒せない!私はミス ジャイアント カリフォルニアなんだから!
「
傲慢」。
筋骨隆々の白人女性。筋骨隆々ボディビルダー。
遭遇したニックさんに男と勘違いされ、一度は収まるも
ミスタージャイアントと呼んだ為にプライドを傷つけられて激怒。
バーベルを肩に担ぎ上げて殺そうとする。
確かに元はニックさんの非礼が悪いが、だからといって
殺しちゃダメだろう。
アウトブレイクの最中でも、血液が染み付き死体が転がるトレーニングジムで鍛錬を続けており、正気はとうに失っていたと思われる。
バーベルを軽々と振り回す
タイラント並の怪力と、肉体的頑強さを有しており、バーベルでの殴打やプロレス技のほか、バーベルやダンベルを次々に投げる遠距離攻撃も行う。
鏡の前に来ると、自分の姿に見惚れて
勝手にスタンする。
最後は己を鼓舞しながら、トロフィーの陳列棚の前に立ち、自信を取り戻すべく持ち上げようとした棚の下敷きになって
勝手に死んだ。
直後、
ニックさんは誇らしげにマッスルポーズを決めた。
だんだん
サイコパスになってない?
◆Theodore “Teddy” Lagerfeld Jr.(テオドール・“テディー”・ラガーフェルド・ジュニア)
ちょっと休ませて ぺらぺら喋ってるうちに...眠くなってきちまった
「
怠惰」。
ロス・ペルディドス市長の息子。
裕福な家庭で甘やかされて大人になった上、地下で安穏と生活していた。
ゾンビアウトブレイク発生後、なぜか警察署の武器庫の鍵を奪った。
鍵を取り返しに邸宅へやってきたニックさんを新たな使用人と思い込み、アレコレ命令した挙げ句、違うと分かるや否や
機関銃と爆弾を備えたリモートコントロールのヘリコプターを大量に差し向けて来る。
彼自身との直接対決は無く、攻撃は全てリモコンヘリに任せている。
リモコンヘリは無限に湧くため、戦うだけ無駄である。
勝利条件は邸宅内のセキュリティパネルを破壊し尽くし、テディが籠っている地下のコントロール室までたどり着くこと。
ニックさんに侵入されると、
脱糞しながら心臓発作を起こして勝手に死ぬ。
なお、戦闘BGMは本作のメインテーマである「ニックのテーマ」のアレンジバージョンだが、これは
「怠惰」を表現するための意図的な手抜きである。
余談だが、彼の屋敷は使い勝手がいいのかDLCにて様々な勢力が占拠しているが、テオドールに関する描写は特に無い。
テディが自宅警備のために大量に所有しているリモコンヘリコプター。
マシンガンと爆弾を備えており、前述の通り無限湧きして四方八方から銃撃してくる。
ニックもスーパーコンボ武器として、似たような物を作成可能。
◆Kenneth “Kenny” Dermot(ケネス・“ケニー”・ダーモット)
「
嫉妬」。
小太りの白人男性。ギークの青年。
最初はニックの知らない所で唯一生き残った生存者となってしまい、悲観に暮れていた所をニックさんに助けられた。
素直に尊敬していたが、やがてそれは嫉妬心に変わり、最終的にはニックさんの格好を真似て“
キック”と名乗り、自分で捕まえた生存者の女性をゾンビに襲わせ、自分で助けるマッチポンプを繰り広げようとするに至った。
ニックさんにそれを阻止され、逆上して襲い掛かる。
オリジナルのコンボ武器、ジャンクボールを武器にする。
攻撃力、体力共に優れているが、目の前で新しいコンボ武器を作ると嫉妬心でスタンする。
敗北すると
唐突に湧いてきたゾンビに囲まれ食い殺されそうになるが、助け出して話しかけると反省して仲間になる。
