プロール(TFアニメイテッド)

登録日:2023/01/16 (月曜日) 22:32:15
更新日:2023/02/07 Tue 16:40:40
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自然大好き! プロールである!



この項目では、『トランスフォーマー アニメイテッド』に登場する「プロール」について解説する。



概要である

本作に登場するオートボットの一員であり、レギュラーであるチーム・オプティマスのメンバー。ただし正規のメンバーではなく、オプティマスたちが辺境で活動している途中で偶然遭遇し、そのまま加入した。
肩書きは「機密偵察員」で、バイクに変形する。

かつてはヨケトロンの下でジェダイサイバーニンジャとして特殊な修行を積んだオートボットで、武器は円盤型手裏剣の「ソーサーエッジ」、ホログラムで敵を撹乱、逆さの状態で天井にぶら下がる、等々確かに忍者っぽい動きをよくするのが特徴。
戦闘能力に関してはチームでも頭一つ飛び抜けており、第1話ではスタースクリームがしかけた爆弾のせいで右腕が吹っ飛んでいたとは言え、メガトロン相手に手痛い一撃を与えることに成功している。
ブリッツウイングトリプルチェンジャーとしてのデメリットを見抜くなど観察眼もかなりのもの。
後半ではサイドカーに変形する鎧武者のようなアーマーを装着した「サムライプロール」にパワーアップし、更にサイバーニンジャの到達点の一つであるフォース「念じることで成し遂げる」を会得。物体を自在に宙に浮かばせられるようになり、オメガスプリームのような規格外を除けば作中最強クラスのオートボットと化した。

ラチェットを除き若者の集まりであるチーム・オプティマスにおいてはもっとも目に見えて心身の成長が描写されたキャラクターであり、『アニメイテッド』の裏主人公と言っても過言ではない。

性格である

一人称は「私」もしくは「拙者」で、語尾に「~である」とつける古めかしい口調で喋る。
今でこそ生真面目かつ冷静沈着で寡黙だが、これはヨケトロンの教育によるもので、昔は口調も含めてかなり荒んでいた。
項目冒頭の台詞の通り自然を愛しており、ドキュメンタリー番組を視聴して動植物に対して「素晴らしい…」と感嘆する、自室で植物を育てその成長に神秘的なものを感じるなど、本作のトランスフォーマーの特徴の一つである「有機生命体への偏見」を持っていない。兄弟子であるジャズもすぐに有機生命体への認識を改めたので、これまたヨケトロンの教育の賜物だと思われる。

一方で気難しい面を持ち合わせており、当初は他のメンバーと仲良くしようとはしていなかった。
地球で生活するようになってみんなと打ち解けていったプロールだったが、スタンドプレーが目立つのは相変わらずで、寡黙なこともあって空気な時はとことん空気である。もっとも、そのおかげで他のメンバーの活躍を奪わずにすんでいるのだが。

原語版では徹底してシリアスなキャラクターだが、日本語版では例によってボケる。OP前や次回予告で「自分は浮いているのではないか」と気にしていたり、日本のアニメやお笑い芸人にやたら詳しいという一面を見せている*1。あと猫派らしい。


対人関係である

  • ヨケトロン
恩師。サイバーニンジャの開祖であり、プロールに「武器に頼るのではなく、心で戦う」と教えを説き鍛え上げた。
プロールの人生にもっとも大きな影響を与えた存在であり、今でも「ヨケトロン先生」と呼び尊敬している。

  • ジャズ
兄弟子その1。本編開始前から交流があり、関係はとても良好。
実写版と違って最後まで生き延びたが、本作の結末を思うとこちらもこちらで「オォウ、ジャァズ…」と言えるだろう…。

兄弟子その2。しかし力に固執したため、プロールがヨケトロンを師事するよりも以前に破門されている。ついでに言うとヨケトロンに致命傷を与えオートボットのプロトフォームを強奪した張本人であり、プロールとジャズにとっては仇敵でもある。
サムライプロールのアーマーはもともと彼から渡されたものだった。
当のロックダウンはプロールを「俺に似ている」と気に入っており、できれば相棒にしたがっていた。

  • ワーパス
荒れていたプロールを更正させるため、ヨケトロンの所へ連れて行った。

  • ダイアトラス
サイバーニンジャの師範。ヨケトロン亡き後は彼がプロトフォームを守護している。

  • オプティマスプライム
チーム・オプティマスのリーダー。ヨケトロン亡き後、一人孤独に修行に励んでいるところで偶然出会った。
プロールが彼に着いていこうと決意したのは、再び荒れそうになっていたプロールに対してオプティマスがしっかり受け答えしたことが大きい。

  • バンブルビー
あらゆる面で正反対なチームメイト。さすがのプロールもバンブルビーのお調子者ぶりには苛立ちを隠せずにいた。
だが機動力があって小回りの利くボディの持ち主同士でもあり、一緒に行動することも多かった。

  • アイアンハイド
弟子入り希望者その1。しかしいざサイバーニンジャとしての身のこなしについて説明すると、実戦でそのことで頭がいっぱいになり動けなくなってしまったため、プロールは「自分にあったファイトスタイルで戦うのが一番(要約)」と結論づけた。

弟子入り希望者その2。しかし幼い少女なので「危ないから」という理由で断り続けている。
第3シーズンの序盤ではサムダック父娘の血縁関係を立証するために一役買った。

廃棄処分が決定した彼らをアイアンハイドと一緒に無人島に逃がした。
結果、ダイノボットが信用する数少ないトランスフォーマーとなり、スワープから「自分たちがメルトダウンに脅迫されている」という情報を断片的に伝えられることになる。

  • サンストーム
スタースクリームのクローンの一体で、オリジナルより「媚売り」という点が強調されている。
本編では彼に褒められながらプロールが捕まるというシーンがあり、腐っても作中上位の実力を持つスタースクリームのクローンであることを証明している一幕である。


玩具である

メインキャラクターであるため、複数種の玩具が発売されている。最初の玩具はデラックスクラスで発売。バイクに変形する故細身だが、腕のパトランプを反転させてトンファーにしたり、タイヤの一部が取り外せて武器になったり、信号機が付属したりする。ブリッツウィングとセットになった「暗闇の対決」も発売。

強化形態のサムライプロールも発売。通常のプロール(最初に発売したものとは別物)に、サイドカーから変形したアーマーパーツを取り付ける。

また、簡易変形のEZコレクションも発売。アニメイテッドのEZコレクションは他のシリーズと比べて圧倒的に少なく、同じチーム・オプティマスでもアイアンハイドやラチェットのEZが無い中での抜擢である。その分アクティベーターが出てない。
カラー違いとして、白くなったエリートガードバージョンや、たからとみぃくじ限定のクリアバージョンが存在する。


余談である

サイバーニンジャとしてオカルト染みた能力を見せたプロールだが、そもそもトランスフォーマーシリーズは初代の頃から過去にタイムスリップしたりそこで魔法使いやドラゴンに出会ったり「SF的な設定はどこに行っちゃったんだ~!?」なことはけっこうあった。
ついでに言うと、日本には気を練るロボットがいるので「念じることで成し遂げる」ことについてはとやかく言えなかったりする。



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最終更新:2023年02月07日 16:40

*1 後者に関してはレギュラーほぼ全員に言える特徴である。