BLEACH The Sealed Sword Frenzy

登録日:2023/01/18 Wed 20:06:00
更新日:2024/04/27 Sat 15:08:13
所要時間:約 6 分で読めます






我は刃なり



BLEACH The Sealed Sword Frenzy』とは、2005年に開催された一大イベント「ジャンプフェスタ・アニメツアー2005」で上映されたアニメ作品である。
前年のイベントで上映されたものは原作漫画のグランドフィッシャー戦をアニメ化したものだったが、本作は完全オリジナルストーリーとして制作された。
BLEACH上の時系列では尸魂界篇終了後、なのだがルキアが当然のように一護の部屋に居たりと昔の東映作品を思わせるようなパラレル設定となっている。


 ストーリー

ある夜の寺院、鬼道衆による結界が突如として破られる。燃え盛る炎の寺院から一人の男が現れ、「我は刃なり」と告げその場から行方を眩ました。
場面は変わって日曜の午後の黒崎家。だらだら過ごしていた一護、ルキア、コンの元に何故か恋次が押しかけて来る。
恋次の口から出た理由は「特命」。その詳細を説明しようとしたその時、街中で死覇装を着た謎の男が暴れ出した。その男こそ今回の特命における重要人物である死神、梅針だった。
途中で加勢した日番谷は中央司令室による特命で「12時間以内に梅針を再封印、あるいは消滅させる」ことを一護たちに口頭で話し、梅針の行方を追う。
一護も梅針の捜索に向かうも、先ほど梅針と剣を交えたことで自分の身に何らかの異変を感じており...?


 登場人物


ご存知死神代行。
梅針と一戦交えた直後から何故か体の不調が表面化することに。
尸魂界篇終了後なので卍解も習得済み。

ご存知護廷十三隊隊士。
一護の部屋でごろごろしていた所に今回の特命を聞かされる。
活躍は中盤の虚戦と梅針再戦時の赤火砲くらい。

  • コン
ご存知戦闘用改造魂魄。
今回の特命には仲間はずれにされるわ「カラクラキング」として夏梨とジン太に武器として使われるわで散々な状態に。

ご存知護廷十三隊六番隊副隊長。
特命を受けて黒崎家に参上。しかし刑事のコスプレをしたあげく銃を一心に対してぶっ放すという突っ込みどころ満載の描写で現れた。というかお前どこから銃を調達してきたんだ。
一方で一護の顔を見たかったからというツンデレみたいな発言もしている。
コンとは原作・バウント篇と違う形で初対面の反応をした。

ご存知一護の家族。
恋次が銃をぶっ放したばかりに一心の髪がえらいことになってしまった。
銃を目の前にして特に動じなかったりと常人とは思えない描写も。

  • 山田花太郎
ご存知護廷十三隊四番隊第七席。
特命を受けて現世でバーガーショップのバイトをしていた。
戦闘後に恋次の手当てをするなど、一護たちの救護係として指名されたものと思われる。

ご存知護廷十三隊十番隊隊長。
中央司令室による特命を受けて現世に派遣。すぐさま梅針と交戦状態に入った。
なお乱菊は今回同伴せず。

ご存知夜一さん。
梅針捜索隊の一人として参加。
今回は穿界門を通って浦原商店に来るという珍しい描写で登場。
一方で店長と眼鏡店員は今回不在。

ご存知護廷十三隊二番隊隊長。
梅針捜索隊の一人として参加。夜一とはすっかり打ち解けた状態に。

ご存知護廷十三隊十三番隊隊長。
梅針捜索隊の一人として参加。
後述する推測を戦闘後に一部だが述べた。

ご存知護廷十三隊八番隊隊長。
梅針捜索隊の一人として参加。

ご存知護廷十三隊十一番隊隊長。
現世に派遣されるも、やちるに振り回されて梅針に出会えず。
そしてあるものと競争することになるとは…

ご存知護廷十三隊十一番隊副隊長。
相変わらずの適当指示。

  • 紬屋 雨、花刈 ジン太
ご存知浦原商店の少女とバカガキ。
夏梨とともに「カラクラ防衛隊」として活動していた。
出番は僅かで雨に至っては台詞なし。


○本作オリジナルキャラクター

  • 梅針(ばいしん)
CV:中田譲治
400年ほど前に護廷十三隊の死神だった男。理由は不明だが、突然狂気に走り副隊長を含む63名の席官を斬り現世へ逃亡。
隊長格2名が犠牲となって山中に封印されたという過去を持つ。
自力で封印を解いたのち、ある望みを叶えるべく一護の強大な霊力を狙う。
始解は無数の刃を飛ばし、卍解は上半身が鋼となって始解の能力を強化する。
キャラクターデザインは原作者が担当した。



以下ネタバレ










おめー、何で斬魄刀持ってねぇんだ? 死神のくせに

…そういうことだったのか!

分かるのか…

まぁな

だったらどうする?

お前の望み通りにしてやるよ



  • 梅針
実は斬魄刀と一体化していた。
梅針の目的は一護の霊力を吸収及び起爆剤のように活用して自身を斬魄刀と分離すること。一護が疲労状態になっていたのは梅針に霊力を奪われていたからであった。
しかし体は元に戻らず、最後に望んだ選択は一護と戦って斬られること...つまり事実上のを選んだのである。
推測でしかないが、技を究極まで磨こうとするあまりに斬魄刀との一体化の末、斬魄刀の自我に飲まれてしまったことで梅針の運命は狂っていってしまったのかもしれない…
ちなみに残った斬魄刀は一護の「(残った斬魄刀)抜いてけ!」発言があってもそのまま放置された。流石に尸魂界側が後に引き抜いて持ち帰ったと信じたい。


 余談

  • 現世が舞台
  • 恋次が一護へ会いに現世に赴く
  • 花太郎が現世でアルバイト

等々、僅かではあるが後のバウント篇と共通する描写が本作には存在する。
あくまでもイベント上映用に制作されたアニオリだが、制作次第ではバウント篇の代わりに本作を膨らませたアニオリ長編で破面篇冒頭まで繋ぐ案もあった可能性も考えられるだろう。

EDでは本編に登場しないキャラも含めた色々とアレなファッションショーが見られるので必見。





???気ィ付けて追記・修正しいや

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最終更新:2024年04月27日 15:08