ジャンクボールは中々優秀なコンボ武器なので、ケネス自身も才能はあったのだろう。
◆Gang Leader/Hunter Thibodeaux(ギャングリーダー/ハンター・シボドー)
カオスキングのリーダーである、全身にタトゥーが彫られた屈強な白人男性。モヒカン頭。
アナキズムを夢見ていた狂人で、ゾンビアウトブレイクにより念願叶ったため非常に
ヒャッハーしている。
『知られざる物語 エピソード3』の主人公。こちらのDLCでは別の声優がCVを務めている。
根っからのオートバイ狂であり、スポーツバイクに乗せると「男の乗り物じゃない」等のセリフで嫌がる。
ゾンビアウトブレイク直後に刑務所を脱走し、旧友スパイダーに会いに行くも裏切られ復讐を決意。旧リーダーのトルクと協力して三人の幹部を殺す。
しかし、報復にトルクが殺されたため、彼の無念を晴らすためにスパイダーと決闘を繰り広げ、見事勝利。
カオスキングのリーダーに成り上がった。直後、ノコノコやってきたニックさんを待ち伏せる。
バイクと蒸気ローラーを組み合わせたコンボ車両、ローラーホーグを駆って居合わせた部下「メルとクライド」を
挽肉にしながら派手に登場し、ニックさんに襲い掛かる。
ローラーホーグでの突進や
火炎放射、
火炎瓶投擲などを繰り出す。
火炎を多用する反面、自分も火炎に弱く、炎が直撃するとスタンする。
最後はニックさんに捨て身の突進を繰り出すがあっさり避けられた上に
火炎瓶を投げつけられ、炎を振り払っている間にタンクローリーに激突。
爆死した。
なお、ニックさんにとっては最初の殺人になってしまい、
トラウマとなった模様
その前にバイカー虐殺してるじゃねぇか。
◆Albert Contiello(アルバート・コンティエッロ)
「強欲」。
金のネックレスや宝石を身に付けた白人男性。
臓器の密売で多額の報酬を得ている外科医。
ゾンビアウトブレイクに便乗し、生存者を拉致して連れてきては薬で身体を麻痺させ、臓器摘出を繰り返す外道を越えた外道。
意図せず遭遇したニックさんにも薬物を注射するが……ニックさんだったので、幻覚を見ながらも意識を失うことはなかった。
先に捕まえていた女性の腹をかっさばこうとしたところを、ニックさんに邪魔されて逆上。手術用丸鋸を手に襲い掛かる。
ボスサイコパスとしては最も体力が少ないが、ニックさんは全てのアイテムを没収された上に、薬物の影響で習得したスキルムーブは一切使えず、おまけに幻覚でアルバートが沢山いるように見えるという状況に追い込まれるため、実は作中で一番ピンチな局面だったりする。
本物の目の前で臓器が入った容器をぶちまけると儲け台無しにされたショックのあまりスタン。QTEに成功すると、ニックがアルバートに注射器を打ち込む。
最後はニックさんによって逆に幻覚剤を注射されゾンビに自分の内臓を引きずり出される幻覚に襲われ恐怖のあまり……ではなく、「誰にも渡さんぞ」という強欲から自分の腹を丸鋸で切り裂き内臓を引き出して抱き締めながら勝手に死んだ。
日本語版では規制により、腹が開かないし臓器も見えない。制約上仕方ないが、一見わかりにくいシーンになってしまった。
彼を倒すと奪われた装備品が安置されているのだが、バグか仕様なのか、いくつか無くなっている。
◆Hilde Schmittendorf(ヒルデ・シュミッテンドルフ)
本当のヒーローなのかそれともただの負け犬か 見てみようじゃないの
「色欲(二人目)」。
胸元が大きくはだけ超ミニスカートの警官風のコスプレをした、グラマラスな身体と異様な老け顔の白人女性。
おそらく身体に自信があるようだが、乳は垂れており年齢を感じさせている。
凄い格好だが、一応正式なアメリカ陸軍軍曹らしい。ジョン・ヘムロックにより、ロス・ペルディドスの警備責任者に任命された。
証拠隠滅のために生存者の殲滅を目指しており、特殊部隊を指揮して人間狩りを行う。
警察署を拠点にしており、部下が持ってきた機密情報入りUSBメモリを垂れ乳の谷間に入れさせる奇行を行う。
彼女の手による生存者の惨殺を目撃、怒りに震えるニックさんを特殊部隊と共に迎え撃つ。
黄金の二丁拳銃(フルオート仕様)とスタングレネード、RPGを装備。
見た目の割に、年齢を感じさせない機敏な動きで銃弾を撒き散らしたり華麗な格闘技で襲い掛かる。
警察署の窓から一時離脱し、特殊部隊に一任するなどコンビネーションも抜群。
スタングレネードを投げ返すとスタンする。
最後はRPGでニックさんを吹き飛ばそうとするも、捨て身のタックルを喰らって警察署の三階の窓からニックさん共々投げ出され、後頭部が地面に激突。死亡した。
一方のニックさんは、豊満な垂れ乳がクッションになったお陰で助かり、USBを奪還する。
◆Diego Martinez(ディエゴ・マルティネス)
ニックさんの
幼なじみであるラテン系アメリカ人。サンタカベザ出身の孤児。
プレッシャーに弱い海兵隊員であり、脱走兵。
首に
49という数字のタトゥーが彫られている。
大統領であるソーニャ・パドックを護衛していたが、アウトブレイク発生により脱走。
逃げてなかったら、アダムと戦う羽目になってしまい、ニック達は脱出困難となっていた。
逃げ出した先でニックさんと再会するも、精神的に追い込まれていたのか、いきなり発砲する。
ニックに気づき、仲間に加わると同時に脱出手段として、年代物の航空機を提案する。
しかし、ディックが
「脱走兵は銃殺」とキツい皮肉を言った事でパニックを起こし、飛行機の鍵が入った財布を持ち走り去ってしまう。
しばらく後、博物館のアウトブレイクコーナーにて、自分と同じように首に数字のタトゥーが彫られた人間が
ゾンビになった写真を見てしまい、発狂。
ジェットパック付きの宇宙服を着込み、自分を宇宙飛行士だと思い込んで現実逃避を図る。
博物館にやってきたニックさんを見て
地球外生命体と認識し、襲い掛かる。
ジェットパックで宙を自在に飛び回り、体当たりや岩のオブジェを投げつけてきたり、ジェットパックの
火炎放射を浴びせてきたりと多彩な攻撃を繰り出す。
大技は博物館のアトラクション起動。吊られた展示物が、一斉に動き出し魚群の如くニックを追い詰める。
はっきり言って、
軍人らしい攻撃は皆無。
スタン状態でない場合は飛行しており、近接攻撃では対処できない。博物館に散らばった銃火器で攻撃しよう。
また、戦闘中に博物館から消えてしまうバグが起きるとリセットせざるを得ない場合も。
死闘の末に正気を取り戻し、仲間に復帰するも異様な痒みに悩まされ、
更には表皮で何かが蠢いており…
彼自身も何かを悟ったのか、飛行機の鍵はニックに託した。
後に特殊部隊に捕縛され、マリアン・マロン主導の人体実験の末に殺されてしまう。
その正体は
デッドライジングでカリートの計画に含まれていた
「生ける時限爆弾」。
実験の最中、夥しい程の女王蜂と寄生虫が身体を突き破り、惨死。マリアンの配下を感染させる。
◆Marian “The Director” Mallon(マリアン・“ディレクター”・マロン)
あんたを生け捕りにできないなら、殺してでも連れていくわ!
業績を伸ばし続けている製薬会社フェノトランスの幹部であり、
本作の黒幕の一人。
デッドライジング2 CASE:WESTにも登場しており、ゾンブレックスを服用している。
前作と比べて精神的な余裕が無い上に、半身不随で車椅子生活を余儀なくされている。イザベラ曰く「二度と歩けない」。
ゾンビアウトブレイクを起こすことで免疫保持者を炙り出すという計画を、利害が一致したイザベラ・キーズや、国防長官ジョン・ヘムロックと共謀して実行に移した。
免疫保持者であるニックさんを捕まえるため、巨大ロボットアーム“
ローダー”を遠隔操作し襲い掛かる。
いくら黒幕とはいえ、さすがに半身不随の
おばさんと直接対決は無理であった。
なお、ローダーはかなりアグレッシブに動く上に複数体登場する。弱点は背後の基盤。
勝利条件はローダーを全て破壊し、燃え盛る施設の出口に到達すること。
ニックさんに逃げられると、怒りで興奮しているところを瓦礫の下敷きになって気絶する。
その後はジョン・ヘムロックと行動を共にしていたが、免疫保持者の話を信じきれないヘムロックの精神に対し、
「なんて弱い」と暴言を吐いた結果、逆上したヘムロックに建物の屋上から落とされ、あっさりと死亡。
黒幕同士で勝手に殺しあってる……。
マリアンが操作する大の男より巨大なロボットアーム。
ニックさんを軽々と持ち上げるパワーと素早くアームを回転させる敏捷性を併せ持ち、更に防御力も高い。
背面の配電盤が弱点。
複数体存在する上、ニックの装備品は全て没収されるので現地調達した武器で戦うしかない。
背後からは炎が迫ってくるので、悠長にはしていられない。
◆Gary Finkel(ゲイリー・フィンケル)
太りぎみな白人男性。元レスラー。ニックさんの師匠兼上司であるロンダ・クレスクの元夫。
娘を守るためギャングのボスになっていたチャック・グリーンの手下で、チャックをボスと呼ぶ。
ロス・ペルディドスにいるというチャックの娘ケイティの保護を命じられていた。
なんとかケイティを捕まえるも、彼女を救い出しに来たニックさんと対峙し、「ここを通りたいなら戦え」「それか、ロンダを連れてきてみろ」と、ニックさんに迫る。
基本的には彼が暗示するようにロンダを連れてくる事となるが、あえて攻撃を仕掛けると、サイコパスとして襲い掛かってくる。
全サイコパス中最大の体力を有するが、防御力は非常に低く、ニックさんがレベルMAXだと、数回素手で殴るだけで死ぬ最弱のサイコパスでもある。
攻撃は素手で行うため威力は低く、レスラーらしくハンマーパンチを頻繁に繰り出す。
なお、戦った時点で
バッドエンド確定である。
◆Ronald “Red” Jackson(ロナルド・“レッド”・ジャクソン)
「
原罪」。
違反感染者のリーダーで、ケイティの元彼。リアリストを自称する。
ゲーム序盤から終盤までは違反者を束ねる頼もしい味方だが、終盤にニックさんにかけられた懸賞金に目が眩み、裏切る。
一戦目ではクレーンを操作し、特殊部隊と連携してニックさんに襲い掛かる。
クレーンが破壊されるとニックさんとタイマンを張る。
武装解除効果のあるタックルやキック、パンチ等の接近戦を繰り出す。俊敏で攻撃力も高い。
突進中にアイテムを投げつけるとスタンする。
最後はケイティが操作するクレーンによって、コンテナの下敷きになった。
なお、
バッドエンドでは
ラスボス。
レッドが一戦目で使用する、コンテナ運搬用の巨大クレーン。
クレーンでのダイナミックな攻撃を繰り出す。
強調表示された各部位を銃撃で破壊して対処しよう。
また、戦闘中は特殊部隊が無限湧きするので、銃火器には困らない。
◆“John” Hemlock(“ジョン”・ヘムロック)
屈強な白人男性。「ジョン」は愛称。
国防長官だったが、ゾンビアウトブレイク中にソーニャ・パドック大統領を感染させた上で謀殺し、大統領代理に成り上がった。
免疫保持者を炙り出すためマリアン、イザベラと共謀してゾンビアウトブレイクを起こすが、周囲の人間を瞬く間にゾンビに変貌させる突然変異のゾンビ“キングゾンビ”を発見したことで、これを生物兵器として転用すれば、何処でもアウトブレイクが起こせ、天下を取れると確信。免疫保持者など幻想と切り捨てる。
それでもマリアンに惹かれていたのか、彼女も自分の計画に誘おうとするが、拒絶されたことで逆上し、マリアンを殺害。
邪魔者は消え、いよいよキングゾンビの捕獲作戦を実行しようとしたところで、ニックさんとチャックさんの妨害を受け、挙げ句の果てには、搭乗していた航空機内にニックさんに乗り込まれ墜落させられる。
当然ながら回収したキングゾンビは全てぐちゃぐちゃのミンチであり、計画はおじゃんである。
最後の足掻きとして、グレネードランチャーを手にニックさんと対峙する。
戦闘では一段高い足場に陣取って、そこからグレネードランチャーを撃ちまくったり
手榴弾を投げまくる。
ニックさんも足場に登ると、ランチャーをしまい丸腰で決闘を挑んでくる。
ゾンビが群がる高台でタイマンという、シリーズのお約束を踏襲している……が、過去作品では戦闘前にアイテム全没収されたり、武器で殴ろうとしたら武装解除されるなど、
素手同士のタイマンを強いるようになっていたが、本作では
丸腰のヘムロックを武器でボコボコにできる。
HPこそ多いのだが、繰り出す技もそこまで強く無いので負ける要素が見当たらない。
また、背中の傷にヘビーアタックを命中させるとスタンする。
最後はニックさんに
自分こそが免疫保持者だと突きつけられ、マリアンを殺した愚行をコケにされた上、墜落しても回転し続けている航空機のローターにめがけて蹴り飛ばされて
ミンチになった。
『知られざる物語』のサイコパス
ニックさん以外のキャラクターを主人公とした
スピンオフのDLC『知られざる物語』に登場する
サイコパス達。
◆President/Sonya Paddock(大統領/ソーニャ・パドック)
アメリカ合衆国の大統領。白人女性。
前述の通り「ロス・ペルディドスでゾンビアウトブレイクを起こした首謀者」という濡れ衣を着せられ、『知られざる物語 エピソード1』にて、主人公アダム・ケインに身柄を狙われることになる。
彼女自身はか弱い女性であるため、アダム(プレイヤー)との直接対決は無く、護衛を勤めるSPと海兵隊を殲滅し、彼女が籠っている部屋に押し入ることが勝利条件となる。
特殊部隊に捕縛された後は、本編にてゾンビパラサイトの幼虫を植え付けられゾンビ化する悲惨な末路であった。
感染後はアダムの部下に運ばれるも、組みつかれた所をやむなくアダムが射殺した。
ソーニャがゾンビとして肉を貪り食う様は撮影され、ヘムロックの手でメディアに提供、死後も権威を失墜させられる。
この一件で、アダムは自らの任務に疑問や戸惑いを感じ始め、ある行動を起こす。
◆Razorface(レイザーフェイス)
『知られざる物語 エピソード3』に登場する、カオスキングの幹部の一人。
他の幹部二名と異なり、HPゲージが表示されるボスサイコパス。
作中で一番の大巨漢である、スキンヘッドの白人男性。
巨大なモールを軽々振り回す怪力と、化け物じみたタフネスを併せ持つ。
本編のサイコパスのモーションが流用されており、以外に素早い。
近距離ではモールでの殴打、遠距離では
火炎瓶投擲や突進攻撃を行う。
レッド同様、突進中にアイテムを投げつけるとスタンする。遠距離攻撃が貧弱なので、距離を置いて戦おう。
登場時、敗北時にムービーが無い唯一のサイコパス。
実質中ボスなので仕方ないが…
因みに、次回作には彼が使ったモールを原型とするコンボ武器、アシッドモールを武器とするボスキャラが登場するが、なんと女性である。
◆Spider(スパイダー)
『知られざる物語 エピソード3』の
ラスボス。
ハンターの受刑中にカオスキングのリーダーとなっており、幹部のレイザーフェイス、スネーク、キャノンズを従える。
ハンターを騙し討ちしてゴミ箱に放置するも殺しきれず、三人の幹部を次々に倒される。
報復にハンターに協力するトルクを殺害するが、それはハンターの怒りを煽るだけとなった。
トルクの形見であるローラーホーグに乗ってやってきたハンターに対し、火炎瓶で即席の炎のリングを作り、メンバーが見ている中で決闘を繰り広げる。
基本的にレッドと同じモーションだが、突進中はスーパーアーマーとなっておりアイテムを投げつけても怯まない。
代わりに突進を避け続けると
勝手にスタンする。
最後は追い込まれて姑息にも助けを求め、ナイフを投げ渡されるもハンターと取っ組み合いになり、切先で頭を貫かれ死亡した。
追記、修正はバイカーギャングと特殊部隊と製薬会社と7つの大罪を滅ぼしてからお願いします。
最終更新:2025年10月26日 22:28